著者
内田 真理子
出版者
新領域創成科学研究科 環境学研究系 人間環境学専攻
巻号頁・発行日
2007-03-22

報告番号: 甲22761 ; 学位授与年月日: 2007-03-22 ; 学位の種別: 課程博士 ; 学位の種類: 博士(環境学) ; 学位記番号: 博創域第298号 ; 研究科・専攻: 新領域創成科学研究科人間環境学専攻
著者
塚田 健一
出版者
Japan Association for African Studies
雑誌
アフリカ研究 (ISSN:00654140)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.60, pp.41-52, 2002

本論文は, ガーナ南部ファンティ社会の宮廷太鼓合奏フォントムフロムにおけるハイライフ様式の成立過程を独立後のガーナの文化政策との関わりの中で明らかにしようとするものである。ガーナのポピュラー音楽, ハイライフの様式を導入したフォントムフロムは1970年代に三人の音楽関係者の手によって成立・発展した。そしてその過程には, ガーナ独立後のンクルマ政権のネーション・ビルディングに向けた文化政策が深く関わっていた。「アフリカの個性」概念に表れたンクルマの政治理念はきわめて伝統主義的であり, その文化政策は伝統教育を推進するとともに, 伝統的な音楽舞踊に基づいた新しい国民文化を創出するために「国民劇場運動」を展開するというものであった。伝統教育と国民文化創出という独立後の大きな文化運動の流れの中で, 一人は音楽教育者としてフォントムフロム教育の中で伝統の再編を試み, 後の二人は楽師としてそれをさらに発展させ, 宮廷太鼓合奏にポピュラー音楽の要素を取り入れて新しい様式を誕生させた。フォントムフロムにおけるハイライフ様式の成立は, その意味でンクルマ政権の文化政策の所産と見ることができる。
著者
小原 江里香
出版者
久留米大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本課題では、中国重慶市の経済発展モデルといわれる「重慶モデル」のメカニズムを明らかにするために、公表されている統計データを用いた統計分析と重慶市における聞き取り調査を行った。ここから、①重慶経済の成長パターンが、粗放的成長パターンから集約的成長パターンに変化しつつあること、②重慶市内の都市農村格差は縮小の傾向にあること、③戸籍制度改革、住宅改革などによって、農村から都市への移住が進んでいること、④にもかかわらず、都市に移住した人々の就業支援などが不足傾向にある点などの諸点が見いだされた。

2 0 0 0 土いじり

著者
佐藤 達夫
出版者
森林立地学会
雑誌
森林立地 (ISSN:03888673)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.1-2, 1974-03-20
著者
森 達
出版者
東洋大学法学会
雑誌
東洋法学 (ISSN:05640245)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.191-213, 1957-11

2 0 0 0 OA 雨量報告

著者
中央気象台 編
出版者
中央気象台
巻号頁・発行日
vol.昭和11-15年, 1943
著者
小菅 桂子 付 発鼎 田村 道夫
出版者
日本植物分類学会
雑誌
植物分類・地理 (ISSN:00016799)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.61-67, 1989-07-30

