著者
松田 拓未
出版者
愛知教育大学
巻号頁・発行日
2013-05-07

平成24年度 修士論文 抄録
著者
渡邊 貢次 高橋 裕子 森田 一三 坪井 信二 中垣 晴男 榊原 康人
出版者
愛知教育大学
雑誌
愛知教育大学研究報告 教育科学 (ISSN:0587260X)
巻号頁・発行日
vol.55, pp.35-39, 2006-03

愛知教育大学の男子大学生306名,女子大学生411名(合計717名)を対象とし,自覚的健康と医療10科のイメージ(印象)についての調査を行った。その結果,次のようにまとめられた。1)健康状態を大変よい+ややよい+よいの合計でみると,男子約80%,女子約85%となり,女子の方が健康状態ではやや良好という自己判断を示していた。2)「痛み」のイメージでは,内科,外科,精神科,小児科,耳鼻咽喉科,歯科の6科で男女間に有意差がみられた。6科いずれも女子の方がスコア平均値は高かった。「大切さ」のイメージでは,内科,外科,整形外科,精神科,小児科,耳鼻咽喉科,皮膚科の7科で男女間に有意差がみられた。産婦人科を除いた9科において男子の方が高スコアを示した。「身近さ」のイメージでは,外科,整形外科,産婦人科,眼科,皮膚科,歯科の6科で男女間に有意差がみられた。評価については男女間で分かれた。3)健康状態と,イメージとの関連性では,男女とも「痛み」と相関がみられ,また,女子では「身近さ」とも相関がみられた。4)イメージからみた医療10科間の類縁性を検討した。男女とも共通して大きく3つのグループに分けられた。①内科・眼科グループ,②精神科・小児科・耳鼻咽喉科・皮膚科グループ,③外科・整形外科・産婦人科・歯科グループである。全体より,イメージの形成は受診経験が大きく影響しているのではないかと推察した。
著者
阿部 和俊
出版者
愛知教育大学
雑誌
愛知教育大学研究報告. 社会科学 (ISSN:03887383)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.1-18, 1995-02-10
著者
菅沼 敬介 野田 敦敬
出版者
愛知教育大学
雑誌
愛知教育大学教職キャリアセンター紀要 (ISSN:24240605)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.115-122, 2018-03-31

本稿は,近年叫ばれて久しい子供の自己肯定感の低下を,平成29年3月告示の新学習指導要領で「育成すべき資質・能力の三つの柱」の三つめの視点である「学びに向かう力」との関係性を見出すことで,学校教育や学習活動で自己肯定感を高められるのではないかと仮定し論考したものである。学校教育の中でも,さらに発達段階を児童初期に,核とする教科を生活科に絞って研究を進めた。自己肯定感は,自己への肯定的な評価であり,「自己を全体的に評価し満足しているレベル」と定義されている。これは,理想とする自己像との比較が発達してくる小学校高学年から中学校頃に表出してくるものと考えられているが,その構築は幼児期から児童期初期の原体験や成功体験が関係していると考えたからである。また,子供の自由な発想のなかで原体験や成功体験が充実している生活科こそが,「自己肯定感を高める」のに適した教科である。研究の内容は,先行研究から「自己肯定感の高まる」定義を捉え,生活科の教育課程と「自己肯定感」の関係性を見出した。さらに,これまで自己肯定感の研究で扱われづらかった児童期初期の生活科において授業実践の中で,自己肯定感の高まる子供の姿を具体的に見出す研究である。
著者
小田 奈緒美 淺野 卓司 江島 徹郎 小谷 健司 高橋 岳之
出版者
愛知教育大学
雑誌
愛知教育大学教職キャリアセンター紀要 (ISSN:24240605)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.93-100, 2016-03-31

本研究の目的は、異なる大学、異なる学習歴を持つ学習者が、協働してICTを活用した学びの実践を通して得られる効果を検討することである。筆者らは、主に2014年度から、教員や保育士の養成の高度化を目指して、愛知教育大と桜花学園大の「協働授業」を実践してきた。まず学部での授業を対象に行い、次に修士レベルでの開講を目指した。2つの大学は離れているので、テレビ会議システム等のICTを活用し、また異なる大学の学習者が同じ体験型学習を共同で行う等し、直接会う機会も設けた。体験型学習は小学校の公開授業への見学とした。これら協働的学びの実践よって、主に以下の3つのことが強く示唆された。(1)学習者は、多様な考え方への気づきがあったことが強く示唆された。これは、異なる大学、異なる学習歴での協働授業による意見交換によるものと考えられ、協働的学びによる効果であると推測できる。(2)一方で、学習者は、協働的学びにおいて、それぞれに共通すると考えられる体験を前提とすることが必要であると考えられた。学習者は、これら共通する体験以外の議論はほぼできなかった。(3)テレビ会議システム等のICTの活用は、ある程度有効に機能した。機器に不調があり、活用できなかった授業の学習者の評価が低かったこと等から推測できる。しかし、こうした不調は、機器の運用等に問題があることも示唆している。異なる大学が連携してのICTを活用した協働的学びには、一定の範囲での効果が期待できることが強く示唆された。
著者
稲葉 みどり
出版者
愛知教育大学
雑誌
教養と教育 (ISSN:24335339)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.26-33, 2018-10-31

国際交流会等を実践的な学びの場として活用する方法を模索するために、交流会の立案から実施までを学生が企画するというプロジェクトを実施した。このプロジェクトでは、学生が交流の機会を積極的に活用して学びの場を創ることが目的である。交流相手は英国人研修生で、交流会では、日本文化紹介を中心とした活動を企画・実施した。本稿では、このプロジェクトの教育的効果を学生の活動報告書等を基に考察した。その結果、学生は、1)企画・実行する際に大切なことや考慮すべきこと、2)コミュニケーションは言葉以外でも可能で、伝えようとする気持ちが大切であること、3)より深いコミュニケーションには言語(外国語・英語)が必要であること、4)異文化や自文化について学ぶ意義、5)国際交流は楽しいものであること等を体験的に学んだことが明らかになった。しかし、これらは初歩的な内容なので、さらに学びを深化させていくことが課題である。
著者
良知 奈月
出版者
愛知教育大学
巻号頁・発行日
2014-04-24 (Released:2017-03-28)

平成25年度 修士論文 抄録