著者
岡村 喜史
出版者
龍谷大学
雑誌
佛教文化研究所紀要 (ISSN:02895544)
巻号頁・発行日
vol.43, pp.71-79, 2004-11-30
著者
神崎 彰利
出版者
駿台史学会
雑誌
駿台史学 (ISSN:05625955)
巻号頁・発行日
no.90, pp.p76-99, 1994-01
著者
沖田 瑞穂
出版者
中央大学人文科学研究所
雑誌
人文研紀要 (ISSN:02873877)
巻号頁・発行日
no.68, pp.289-310, 2010
著者
井上 泰至
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.59, no.10, pp.57-66, 2010-10-10

ペリー来航前後から安政の大獄あたりまでの、武家説話や、志士の言説における秀吉の朝鮮攻略について検討した。文化・文政期には昌平坂学問所の古賀[トウ]庵が、はやく秀吉のこの戦争の非倫理性を認めつつ、諸外国に示した「武威」の点で評価していたが、幕末になると秀吉の雄大な志を評価する方に傾き、そうした認識は、儒学・国学・洋学・水戸学の垣根を越え、漢文武家説話から絵本読本にまで確認できた。さらに、水戸学の影響を受けた吉田松陰により、秀吉の戦争の「正当性」は、天皇存在の聖性から理念化され、より具体的に大陸進出の膨張策が主張された点で、近代のこの戦争の評価と実際のアジア侵攻にリンクするものであったことを確認した。
著者
寺田 雅徳 寺岡 文男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MoMuC, モバイルマルチメディア通信 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.44, pp.51-58, 2012-05-14
参考文献数
9

現在,東海道新幹線では漏洩同軸(LCX)システムを利用して新幹線車内に安定性の高いインターネット接続環境を提供している.当研究室では1Gbpsの通信速度を提供するために高速ハンドオーバ手法を用いた赤外線(IR)システムについての研究を行ってきた.本稿では通信速度の高速化と対故障性を備えたシステムの実現のため,IRシステムとLCXシステムの協調について考察した.協調のため,既存のLCXシステムにIRシステムを導入するためのシステム構成と,システム切り替えのためにNetwork Mobility Basic Support Protocolを拡張した機構を提案した.提案方式をLinux上に実装し,実験ネットワークを構築してハンドオーバ時間を測定したがその時間は十分短いことがわかった.