Kingdoniaは二叉分岐する脈理と偶数の葉跡がひとつの葉隙よりでることにより注目され,多くの形態学的研究がなされてきた。この特徴はCircaeasterにも認められ,DIELS(1932)はこれら両属の類縁を強調した。それ以来,KingdoniaとCircaeasterはしばしば同じ群に分類され,JANCHEN(1949),BUCHHEIM(1964)やTHORNE(1974)によりキンポウゲ科に,CRONQUIST(1968)やTHORNE(1983)によりキルカエアステル科に分類された。一方,HUTCHINSON(1959),TAMURA(1963)やTAHKTAJAN(1980)は両属の類縁関係を認めず,Kingdoniaはキンポウゲ科に,Circaeasterはキルカエアステル科に分類した。また, AIRY SHAW(1965)やDAHLGREN(1975)はKingdoniaを単型科,キングドニア科としてキンポウゲ科より区別した。このようにKingdoniaの分類学的な位置はまだ必ずしも明確に決定されてはいない。今回,中国:四川省:九塞溝および黄竜で採集した試料について主に花の形態を観察し,それをもとにこの属の分類学的位置を考察した。Kingdoniaではイチリンソウ属などと同様に,心皮はコップ状に発達し,1個の胚珠は心皮壁の向軸側上縁の中央部につく。開花時,心皮縁は完全に閉じておらず,維管束,特に腹束上部は,まだ道管が未分化な状態である。心皮跡は1本で背腹に2分し,腹束はさらに3つに分かれ,中分束は胚珠に,両側の2本の分束は心皮縁に沿って上部に伸びて行く。このような維管束走行はイチリンソウ属やセンニンソウ属などにふつう見られる。この時期,葯はすでに烈開しているが,胚珠はまだ胚襄形成の2細胞期にある。珠皮は1枚で珠心の半分までにしか達しておらず,極端な雄性先熟である。胚珠の向きについてDIELS(1932)やFOSTER(1961)は直生,MU(1983)は倒生,HUら(1985)は横生と報告している。今回の観察では,胚珠は珠柄にたいし約90度に曲がって位置しており,半倒生と思われる。一方,Circaeasterでは2個の直生胚珠が側壁につき,そのうち1個は退化し,中点受精を行ない,胚乳形成は造膜型(JUNELL 1931),葯は2室など,多くの重要な点でKingdoniaやキンポウゲ科とは異なり,類縁は認めにくい。FOSTER(1961)はKingdoniaの二叉分岐する脈理,がくの二重管束,3孔性の花粉などはキンポウゲ科では見られないなどの理由により,この科に含めることはできないと考えた。しかし,今回の観察では,がくの二重管束は認められず,花粉はキンポウゲ科によく見られる3溝性であった。Kingdoniaにみられる偶数の葉隙はオオレン属に,半倒生の胚珠はキンポウゲ属に見られ,また,花弁は多くのキンポウゲ科のと同様に蜜を分泌することにより,Kingdoniaをこの科に分類することは妥当であろう。JANCHEN(1949),TAMURA(1963)やBUCHHEIM(1964)は,Kingdoniaをイチリンソウ属に近縁と考え,キンポウゲ亜科:イチリンソウ連:キングドニア亜連に分類した。また,CHANG(1985)はKingdoniaと染色体が小型で基本数が9であり,葉柄に二重管束を持つキンポウゲ科のオオレン属との類縁を考え,カラマツソウ亜科のなかに単型連,Kingdonieaeをたてた。Kingdoniaとイチリンソウ属の心皮は,発生過程,維管束走行,胚珠のつく位置などにおいてよく似ており,さらに珠皮が1枚で花粉が3溝性であることも両者に共通している。また,先端がこぶ状に膨らんだ花弁はイチリンソウ属に近縁なオキナグサ属の花弁と似ている。一方,オオレン属はKingdoniaとは異なり,果実は袋果,珠皮は2枚,花粉は散孔性である。Kingdoniaはイチリンソウ属などと細胞学的特徴においては異なるものの,形態的特徴には多く共通点が認められる。従って,Kingdoniaをイチリンソウ連に分類することが妥当と考える。
著者
上杉 一秀 足達 義則 大曲 和寛 鈴木 昭二
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.202-207, 2002-03-01

ストレス解消のための新しい音楽生成システムを提案している。川のせせらぎ、虫の音、風鈴などいわゆる1/fゆらぎの音を聞くことはストレス解消に効果がある。特に虫の音や音声のトレモロ・ビブラート等にみられる8[Hz]のゆらぎはシューマン共振と呼ばれる自然現象に由来していることが知られている。そこで、音楽の中にシューマン共振波の8[Hz]のゆらぎを取り入れることでストレス解消ができる音楽生成装置の開発を行い、手首からの脈像情報からストレス解消効果を測定した。
著者
山内 洋一郎
出版者
中央図書出版社
雑誌
国語国文 (ISSN:09107509)
巻号頁・発行日
vol.80, no.2, pp.44-53, 2011-02