著者
東川 浩二
出版者
金沢大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

言論規制は、例え犯罪防止目的であったとしても、言論の自由の侵害であると捉えられる。本研究では、言論規制が言論の自由を侵害することによって生じる害悪について検討し、そのような害悪が生じない場合での規制可能性について検討を行った。その結果、言論規制の害悪を萎縮効果との関連で論じることが多いことから、萎縮効果が生じない場合、例えば話者が当該言論を犯罪行為の一部として行っている場合には、規制が許容される余地があることがわかった。このことは、名誉毀損法における現実の悪意の理論で紹介されているものであり、今後、この法理の発展・応用を検討する必要があると結論した。

2 0 0 0 OA 将棋叢書

著者
将棋新報社編集部 編
出版者
吉川弘文館
巻号頁・発行日
vol.御城将棋, 1910
著者
坂田三吉 著
出版者
嵩山堂
巻号頁・発行日
vol.下, 1914
著者
坂田三吉 著
出版者
嵩山堂
巻号頁・発行日
vol.上, 1914

2 0 0 0 OA 指将棋定跡集

著者
西岡亀太郎 著
出版者
平田暁
巻号頁・発行日
1911
著者
中井 宏章 渡邉 睦 三宅 啓夫 高田 敬輔 山下 馨 新盛 英世 石原 謙
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.83, no.1, pp.280-288, 2000-01-25
被引用文献数
36

我々は, ビデオカメラで撮影した被験者の就寝時映像から, 動画像処理により呼吸を自動計測するシステムを試作している.本システムは, 完全に無拘束でリアルタイムに呼吸状態をモニタリングでき, 高齢者や乳児の睡眠中の突然死や無呼吸症候群の早期発見・診療補助に用いることができる.呼吸計測は被験者胸部の画像変化をフレーム間差分で検出することにより行い, 同時に統計的判別による就寝状態判定も行う.また, 呼吸計測に最適な関心領域(ROI)を自動設定することにより, オペレータの操作なしに長時間の呼吸計測が可能となった.本論文では, 本システムの詳細について述べるとともに, 特別養護老人ホームにおいてフィールドテストを行った結果について報告する.
著者
滝沢 雅俊
出版者
Waseda University
巻号頁・発行日
2004

機能や構造未知のタンパク質のアミノ酸配列を問い合わせ配列とし、データベース中から、進化的に類縁関係にあるアミノ酸配列を収集する方法を相同性検索とよぶ。現在までに、BLASTやFASTAなど様々な相同性検索手法が開発されてきたが、検索精度を更に向上させることが求められている。本研究では、複数の検索手法について2手法の組み合わせを行うことにより、検索精度の向上を目指し、タンパク質ペアのE-valueによって、union、intersection操作を使い分ける手法を提案する。 E-value閾値3.0*E-3において、提案手法を適用したBLASTとFASTAの組み合わせでは、各手法単独で用いた場合と比較してspecificityを低下させることなく、BLASTのsensitivityを3.0%、FASTAのsensitivityを0.47%向上させることができた。
著者
竹中 一平
出版者
日本社会心理学会
雑誌
社会心理学研究 (ISSN:09161503)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.102-115, 2005

The purpose of this study was to investigate the 3 points which relate to rumor in everyday conversation, from the viewpoint of interpersonal communication. The first point was the rate of passing on rumors, the second was the relations between rumor and everyday conversation, and the third was factors exerted on rumor transmission. Three hundred undergraduates (Study 1) and 315 undergraduates (Study 2) completed the questionnaires regarding the frequency of their passing on rumors, their relationship with the transmission partner, various evaluations of the contents of it, and everyday topics in conversation. Study 1 was carried out in May, and Study 2 in November. As a result of analysis, it is suggested that rumor fulfills the function of making up for a shortage of topics.