著者
葛山 浩 小紫 公也 荒川 義博
出版者
一般社団法人 日本航空宇宙学会
雑誌
日本航空宇宙学会論文集 (ISSN:13446460)
巻号頁・発行日
vol.54, no.625, pp.63-70, 2006 (Released:2006-03-20)
参考文献数
29
被引用文献数
1

An air-breathing pulse laser powered launcher has been proposed as an alternative to conventional chemical launch systems. The trajectory from the ground to a geosynchronous transfer orbit by pulse laser propulsion is calculated by modeling the thrust during pulsejet, ramjet and rocket flight modes, and the launch cost is estimated. The results show that the pulse laser powered launcher can transfer 0.085kg payload per 1MW beam power to a geosynchronous orbit, and the cost becomes quarter of existing systems if one can divide a single launch into 22,500 multiple launches.
著者
抱 喜久雄
出版者
関西法政治学研究会
雑誌
憲法論叢 (ISSN:24330795)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.13-23, 1994-04-15 (Released:2018-01-10)

It has been argued how the state should compensate for damages caused by state-run inoculation program. In 1984, the Tokyo District Court handed a ruling in favor of the plaintiff's claims for indemnity by analogically applying Art.29, cl.3 of the Japanese Constitution. In the appellate trial, however, the Tokyo High Court overturned the initial decision and approved the claims of the appellant (plaintiff in the first trial) for damages by applying Art.1, cl.1 of the State Liability Act. In this paper, I will study problems related to 'state compensation' through an analysis of the decision by Tokyo High Court.
著者
柴田大輔編
出版者
聖公会出版
巻号頁・発行日
2014
著者
川越 敏司
出版者
行動経済学会
雑誌
行動経済学 (ISSN:21853568)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.15-25, 2019-01-18 (Released:2019-01-19)
参考文献数
30

実験経済学においては被験者の選好統制を行うために報酬を支払うが,これまで使用されてきた様々な報酬支払法のどれにも問題があり,これらの問題を回避するには1回限りの実験を行う必要があることを提案する.
著者
掛谷 英紀 大南 勝
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
知能と情報 (ISSN:13477986)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.617-625, 2019-04-15 (Released:2019-04-15)
参考文献数
21

本論文では,国会会議録を機械学習することで,短命に終わる議員・大臣の発言の特徴を分析する.短命議員については,マスコミ報道の追い風に乗って大量当選したいわゆる「チルドレン議員」を対象に,一期で終わってしまった人物と,その後議員を続けることができた人物の間に,国会質問でどのような違いが見られるかを分析する.短命大臣については,大臣就任後舌禍や不祥事によって辞任した人物と,長期間大臣を務め上げた人物の間に,国会答弁でどのような違いが見られるかを分析する.機械学習には最大エントロピー法による学習と,判別分析の考え方を応用して特徴抽出を行うナイーブ・ベイズ法による学習をそれぞれ実装し,その分類性能を比較する.分析の結果,短命議員の質問には,尊敬語・謙譲語などの丁寧な表現が少ないこと,損得勘定に関する表現の使用が多いことが分かった.また,短命大臣の答弁には,国会の場にふさわしくない砕けた表現が多用されるほか,高い理想や自身の頑張りを主張する発言が多い傾向が見出された.
著者
原 巧輔 金澤 芳廣 林 昭次 佐藤 たまき
出版者
大阪市立自然史博物館
雑誌
大阪市立自然史博物館研究報告 = Bulletin of the Osaka Museum of Natural History (ISSN:00786675)
巻号頁・発行日
vol.72, pp.61-79, 2018-03-31

香川県さぬき市多和兼割の上部白亜系・和泉層群引田累層から発掘され,大阪市立自然史博物館に寄贈された爬虫類11点,板鰓類12点の化石の記載を行った.大型のカメの縁板骨5点には,鱗板溝が存在しない,内縁が著しく発達する,内縁が波打つ,という形質が認められることから,原始的なオサガメ類Mesodermochelys undulatusと同定された.また板鰓類には2目4科4属( Chlamydoselachus sp., Hexanchus microdon, Paranomotodon angustidens, Protolamna sp.) のサメが含まれている.このうちP. angustidens は和泉層群では初記録となり,更に日本産の本属の中では歯牙高が最大であった.
著者
澤田 次郎
出版者
拓殖大学人文科学研究所
雑誌
拓殖大学論集. 人文・自然・人間科学研究 = The journal of humanities and sciences (ISSN:13446622)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.1-24, 2019-03-15

本稿は前号掲載分と合わせて一八九〇年代から一九一〇年代を中心に、チベットをめぐる日本の諜報工作活動の実態を検証するものである。前回明らかにしたのは、①一八九七年から一九〇二年にかけて外務省、参謀本部のチベット関与は初歩的段階にあり、それを反映して成田安輝の活動は質量ともにレベルの高いものであったとは言い難かったが、②この点は一九〇六年から〇八年において参謀本部の福島安正の支援を受けた寺本婉雅によって飛躍的に改善、克服されたという点である。今回は③として、一九一三年から一六年にかけてラサに滞在し、ダライ・ラマ十三世の顧問をつとめた青木の情報収集は、それ以前に寺本が地ならしを行っていただけにやはり質の高いものとなったこと、ただしダライ・ラマの依頼を受けてイギリスまたは日本から機関銃の購入をめざすという青木の協力工作は日本を警戒するイギリス外務省、インド政庁の反対にあって成功しなかったことを明らかにした。
著者
沢水 男規
出版者
京都大学大学院人間・環境学研究科
雑誌
人間・環境学 (ISSN:09182829)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.47-58, 2018

