著者
野口 普子 西 大輔 松岡 豊
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.54, no.9, pp.856-860, 2014-09-01 (Released:2017-08-01)

心的外傷後ストレス障害(PTSD)は,恐怖記憶の過剰な固定化と馴化・消去学習が進まない病態として考えられる精神疾患である.動物実験から得られた海馬における恐怖記憶のメカニズムに関する知見から,海馬の神経新生を適切に制御することができれば,恐怖記憶が保存される脳領域をコントロールできる可能性が報告された(Kitamuraら,2009).また,ラットにω3系脂肪酸を投与すると,海馬における神経新生を促進することが報告されている.そこでMatsuokaは「ω3系脂肪酸によって海馬の神経新生を活性化させると,海馬から早期に恐怖記憶が消失し,結果的にPTSD症状が最小化する」という仮説を提案した.われわれの,我が国におけるω3系脂肪酸サプリメントを補充する2つの臨床試験は,PTSDの発症予防に対する栄養や食による介入の可能性を示唆するものである.
著者
嶋遥希 村上春菜 八木澤憧子
雑誌
サイエンスキャッスル2018
巻号頁・発行日
2018-11-21

<考察・展望>今回の実験で得られた実験値には有意差が見られなかった。その原因の一つとして実験精度の低さが考えられる。具体的には、培養中の液体培地の蒸発による計測サンプルの減少と濃度の変化や、培地への光の当たり方と光源からの距離の違いによって増殖量に差が出る可能性を考慮していなかったことが挙げられる。今後嫌気条件下の培養を並行して進めていくにあたってこれらの点を改善し、より正確に結果が出るようにする。
著者
田中 秀征 鈴木 亮
出版者
日経BP社
雑誌
日経マネー (ISSN:09119361)
巻号頁・発行日
no.325, pp.100-102, 2009-12

・政治主導を貫けば、民主党政権は大丈夫・小沢さんの影響力は、細川政権の時より圧倒的に強い・内需拡大策にボランティア活用と景観投資を

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著者
防衛省航空自衛隊
出版者
防衛省
巻号頁・発行日
2009
著者
大阪府環境農林水産総合研究所
出版者
大阪府
巻号頁・発行日
vol.2008, 2009-03
著者
紺野 義一 菅谷 良夫 広部 みどり 外尾 恵美
出版者
日本化粧品技術者会
雑誌
日本化粧品技術者会誌 (ISSN:03875253)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.59-65, 1999
被引用文献数
1

転相温度乳化法は, ノニオン界面活性剤の温度による親水性・親油性のバランスの変化を利用した乳化法である。本研究では, 乳化剤としてテトラオレイン酸POE (<i>n</i>) ソルビット (<i>n</i>: 30, 60) およびPOE (20) 硬化ヒマシ油を用いて, 転相温度乳化法により各種油剤でエマルションを調製し, 粒子径の測定や経時安定性を評価した。実験の結果, 粒子径200nm以下の微細なエマルションを得るには, 乳化剤と油剤の組合せが重要であった。微細エマルションの安定性に関しては, POE硬化ヒマシ油で得られるエマルションは良好であるが, テトラオレイン酸POEソルビットでは油剤種により異なった。また, 上記二つの乳化剤を混合して用いれば, 各種油剤で経時安定性の良好な微細エマルションが得られる。
出版者
国土交通省
巻号頁・発行日
vol.平成16年度, 2005-03-25
著者
本間 伸夫
出版者
社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
農産加工技術研究會誌 (ISSN:03695174)
巻号頁・発行日
vol.6, no.6, pp.271-274, 1959

味噌用米麹製造に伴なう澱粉の分解,遊離糖の生成状況を検討した。まず米麹から糖の抽出法について検討を試み,硫酸0.02N濃度を含む50%メタノールによることを決定した。一般の糖分析により製麹各段階(だいたい操作ごと8サンプル)の不溶性,可溶性,還元性,醗酵性,非醗酵性などの糖について定量した。<BR>またペーパークロマトにより製麹に伴なう糖の遊離状態を定性的ならびに定量的に検討した。特に興味深い結果として製麹後期にmaltoseが全然あるいはほとんど認められないのに対して,初期にはかなり多量に蓄積されていることを認めた。この結果について米麹中の種々の関係酵素との関連において考察した。<BR>以上の研究の発表に当り,ご校閲をいただいた新潟大学倉沢教授,日ごろご指導ご鞭撻をいただいている原沢所長および実験に協力をいただいた田代さん,桑原さんに深謝いたします。
著者
第一管区海上保安本部
出版者
海上保安庁
巻号頁・発行日
vol.平成21年, no.(26), 2009-07-10
著者
立花雄一
出版者
法政大学大原社会問題研究所
雑誌
大原社会問題研究所雑誌
巻号頁・発行日
vol.2005年(5月), no.558, 2005-05-25
著者
アギアル デ ソウザ ヴィニシウス 渡邊 育夢 柳田 明
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
M&M材料力学カンファレンス
巻号頁・発行日
vol.2013, pp._OS0805-1_-_OS0805-3_, 2013

The purpose of this study is to improve and extend a method to estimate the friction coefficient in equal channel angular extrusion (ECAE) including cases with back pressure. Employing three dimensional finite element analysis (FEA) and Coulomb friction model with truncated shear stress, the relationship between the friction coefficient and the reaction force is investigated in ECAE with back pressure. Additionally, the deformation state of the billet after ECAE and the pressing load are compared between the experiment and the simulation results with the same friction coefficient for validation of the numerical model.