著者
高橋 真治 呉屋 朝幸
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.76, no.8, pp.2081-2086, 2015 (Released:2016-02-29)

シートベルト症候群は,交通事故の際にシートベルトによって腹部が強く圧迫されることにより発症し,腰椎骨折と小腸損傷などの腹腔内臓器損傷が同時に引き起こされることがある.外傷性小腸穿孔は診断が難しく開腹を決定するのに時間が掛かることがあるが,腰椎骨折を合併している場合は高率に腹腔内臓器損傷が合併することが知られている.そのため,腹部所見や画像検査所見で開腹が必要な所見が得られなくても,腰椎骨折を認めた場合は積極的に腹腔内臓器損傷を疑い,開腹のタイミングを逃さないことが重要である.
著者
浜下 昌宏
出版者
神戸女学院大学
雑誌
論集 (ISSN:03891658)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.49-58, 2008-01

The basic research subject of this paper is on the question as to why Japanese humanities, in particular, philosophy and aesthetics had been so much focused on German scholarship in the Meiji era. As preliminaries, I try to trace several factors leading to German origins to make a rough sketch of them, (1) The Iwakura mission experienced similar conditions to Japan in Germany: a developing nation for the nation-state, the emperor system with a constitution, etc. (2) ITO Hirobumi made the greatest effort to devise the Meiji constitution following the advice from Professor Lorenz von Stein who was willing to support Japanese for their political and legal development. (3) AOKI Shuzo was the key person for the pro-Germany group in Japan. He was clever enough to understand Europe and European's virtues not only in terms of scholarship but also of customs and society. (4) Most Japanese students who became leaders of a distinct field, mostly in the field of the humanities, studied at the University of Berlin. It would be interesting to know the reason, when there were a lot of eminent universities in Germany. Japanese access to Germany, in particular to Prussia, would have been resulted from some psychological or political foundations.
著者
楜沢 健
出版者
早稲田大学国文学会
雑誌
国文学研究 (ISSN:03898636)
巻号頁・発行日
vol.118, pp.45-55, 1996-03-15
著者
田代 聡
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.276-279, 2014-03-13

将来的な元号の変更において,迅速かつ正確に対応する必要がある.しかし,金融間システムにおいて元号の取扱いは多岐にわたるとともに,そのシステム対応においては,膨大なコストと期間が必要となるケースがある.今回は,元号変更に係わるシステム対応の見積もりプロセスから,コスト削減及び,品質保証に向けた取り組みを報告する.
著者
川田 敬一
出版者
関西憲法研究会
雑誌
憲法論叢 (ISSN:1343635X)
巻号頁・発行日
no.6, pp.45-64, 1999-12-20

The relationship between the Imperial Household and the nation, and a distinction between the emperor's public and private life are not clear. In order to clarify this, I focused my attention on the history of the system of the Imperial Household's property. This manuscript serves as evidence, for the first phase, of the fact how the State Department of the United States, GHQ and the Ministry of the Imperial Household tried to deal with the property of the Imperial Household, around the end of the Pacific war (when Japan surrendered).

18 18 18 1 OA 世界文学全集

出版者
新潮社
巻号頁・発行日
vol.第2巻, 1930
著者
星塔小史 著
出版者
大学館
巻号頁・発行日
1908

108 108 91 0 OA 蛮カラ奇旅行

著者
星塔小史 著
出版者
大学館
巻号頁・発行日
1908

48 48 3 0 OA 日本魚介図譜

著者
伊藤熊太郎 画
出版者
芸艸堂
巻号頁・発行日
vol.第1輯, 1930
著者
宋 興安 平田 孝 坂口 守彦
出版者
公益社団法人日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.66, no.2, pp.282-290, 2000-03-15
被引用数
3 or 0

4種の魚類の筋肉と内臓に含まれる一般成分と含窒素エキス成分を分析し比較した。筋肉と内臓の間ではタンパク質と灰分の含量は大きな差異がなく, 脂質の含量は普通肉よりも肝臓, 血合肉の方に比較的高い傾向がみられた。エキス成分中のIMPは魚種を問わず, 普通肉に多く, その他の組織に少なかったが, 内臓にはGMPが比較的多いことがわかった。含窒素エキス成分の含量は魚種, 組織ごとに違うが, 内臓では不明の部分が多いことがわかった。Glu, IMPおよびGMPの含量から算出したエキスの旨味の強さは普通肉の方が必ずしも大きいとは言えなかった。また魚種を問わず, Gluは内臓の旨味に, IMPとGMPは普通肉のそれへの寄与度が大きかった。
著者
古野 朗子 茅野 政道 山澤 弘実
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会和文論文誌 (ISSN:13472879)
巻号頁・発行日
vol.5, no.3, pp.229-240, 2006-09-25 (Released:2010-01-21)
被引用数
7 or 0

This paper describes a method of estimating source term, i.e., location, period and amount of atmospheric release of radioactive material in real-time during nuclear emergency. This method consists of: (1) trial simulations of atmospheric dispersions on the possible combinations of these parameters and (2) statistical comparison of model predictions with offsite measurements of air concentrations of radionuclides and/or air dose rates from monitoring stations, to find a set of release condition providing model prediction that fits best to the measurement. A parallel execution method for efficiently processing many possible initial conditions is also developed. The performance of this method is favorably evaluated by a verification study using the dataset from European Tracer Experiment.