本論文は怪獣映画『ガメラ3邪神<イリス>覚醒』(1999年)における京都の表象について論じるものである. 第一節では本作において怪獣たちが京都の街並みをどのように破壊しているかを分析し, 本作における京都の破壊が他の都市の破壊よりも小さい規模で描かれていることを示す. 第二節では他の映画作品を参照し, 特撮映画というジャンル全般における京都の表象の特徴を見出す. 第三節では京都という都市に対して本作の作り手が抱いていた「京都らしさ」の実態を考察し, 本作における京都の表象に偏りが生じた要因を明らかにする. 本作における京都の表象は, 怪獣映画における都市の破壊, および映画における京都の表象に関する議論の中で従来十分に論じられてこなかった. 本論文は映画における京都の表象に関する議論を発展させ, 新たな視座を加えることを試みる.
著者
石原 嘉一
出版者
安全工学会
雑誌
安全工学 (ISSN:05704480)
巻号頁・発行日
vol.49, no.3, pp.155-160, 2010-06-15 (Released:2016-09-30)
参考文献数
3

世界各国で現在,環境の観点等からも鉄道は脚光を浴びており,様々な国・地域において鉄道建設が計画されているが,国際市場への参入において日本の車両メーカーは苦戦を強いられている.その背景には,鉄道システムに関して,システム全体の安全性・信頼性を立証する手法として“RAMS 規格”,“鉄道RAMS”と呼ばれている国際規格(IEC 62278)の存在がある.このRAMS 規格は,今や欧州はもちろんのことアジア等の新興市場においても採用されつつあり,システムアシュアランスアプローチをベースとして,安全性および信頼性などシステムの要求項目を満たしていることを示すことが国際的な共通認識となっている.システムアシュアランスアプローチにおいては,ドキュメンテーションとトレーサビリティが非常に重要であるが,鉄道システムの海外輸出の際には,鉄道RAMS への対応が,今まで以上に強く求められるようになっていくと考えられる. IEC 62278 は機能安全規格の一種であり,IEC 61508 の流れを汲むものである.現在,IEC 61508 は様々な産業分野に展開されている.今後,日本の製造業が技術力に見合った国際競争力を保有するためにも,システムアシュアランスアプローチを確実に効果的に効率よく導入していくことは必須であり,そのためにRAMS 規格・システムアシュアランスアプローチの概要と,そのポイントについて考察する.
著者
木村 定三
出版者
立教大学
雑誌
史苑 (ISSN:03869318)
巻号頁・発行日
vol.3, no.3, pp.220-228, 1929-12
著者
下重 清
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
2005-10

制度:新 ; 文部省報告番号:乙2024号 ; 学位の種類:博士(文学) ; 授与年月日:2006/5/16 ; 早大学位記番号:新4277
著者
岡﨑 一
出版者
首都大学東京人文科学研究科
雑誌
人文学報 表象文化論 (ISSN:03868729)
巻号頁・発行日
no.514-10, pp.13-60, 2018-03-20
著者
隠岐 さや香 OKI Sayaka
出版者
名古屋大学大学院人文学研究科附属超域文化社会センター
雑誌
JunCture : 超域的日本文化研究 (ISSN:18844766)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.18-32, 2019-03-25

Mr. Osomatsu (Osomatsu-san) is a Japanese anime comedy series (2015–2018) based on Akatsuka Fujio’s manga series, Osomatsu-kun (1962–1969). The anime features more adult-oriented humor compared to the original manga, as it follows the lives of the sextuplet Matsuno brothers, who have fully grown up into lazy NEETs. The anime series attracted young female audiences with its character designs and its comical but delicate portrait of the everyday relationships among the brothers. The purpose of this study is to examine and explain the queer elements apparent in this series, including its bromance and accompanying incestuous connotations, human/non-human romantic relationships, and polyamorist desire between the sextuplets and the heroine, Totoko. We can find similar elements in Akatsuka’s canon, which adopts a “nonsense gag manga” style marked by a fascination with the transgression of rules. However, it is clear these elements take on different meanings in Mr. Osomatsu, with its very satiric description of today’s neoliberal market society, which excludes the Matsuno brothers from any kind of stable social relationship except with their own family. We see these queer relationships are indeed forced options for them in place of a heteronormative romantic love out of the brothers’ reach, but at the same time they make us look at a certain strategy to challenge the neoliberal norm of masculinity, to be an economically independent man capable of living a heteronormative family life. In this regard, Akatsuka’s gag heritage almost merges with the act of queering, and allows us to look into the diversities and the difficulty of masculinity in today’s Japanese society.