著者
橋本 哲哉
出版者
金沢大学経済学部
雑誌
近代石川県地域の研究
巻号頁・発行日
pp.77-107, 1986-03-01
著者
山田 哲夫 村山 鉄郎
出版者
泌尿器科紀要刊行会
雑誌
泌尿器科紀要 (ISSN:00181994)
巻号頁・発行日
vol.49, no.2, pp.111-114, 2003-02

症例1は55歳女で,充満時膀胱部痛,頻尿を主訴とし,抗生剤を内服したが軽快しないため受診した.膀胱組織に著しい浮腫と充血,軽度なリンパ球と好酸球浸潤が見られた.硬膜外麻酔と水圧療法,Serotonin selective reuptake inhibitor(SSRI)の投与を行った.治療後,膀胱症状や腰痛,頸部痛を主とした全身の筋肉痛が軽快した.症例2は63歳女で,充満時膀胱部痛を主訴とし,膀胱組織にかなり強い浮腫や充血,軽度な炎症細胞浸潤が認められた.硬膜外麻酔と水圧療法,SSRIの投与を行い,疲労時稀に排尿痛,膀胱痛を軽度に感じるのみとなった.筋線維症候群の症状と膀胱症状はほぼ平行した
著者
澁谷 与文
雑誌
学習院大学人文科学論集 (ISSN:09190791)
巻号頁・発行日
no.20, pp.107-126, 2011-10-31

アナトール・フランス(以下、フランスと略す)に対する賛否両論が鳴りやまぬままに百年が過ぎた。世界を代表する知性であった作家の生前の影響力は翳ったが、それでも著書は仏・英・米・独・日・中・ハンガリーなどで常に刷られ、時には新訳やモノグラフィーも出版される。しかし、文学研究はかつてより少なく、その量は『現代史』や『神々は渇く』を重要視する歴史学と良い勝負である。作品・思想に関して生前から続く賛否は、死後のシュールレアリストのパンフレットとポール・ヴァレリーのアカデミー会員就任演説という印象的な批判を経て現在に至る。そこで本論文では、ミラン・クンデラが近著で指摘したそうした現状と、作品の再評価を頼りに、幾つかのフランスに対する批評を読み解いて行く。フランスに対する批評には二重性が付きまとっている。つまり、賛否両論とは作家本人の思想や一つの小説に対する多方面からの意見の違いだけではなく、ある批評(家)の内部の賛否両論でもある。アンドレ・ジッド、ジュール・ルナール、モーリス・バレスといった1860年代生まれの作家達によるフランスに対する態度は一様に賛否と注視といったものである。しかし、それに対して1870年代生まれの作家達の態度は多様である。その一人であるヴァレリーのアカデミー演説は、その前半の礼賛と後半の侮蔑が対称的に分離した零度の批評である。ここでは、賛同と批判が同じことを示しうることが証明されていて、フランスに対する批評であると同時にアカデミー演説という儀礼への批評を成している。また、この批評は死者への餞としての弔鐘でありながら、フランスに対する政治性を帯びた批評の始まりを告げているのである。ヴァレリーがアカデミー演説で示した現代の文学の危機に傾聴したアルベール・チボーデは、フランスをその危機の象徴にまで高めた。また、文学史家としての使命から、晩年までフランスの批評を書き続けた。しかし、チボーデはフランスを、ホメロス、プラトン、ファブリオー、ラブレー、ボワローなどに続く「接木文学」の中に位置づけながら、最も「接木」性の高いフランスの作品、『ペンギンの島』に対する批評を尽くしているようには見えない。『ペンギンの島』は矢作俊彦の『あ・じゃ・ぱん!』と同じ歴史改変小説である。面々と続く接木文学とも言えるこの二つの小説は、両者とも文明に対する危機意識を文明の基点に求めている。矢作が文明の終焉を明治維新に求めたのと同じく、フランスはそれをトゥール・ポワティエの戦いに求める。この時、フランスとチボーデは同じ文明の中で正反対の時期に危機を見出している。チボーデの危機意識は現在のコンピューター社会ではありふれた文学の現状として受け入れられている。それゆえ、チボーデの衣鉢をつぎつつ、接木文学としてのフランスの作品を文学史の中で問い直す必要があるのではないか。
著者
苅谷 剛彦
出版者
名古屋大学大学院教育発達科学研究科附属中等教育研究センター
雑誌
中等教育研究センター紀要 (ISSN:18810411)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.55-66, 2003-03-31

国際教育フォーラム(2002:名古屋), 中等教育改革の国際比較 : 中学・高校の学力とカリキュラムを考える
著者
吹野 蛍
巻号頁・発行日
pp.1-69, 2018-03

2017年度 卒業論文
著者
亀田 隆之 Takashi Kameda
雑誌
人文論究 (ISSN:02866773)
巻号頁・発行日
vol.14, no.3, pp.42-61, 1963-10-10
著者
千田 恭子 嶋田 愛
出版者
富山大学人間発達科学部
雑誌
富山大学人間発達科学部紀要 (ISSN:1881316X)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.75-91, 2008-11

現在,わが国のクラシックの演奏会における西洋声楽曲のレパートリーは幅広い。その中でも,ドイツリートやイタリア歌曲,イタリアオペラに馴染みが深いように感じるが,ここに至るまでにわが国の西洋声楽曲のレパートリーはどのように変化してきたのだろうか。 本論では,明治以来のわが国の近代化と共に歩んできた西洋声楽曲のレパートリーの移り変わりについて明らかにする。方法としては主に,現在の東京藝術大学の前身,東京音楽学校で行われた各種コンサートの資料を用い,その中から独唱曲として演奏されている西洋声楽曲について調査する。また,時期としては日本人によって初めて西洋声楽曲が演奏された明治29年から東京藝術大学設立までの約55年間を,時代を追って扱うものとする。
著者
川島 裕崇
巻号頁・発行日
2012-09-27

名古屋大学博士学位論文 学位の種類 : 博士(情報科学)(課程) 学位授与年月日:平成24年9月27日