著者
遊佐 真一
出版者
公益社団法人 日本油化学会
雑誌
オレオサイエンス (ISSN:13458949)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.67-72, 2014 (Released:2017-02-01)
参考文献数
20

直鎖状の親水性ブロックと側鎖に疎水性のデンドロンを含むブロックからなる構造の制御された両親媒性ジブロック共重合体を可逆的付加-開裂連鎖移動(RAFT)型の制御ラジカル重合法で合成した。ジブロック共重合体は水中でデンドロンを含むブロックの疎水性相互作用により会合体を形成した。ポリマーの構造に応じてミセル間の凝集による高次会合体やベシクル構造を形成した。また会合により生じた疎水性ドメインは,ゲスト分子の微細な構造の違いを認識した取込挙動を示した。
著者
石川 博明 村木 孝行 森瀬 脩平 関口 雄介 黒川 大介 山本 宣幸 出江 紳一
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.39 Suppl. No.2 (第47回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.Ca0935, 2012 (Released:2012-08-10)

【はじめに、目的】 野球選手において、投球側の肩関節内旋制限は特徴的な所見であり、投球障害に関連する一要因であると言われている。このような背景から、投球側と非投球側の肩関節内旋可動域を測定し、左右差を比較したものが過去に多く報告されている。しかし、これらの報告の多くは肩関節外転90°位で測定しており、単一肢位での比較となっている。肩関節内旋の制限因子としては、上腕骨後捻角の増大による骨性の因子、筋、靱帯、関節包などの軟部組織性の因子、さらに軟部組織性の因子は伸張性低下による他動因子と筋の収縮による自動因子に分けられ、多岐にわたる。したがって、単一肢位の測定では制限因子をより詳細に知ることができない。そこで、本研究では投球側と非投球側の肩関節内旋可動域の差を様々な肢位で比較することにより、野球選手に特徴的な肩関節内旋制限の因子を検討することを目的とした。【方法】 シーズン前に検診を行った硬式野球部に所属する高校生選手46名(投手:13名、捕手:6名、内野手:16名、外野手11名)を対象とした。測定項目は各4肢位(肩関節外転30°位、外転90°位、屈曲90°位、伸展30°位)での内旋可動域とし、肢位ごとに投球側と非投球側との間の内旋可動域差(投球側-非投球側)を算出した。また、すべての測定は背臥位で、3名の検者によって行われた。各検者は他動的運動、肩甲骨の固定および最終可動域の確認、デジタル傾斜計およびゴニオメーターを用いた角度測定のいずれかを担当した。解析はすべての選手を対象に肢位の違いによる内旋可動域差を比較した。また、疼痛の有無との関連を調べるため、投手と捕手を含むバッテリー(19名)を肩関節痛あり群(投手:5名、捕手:4名、計9名)となし群(10名)の2群に分け、各肢位での内旋可動域差を2群間で比較した。肩関節痛を有した選手全員は外転外旋位でインターナルインピンジメントの所見を認め、これらが原因による痛みが疑われた。統計解析には、一元配置分散分析およびGames-Howellの多重比較検定、対応のないt検定を用い、有意水準はすべて5%未満とした。【倫理的配慮、説明と同意】 本研究は高校野球部指導者および選手に対して検診の目的、内容を文書および口頭で説明し、同意を得られた上で実施した。【結果】 投球側と非投球側との間の内旋可動域差は、外転30°位(1.2±8.6°)、外転90°位(-6.0±12.4°)、屈曲90°位(-9.8±7.5°)、伸展30°位(-11.1±14.9°)の順に大きくなった。また、外転30°位とその他3肢位との間でそれぞれ有意差を認めた(p<0.01)。肩関節痛あり群となし群の比較では、伸展30°位において肩関節痛あり群(-21.1±6.5°)がなし群(-9.0±16.0°)と比較して、内旋可動域差が有意に大きかった(p<0.05)。【考察】 本研究の結果より、高校野球選手の肩関節内旋制限は測定肢位により異なることが明らかになった。骨性の制限因子は肢位によって変わらないため、測定肢位によって軟部組織の制限因子としての影響度が異なることが考えられる。また、本研究では外転30°位にて左右差が最も小さく、伸展30°位にて左右差が最も大きいという結果であった。MurakiらやIzumiらによると、外転30°位と伸展30°位での内旋は、ともに後方関節包と棘下筋が伸張される肢位であると報告されている。本研究では、外転30°位と伸展30°位との間で内旋可動域差に有意差を認めたことから、内旋制限が後方軟部組織の伸張性低下のみによるものとは考えにくい。また、肩関節痛の有無による比較を行ったところ、肩関節痛あり群では伸展30°位で左右差が有意に大きいという結果であった。Yamamotoらの報告によると、肩関節伸展により肩峰下接触圧が高くなるとされている。したがって、伸展30°位での測定はインターナルインピンジメントによって損傷される腱板と肩峰下の接触ストレスを高め、筋による防御性収縮を生じさせる可能性がある。そして内旋に対する防御性収縮が生じた場合、伸展位での内旋は棘下筋の大きな伸張が必要となるため、内旋可動域への影響が大きくなると考えられる。今後は、これらのストレスと防御性収縮などの自動因子による内旋制限との関係について、更に検討を進める必要がある。【理学療法学研究としての意義】 本研究の結果は、必ずしも後方軟部組織の伸張性低下のみが原因ではなく、筋による自動因子が大きく関与している可能性を示した点で意義深い。関節可動域の改善において制限因子の把握は必要不可欠であり、本研究の結果は治療法を選択する上で有用となる。
