著者
石黒 精
出版者
The Japan Society for Clinical Immunology
雑誌
日本臨床免疫学会会誌 (ISSN:09114300)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.1-11, 2000-02-29 (Released:2009-02-13)
参考文献数
52
被引用文献数
1
著者
坂上 昇 大倉 三洋
出版者
高知リハビリテーション学院
雑誌
高知リハビリテーション学院紀要 (ISSN:13455648)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.1-7, 2001-03-31

ストレッチングはスポーツ活動後に疲労回復を促し,障害予防,パフォーマンスの維持・向上といった目的で実施されている.しかし,その実施状況は決して高率ではなく,その原因はストレッチングの効果が十分に理解されていないためと考えられる.そこで本研究は,健常成人男性4名(平均年齢20歳)を対象に,ストレッチングの筋疲労回復効果について検討した.自転車エルゴメーターによる30秒間全力駆動を主運動として,その後10分間の休息を取らせることを2セット行った.その休息時に安静臥位,軽運動,ストレッチングを実施した.検討指標として筋柔軟性,血中乳酸値,作業能力,アンケートを取り上げた.筋疲労による筋柔軟性低下の予防効果については軽運動が効果的であり,ストレッチングは大腿直筋においてはあまり効果がなく,ハムストリングスにおいても安静臥位とあまり差がない傾向を示した.血中乳酸値の回復については,ストレッチングは安静臥位と比較すると低い傾向にあるがその回復傾向には差が見られなかった.作業能力の回復については軽運動が比較的良く,ストレッチングが低い傾向を示した.このように,激運動後の筋疲労回復に対してストレッチングは全ての指標において安静臥位とあまり差がなく,効果的でない傾向を示した.今回の結果は,運動後の筋疲労の速やかな回復という観点では,一般的に認識されているストレッチングの効果を否定する結果となった.しかし,今回の結果は,ストレッチングが身体に与える影響を全て否定するものではない.
著者
海老澤 元宏
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.24-31, 2015 (Released:2015-07-28)
参考文献数
11
被引用文献数
3
著者
佐々木 啓子 松岡 耕二 ササキ ケイコ マツオカ コオジ Keiko SASAKI Koozi MATUOKA
雑誌
千葉科学大学紀要
巻号頁・発行日
vol.5, pp.61-67, 2012-02-28

イチョウ葉エキス(EGb761)は、1950年代から薬理研究が始められ、現在では、アルツハイマー病や認知症の治療に利用されている。フラボノイド24%、テルペノイド6%を含有する標準化されたエキスは、めまいや耳鳴り、記憶力減退、不安などの精神神経症状の改善に効果が報告されている。EGb761のこれらの作用には、活性成分と考えられているフラボノイドやテルペノイドの抗酸化作用や神経保護作用が、関係すると考えられている。ここでは、薬理学的根拠とされるフラボノイドやテルペノイドの中枢神経系における生理活性と、近年報告されているEGb761の臨床効果に対する評価について述べる。

5 0 0 0 OA 太政官日誌

出版者
太政官
巻号頁・発行日
vol.明治5年 第1−28号, 1876

5 0 0 0 OA 日本書紀 巻1,2

著者
〔舎人親王//ほか撰〕
巻号頁・発行日
1599

日本書紀 2巻1冊 慶長4年(1599)刊 後陽成天皇勅版 古活字版 舎人親王〔等〕撰 書名は内題による 木記題(四周子持枠内14.8×14.0cm)「日本書紀/慶長己亥/季春新刊」 柱刻「日本紀 (丁数)」 題簽墨書名「新刊/日本書紀/神代/上下」 跋(下巻第44丁)「日本書紀歴代之古史也 元正天皇養老年中一品舎人親王太朝臣安麻呂奉・・慶長己亥姑洗吉辰 正四位下行少納言兼侍従臣清原朝臣國賢敬識」 大きさ29.9×21.0cm(横2mm程度カットしてあるか?) 五針袋綴 白色具引地雲母摺雷文繋鳳凰牡丹唐草文様表紙 茶色地雲母摺雷文繋鳳凰牡丹唐草文様題簽(19.5×3.8cm) 見返し金紙波文葵文空押し 本文料紙は良質の白色楮紙 四周単辺 無界 匡郭内25.0×16.3cm 毎半葉8行17字 上中下黒魚尾 上巻:木記1丁、本文47丁 下巻:44丁(含跋) 印記なし 上巻第1~3丁のみ匡郭外後補料紙 上巻47丁末行13字め「娑」字の「少」の部分のみ訂正貼紙
著者
藤島 一満
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.13-16, 1990-02-20 (Released:2017-02-10)

速さという言葉で直観する内容には,定義されている概念とは違った意味を含んでいることに正しく気づいて,慎重に指導している教師は少ない。日常「速い」という場合,「動きが急だ」「時間的に短い」ということを意味しているのであり,だから昔から速さを競うスポーツでは,一定距離をだどる時間の短さで争われた。速さから直覚されるのは,時間であって距離ではない。目に見える具体量としての速さの認識により,目に見えない抽象量である時間の計測が可能になる。決して時間の認識が速さの認識より先にくるのではない。運動の概念を理解するためには,子どもはこの二重の障害を突破しなければならない。
著者
立石 絵美 韓 立坤 奥田 拓道
出版者
The Japanese Society of Nutrition and Dietetics
雑誌
栄養学雑誌 (ISSN:00215147)
巻号頁・発行日
vol.62, no.6, pp.323-327, 2004-12-01 (Released:2010-02-09)
参考文献数
12
被引用文献数
8 4

The inhibitory effects were examined of a hot-water extract of coffee beans on Kud: Wistar rats by an in vivo oral saccharinity tolerance test (OST), and the in vitro suppression of alpha-amylase and alpha-glucosidase activity. The hot-water extract of coffee beans strongly inhibited the activities of alpha-amylase and alpha-glucosidase, and reduced the postprandial blood glucose concentration by OST. Chlorogenic acid and acarbose strongly inhibited the activity of alpha-glucosidase, and reduced the postprandial blood glucose concentration by OST. However, caffeine, which is a major component of coffee beans, had no such effect. These results suggest that the inhibitory effect of the hot-water extract of coffee beans on postprandial hyperglycemia may have been due in part to the inhibition of alpha-glucosidase by chlorogenic acid which is a major component of coffee beans.
著者
渡邉 英一
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.43, no.11, pp.1391-1396, 2011 (Released:2013-02-05)
参考文献数
24
被引用文献数
1