著者
豊原 英子 猪谷 富雄
出版者
日本作物学会中国支部
雑誌
日本作物学会中国支部研究集録 (ISSN:09134670)
巻号頁・発行日
vol.43, pp.22-23, 2002-08-01 (Released:2018-01-30)

クズ(Pueraria lobata Ohwi)は万葉の昔から秋の七草の一つに数えられ、秋の風物として鑑賞されてきた。多くの歌にも詠まれていて、古人の見たクズの生態的特徴を良くとらえていて味わい深いものもある。又、図1に示すように、クズの利用価値も高く評価されていて、根から採られるでんぷんは病人の高級な食材、原料として古くから使われてきた。漢方薬としても利用されてきた。その他、葛布や高級襖紙、また紐代わりや工芸品素材としても使われ、人々の暮らしの中にクズ全体が根付いていた。ところが、戦後、農耕用肥料や牛馬の餌その他あらゆることに殆ど使われなくなり、現在ではクズが猛威を振るって林業関係者、農業従事者などには、最強の雑草として嫌われている。このようなクズを見直す為、昔から我々の祖先が生活の中で深く関わってきた自然界のクズを現代人はどんな捉え方をしているのかを探るためにアンケート調査をし、実態把握をした。1人でも多くの理解者を得て、クズを有効に利用したいと願っている。
著者
小塩 真司 市村 美帆 汀 逸鶴 三枝 高大
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
pp.90.19003, (Released:2019-11-15)
参考文献数
33

The present study examines changes over time in 12 traits of the Yatabe-Guilford Personality Inventory that has been commonly used in Japan. A cross-temporal meta-analysis was conducted on 245 samples (95 papers) of Japanese people who completed the scale between 1954 to 2012 (total N = 50,327). Most of the traits showed curvilinear changes with survey year. Especially in recent years, Emotional Instability traits tended to increase with time whereas Dominance and Non-reflection traits tended to decrease. Changes to Thinking Extraversion and Nervousness correlated strongly with the changes to self-esteem between 1984 and 2009. Implications of the changes in the personality traits with survey year are discussed along with future research directions.
著者
亀田 俊和
出版者
史学研究会 (京都大学文学部内)
雑誌
史林 = THE SHIRIN or the JOURNAL OF HISTORY (ISSN:03869369)
巻号頁・発行日
vol.89, no.4, pp.517-548, 2006-07-01

恩賞充行政策は、将軍の主従制的支配権の根幹で、かつ、南北朝初期室町幕府の最も重要な政策課題であり、恩賞充行の将軍下文には、執事施行状が付されて恩賞の実現に大いに貢献した。本稿では、執事施行状の発給機関が、室町幕府追加法第七条等の検討によって仁政方であることを論証し、併せて仁政方が、南北朝全期にわたって施行状を含む執事奉書一般を発給する、将軍管轄下の執事の機関である事実を考証した。 また、追加七条は、足利直義が執事施行状の発給を停止し、自己の管轄機関である引付方で下文の執行を行うことを定めた法令であり、ここに直義と執事高師直の対立が窺え、さらにこの抗争の根底には、恩賞充行の実現をめぐって、鎌倉幕府以来の伝統的な評定―引付体制を堅持するか、守護に遵行を命じる下文施行システムを発展させて、将来的に管領制度を確立させるかといった幕府内部の政策対立が存在したことを論じた。

11 11 11 1 OA [乳癌図譜]

出版者
[製作者不明]
雑誌
[乳癌図譜]
巻号頁・発行日
0000

出版情報: [製作地不明] : [製作者不明] , [18--] [写]
著者
田中 正
出版者
学校法人滝川学園 名古屋文理大学
雑誌
名古屋文理大学紀要 (ISSN:13461982)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.99-101, 2006-03-31 (Released:2019-07-01)

親子関係がいかなる状態にあるかは子どもの成長のうえで重要な要素になっている.本研究は,人間形成のうえで重要な要素をなしている親子関係それ自体を取り上げ,父子関係と母子関係別に息子と娘によってそれぞれどうとらえられているのか(性差)をみたものである.結果として,父子関係では男女によって違いがあり,男子は父が自分に対して統制的で厳しいととらえ,女子は父が受容的でやさしいととらえる傾向にあること.父子関係を親子関係の型別でみると「拒否的自律型(放任型)」,「拒否型」,「拒否的統制型(残酷型)」で男子は女子に比べて多くなり,女子では「受容的統制型(過保護型)」,「受容的自律型(甘やかし型)」が多くなること.母子関係では男子,女子の違いによる性差が現れないこと.また母子関係を親子関係の型別でみても性差は現れないことが分かった.いずれにしても父子関係の場合には,母子関係とは異なり,父-息子関係と父-娘関係とが違っていることは確かであり,世に言う父が娘に甘く息子に厳しいというのは現実であり,リアルな事実である.
著者
河野 憲太郎 樋浦 善敬
出版者
Japan Poultry Science Association
雑誌
日本家禽学会誌 (ISSN:00290254)
巻号頁・発行日
vol.20, no.4, pp.267-270, 1983-07-25 (Released:2008-11-12)
参考文献数
7
被引用文献数
1 2