出版者
公益社団法人 日本リハビリテーション医学会
雑誌
The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine (ISSN:18813526)
巻号頁・発行日
vol.46, no.12, pp.753-786, 2009-12-18 (Released:2010-01-01)

宇宙飛行士のリハビリテーションの現状と未来…大島 博,向井 千秋,里宇 明元 753宇宙環境で有効な骨格筋維持装置開発の研究—ハイブリッドトレーニング法によるWearable device の開発研究—…志波 直人,松瀬 博夫,吉光 一浩,田川 善彦 758微小重力や長期臥床による骨粗鬆症への挑戦…松本 俊夫,木戸 里佳 764平衡機能障害に挑む—宇宙酔いと重力適応—…野村 泰之 767循環調節障害に挑む…岩崎 賢一 774ヒューマノイドロボットを用いて様々な負荷環境における姿勢調節メカニズムを探求する…玄 相昊 778
著者
榊原 雄一郎 西崎 雅仁 木野 龍太郎
出版者
産業学会
雑誌
産業学会研究年報 (ISSN:09187162)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.24, pp.53-66, 2009 (Released:2010-03-31)
参考文献数
26

Recently, it is expected that the technologies and skills of the localized industry forms the basis of the new regional industry in the regional industrial development strategy. However, these regional industrial strategy that based the technologies and skills of the localized industry, such as regional cluster programs, has difficult problems. This Paper discusses the meanings of the technologies and skills of the localized industry by considering localized industry as one regional system which forms the product chain. We take up the Sabae eye-glasses production area in Fukui Prefecture as a case study and discuss it. We examine the difficulty of the regional industrial strategies and today's the crisis of collapse of localized industry in the views of the technologies and skills of the localized industry.In the localized industry, the companies which take the base technologies and skills are engaged in a specific works under the formation by the organizer. In this case these companies give only the "structure" to materials, but an organizer gives the "function" to it. Therefore, these companies need the organizer to shows their own ability in the localized industries. This is why the localized industry lacks in flexibility, because these companies tend to lack of the ability to understand the own technologies concerning the "function".
