30 0 0 0 OA 日本紳士録

著者
交詢社 編
出版者
交詢社
巻号頁・発行日
vol.35版, 1931
著者
岡本 晶子 岩田 岳
出版者
独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター)
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

視覚は生活の質の維持に重要な要素であり、視機能の再生・維持を目的として、iPS細胞を用いた細胞移植、チャネルロドプシンを用いた機能回復、人工網膜などの研究が進んでいる。一方で、網膜の内在性幹細胞を利用した神経細胞の再生源として、ミュラーグリア細胞が注目されてきた。本研究ではアデノ随伴ウイルス(AAV)を用いた遺伝子導入により、傷害時のミュラーグリア細胞の増殖とその後の神経細胞への分化を促進することを目的とし、候補因子の比較、網膜へのAAV導入効率を検討した。
著者
中村 博一
出版者
文教大学大学院言語文化研究科付属言語文化研究所
雑誌
言語と文化 = Language and Culture (ISSN:09147977)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.256-271, 2011-03-01

Ninja is said to be the ancient warrior originated in Japan. Nowadays its transnational emerging has been seen globally, even in Sokoto, northern Nigeria where I have conducted field research for Nollywood kungfu film since 2001. In this article, I trace some transnational process of ninja representation outside Japan and consider ways to transform global image into a localized ninja/ninjoji of Sokoto.
著者
野口 肇
出版者
医学書院
雑誌
助産婦雑誌 (ISSN:00471836)
巻号頁・発行日
vol.20, no.4, pp.48, 1966-04-01

1月29日づけの各紙朝刊は,軒なみに,天皇の第三皇女和子さんの夫君である鷹司平通氏が,自宅にすぐちかいマンションの一室で死んでいたとかきたてました.それぞれ「事故死」とか「変死」とのべているが,おなじ部屋で銀座のバー「いさり火」の前田さんというホステスが死んでおり,ガスストーブの栓があけはなしてあったとのことです.警察当局のしらべではどちらもお酒をそうとうのんでいて,死因は一酸化炭素の中毒,他殺のあとはないそうです.つまりひらたくいえば,よくあることだが,妻のある中年男がバーのホステスと合意の心中をしたのです.ふつうなら新聞はほんの数行だけ隅に報道するはずですが,なにしろ当事者が皇族のひとりというので大さわぎでした. いうまでもなく鷹司氏は元明治神宮宮司の長男,平安時代からつづいている五摂家の当主という純良な血統で,機関車の研究ではいくつも著書をもっている権威者,交通博物館につとめるまじめなサラリーマンです.同館長の意見ではたいへんまじめで,こうした心中事件などおもいもよらなかったと語っています.記憶をよびさませば,昭和25年5月,「民間人」として内親王を夫人にむかえたさいしょの人,当時やんやと祝福されたものです.趣味は古典音楽と切手の収集,バーあそびや女性関係などかりそめにもウワサにのぼらない模範的な紳士でした.
著者
櫻井 全
出版者
日本比較生理生化学会
雑誌
比較生理生化学 (ISSN:09163786)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.85-92, 2018-08-01 (Released:2018-08-15)
参考文献数
54

数千種におよぶウミウシのうち数十種において遊泳行動を示すことが確認されている。ウミウシの遊泳行動には体を背腹方向に屈曲させるものと左右に屈曲させるものに大別されるが,遊泳する種の系統樹上における分布には明瞭な規則性が見られない。例えばトリトニアとウミフクロウはよく似た背腹屈曲型の遊泳運動を示すが,系統的に遠戚であるため独自に獲得した行動と考えられる。それでも遊泳の運動出力パターンを作り出す神経回路には相同なニューロンが含まれ,回路構成にも類似点が多く見られる。 さらにセロトニンによる神経修飾作用が遊泳パターン発生において重要な役割をも持つという点においても共通している。一方,スギノハウミウシとメリベウミウシを含む単一系統群では,共通祖先から受け継いだ相同な左右屈曲型の遊泳行動を示すが,遊泳パターン発生回路のデザインや相同ニューロンの機能に大きな違いが見られる。つまり行動の類似性や相同性から神経回路の類似性や相同性を予測することは難しい。このようにニューロンの同定と種間比較が容易であるウミウシの遊泳パターン発生回路は,定型的行動の進化を考える上で有用な研究材料である。
著者
Ming-Chih Huang Nobuhiro Saito Michitaka Shimomura
出版者
Carcinological Society of Japan
雑誌
Crustacean Research (ISSN:02873478)
巻号頁・発行日
vol.47, pp.43-53, 2018-06-30 (Released:2018-06-30)
参考文献数
16
被引用文献数
6

