著者
仁戸部 勤 安野 拓也 金子 俊一
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, pp.279-280, 2015

発砲事件が発生した場合,薬きょうの痕跡(撃針痕等)により過去に使用された銃器か否かの鑑定が行われる.しかし,鑑定には専門的知識が必要であり,長時間を要するため判断基準を定量化する必要がある.その方法として薬きょうの痕跡の3次元計測データの利用が考えられる.本報告では,3次元計測データから、痕跡の特徴量を抽出し、定量的な判断方法について検討した.
著者
勝木 雅俊 高橋 正明
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2012年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.667-668, 2012-03-01 (Released:2012-09-01)

リアクションホイール等による倒立振子の安定の為には質点の重心ズレが微小となるような制限が与えられていた。重心投影点が支持領域外でも静的安定させるためには、倒れる方向への力のモーメントを克服するためのトルカが必要となる。従って、本研究の狙いとしては、非接触・無支持かつ一定の方向に、持続的にトルクを発生させる装置の開発を目的とした基礎研究を行い、可能性を検討した。
著者
相山 康道
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.74, no.10, pp.1042-1045, 2008-10-05 (Released:2010-10-15)
参考文献数
5
著者
北田 博之 酒井 裕也 駒走 仁哉 高橋 智一 鈴木 昌人 青柳 誠司 細見 亮太 福永 健治 歌 大介 高澤 知規 引土 知幸 川尻 由美 中山 幸治
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2018年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.742-743, 2018-08-20 (Released:2019-02-20)

蚊の針は細いが穿刺時に折れず,皮膚にたわみが生じない.本研究では,麻酔したマウスの皮膚に対する蚊の穿刺を顕微鏡で観察し,蚊の針が皮膚を貫く仕組み,ならびに口針を包む鞘である下唇の役割を解明しようと試みた.その結果,皮膚表面における蚊の針の挿入時の下唇の動きを観察できた.
著者
菅沼 克昭
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.79, no.8, pp.730-734, 2013-08-05 (Released:2014-01-05)
参考文献数
5
被引用文献数
1 1
著者
山田 真人 鈴木 譽久 山口 光隆 新井 健生
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.74, no.1, pp.102-106, 2008-01-05 (Released:2010-07-21)
参考文献数
10

Laser beam scanning technology has been used in various machinery such as laser beam printers, laser processing machines. Recently, the usage such as distance sensors for automobiles, area sensors for robots has expanded further. According to it, the miniaturization of beam scanning equipment, advanced features, and low-pricing have also come to be called for strongly. We suggest a method of two-dimensional beam scanning by driving a lens with an electromagnetic actuator. We use suspension wires to hold the scan lens. As a result, two-dimensional beam scanning is possible by simple structure. This paper describes the structure of the scanner module system and characteristics of the prototype model.
著者
関根 義彦 堀尾 健一郎 金子 順一
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2011年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.309-310, 2011 (Released:2011-09-01)

本研究ではガラス研磨加工の際に生じる加工変質層を残留応力の開放に伴う形状変化によって評価する手法の開発を行った.本手法は研磨加工によって反りが発生した薄板試料の加工面を,エッチングによって均等に微小除去し残留応力を解放,反りの変化を測定することで残留応力層の深さの推定を実現する.本報ではこの手法により可能となった,ソーダガラスおよびBK7の残留応力層厚さの測定条件および測定結果について述べる.
著者
西村 美保 關谷 克彦 山根 八洲男 山田 啓司 寺本 修一 澁谷 拓司 坂本 竜一 松尾 孝行
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2008年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.241-242, 2008 (Released:2008-09-03)

本研究では,切削加工の前例がほとんど無い高密度純タングステンの被削性について調査した.超硬工具K10種を用いて旋削加工を行い,工具摩耗量,仕上げ面の粗さ,切削抵抗,切削温度を測定することにより,被削性評価を行った.本材料は低切削温度域では被削材の加工硬化,切削温度400~900℃程度の領域では被削材の工具への凝着,それ以上の温度では工具の耐熱温度を超えることにより急速に摩耗し,難削性を示した.
著者
伊藤 智泰 早川 伸哉 糸魚川 文広 中村 隆
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2010年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.577-578, 2010 (Released:2010-09-01)

炭素繊維強化樹脂(CFRP)を放電加工することを目的として純水中で加工を試みた.その結果,形彫放電加工,ワイヤ放電加工とも加工可能であった.とくに直径0.25mmの黄銅ワイヤを用いて板厚約3mmのCFRPをワイヤ放電加工した場合は放電電流50A以下の場合に加工が比較的安定であり加工速度は約3 mm2/minであった.一方,形彫放電加工では加工面に炭素繊維の毛羽立ちが見られる場合があった.
著者
呉 魏 青山 栄一 廣垣 俊樹 池ヶ谷 守彦 越前谷 孝嗣 曽田 浩義
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2016年度精密工学会春季大会
巻号頁・発行日
pp.331-332, 2016-03-01 (Released:2016-09-02)

噴流を利用した綿状のナノファイバーの新しい製造方法を検討した.さらにそのファイバーの医療・工業における応用方法についても検討した.
著者
前田 安郭
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.76, no.4, pp.395-398, 2010-04-05 (Released:2010-10-05)
参考文献数
25
被引用文献数
1 1
著者
石井 千春
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.83, no.11, pp.1006-1009, 2017-11-05 (Released:2017-11-05)
参考文献数
4
被引用文献数
2
著者
鶴田 和寛 藤本 孝 張 文農
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌論文集 (ISSN:13488724)
巻号頁・発行日
vol.71, no.10, pp.1281-1285, 2005 (Released:2007-05-15)
参考文献数
4

メカトロニクスのサーボ系において, 位相の遅れた速度信号を用いてフィードバック制御した場合, 制御ゲインを高く設定することができず, 応答が遅くなるという問題がある. 我々は, 数サンプリング先までの速度信号を予測し, 位相遅れを補償した速度予測方式を開発し, 高速・高精度位置決め応答を実現した. 本論文では, 速度予測方式の原理, シミュレーションおよび1軸スライダの位置決め応答結果を報告する.
著者
笠松 勇 古川 浩
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.59, no.12, pp.1973-1978, 1993-12-05 (Released:2009-07-23)
参考文献数
11

In the explosive forming method using only a blasting cap as the explosion source, by changing the distance between the blasting cap and a blank, the amount of deformation of the blank is controlled.Therefore, it is important for controlling the amount of deformation to forecast how much proportion of the explosion heat of a blasting cap is converted to the deformation energy. In this report, the strain energy required for the deformation of a blank is calculated, and with its ratio to the explosion heat of a blasting cap, the energy efficiency of the blasting cap is to be determined. In the case of using a die with the cavity radius of 36mm and the shoulder radius of 3mm, and carrying out the free forming of a brass sheet of 0.8mm thickness, the following results were obtained. N amely when the distance between a blank and a blasting cap was close, and it was assumed that the strain energy of the blank is 0.79 kJ, and the explosion heat of the blasting cap is 0.3 kJ, the energy efficiency was 26%.When the distance was 1200mm, the strain energy was 0.16 kJ, the strain energy efficiency was 5.5%.