著者
三尾 裕子
出版者
東京大学
巻号頁・発行日
2004

本論は、1980年代半ばより筆者が行ってきた台湾・中国の漢人についての一連の宗教研究の中で、台湾中西部の沿海地域にある馬鳴山鎮安宮という"廟" −本論では、廟とは様々な霊的存在(spiritual beings)を祀る施設を指す−を社会的な場として展開される信仰観念や信仰実践を、歴史人類学的に考察したモノグラフである。// 本論では、個別具体的なケーススタディを民族誌として包括的に記述するということが目的であるが、そのために、時間軸(即ち歴史)と、空間軸(即ち研究対象の設定)という点で従来の人類学研究の問題点について、新しい試みを行った。// 第一の時間と言う点では、中国文化圏の特に民間信仰の分野において、従来歴史学あるいは宗教史学と人類学的な研究とが個別に行われ、相互の連関が不問に付されてきたことに鑑み、この欠を補うことを試みた。これまでの中国・台湾の宗教史研究を通観すると、現在見られるある事象に関わる民衆の多様な解釈の中から、過去の文献にも登場するある解釈を抽出し、その間の連続性を無条件に措定することで、それ以外の解釈を逸脱や捏造として排除する場合がしばしば見受けられた。更に民間信仰を人類学的に扱う上で、仏教や道教などの成立宗教と民間信仰とがそれぞれ別個に自律的に存在するのではなく、相互に影響を及ぼし合う点に注意を払う必要があると考えられるものの、この点についての考察はほとんどなされてこなかった。// 第二の空間と言う点では、本研究では従来人類学の研究手法では扱いにくかった、明確な外延を設定できない研究対象を包括的に捉える試みを行った。今日の経済活動などに代表されるグローバリゼーションによって、従来の人類学が当然視してきたところの、その中で社会関係が完結するコミュニティを研究対象として設定することは不可能になっている。そこで、本研究では、ある考察の対象となる事象が生起する"場"に注目し、その"場"を媒介として様々な活動や人々の関係を常に外に開かれたものとして考察するとともに、人々を引き寄せ、繋いていくそのような"場"に人々が付与する意味や価値を明らかにして行く方法を取った。つまり、研究対象の外延をあらかじめ設定するのではなく、"場"を媒介とすることで、そこに参加する人たちがその"場"や信仰対象に対して作り上げて行く意味や関係のプロセスを提示することを試みた。// 以上のような問題意識に基いて、具体的に考察を行ったのは、台湾中西部の馬鳴山鎮安宮と呼ばれる〈五年王爺〉を祀る廟である。本論では、フィールドワークによる資料収集だけではなく、文書史料を併用することによって、主に、〈五年王爺〉を含む〈王爺〉というカテゴリーの〈神〉が、従来道教の文脈で〈瘟神〉と意味付けられてきたことと、人類学的研究において「〓鬼」と意味付けられてきたこととの齟齬や断絶を接合した。特に本論では、〈五年王爺〉を信仰してきた人々によるそれに対する語りを分析することから、台湾漢人の霊的な存在の動態性とのかかわりに留意しつつ、〈五年王爺〉像の変遷を跡付けた。また、従来民間信仰は、地域社会を統合する際の宗教的なシンボルとして考えられてきたことについて、「祭祀圏」という概念を用いて廟を核とする地域的な社会結合を分析した。特に、本研究の対象のように、伝統的に既に複数の郷鎮、あるいは県にまたがって広範囲に信者が広がっている廟の場合、「祭祀圏」概念がどこまで適用できるのかを検証した。更に、1970年前後から急速に増加している地縁的な基盤を持たない信者については、従来の地縁的な基盤を前提とする民間信仰概念では捉えきれない。そこで、鎮安宮という"場"を焦点として、そこに出入りする新しいタイプの信者が、地縁に代わる如何なる紐帯を廟あるいは〈五年王爺〉と結ぶに到ったのかを考察した。// その結果、本論で明らかになったことは、以下の諸点である。// まず、伝統的にそして現在も鎮安宮の地縁的な基盤となっている〈五股〉の諸村落及び〈香庄〉と呼ばれる諸単位に所属する信者にとっては、〈五年王爺〉は〈瘟神〉と関係付けられるのではなく、科挙に合格した「進士」としてイメージされている。// 第二には、〈五年王爺〉が天の最高位の〈神〉である「玉皇上帝」から派遣された強大な権力と権威をもった〈神〉であるという側面と、横暴で理不尽で〈鬼〉(特定の祭祀者を持たない死者の霊魂)と共通する側面とを持つ両義的な存在として意識されていることが理解される。// 第三には、道教経典などにまで遡って歴史的な〈王爺〉像の変遷を追い、〈王爺〉の起源に関する先行研究を再考した結果、清代以降の台湾では、〈王爺〉という名のもとに、経典中の「瘟神」のみならず、様々な多様な霊魂が、いくつかの共通する要素とズレとを含みつつ収斂して行くことを跡付けた。// 第四に、台湾の民間信仰における霊的な存在は、〈神(gods)〉・〈祖先(ancestors)〉・〈鬼(ghosts)〉の三位の中に位置づけられるという研究が欧米の人類学者によって蓄積されてきたが、このような三位モデルは、漢人が霊魂に関して語る二種類の語りの間の弁証法的な関係と言う点から理解することが必要であることを指摘した。即ち、一つが、非常にシステマティックで階層的な諸霊魂の位置づけの語りであり、もう一つが前者のような体系的な語りでは収まりきらない曖昧な霊魂についての語りである。彼らの中で、これらの一見相反する語りが矛盾なく同居することにこそ、漢人の霊魂観のダイナミックスの源があると考えられる。// 第五には、以上の議論を受けて、筆者の主な居住地であったS村の人々が、三位モデルに関していかなる語りをしてきたのか、特に、〈神〉と〈鬼〉との中間領域への彼等の関わり方について、「大家楽」と呼ばれる民間の賭け事を例にとって分析した。「大家楽」は一種の宝くじであるが、1980年代後半から人々が当たり番号を予想する為に、霊的な存在に頼るという現象が広くみられるようになった。彼らは、〈鬼〉と〈神〉との境界領域にあった存在に頼るが、そのような存在が霊験を発揮して当たり番号を当てた場合に〈神〉と見なされるようになるケースが見られることを、具体的な事例を用いて明らかにした。