15 15 7 0 彫刻の呼び声

著者
峯村敏明著
出版者
水声社
巻号頁・発行日
2005
著者
白峰 旬
出版者
別府大学史学研究会
雑誌
史学論叢 (ISSN:03868923)
巻号頁・発行日
no.46, pp.151-163, 2016-03

これまで、関ヶ原の戦い(1)における徳川家康方、石田三成方双方の軍勢の布陣については、明治26年(1893)刊行の参謀本部編纂『日本戦史 関原役(附表・附図)』(2)収載の布陣図が近年まで踏襲されてきた。しかし、拙著『新解釈 関ヶ原合戦の真実』(3)でその信憑性に疑義を呈したほか、直近では高橋陽介『一次史料にみる関ヶ原の戦い』(4)、乃至政彦『戦国の陣形』(5)によって、石田三成の笹尾山布陣が明確に否定されるなど、根本的に再検討が必要になってきている。 また、桐野作人『関ヶ原 島津退き口』(6)では、前掲・参謀本部編纂『日本戦史 関原役(附表・附図)』(7)収載の布陣図について、石田三成方軍勢が横一戦に布陣しているように描かれている点に疑義を呈している(8)。 そもそも、「現在の関ヶ原合戦の陣跡地の場所は、神谷道一氏著による『関原合戦図志』(明治25(1892)年5月)を参考に、岐阜県の役人たちが参加し、現地事情を様々に考慮しながら決めたそうです。」(9)という指摘があることから、現在の関ヶ原の戦いにおける諸将の陣跡地比定が慶長5年(1600)当時の一次史料によるものではなく、その信憑性という点で大いに疑義があるため、今後、再検討の余地が大幅にあることは自明である。 こうした点を考慮すると、関ヶ原の戦いにおける徳川家康方、石田三成方双方の軍勢の布陣については、ゼロベースで考え直す必要が出てきたことになる。よって、本稿では、石田三成方軍勢の布陣について若干の考察を加えることにしたい。
著者
稲田 慎 相庭 武司 原口 亮 芦原 貴司 草野 研吾 清水 渉 池田 隆徳 中沢 一雄
出版者
一般社団法人 日本生体医工学会
雑誌
生体医工学 (ISSN:1347443X)
巻号頁・発行日
vol.54Annual, no.28AM-Abstract, pp.S264-S264, 2016 (Released:2016-11-19)

Our research group have been conducting simulation studies for analyzing arrhythmia such as sick sinus syndrome, atrial fibrillation, ventricular tachycardia and fibrillation using multi-scale heart models with personal computer and supercomputer. One purpose of our simulation studies is to stratify the arrhythmic risk non-invasively using computer simulation. Recent study has shown that conduction delay around the right ventricular outflow tract is one of the mechanisms to induce ventricular arrhythmias such as Brugada syndrome. Our findings from computer simulation suggest that our model may be useful to stratify the arrhythmic risk in the Brugada syndrome. In this symposium, we will present our simulation scheme and recent progresses. In addition, we would like to discuss our future prospect and the possibility of computer simulation.
著者
田中 祥貴 青木 郁夫 石根 貴章 John J. Renger Christopher J. Winrow 久田 智
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.148, no.1, pp.46-56, 2016 (Released:2016-07-13)

オレキシンは視床下部外側部の神経細胞で産生されるニューロペプチドで,動物の覚醒状態維持に重要な働きをしている.スボレキサントはヒトのオレキシン受容体(OX1R及びOX2R)に対する強力で選択性の高いアンタゴニストで,不眠症の経口治療薬として開発された.スボレキサントのヒトOX1R及びOX2Rに対する結合親和性は高かった(Ki値はそれぞれの受容体で0.55 nM及び0.35 nM).各種動物(マウス,ラット,ウサギ,イヌ及びアカゲザル)のOX1R及びOX2Rに対してもヒトと同程度の結合親和性を示した.ラットにスボレキサントの10,30及び100 mg/kgを投与すると,用量依存的に覚醒が減少し,同時にデルタ睡眠とレム睡眠が増加した.同様な覚醒の減少とノンレム睡眠及びレム睡眠の増加は,イヌにスボレキサントを1及び3 mg/kg経口投与したとき,及びサルにスボレキサントの10 mg/kgを経口投与したときにも認められた.臨床薬理試験の結果から,スボレキサント40 mgを非日本人健康非高齢被験者に単回経口投与した際のTmaxは約2時間で,終末相半減期は12.2時間であった.また,1日1回反復投与した際,投与3日目までに定常状態に達し,AUC及びCmaxの累積係数の推定値は1.2~1.6であった.スボレキサントを空腹時単回投与した際の薬物動態は,日本人健康男性被験者と非日本人健康男性被験者で大きな差はみられなかった.また,後期第Ⅱ相及び第Ⅲ相試験での不眠症患者の薬物動態より,非高齢者にスボレキサント20 mgを投与した際のAUC0-24h及びCmaxは,高齢者にスボレキサント15 mgを投与した際と同程度であった.臨床試験の結果から,スボレキサントは睡眠維持及び入眠のいずれの症状改善にも効果を有し,長期間投与で薬剤耐性もみられない.また,おおむね良好な忍容性が認められ,翌日への持越し効果も許容可能な程度であり,臨床上懸念される,投与中止による退薬症候や反跳性不眠は認められない.したがって,本剤は,不眠症の新たな治療選択肢の一つとなると考える.