著者
柳 景子
出版者
早稲田大学
巻号頁・発行日
pp.1-319, 2018

早大学位記番号:新7995
著者
横出 正紀 棚町 里美 樺島 優子
出版者
熊本大学教育学部附属教育実践総合センター
雑誌
熊本大学教育実践研究
巻号頁・発行日
vol.30, pp.73-84, 2013-02-28

The purpose of this paper is to get a way of seeing of objects through childrenʼs school\life. It is difficult to make a realistic painting for the school children. So, we developed a\simple way of making realistic paintings. It is by the way of using a transparent plastic panel\we call ʻDrawing Screenʼ (DS). As a result of making the pictures on the DS, the children\have been able to make good realistic works.
著者
岡村 心平
出版者
関西大学大学院心理学研究科心理臨床学専攻
雑誌
Psychologist : 関西大学臨床心理専門職大学院紀要
巻号頁・発行日
vol.3, pp.1-10, 2013-03-12

本論は、筆者が考案したなぞかけを用いたフォーカシング「なぞかけフォーカシング」を紹介する。導入では、 (1) 日本独自の言葉遊びである「なぞかけ」について、特にカケ・トキ・ココロという3つの構造をもった三段なぞと呼ばれるものについて説明し、 (2) 状況についてのメタファーとして機能するハンドル表現の特徴と、 (3) その意味を問いかけるアスキングの機能について示した上で、 (4) なぞかけとフォーカシングの構造の間の共通性について理論的に検討した。次に、そのような理論的知見を参照しながら作成した「なぞかけフォーカシング簡便法」について紹介し、その実践例を提示した。考察では、 (1) なぞかけフォーカシングの手順が、フォーカシングのプロセスを特徴づける「交差」と「浸り」を生じさせるために、どのように機能しているのかについて論じ、 (2) “その心は”というなぞかけのアスキングと通常のアスキングの中の“What's the crux of it?”という応答との比較と、その訳語としての妥当さについて検討し、 (3) フォーカシングにおける「問いかける」というプロセスと、なぞかけフォーカシングのもつ特徴の共通性についてのさらなる論考を行った。最後に、なぞかけフォーカシングを心理療法的応答の「稽古」として利用することの意義について、今後の展望を示した。
著者
岡村 心平
出版者
関西大学大学院心理学研究科心理臨床学専攻
雑誌
Psychologist : 関西大学臨床心理専門職大学院紀要
巻号頁・発行日
vol.5, pp.9-18, 2015-03-12

心理療法におけるメタファーの機能は、Freudの『夢解釈』以来、現在でも重要なトピックのひとつである。特に、人間性心理学分野におけるメタファーの機能について考える上で、Eugene Gendlinのメタファー論を参照することは重要である。本論文では、Gendlinのメタファー観の推移を概観することを目的として、3つのテキストを挙げる。その3つとは、“Experiencing and the Creation of the Meaning (Gendlin 1962/1997)” 、“Let Your Body Interpret Your Dreams (Gendlin 1986)” 、“Crossing and Dipping (Gendlin 1991/1995)” である。これら3つのメタファー論を俯瞰した結果、時代の推移を経て、Gendlinのメタファー観、特に状況の捉え方に変化が見受けられた。この変化は、Gendlinのメタファー観のある種の「進展」と捉えられる。最後に、この状況の捉え方により進展されたGendlinのメタファー論が持つ臨床的な特徴について論じた。
著者
Verhoeff K.W.
出版者
札幌博物學會
雑誌
札幌博物学会会報
巻号頁・発行日
vol.14, no.3, pp.148-172, 1936-06-30
著者
魚住 智広
出版者
北海道大学大学院教育学研究院
雑誌
北海道大学大学院教育学研究院紀要 (ISSN:18821669)
巻号頁・発行日
vol.133, pp.1-22, 2018-12-25

本稿は,運動部活動が対外試合に参加するための条件に関する社会学的分析である。先行研究は,大会方式の見直しが将来の運動部活動にとって重要であると論じてきた。しかし,各方式の現状を検証せずに大会の形式的な見直しを求める議論には慎重にならざるをえない。 そこで本稿は,6つの高校サッカー大会を対象として,それぞれの大会がどのような学校の生徒にどれほど試合出場機会を提供しているかについて整理した。その結果,先行研究で推奨されてきたリーグ戦方式の大会は参加率が非常に低いことが明らかになった。また,大会への参加障壁一つひとつをクリアしようとしても,複数の障壁が組み合わさることで生じる参加者への負担が非常に大きく,大会参加を断念せざるをえない場合があった。よって今後は大会方式や大会規定を形式的に変更するだけでなく,チーム状況に応じた配慮やチーム同士の非対称的な関係への移行が必要であることが明らかになった。