著者
山本 吉道 中山 正広 岩井 健浩
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
海洋開発論文集 (ISSN:09127348)
巻号頁・発行日
no.21, pp.39-44, 2005
被引用文献数
1

The great earthquake of M9 was generated in the North Sumatra offing at 7: 58 on December 26th, 2004, and the serious tsunami calamity was produced in every coast of Indian Ocean. We report on the damage survey that we carried out from January 9th to 12th in Thai western coast where typical tsunami damage was produced.<BR>(1) The tsunami height of Khoa Lak coast was about 9m on the sea level, and almost all walls and pillars of buildings within 30m of coastal line were toppled. The flood region had reached to lkm or more inland.<BR>(2) The tsunami height of Patong beach was about 6m on the sea level, and almost all walls and pillars of buildings within 30m of coastal line were not toppled but the flood depth was about 2m.<BR>(3) The tsunami height of Phi Phi island is 6-7m on the sea level at the north side and 3.5-5m on the sea level at the south side.
著者
今村 華子 吉田 博嗣
出版者
大分県地方史研究会
雑誌
大分縣地方史
巻号頁・発行日
no.191, pp.42-57, 2005-06

挿図あり, 特集『文化財の保護と活用』
著者
宋 娘沃
出版者
中国学園大学/中国短期大学
雑誌
中国学園紀要 (ISSN:13479350)
巻号頁・発行日
no.13, pp.71-79, 2014-06

現在,モバイル産業を取り巻く国際競争が熾烈になっている。モバイル産業の中でも携帯端末のOSをめぐって,一段と競争が激化し,新たに第3勢力としてTizenやFirefoxなども登場している。携帯端末のOSはスマートフォン時代に入り,そのOSをオープン化するのか,クローズドするのかという企業の戦略の違いがあるものの,現時点では,アップルのiOS とグーグルのAndroidの2大体制が軸になっている。アップルはiPhoneにおいて,アプリケーション開発環境を公開するとともに,自由にアプリケーションを流通させる仕組みを構築することによって,これまで通信事業者の支配力の強かったモバイルアプリケーションの市場を開放した。しかし,このビジネスモデルは,アップルが端末からアプリケーション・コンテンツまでを垂直統合的に管理する制限的なものである。これに対して,グーグルはAndroidのソースを完全オープン化し,これを望む企業に活用できるシステムを構築している。Androidソフト群は,既存のオープンソースを元にグーグルが改編,公開したものであった。グーグルの場合,公開義務のあるソフト部門にのみソース・コードを公開している。さらにグーグルの自社サービスのブラウザー,グーグルマップ,Gmail,YouTubeなども一緒に利用できるようにし,オープン化を推し進めている。
著者
牧野 悠
出版者
千葉大学大学院人文社会科学研究科
雑誌
千葉大学人文社会科学研究 (ISSN:13428403)
巻号頁・発行日
no.15, pp.14-25, 2007-09

柴田錬三郎の剣戟随筆「武蔵・弁慶・狂四郎」は、発表以降、半世紀に亘り、彼の著作集に収録され続けてきた。代表作「眠狂四郎無頼控」に言及しているため、引用されることも多い本随筆であるが、その執筆方法は、先行する剣戟随筆を巧みに切り貼りし、紹介するというものであった。そこで典拠とされたのは、中里介山、直木三十五らであった。よって、本随筆中、特に弁慶に関しては、典拠としたもののバイアスがかかった描写にならざるを得なかった。また、ここでは、先輩作家の描写から、その典拠に遡り、自らのテキストに吸収する方法も活用されている。これら方法は、柴錬の初期剣豪小説作法の再現であった。したがって、本随筆は、やがて柴錬独自の方法を完成させるに至る、一種の剣戟描写修行の記として読むことが可能となるのである。また、後に発表される柴錬の、剣豪小説のキャラクターを考える上でも、武蔵・弁慶・狂四郎の三タイプの要素は、キャラクター造形上、重大な意味を持っているのである。
著者
尾崎 安央
出版者
法曹会
雑誌
法曹時報 (ISSN:00239453)
巻号頁・発行日
vol.73, no.2, pp.1-24, 2021-02