著者
葉養 正明
巻号頁・発行日
2011-02

本報告書は、我が国の全国的な少子高齢化の動向を踏まえながらも、学校間距離や学校立地の仕方等については地域差が大きい実態を、どう公立小中学校の規模政策に反映したらよいかについて、総説としてまとめている。 一般的には、学校規模の適正化を進めようとすれば学校間距離を拡大することになり、すでに学校間距離が大きい場合には、学校規模の適正化方策を推進することには困難が大きい。また、わが国には300以上の離島が所在しており、小中学校併設校1校のみ、という島もある。以上のような状況を踏まえると、学校規模の適正化のほかに、教育水準を維持するための代替策が模索される必要がある。 本報告書は、我が国の各地の小中学校の配置実態について、できるだけ多くの実地踏査を積み重ね、整理分析することを踏まえ、小中学校の配置特性に対応した再編の方向について考察している。
著者
石橋 勇人 岡部 寿男 櫻井 恒正 金澤 正憲
雑誌
分散システム運用技術シンポジウム'97論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, pp.87-92, 1997-02-06

京都大学では、全学をカバーするATMネットワークであるKUINS-II/ATMを1996年3月に導入した。このATMネットワークは、総計260台のATM交換機からなる大規模なものであり、交換機間を接続する回線容量は1.8Gbpsから311Mbpsとなっている。京都大学には、すでに全学をカバーするキャンパスネットワークであるKUINSが敷設されているが、 KUINS-II/ATMの基本的な考え方は、従来からあるキャンパスネットワークを置き換えてしまうのではなく、従来のネットワークを活かしつつ、これまでにはで
著者
小林 健太 加藤 有己 谷口 丈晃 丸山 徹 伊藤 通浩 五斗 進 竹山 春子 藤渕 航
雑誌
研究報告バイオ情報学(BIO) (ISSN:21888590)
巻号頁・発行日
vol.2015-BIO-42, no.58, pp.1-2, 2015-06-16

多数の難培養微生物で構成される海洋環境の理解を促進するために,メタゲノム解析に注目が集まっている.しかしながら,メタゲノムのリード群を完全にアセンブルすることは困難を極めることが知られている.近年,次世代シークエンシング技術の発展とともに,1 細胞ゲノムデータが利用できるようになってきた.本稿では,近年の利用可能な技術の動向を踏まえ,メタゲノムおよび 1 細胞配列データが与えれたとき,アセンブリ,遺伝子の構造および機能推定を行うパイプラインを発表する.具体的に,リードの前処理,アセンブリとアノテーションに特化したパイプラインを提供し,遺伝子アノテーションのマップの可視化を可能とするものである.
著者
川名 真弓 カワナ マユミ Mayumi Kawana
雑誌
雲雀野 = The Lark Hill
巻号頁・発行日
vol.27, pp.111-121, 2005-03-31

Kate Leslie, a heroine in The Plumed Serpent, was an Irish woman of Celtic descent, who would be forty soon. D. H. Lawrence felt nostalgia for Celticism and he treated it as a subject of his own literature. Kate came to Mexico, thinking that she would have to be born again. And she felt that her inevitable fate lay concealed in Mexico. Later she met the leaders of a movement of Quetzalcoatl: Ramon and Cipriano. Quetzalcoatl is a rare bird with green wings. In Mayan Mythology, it is said that a goddess had swallowed emerald and consequently it was born. Christianity saddled a person with a heavy burden and set up the hell. But the humanity Lawrence yearned for was in the pre-Christian ancient heathen world. Kate wore the bridal dress of green with an emerald ring. Quetzalcoatl was a rare bird with green wings. The term of endearment for Ireland is 'The Emerald Isle.' In Lawrence, green was a color having magnificent nobility. He Regarded King Arthur and Quetzalcoatl as the hero. So Lawrence fused the Celts and Mexico in The Plumed Serpent. Eventually 'Mexico is another Ireland.'
著者
桃井 貞美
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.461-467, 1994-03-15

コンピュータグラフィックスによる木目の表現手法としては、実写画像をマッピングする方法と手続きにより三次元テクスチャを発生させマッピングする方法がある。後者は前者に比較してメモリ領域の節約、三次元連続性などの点で優れているが、リアリティーの向上が課題となっている。本論文では、従来よりもリアルなテクスチャを合成可能な、算術的手続きによる木目の表現方法について述ぺる。まず、木の成長過程における枝分かれを考慮に入れた骨格形状のモデルを提案し、このモデルを用いて年輪状のテクスチャを三次元的に生成する手法を示す。次に、この手法を拡張し、自然の木材で観察される、方角による年輪密度の違い、樹齢による成長速度の変化および年輪の揺らぎなどの現象を簡単なパラメータと計算式により表現可能であることを示す。本手法は、目的とする樹種の骨格的特徴や形態的特徴を表現でき、さまざまな切断面こおいて、それに対応した多様なテクスチャを合成可能である。部品数が多く実写画像を用意するのが困難な場合には、本手法は特に有用である。また、従来の手続き型手法と比較して、節の護現が簡単にできるので、唐松の小径材など節を特徴とする素材を用いた製品のシミュレーションにおいて、画像のリアリティーを向上させることができる。

