著者
三品 和広
出版者
神戸大学
雑誌
國民經濟雜誌 (ISSN:03873129)
巻号頁・発行日
vol.193, no.5, pp.43-56, 2006-05
著者
小川 進
出版者
神戸大学
雑誌
國民經濟雜誌 (ISSN:03873129)
巻号頁・発行日
vol.188, no.6, pp.39-51, 2003-12
著者
上原 弘三
出版者
神戸大学
雑誌
神戸大学医学部紀要 (ISSN:00756431)
巻号頁・発行日
vol.57, no.3, pp.141-147, 1997-03
被引用文献数
1

日本の家屋におけるアレルギー性ダニの最近の分布状況を明らかにするため. 61戸のダニアレルギー患者(主として喘息患者)家屋と比較対照のために11戸の健常人家屋から屋内塵を採取し,コナヒョウヒダニDermatophagoides farinae HughesとヤケヒョウヒダニDermatophagoides pteronyssinus (Trouessart)の抗原レベルを比較した。掛け布団と枕においては,対照家屋より患者家屋の方が高い抗原レベルを示したが,敷き布団,カーペット,畳および板間については差がなかった。年間で見ると春から秋の期間(4〜10月)が他の時期に比べて材料の表面1m^2当たり10μg以上の抗原レベルを示したサンプルが多く,年間を通じて観察された掛け布団とまくらにおける患者家屋と対照家屋との差異が, この期間においても確認された。患者家屋の掛け布団,敷き布団,枕,カーペットおよび畳において木造家屋の方がコンクリート家屋より高い抗原レベルを示した。患者家屋の環境要因とダニ汚染の関連について考察した。
著者
大隈 一裕
出版者
神戸大学
巻号頁・発行日
2003

博士論文
著者
石田 謙司 桑島 修一郎
出版者
神戸大学
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2007

本研究の目的は、有機強誘電体多層膜を用いて新たな原理の論理演算素子を創成すべく、その基本概念の取得、動作原理の探求を行うことである。本年度は分極相互作用を利用した論理演算素子の実証実験に不可欠な強誘電体論理セルとなる強誘電体多層膜をフレキシブル基板上に形成して論理動作の詳細を解析し、有機強誘電体のスイッチング機能を応用した非トランジスタ型の有機論理法の動作原理を考察した。本動作を検証するため、フッ化ビニリデンVDFオリゴマー(n=12)を用いてデバイス試作を行った。電極材料にはA1を使用し、A1配線はVDFオリゴマー薄膜を介して、3つのラインが1か所でクロスオーバーするパターンとした。クロス領域は0.25mm^2、それぞれの膜厚はA1:60nm、VDF:220nmである。作製した積層体に、プリセット用のポーリング処理を施した後、論理入力として(input1,input2)=(1,0)、(0,1)、(1,1)、(0,0)をそれぞれ印加した。本実験の場合、入力論理値"1"は、+48Vであって、"0"は-48Vであり、その矩形波を入力とした。矩形波としての印加時間は250usecである。それぞれの入力に対して観測された出力電荷の時間変化を観測したところ、(1,0)、(0,1)での出力がほぼ一致することが判り、その値は、59nCであった。この値はポーリング処理時での各層での残留分極量に一致する。また(1,1)での出力がちょうどその2倍に相当する118nCであり、分極反転に伴うスイッチング動作が実際のデバイスでも想定通りに実行できていると言える。以上の結果より、例えば出力の閾値を50nCとすれば、ORゲート、100nCとすればANDゲートとして動作、実行できることが判明し、強誘電体多層膜を用いた論理ゲート動作を実証した。
著者
草苅 仁
出版者
神戸大学
雑誌
神戸大学農業経済 (ISSN:02860473)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.1-6, 2008-03
被引用文献数
1

学校給食法は、学校給食にかかる食材費等は、保護者に負担の義務があることを規定している。しかし、最近、学校給食費を納めようとしない一部保護者の存在が問題となっている。食事と教育がセットになった学校給食は、いわば学校単位のクラブ財であると考えられるので、一部に「ただ乗り」が発生すると、その影響がクラブ(学校)全体に及んでしまう。以下、第2節では、文部科学省『学校給食費の徴収状況に関する調査』を用いて、生活困窮に関わる経済変数が給食費の未納率をどの程度説明できるか、簡単な回帰分析からチェックする。次に、第3節でクラブ財としての学校給食と家族の規範意識との関係をモデル分析から考察する。以上の作業によって、給食費未納問題と規範意識との関係を検討することが本稿の課題である。
著者
野田 和恵 古川 宏 山口 三千夫
出版者
神戸大学
雑誌
神戸大学医学部保健学科紀要 (ISSN:13413430)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.87-92, 1998
被引用文献数
2

Coloring is frequently used in the facilities of occupational therapy. But few reports have appeared concerning to this procedure on the effect of rehabilitation. We compared coloring sheets which were filled with color pencils (Mitsubishi 24 color) by the homebased physically disabled clients and by the healthy control. Ten individualswere involved in each group. Coloring on 10 sheets of already drawn pictures was performed for 1 hour under comfortable atmosphere of free talking. All work was evaluated by 4 teaching staff of occupational therapy. All picture was shown at random fashion and information of the works made by the disabled or the control was hidden. Evaluation was carried out on color works by the vigor, chroma, unrestrictedness of color or shape, and playing sense. The scoring was made by 0, 1, 2, and 3 for none, slight, moderate, and strong, respectively. Sum of the score on each worker's coloring was collected and two groups were compared using Mann-Whitney U-test. As a result, only chroma showed significantly higher score in the control group (P<0.05). Although number of colors used in the work was also compared by t-test between 2 groups, insignificant difference was shown. Coloring was, therefore, found to be a procedure of less effective by physical disablement.