鳥類に対する直腸電気射精法の応用をはかる目的で,さし当り鶏を用いて電極ならびに通電法の検討を試みた。1) 実験動物:単冠白色レグホーン種の雄鶏。2) 電気刺激器:めん山羊用交流電気射精器のスイッチを持続的通電可能に改造して使用。3) 電気射精用直腸探子:直径約8mm,長さ約35mmの中空プラスチック棒に3極環状または2極板状電極を配線し,これにL字型のビニール被覆鋼鉄線の柄をとりつけ,柄と導線を接着して作成した。4) 動物の保定:雄鶏の両脚を輪にした紐で縛り,輪の他端を腰掛けた施術者の片足で踏んで引張り,鶏体の胸部と腿部をその膝に乗せ,頭部を膝の外側方に下げ,尾部を高くして保定した。5) 精液の採取:探子の柄を尾の方に立てて電極部を直腸内に挿入し,電圧40V,電流0mAにセットしてスイッチを入れ,電流を徐々に増し,探子のわずかな移動操作によって強く充血ぼっ起した退化交尾器が突出して来る最小の電流を選んだ。排出される糞や尿は暖めた精液希釈液か生理液を吹きつけて洗い流し,脱脂綿でぬぐい,クロアカの両側を軽く圧迫し,交尾器から流出する精液を試験管で受けた。電流を切って後,探子を直腸から抜いた。6) 成績:13例の測定結果(M±S.D.)一採取精液量(ml)0.47±0.25,精子濃度(億/ml)16.46±4.64,精子活力(CLARK and SHAFFNERの相対値表示法)4.12±0.54。通電中動物はほとんど苦痛の様子をみせず,経験後も本法による精液採取を嫌うようにはみえなかった。7) 本法の問題点は糞尿による汚染で,通電法や探子の移動操作を慎重にすることで軽減することができた。
著者
小谷 俊一 甲斐 司光 成島 雅博 伊藤 裕一 大村 政治
出版者
医学書院
雑誌
臨床泌尿器科 (ISSN:03852393)
巻号頁・発行日
vol.47, no.12, pp.943-948, 1993-11-20

射精障害例に対し1)硫酸ネオスチグミンのクモ膜下注入法:33名(脊髄損傷30名,その他3名),2)試作電極(双極電極)による電気射精:25名(脊髄損傷21名,その他4名),3) Seager型手持ち式直腸プローベによる電気射精:10名(脊髄損傷9名,その他1名)の人工射精法を施行した。 この結果,順行性射精による射出精液量や精子運動率の面からは硫酸ネオスチグミンのクモ膜下注入法が最も優れていたが,副作用(頭痛,嘔気,嘔吐,血圧上昇など)の強い例が多かった(45%)。これに対し電気射精法は副作用が軽度で安全性の面で優れていた。なお電気射精法の中では,短時間で効率的に精液が得られる点から,Seager型手持ち式直腸プローベが有用と考えられた。
著者
佐藤 邦忠 三宅 勝 菅原 正善 武山 友彦 大橋 昭市 岩間 長夫 岩野 信也 七海 清志
出版者
公益社団法人 日本畜産学会
雑誌
日本畜産学会報 (ISSN:1346907X)
巻号頁・発行日
vol.44, no.8, pp.447-450, 1973-08-25 (Released:2008-03-10)
参考文献数
4

種雄馬を効率的に利用するには精液性状の適確な判定と,一年を通じて精液を採取(以下採精と略記)することが重要である.今回非繁殖期に種雄馬より採精する機会を得たのでその結果について統計学的分析を試みた.材料は十勝管内で種雄馬として供用中のブルトン種2頭,ペルシュロン種1頭の計3頭,期間は1969年11月より1970年1月まで,採精頻度は1日1回,5日連続,2日禁欲の繰返しで行ない,延180回の射出精液を使用した.精液性状の各検査項目の平均値は精液量:62.5ml,pH値:6.8,精子活力:45.9%,精子濃度:2.1×108/ml,原形質滴付着精子の出現率(トロッペン率):15.4%,精子奇形率:27.8%および精子耐凍性:30.8%で,各検査項目中,重相関係数に有意性が認められたのは量,活力,濃度,トロッペン率,および頭部奇形率であった(p≤4.05).また精液性状の各検査項日中,2要因を選び,耐凍性を推定するための重回帰方程式として次式を求めた,Y=10.29+0.34X3+2.38X4;Y:耐凍性の推定値,X3:活力,X4:濃度

14 14 14 0 OA われらの摂政宮

著者
後藤武男 著
出版者
時友社
巻号頁・発行日
1925