著者
水上 直紀 中張 遼太郎 浦 晃 三輪 誠 鶴岡 慶雅 近山 隆
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.55, no.11, pp.2410-2420, 2014-11-15

本論文では,牌譜を用いた教師付き学習による麻雀プログラムの作成法について述べる.まず,上級者の牌譜を用いたパーセプトロン学習によって1人麻雀プレイヤを作成し,それを拡張することによって4人麻雀への適用を行う.拡張は,1人麻雀プレイヤに「降り」と「鳴き」の機能を教師付き学習によって導入することで行った.オンライン麻雀サイト「天鳳」で作成されたプログラムの実力を評価した結果,レーティングとして,平均的な人間プレイヤーの実力を大きく上回る1,651点が得られた.
出版者
埼玉大学教養学部
雑誌
埼玉大学紀要. 教養学部 = Saitama University Review. Faculty of Liberal Arts (ISSN:1349824X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.179-209, 2019

教養学部では、初年次生の必修科目として「アカデミック・スキルズ」を開設して久しい。「アカデミック・スキルズ」は、入学したばかりの大学一年生に、大学での学びの基本を学修してもらうことを目的に設置されている。授業でのノートの取り方や文献の探し方などからはじまり、探求するテーマを自ら見つけ、参考文献を収集して整理分析し、グループ・ディスカッションやプレゼンテーションを経てレポートを作成するまでの一連の作業を経験する。本稿は、その「アカデミック・スキルズ」科目の全体会にゲスト・スピーカーとしてパルコキノシタ氏を招き、講義していただいた講演の記録である。講義は2019年6月28日(金)、埼玉大学全学講義棟1-301教室でおこなわれた。
著者
西村 俊範
雑誌
人間文化研究
巻号頁・発行日
no.39, pp.139-159, 2017-12-20
著者
種村 剛
出版者
中央大学社会科学研究所
雑誌
中央大学社会科学研究所年報 (ISSN:13432125)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.159-177, 2018-09-30

This article clarifies the formation of the concept of “dualism in the application of science and technology” in Japan. The findings are, the concept of dual-use arose in the cold war era to mean the coexistence of military and civilian purposes. In the context in which the Fink Report use the dual-use concept, it referred to the Asilomar conference in 1970s and the ELSI in 1990s. In post war, the development of nuclear weapons or the military use was dealt as “harmful misuse” whereas the peaceful activities were regarded as “good use” in Japan. And, in the statements from the Pugwash Conference and the Kyoto Conference of Scientists, and in the “Scientistʼs Charter”, the dualism in the use of science and technology was connected to the argument on social responsibility of scientists.
著者
岩田 重雄 Shigeo Iwata
雑誌
計量史研究 = Bulletin of the Society of Hist[o]rical Metrology, Japan (ISSN:02867214)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.5-9, 1979-01-25

Tracing the changes of mass standard by statistical calculation on the basis of the weights, nominal gold and silver coins, and metrological conversion tables in modern Japan, the author has obtained the following results : There had been no great change in mass standard in modern Japan, its mean value during 298 years from 1573 to 1870 being 3.736×10^<-3>kg per \"momme\". Since the beginning of 19th century, mass standard has been rising enormously, and especially, its mean value during 37 years from 1834 to 1870 reached 3.756×10^<-3>kg. In 1871, the \"Regulation of New Coins\" was enacted and 1 \"momme\" was determined at 3.756521×10^<-3> kg, but it was not universally observed. The mean value during 20 years from 1871 was 3.750×10^<-3>kg. This value was adopted in the \"Law of Weights and Measures\" in 1891, and continued till the Shaku-Kan system was abolished.
著者
半田 滋男
出版者
和光大学表現学部
雑誌
表現学部紀要 = The bulletin of the Faculty of Representational Studies (ISSN:13463470)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.120-130, 2013-03-11

1970年代から90年代にかけての公立美術館建設ブームは、視覚芸術受容者層の数的増加を促し、展覧会ブームをもたらした。現在国内に存在する美術館の80パーセント以上は70年代以降に建設され、新規に開館している。主に自治体による美術館新説ラッシュが愛好家層を増やし、視覚芸術の裾野を広げる役割を負ってきた。2000年代に至り、美術館はじめ公的文化施設をめぐる環境は激変した。行財政改革の下で公的施設の独立行政法人化、また地方では地方自治法第244条の2改正による指定管理者制度が導入され、文化に投下される公的予算が漸減している。予算を封じられた地方美術館の多くは四半世紀を経ずして早くも陳腐化、衰退への道をたどりつつある。一方その裏面では新たに「越後妻有アートトリエンナーレ」(2000-)、また瀬戸内海、横浜や愛知でのトリエンナーレに代表されるアート・イベントが隆盛を極める。日本の現代美術の主要な舞台は、こと公的(パブリック)な性格をもつものとしては、これらイベント型の野外展に移行したかのようである。現代の視覚芸術という溶質にとって場という溶媒が入れ替わったとすればそれは看過できない。これは一時的な現象なのか、その隆盛の原因はいまだ言及され難い。本論はその現象の意味について、美術館活動の推移に着目し比較しながら考察するものである。
著者
坂田 光代 Teruyo Sakata
出版者
フェリス女学院大学国文学会
雑誌
玉藻 (ISSN:02887266)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.20-33, 2004-11
著者
田島 眞 タジマ マコト Makoto Tajima
雑誌
実践女子大学生活科学部紀要
巻号頁・発行日
vol.46, pp.9-13, 2009-03-01

The contents of L-carnitine in various meats were examined. As a result, it was shown that the contents of L-carnitin differed greatly according to the species. The red meat contained more L-carnitine. The low content was observed in egg and milk. It was shown that as the animal grew up the contents of L-carnitin decreased.