著者
臼田 謙太郎 西 大輔 佐野 養 松岡 豊
出版者
一般社団法人 日本総合病院精神医学会
雑誌
総合病院精神医学 (ISSN:09155872)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.147-155, 2016-04-15 (Released:2019-03-19)
参考文献数
34

産後うつ病の予測因子については,国によって異なった要因が報告されており,社会文化的な相違がその原因になっている可能性がある。日本においては,子どもを産まなければならないというプレッシャーを感じることが産後の抑うつ症状を予測する可能性があると先行研究から考えられたため,本研究ではその仮説を検討した。市中産院で妊娠12〜24週の妊婦を連続サンプリングでリクルートし,妊娠中と産後1カ月時点でエジンバラ産後抑うつ質問票(EPDS)を実施し,産後のEPDSが9点以上であることを従属変数としてロジスティック回帰分析を行った。産後1カ月の調査には118名(66.7%)が参加し,解析の結果,出産に関するプレッシャーが産後の抑うつ症状を予測していた。総合病院の精神科において妊婦中に出産に関するプレッシャーの有無を尋ねることは,産後の精神的健康を予測するうえで有用な可能性が示唆された。
著者
小塩 真司 西野 拓朗 速水 敏彦
出版者
日本パーソナリティ心理学会
雑誌
パーソナリティ研究 (ISSN:13488406)
巻号頁・発行日
vol.17, no.3, pp.250-260, 2009
被引用文献数
2 3

本研究の目的は,他者軽視および顕在的自尊感情と,潜在連合テスト (Implicit Association Test; IAT) によって測定された潜在的自尊感情との関連を検討することによって,仮想的有能感の特徴を明らかにすることであった。研究1では大学生119名に対し,紙筆版の潜在連合テストによって潜在的自尊感情を測定し,顕在的自尊感情尺度,他者軽視に基づく仮想的有能感尺度を実施した。また研究2では,大学生155名を対象に,パーソナルコンピュータ上の潜在連合テストによって潜在的自尊感情を測定し,顕在的自尊感情尺度,仮想的有能感尺度を実施した。2つの研究ではほぼ同じ結果が再現された。まず第1に,仮想的有能感は顕在的自尊感情とは有意な関連がみられないが,潜在的自尊感情とは有意な正の相関関係にあった。また第2に,顕在的自尊感情が低く潜在的自尊感情が高い者が,もっとも他者軽視を行う傾向にあることが示された。
著者
中村 真澄
出版者
早稲田大学法学会
雑誌
早稲田法学 (ISSN:03890546)
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.377-406, 1961-03
著者
中村 真澄
出版者
早稲田大学法学会
雑誌
早稲田法学 (ISSN:03890546)
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.469-493, 1957-03
著者
中村 真澄
出版者
早稲田大学法学会
雑誌
早稲田法学 (ISSN:03890546)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.145-173, 1958-09
著者
中村 眞澄
出版者
早稲田大学法学会
雑誌
早稲田法学 (ISSN:03890546)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.303-334, 1959-06-20
著者
中村 真澄
出版者
早稲田大学法学会
雑誌
早稲田法学 (ISSN:03890546)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.79-131, 1970-03

1 0 0 0 OA 越前国名蹟考

著者
井上翼章 編
出版者
中村興文堂[ほか]
巻号頁・発行日
vol.首巻,巻之2, 1903
著者
山内 芳忠
出版者
東京医学社
雑誌
周産期医学 (ISSN:03869881)
巻号頁・発行日
vol.31, no.7, pp.881-883, 2001-07
著者
田浦 直
出版者
日本皮膚科学会西部支部
雑誌
西日本皮膚科 (ISSN:03869784)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.296-314, 1969
被引用文献数
1

単極ガラス電極を使用し,正常皮膚表面のpHを測定,統計的考察を加え,つぎのごとき結果をえた。<BR> 1)正常皮膚pHは男性4.87,女性5.05で,女性は10才台後半から男性では50才を境に高くなる。部位別には前腕より上腕,屈側より伸側が高く,女性では前額部で高いものが多かつた。また,冬は高く,夏は低く,春と夏,秋と冬を境にして大きな変動がみられた。<BR> 2)新生児は出生直後高値であるが,4日目前後に著明な低下をみる。鼠径部では日数による変動が少なく,高い値を維持した。新生児のpHは胎脂,羊水の吸収,分解に影響され,鼠径部では尿による汚染とも関係あると考えた。<BR> 3)第4趾間は第1趾間よりはるかに高く,また白癬の既往のあるものに高い値が多かつたので,趾間白癬の発生と関係あるものと推察した。<BR> 4)陰嚢も鼠径より高く,pH7.0以上を有する例もみられ,変動幅も大きかつた。これは陰嚢の有する特異な解剖学的条件に由来するものと考えたい。<BR> 5)女性では月経期間中にpH値の低下を示し,その変動期間も安定していた。