1 0 0 0 OA 執筆者紹介

雑誌
境界を越えて : 比較文明学の現在
巻号頁・発行日
vol.15, 2015-02
著者
三浦 真司
雑誌
オイコノミカ (ISSN:03891364)
巻号頁・発行日
vol.44, no.2, pp.143-157, 2007-11-01
著者
岩間 司
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.56, no.7, pp.624-625, 2015-06-15
著者
森 信介 長尾 眞
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.39, no.7, pp.2093-2100, 1998-07-15

自然言語処理において,辞書は単語の文法的機能や意味の情報源として必要不可欠であり,辞書に登録されていない単語を減少させるため,辞書の語彙を増強する努力がなされている.新語や専門用語は絶えず増え続けているため,辞書作成の作業は多大な労力を要するのみならず,各解析段階での未知語との遭遇は避けらず,大きな問題の1つとなっている.この問題を解決するため,本論文では,nグラム統計を用いて,コーパスからの単語の抽出とその単語が属する品詞の推定を同時に行う方法を提案する.この方法は,同一品詞に属する単語の前後に位置する文字列の分布は類似するという仮定に基づく.実験の結果,本手法が未知語の品詞推定や辞書構築に有効であることが確認された.
著者
Doudou Fall Takeshi Okuda Youki Kadobayashi Suguru Yamaguchi
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.56, no.6, 2015-06-15

Cloud computing has revolutionized information technology, in that It allows enterprises and users to lower computing expenses by outsourcing their needs to a cloud service provider. However, despite all the benefits it brings, cloud computing raises several security concerns that have not yet been fully addressed to a satisfactory note. Indeed, by outsourcing its operations, a client surrenders control to the service provider and needs assurance that data is dealt with in an appropriate manner. Furthermore, the most inherent security issue of cloud computing is multi-tenancy. Cloud computing is a shared platform where users' data are hosted in the same physical infrastructure. A malicious user can exploit this fact to steal the data of the users whom he or she is sharing the platform with. To address the aforementioned security issues, we propose a security risk quantification method that will allow users and cloud computing administrators to measure the security level of a given cloud ecosystem. Our risk quantification method is an adaptation of the fault tree analysis, which is a modeling tool that has proven to be highly effective in mission-critical systems. We replaced the faults by the probable vulnerabilities in a cloud system, and with the help of the common vulnerability scoring system, we were able to generate the risk formula. In addition to addressing the previously mentioned issues, we were also able to quantify the security risks of a popular cloud management stack, and propose an architecture where users can evaluate and rank different cloud service providers.------------------------------This is a preprint of an article intended for publication Journal ofInformation Processing(JIP). This preprint should not be cited. Thisarticle should be cited as: Journal of Information Processing Vol.23(2015) No.4 (online)------------------------------
著者
"遠山 緑生 白鳥 成彦 大久保 成 木幡 敬史 和泉 徹彦 田尻 慎太郎" "トオヤマ ノリオ シラトリ ナルヒコ オオクボ ナル コワタ タカシ イズミ テツヒコ タジリ シンタロウ" Norio "Toyama Naruhiko Shiratori Naru Okubo Takashi Kowata Tetsuhiko Izumi Shintaro" Tajiri
雑誌
嘉悦大学研究論集
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.67-88, 2012-03-20

嘉悦大学では、デジタルネイティブ世代へのICT リテラシー教育内容を再検討し、2010 年度からの新カリキュラムの主要科目としてICT スキルズ・ICT ツールズ・ICT メディア・ICTコモンズの4 科目を開講した。この4 科目は「デジタルネイティブ世代を意識した、コンピュータ<で>教えるICT 教育」をコンセプトとする。4 科目全体の目標は、いわゆる初年次教育の一環として、PC やネットの利用をきっかけとしつつ、広く知的生産において必要とされるリテラシーの育成と、知的生産を通じたコミュニケーションの経験を積んでもらうことにある。ICT を活用した情報の<入力-編集-出力>という一連のプロセスを標準形とし、これを4 科目それぞれの特色を持つ様々な形のプロジェクト課題として実践する。本論文ではこれらの科目に関して、その概要と目標を述べるとともに、現在の科目編成に至る過程で行われた議論をまとめ、紹介する。