著者
細川 泰秀
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.806, pp.100-105, 2012-04-12

事業のグローバル展開を支えるIT基盤構築、ITコストの最適化、ITガバナンスの確立…。いずれも、ユーザー企業のIT戦略における重要な課題だ。スウェーデンやデンマークといった北欧の企業は、最初からグローバル展開を志向する。主要企業のIT戦略から、日本企業へのヒントを探った。
著者
岡本 吉晴
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.213-213, 2005

インターネットは自律協調分散型の複雑系である。その進展により、経済・社会の構造は「供給者主導型」から「消費者主導型」に変化している。消費者はネットで繋がって供給者以上の情報を持ち始めており、企業と製品と消費者たちのネットワークでの経験という場で、それぞれの価値を創り出すパラダイムに変化してきている。本講演では、20世紀の物質文明の終焉と新たな共創のイノベーションの方向について論じる。
著者
和気 尚美
出版者
日本図書館情報学会
雑誌
日本図書館情報学会誌 (ISSN:13448668)
巻号頁・発行日
vol.61, no.3, pp.135-151, 2015-09-30

デンマークでは異なるレベルのアクターが協力して移民に対し公共図書館サービスを提供している。本研究では,地域レベル3つ,国レベル2つのアクターを取り上げ,移民に対する図書館サービスに関わるアクターの機能と関係について検討した。調査から得られたデータは,予算の提供,多言語資料・専門的助言の提供,ネットワーク形成支援の3点から考察した。そして 1)プロジェクトは主に文化局の助成事業によって支えられており,文化局が助成対象を図書館に限定せず,関連アクターにまで広げているため多様なアクターのプロジェクトの実施を可能にしていること,2)統合図書館センターが移民に対する図書館サービスを専門に扱うナショナルセンターとして明確な立場にあるため多言語資料や専門的助言に関するニーズは統合図書館センターに凝集していること,3)各アクターは異なる2つのアクターの協力関係を支える機能を有していることを示した。