〈王爺〉は今日の台湾では、既に最もポピュラーな〈神〉となっているが、〈王爺〉の出自由来と今日の信者の語りとの間の隔たりが存在することから、今日の台湾で見られる〈鬼〉の〈神〉化のプロセスに類似した移行が〈王爺〉においてもあったことが推測される。// 第六に、鎮安宮の信者の空間的な広がりに関わる諸問題のうち、まず、主に伝統的に鎮安宮の信者とされてきた地域社会を"祭祀圏"概念を用いて考察した。まず、"祭祀圏"に関する先行研究をレビューし、多くの論者に共通する"祭祀圏"を構成する条件について論じた。それらを鎮安宮に適用して見た場合、次の二点が明らかになった。まず〈五股〉の場合には、これが外延のはっきりした一つの祭祀圏を形成していると考えることが可能だが、その結合の原理を宗教以外のその他の社会組織に求めることについては、その証左を得る事は出来なかった。また、〈香庄〉の分布域は、今日では、250を超える諸単位を抱え込んでいるが、廟経営への参与の有無などの客観的条件によってプロットされる「範囲」と人々がイメージする単位分布の「領域」が一致するような固定的で明確な外延によって囲い込まれているわけではない。各単位の鎮安宮との関係は、慣習化されているとはいえ、一回一回の儀礼毎に鎮安宮に勧請に行くこと(あるいは行かないこと)を選択できる流動性を許容する関係である。また、〈香庄〉の場合も、その分布域が何らかの社会組織と対応関係にあるという証左は発見できなかった。// 最後に、従来"祭祀圏"概念によって分析されてきた民間信仰においてほとんど取り上げられることの無かった、遠隔地の個人ベースで信仰を求める信者層について考察した。その結果、信者の都市への移動や仕事や婚姻などによる台湾の人々の活動領域の拡大が、信者の分布域の拡大と関わっていることが明らかになった。また、このような遠隔地の信者たちと鎮安宮あるいは〈五年王爺〉との関わりについて、信者の語りを分析することによって、彼らの〈王爺〉像が今日の台湾社会の社会変化とどのように関わりをもち、またその中で彼らが〈王爺〉といかなる新しい関係を結ぼうとしているのかを明らかにした。従来、集落などの地域共同体内の安寧を保護してきた〈神〉は、戦後特に1970年以降の人口の流動化、都市化によって、個人とより直接的な関係を結びつつある。そして〈神〉と個人との関係の中で、個人が〈五年王爺〉との持続的なインターアクションを構築する事によって、信仰に至り、それを維持発展させていることが明らかになった。ただし、ここにおける"個人"とは、必ずしも他者と区別された自律的な"個人"といった近代的自我を具えた"個人"ではない。本論では、彼等が近代化、都市化による社会の再編過程にある社会において生み出された不安や不確定性に対して、伝統的な思考における共同性や「〈命運 mia7-un7(運命)〉観」を援用することによって対処していることを示した。つまり、信者と〈王爺〉との間に〈命運〉観に基づく結合の回路が創り出されている事が、今日の鎮安宮が、地縁社会との結びつきとは別に脱地縁化した信者を増やしている所以である、というのが筆者の見方である。
著者
前嶋 信次
出版者
三田史学会
雑誌
史學 (ISSN:03869334)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.256-321, 1952
著者
藤田 豊八
出版者
東洋文庫
雑誌
東洋学報 = The Toyo Gakuho
巻号頁・発行日
vol.3, no.3, pp.443-448, 1913-11
著者
藤田 豊八
出版者
東洋文庫
雑誌
東洋学報 = The Toyo Gakuho
巻号頁・発行日
vol.3, no.3, pp.443-448, 1913-11
著者
鍋島 弘治朗
出版者
關西大學文學會
雑誌
關西大學文學論集 (ISSN:04214706)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.93-116, 2006-08-25
著者
田中義能著
出版者
明治書院
巻号頁・発行日
1943
著者
高畠 和輝 伊澤 和輝 秋川 元宏 大上 雅史 秋山 泰
雑誌
研究報告バイオ情報学(BIO) (ISSN:21888590)
巻号頁・発行日
vol.2020-BIO-61, no.10, pp.1-6, 2020-03-05

土壌や海洋,生体内などの環境に生息する微生物を網羅的に解析するメタゲノム解析の手法の一つとして,大量のシークエンスデータに高精度な配列相同性検索を行うものがある.従来法である BLAST などの配列相同性検索ツールでは,最新の次世代 DNA シーケンサーのスループットに対して計算速度が不十分であり,前述のような解析のボトルネックとなっている.本研究では,データベース配列とクエリ配列の間で類似度の高い部分配列を二段階で探索し,各段階において文字数の異なる圧縮アミノ酸集合を適用することで,高精度かつ高速な相同性検索を行う新たなアルゴリズムの提案・実装を行った.また評価実験により,従来手法と比較した際の提案手法の有効性を確認した.
著者
植沢 芳広
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.140, no.4, pp.499-505, 2020-04-01 (Released:2020-04-01)
参考文献数
22
被引用文献数
4

