著者
下橋 淳子
出版者
駒沢女子大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:02884844)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.17-22, 2004-03-03
被引用文献数
1

グルコースとグリシンによるアミノカルボニル反応で生成した褐変物質、ショ糖のカラメル化反応によって生成した褐変物質、魚醤に含まれる褐変物質、タマネギを加熱して得られる褐変物質についてDPPHラジカル消去能を測定し、次のような結果を得た。1. pH5.0、6.0、7.0および7.4で0.5M-グルコースおよびグリシンの等量混液を加熱し、アミノカルボニル反応を行ったところ、pHが高いほど着色度が高く、着色度が高いほどDPPHラジカル消去能も高くなった。着色度を示す440nmにおける吸光度とDPPHラジカル消去能の間にはr=0.993の非常に高い正の相関関係が認められた。2. カラメル化によって着色した糖液でも、着色が進行するにつれてDPPHラジカル消去能は高くなった。着色度を示す440nmにおける吸光度とDPPHラジカル消去能の間にはr=0.882の非常に高い正の相関関係が認められた。3. アミノカルボニル反応による褐変物質とカラメル化による褐変物質を比較すると、アミノカルボニル反応による褐変物質の方が抗酸化性は高いことが推測された。4. 薄口しょう油や臼しょう油と同程度の着色を示す魚醤に含まれる褐色物質にもDPPHラジカル消去能が認められたが、抗酸化性は着色物質以外の成分も関与していることが示唆された。5. タマネギを加熱し、黄色〜あめ色〜茶色と褐変が進行するに従ってDPPHラジカル消去能は上昇した。

4 0 0 0 九州

著者
鏡山猛 田村圓澄編
出版者
角川書店
巻号頁・発行日
1970
著者
高橋 和郎 田中 和子 西川 清方 米本 哲人
出版者
The Japanese Society of Internal Medicine
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.64, no.10, pp.1140-1152, 1975
被引用文献数
1

8例の特異な急性多発性神経炎について臨床的ならびに末梢神経の電顕的検討を行なつた.これらの症例は下肢の著しい浮腫,疼痛をもつて始まり,上行性の運動麻痺,駆幹あるいは四肢末端の知覚障害,深部反射の低下をみる.麻痺は顔面神経に及ぶことがあり,一般に四肢末端に強い。知覚障害は比較的軽い.発症は急性あるいは亜急性で時に寛解,増悪を示し,しばしば,発熱,白血球減少,血沈促進, CRP陽性, A/G比低下など感染,アレルギーを思わせる所見を有する.同時に著しい心拡大,心雑音,時に心電図異常を認める.心臓症状は多発性神経炎の回復に先立つて軽快する.神経症状はGuil1ain-Barré症候群に類似するが,脳脊髄液は細胞数増加を示すことが多いが蛋白量は正常である。末梢神経は軸索,髄鞘共に著しい障害を示し,軸索再生,髄鞘再生の像がみられ,障害は有髄線維に著しい.再生した細い無髄線維の著しい増加がみられる.筋は軽度の血管周囲性リンパ球浸潤を示すものがあるが,筋炎という程の所見ではなく,一般に神経原性萎縮を示す.いずれも男性で1973年から1974年にかけて発症し,近年多発する傾向がある.脚気にも類似するが,要因と思われるものが見出し難く,かつしばしば感染,アレルギーを思わせる所見を有する.

4 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1926年10月07日, 1926-10-07

3 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1939年09月28日, 1939-09-28
著者
池谷 和子
出版者
東洋大学法学会
雑誌
東洋法学 = Toyohogaku (ISSN:05640245)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.81-90, 2014-01-15
出版者
日本鉄道
巻号頁・発行日
vol.明治34年, 1906

2 0 0 0 OA 靖国神社誌

著者
山内岩雄 編
出版者
図書編輯社
巻号頁・発行日
1905
著者
鈴木 昌子
出版者
山野美容芸術短期大学
雑誌
山野研究紀要 (ISSN:09196323)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.1-23, 2005-03-25

近世初期風俗画を通して、江戸時代初期に縮毛が存在していたことを山野紀要Vo1.9で考察した。更に今回縮毛を創作している様子を「洛中洛外図屏風」である舟木本の右隻六扇下段六条柳町(13)の中に見いだすことができた。この描写は当時の風俗である縮毛を施していることを認識できる重要な場面である。舟木本は描写のみが緻密に描かれているだけでなく風俗についての事こまかな詳細部が描かれた貴重な作品であるといっても過言ではない。次にこの縮毛を創る道具はどのようなものかを考察してみる。髪結床や人があつまっている場面をのぞいてみると、そこには|型(2)、〓型(1)の物を扱っている露店が描かれている。これぞまさしく、中国での髪飾りの道具の笄と釵の型ではないか。(P.3参照)
著者
荒川 修 石川 勝規 小原 繁 小野田 和夫 福田 博之
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学研究 (ISSN:13472658)
巻号頁・発行日
vol.1, no.4, pp.259-262, 2002-12-10
被引用文献数
2

ギ酸カルシウム剤によるリンゴの摘花効果について, 結実に及ぼす影響と作用機作について検討した.ギ酸カルシウム剤の0.33-1%液を満開後に散布した場合, 結実率の低下が認められた.ギ酸カルシウム剤は, 柱頭に傷害を与え, また, 花粉管の伸長を阻害することから, これらのことが結実を阻害する原因と考えられた.処理濃度に関しては, 0.5%でも柱頭の傷害と花粉管の伸長阻害が認められたが, 安定的な効果と実際の結実率から, 1%での散布が効果的であると考えられた.
著者
いしゐ のぞむ
出版者
産経新聞社
雑誌
正論
巻号頁・発行日
no.468, pp.190-200, 2011-03
著者
園井 ゆり
巻号頁・発行日
2013-09-25

北海道大学. 博士(文学)