著者
相馬 庸郎
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.46-55, 1992-01-10

戦後日本の演劇史上に独自の位置を占める秋元松代の戯曲「常陸坊海尊」は、秋元が柳田国男の民俗学とめぐりあうことによって、その創作が可能になったものである。秋元は、柳田によって知らされた海尊伝説という民間伝承の持つ意味と、戦中戦後の学童疎開や人間における「性」の呪縛という現代的な問題とを縦横にからませ、独自で深い演劇空間を作りあげた。それは、当時の秋元のとらえられていた深い苦悩にカタルシスをもたらすと共に、その後の秋元の歩みを決定づけるものとなった。

1 0 0 0 芝道

著者
大護八郎[著]
出版者
言叢社
巻号頁・発行日
1990

1 0 0 0 庶民の願い

出版者
木耳社
巻号頁・発行日
1967

1 0 0 0 着物の歴史

著者
埼玉県立文化会館編
出版者
真珠書院
巻号頁・発行日
1967
著者
片野 修 中村 智幸 山本 祥一郎 阿部 信一郎
出版者
水産増殖談話会
雑誌
水産増殖 (ISSN:03714217)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.115-119, 2005-06-20
被引用文献数
4

外来魚ブルーギルは日本全国の湖沼や河川に拡まっており、水産有用魚種や生態系への影響が危惧されている。しかし日本の河川上中流域におけるブルーギルの生態についてはほとんど報告がない。著者らは長野県の千曲川の1支流である浦野川のAa-Bb移行型の河川形態区間で、2003年の6月及び7月に75個体のブルーギルを電気ショッカーによって採捕した。すべてのブルーギルは岸から1m以内で採捕され、その空胃個体は75個体中8個体にすぎなかった。胃内容物充満度は平均0.63%で、最大で2.86%に達した。ブルーギルは主にユスリカ科の幼虫を摂食し、そのほかカゲロウ科やトビケラ科の幼虫及び陸生昆虫を捕食していた。ブルーギルの食性は浦野川の在来魚の何種かといちじるしく重複していた。ブルーギルは河川の魚類群集に負の影響を与えると考えられ、根絶される必要がある。
著者
黒井千次著
出版者
構想社
巻号頁・発行日
1977

1 0 0 0 小説青燈集

著者
東京新詩社編
出版者
文友堂
巻号頁・発行日
1901
著者
村田 勝敬 嶽石 美和子 岩田 豊人
出版者
SOCIETY OF ENVIRONMENTAL SCIENCE, JAPAN
雑誌
環境科学会誌 (ISSN:09150048)
巻号頁・発行日
vol.17, no.3, pp.169-180, 2004

フェロー出生コホート研究(Faroese Birth Cohort Study)は,メチル水銀の小児神経発達影響に関する研究として世界的に有名である。この理由は,米国科学アカデミーが米国環境保護庁(EPA)のメチル水銀に関する基準摂取量(RfD)を再検討する際に参照すべき重要な研究であると結論したことにある。本稿は,北大西洋に浮かぶ18の島々からなるフェロー諸島が環境科学領域の研究対象集団として何故選択されたのか,そこで検査された7歳児および14歳児からどのような研究成果が得られたのか,そしてリスク評価の経過でフェロー諸島にどのような変化がもたらされたのかについて概説した。また,この出生コホート研究の解析過程で吟味された"リスクの過小評価"についても触れた。
著者
木戸 秀明 久保 佳史 井上 理 林 一孝 成田 祐士 内田 武 渡辺 正弘
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.101, no.2, pp.79-91, 1993

イヌ急性心筋梗塞モデルを用いて,血栓溶解薬ナサルプラーゼ(plasminogen pro-activator)を静脈内に持続投与し,血栓溶解作用ならびに血栓溶解後急性期および慢性期の心機能の変化を検討した.冠動脈の閉塞により,循環動態においては心拍出量の減少,体血管抵抗および左心室拡張終期圧(LVEDP)の上昇が認められ,また左心室造影による解析の結果,左心室駆出率および左心室局所壁運動の低下等の心機能の低下がみられた.このモデルに,冠動脈閉塞30分後よりナサルプラーゼを8単位/kg/分の用量で静脈内投与した結果,78.6%(11/14)に再開通を認め,投与開始から再開通までの時間は平均37.4分であった.再開通時における血漿中フィブリノゲン量は薬物投与前と比較してほとんど変化しなかった.なお,再開通5~10分後より徐々に不整脈が出現した.再開通直後は左心室収縮機能がやや改善する傾向を示したものの,心機能全体としては改善をみなかった.しかしながら,1週間後にはナサルプラーゼによる再開通群で心機能,とりわけ収縮機能の回復がみられ,心臓に対する負荷が軽減されたのに対し,対照群(薬物非投与群)では回復を認めなかった.対照群では冠動脈の持続的な閉塞によって心臓が肥大し,左心室前壁から心尖部にかけて広範な心筋壊死が観察されたが,再開通群では梗塞サイズが対照群に比して有意に小さく,心肥大の進展が抑制された.以上のことから,イヌを用いた急性心筋梗塞モデルにおいて,ナサルプラーゼの静脈内投与による再潅流療法は有用であると示唆された.

1 0 0 0 OA 文部省職員録

出版者
文部省
巻号頁・発行日
vol.明治23年12月, 1904

1 0 0 0 OA 文部省職員録

出版者
文部省
巻号頁・発行日
vol.明治19年7月, 1904

1 0 0 0 OA 改正官員録

著者
彦根正三 編
出版者
博公書院
巻号頁・発行日
vol.明治19年上2月, 1893
出版者
農商務省
巻号頁・発行日
vol.明治29年11月調, 1899

1 0 0 0 OA 脩身学社叢説

著者
野口貞一 編
出版者
脩身学社
巻号頁・発行日
vol.第20−33冊,
著者
岡崎 勝世
出版者
埼玉大学教養学部
雑誌
埼玉大学紀要. 教養学部 (ISSN:1349824X)
巻号頁・発行日
vol.51, no.2, pp.21-64, 2016

はじめに第1章 学校教育体制創始期における世界史教育(1872、明治5~1879、明治12) 1.『史畧』(明治5)と『萬國史畧』(明治7)2.グッドリッチ『パーレー萬國史』3.普遍史型万国史教科書とその原典第2章 学校教育体制模索期における世界史教育(1879、明治12~1886、明治19)―啓蒙主義的世界史への傾斜― おわりに
著者
岡崎 勝世
出版者
埼玉大学教養学部
雑誌
埼玉大学紀要. 教養学部 (ISSN:1349824X)
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.1-52, 2016

はじめに第1章 近代教育体制確立期における世界史教育 (1886、明治19~1893、明治26)1. 中学校令(1886、明治19)と世界史教育2. 帝国大学と史学科の発足3. 天野為之『萬國歴史』(1887、明治20) ―「初期文明史型万国史」―4. スウィントン『世界史概説』と木村一歩『萬國歴史』(1891、明治24)5. 文明史型万国史教剰書の二つのタイプ6. 中国史の革新 〈以上、本号)第2章 近代教育体制整備期における世界史教育 (1894、明治27~1902、明治35)1. 「完成期文明史型万国史」2. 国史・東洋史・西洋史「三分科制」の提起3. 「官学アカデミズム史学」の形成と近代ドイツ歴史学4. 万国史教科書の消滅と東洋史教科書、西洋史教科書の分立へ (第2章は次号)おわりに

1 0 0 0 OA 大衆人事録

著者
帝国秘密探偵社 [編]
出版者
帝国秘密探偵社[ほか]
巻号頁・発行日
vol.中部篇, 1940