Holophryxus fusiformis Shiino, 1937, a species of dajid isopod that attaches to the carapace of sakura shrimp, Lucensosergia lucens (Hansen, 1922), is reported from the sea of Taiwan for the first time. This species was first described as infesting Prehensilosergia prehensilis (Bate, 1881) from Kanbara, Shizuoka Prefecture, Japan. The current finding represents the second occurrence of H. fusiformis and identifies a new host. Approximately 1% of the sakura shrimps in Yilan, Taiwan are infected by H. fusiformis. Holophryxus fusiformis has been found offshore from both Yilan, Taiwan and Nagasaki and in Suruga Bay, Japan; thus, the distribution of the parasite possibly follows the Kuroshio Current. When large quantities of parasites occur in the sea of Taiwan, the parasites are likely to flow into the Japanese waters along with the Kuroshio Current, subsequently influencing the production of the Japanese sakura shrimps. The establishment of a monitoring program for infection of the dajid in sakura shrimps between Taiwan and Japan is recommended. This study provides additional information on this species, including a new host, distribution, redescription, infection rate, and morphological variation.
著者
萩谷 昌己
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.59, no.9, pp.778-781, 2018-08-15

2018年6月の「第16回未来投資会議において示された大学入学共通テストに「情報I」の試験を入れる方針に賛同します」と題する本会の提言の意図に関して解説する.特に,この提言が決してIT産業のためだけではなくて,日本社会全体の発展を意図したものであることを述べる.そして,高等学校の情報科の現状について述べるとともに,大学入学共通テストに「情報I」を入れるためには,大学の多くの専門分野が情報科の素養を求める状況が不可欠であることを指摘する.最後に,一般情報教育および専門基礎教育の中の情報教育を体系化し,高校の情報科との連続性を明確にする必要性について説く.特に,応用情報学の体系化について述べる.
著者
田中 佑典 戸田 浩之 湯口 昌宏
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
JSAI大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.1L13, 2018-07-30

<p>サッカーやバスケットボールなどのチームスポーツにおいて,試合中の選手のプレイ履歴(プレイログ,位置情報など)が大規模に取得可能となってきている.チームスポーツにおいて試合を有利に進めるためには,数的優位な状況をつくることが重要である.本研究では,実際のサッカーデータに基づいて,数的優位な状況をチームがどのようにして作り出すことができるのかについて分析し,それを作り出す過程について考察する.</p>
著者
長野 祐児 横川 慎二
出版者
日本信頼性学会
雑誌
信頼性シンポジウム発表報文集 2015_秋季 (ISSN:24242357)
巻号頁・発行日
pp.49-52, 2015-12-15 (Released:2018-02-09)

現代社会において注目されているエネルギー技術の一つとして,リチウムイオン二次電池(以下,LiB)が挙げられる.LiBは将来の社会構造の主役となる電気自動車や定置型蓄電設備に利用されるキーデバイスとしての期待も大きい.ところが現状では課題も多く,特に需要に比例して発煙・発火事故や,それに伴う火災の報告件数も増加している.中でもモバイルPCのバッテリー不具合による発煙・発火事故や,ボーイング社製787型機におけるバッテリーの不具合に関する事故は記憶に新しい.発煙・発火事故は物理的または人的損害を及ぼす火災につながるだけでなく,製品を開発・製造する企業側にも多大な損害を及ぼす.そのような社会的背景を踏まえ,本研究では事故の未然防止を目的とし,様々なLiB使用製品の不具合に対して共通する不具合の発生プロセスを検討する.報告されている197件の製品事故事例を品質管理の手法であるQC七つ道具や,信頼性工学における事故分析のフレームワークを用いて分析し,効果的な未然防止策のための提案を行う.