著者
小島 弥生 Yayoi KOJIMA
出版者
埼玉学園大学
雑誌
埼玉学園大学紀要. 人間学部篇 = Bulletin of Saitama Gakuen University. Faculty of Humanities (ISSN:13470515)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.67-74, 2011-12-01

賞賛獲得欲求と拒否回避欲求という2つの異なる承認欲求について、先行研究においては個々の欲求が人の認知や行動に与える影響力や認知・行動との関連の検討は行われてきたが、2つの承認欲求がともに強い人の特徴は明らかにされていない。本研究では認知的方略としての防衛的悲観性が、2つの承認欲求がともに強い人にみられる認知的方略であることを明らかにすることを試みた。大学生を対象とした調査研究から尺度得点の比較を行い、賞賛獲得欲求と拒否回避欲求のともに強い人が防衛的悲観性を有している可能性が示唆された。
著者
岡野 裕行
出版者
情報メディア学会
雑誌
情報メディア研究 (ISSN:13485857)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.29-40, 2019

<p><tt>大学図書館における学生協働の多くは,大学図書館職員が図書館業務の一部を学生に任せる形態になっている.そのため,当初は学生と大学図書館職員のみに関係する活動と認識されていた.この取り組みが全国各地の大学へと普及するにつれて,大学図書館職員以外の人や組織との協働関係も築かれるようになった.また,協働関係が多様化することで,その活動場所も大学図書館内に制限されることなく,空間的な広まりも見られるようになった.学生が自らを協働の主役に位置づけ,立場の異なる人たちと協働関係を築くことで,大学図書館の活性化活動で培った力を,さまざまな機会に応用できるようになった.学生たちが協働相手とパートナー関係を結び,学びの形を自らデザインし直す機会を得ることで,学生視点による創造的活動の成果を大学図書館へ還元することができる.</tt></p>
著者
中川 裕三
雑誌
語研ニュース
巻号頁・発行日
no.1, pp.5-6, 1999-04

1 0 0 0 OA 我が抱負

著者
大木遠吉 著
出版者
実業之世界社
巻号頁・発行日
1912

1 0 0 0 露語教本

著者
関東軍情報部編
出版者
嘉納毅六
巻号頁・発行日
1986
著者
谷島 正信 黒田 知紀 島田 政明 中尾 正博
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.135, pp.123-128, 2010-07-14
参考文献数
3

アクティブフェイズドアレーアンテナは,ビーム指向方向を電子制御可能であり,また,多地点間通信が可能なビームホッピングアンテナとして注目を浴びている.2008年2月に打上げられた「きずな」(WINDS)にKa帯APAAとして搭載され,高速衛星通信実験に供されており,実験成果も着実に出てきている.本論文では,WINDS APAAの構成,機能性能と,これまでの通信実験結果を述べる.
著者
筒井 達夫
出版者
一般社団法人 ターボ機械協会
雑誌
ターボ機械 (ISSN:03858839)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.9-13, 1994-01-10 (Released:2011-07-11)
参考文献数
19
著者
龍 粛
出版者
日本大学
巻号頁・発行日
1959

博士論文
著者
寺尾宏二 著
出版者
光書房
巻号頁・発行日
1943
著者
越本 幸彦 石井 洋輔
出版者
医学書院
雑誌
病院 (ISSN:03852377)
巻号頁・発行日
vol.78, no.11, pp.849-853, 2019-11-01

■チーム医療と秩序維持 「チーム医療」という言葉が浸透して久しいが,医療の高度化・複雑化に伴い,医療現場では,複数の専門医療技術者が,互いに連携・補完し合いながら,患者の状況に的確に対応した医療を提供している. 他方で,人の生命・身体を相手にする医療現場は,日夜,搬送されてくる重篤な傷病者や,容態が急変した患者への即応が求められる上,身体への侵襲行為を伴う医行為の性質上,一つの判断ミスや過誤は重篤な結果を招きかねないなど,精神的にも肉体的にも極めて緊張度が高い職場である.
著者
文部省 編
出版者
文部省
巻号頁・発行日
vol.〔2〕, 1892
著者
Shun Sato Chengzhu Yin Akira Teramoto Yasuo Sakuma Masakatsu Kato
出版者
PHYSIOLOGICAL SOCIETY OF JAPAN
雑誌
The Journal of Physiological Sciences (ISSN:18806546)
巻号頁・発行日
vol.58, no.5, pp.317-322, 2008 (Released:2008-10-29)
参考文献数
47
被引用文献数
7 16

Gonadotropin-releasing hormone (GnRH) neurons represent the final output neurons in the central control of reproduction. γ-Amino butyric acid (GABA), one of the major regulators of GnRH neurons, depolarizes GnRH neurons isolated from adult rats via GABAA receptors. The presence of GABAA receptors in GnRH neurons has also been demonstrated morphologically. Furthermore, the pineal hormone melatonin is involved in the regulation of reproductive function, including the timing of the luteinizing hormone surge. The suprachiasmatic nucleus and the GABAergic system in the medial preoptic area are considered as possible sites of the action of melatonin. Until now, however, a direct action of melatonin on GnRH neurons has not been reported. Therefore we examined the effect of melatonin on GABAA receptor currents in GnRH neurons isolated from GnRH-EGFP transgenic rats by means of perforated patch-clamp experiments. The GABAA receptor currents were modulated by melatonin in a sex-specific manner. In GnRH neurons from adult males, melatonin augmented these currents in 67% of the neurons examined, but attenuated the currents in only 19% of them. These modulations were blocked by the melatonin receptor antagonist luzindole, suggesting an involvement of melatonin receptors. The modulation by melatonin was not observed in GnRH neurons isolated from infantile rats. These findings indicate that GABA affects the excitability of GnRH neurons in adult rats through GABAA receptors, and that melatonin modifies this excitability via melatonin receptors in a sex-specific manner.
著者
木村 友子 菅原 龍幸 福谷 洋子 佐々木 弘子
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.153-160, 1997-02-15 (Released:2010-03-09)
参考文献数
14
被引用文献数
2

鶏骨スープの調製法の迅速化・合理化・実用化を目的に, 食品の新しい処理方法として加熱過程に超音波照射を併用した熱水抽出法を試み, 鶏骨スープ (鶏骨20%濃度) の溶出成分と嗜好性の関係を調べ, 好適な調製条件を検討した.(1) 鶏骨スープの色調は経時的に明度の値が低下しこの傾向は照射ありのスープが顕著に低くなり, 色相のa値, b値では抽出温度および照射の有無で, 相違が認められた.(2) 鶏骨スープ中の抽出成分では照射ありの試料が照射なしの試料に比べ全エキス, 総窒素, ヒドロキシプロリンの含量がやや多く, また80℃・98℃設定は60℃設定に比べ溶出量が多かった.(3) 遊離アミノ酸量では照射ありの場合は30分間でグルタミン酸, アラニン, グリシン, セリンなどが大幅に増加し, 5'-IMPの溶出でも照射30分間で最大となり, 以後下降する傾向を示した.(4) 官能検査で高い評価を得た鶏骨スープは, 98℃設定の照射ありの30分間処理であり, 旨味成分などの理化学的測定値とよく対応した.(5) 超音波照射を併用した調製法は, 対照の照射なしの調製法に比し抽出時間が1/3に短縮され, しかも良質なスープが得られ有利であることが示唆された.