Toxicity testing is critical for new drug and chemical development process. A clinical study, experimental animal models, and in vitro study are performed to evaluate the safety of a new drug. The limitations of these methods include extensive time for toxicity testing, an ethical problem, and high costs of experimentation. Therefore computational methods are considered useful for estimating chemical toxicity. In silico toxicity prediction is one of the toxicity assessments that uses computational methods to predict and stimulate the toxicity of chemicals. In silico study aims to contribute to effective development of new drug and chemical design. In this study, quantitative structure-activity relationship (QSAR) models will be used to predict toxicities based on chemical structural parameters. Because toxicities are complicated physiological phenomena, a similar toxicity expression might cause a different pathway. Also, since many drugs with unknown mechanisms of actions are available, the application of artificial intelligence (AI)—which uses sophisticated algorithms— is increasingly used to predict toxicities. Recently, the QSAR model was applied to determine complex relations between chemical structures and toxicities. However, accuracy of QSAR for toxicity prediction remains an important issue. International competitions funded by public institutions can address this issue. Two important toxicity challenges were organized in the past decade; this article presents issues of toxicity based on these challenges.
著者
田邊 思帆里 広瀬 明彦 Maurice Whelan 山田 隆志
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.140, no.4, pp.485-489, 2020-04-01 (Released:2020-04-01)
参考文献数
8
被引用文献数
2

The Organisation for Economic Co-operation and Development (OECD) has initiated the adverse outcome pathway (AOP) Development Program in which the concept of AOP is applied to evaluate the safety of molecules such as chemicals. This program aims to assist regulatory needs and construct a knowledge base by accumulating AOP case studies. AOP consists of a molecular initiating event (MIE) as the initiating event of the pathway; key events (KEs) as the events themselves, such as cellular-molecular interactions; and adverse outcome (AO), such as signaling transduction-induced toxicity, as adverse events. KEs are extracted as important events at various levels, such as the molecular, cellular, tissue, organ, individual, and species levels; measurement of KEs and key event relationships (KERs), including mechanisms, plausibility, species differences, and empirical support information, are gathered. The development status of the AOP relating to histone deacetylase inhibition-induced testicular toxicity, currently being reviewed by the OECD, has been introduced. The AOP describing malignancies by Wnt ligand stimulation and Wnt signaling activation using gene expression network analysis-based mechanisms in molecular pathway elucidation has been suggested.