著者
井上 幸孝
出版者
専修大学人文科学研究所
雑誌
人文科学年報 (ISSN:03878708)
巻号頁・発行日
vol.53, pp.107-131, 2023-03-31
著者
本岡 拓哉 Takuya Motooka
出版者
同志社大学人文科学研究所
雑誌
社会科学 = The Social Science(The Social Sciences) (ISSN:04196759)
巻号頁・発行日
vol.45, no.3, pp.25-53, 2015-11-26

戦後日本の都市の河川敷には居住地が存在していた。しかし,戦後復興や都市化が進展する中で,いつしかこうした地区は消滅していくことになった。本稿は,こうした河川敷居住地のうち、行政からの土地の払い下げという形で集団移転を成し遂げた,広島市を流れる太田川放水路沿いに存在した旭橋下流地区を取り上げ,集団移転を可能とさせた居住者の連帯の状況やその背景についてアプローチするものである。
著者
櫻井 雅夫
出版者
獨協大学法学会
雑誌
獨協法学 = Dokkyo law review (ISSN:03899942)
巻号頁・発行日
no.49, pp.1-24, 1999-09
著者
小野 文衛 Ono Fumiei
出版者
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
雑誌
宇宙航空研究開発機構研究開発資料 = JAXA Research and Development Memorandum (ISSN:24332224)
巻号頁・発行日
vol.JAXA-RM-18-002, pp.1-99, 2018-10-11

酸素システムにおいては, 火災の三要素, すなわち, 燃料, 酸化剤および発火源, のいずれも取り除くことが困難である. このため, 発火の危険性を可能な限り低減または排除するように配慮して酸素システムを設計, 運用する以外に方法が無い. これまでに, 航空宇宙, 潜水, 医療, 産業などの分野において, 酸素が関係する火災や爆発事故が多数発生している. 本資料では, 過去に起きたこれらの事故事例の調査を行った結果について可能な限り紹介した. これらの事故の経験を基にして関係諸法の整備および技術的な調査・研究などが進められ, 酸素システムの安全性の向上が図られてきた経緯がある. 酸素を扱う全ての者は, 酸素の基本的特性に関して教育を受け, 各指示書や作業手順書を逸脱しないことが大切であるが, それらの指示や手順が何故そのようになっているのか, その本質を理解することも安全上重要である. もしも指示書や手順書に規定されていない事態が発生した場合でも, その事象の本質を理解して対処することができれば, 最悪の事態を免れる可能性が高いためである. 本資料では, 米国における航空宇宙分野および一般産業分野で発生した酸素関連の事故事例を中心に紹介し, 併せて欧州と我が国における事例についても示した. 本資料には約540 件の事故事例を示したが, その原因は基本的知識の欠如(教育不良), 手順違反/不良, 設計/製造不良, 材料不適合, 洗浄/確認不良, 汚染, 保守/点検不良, 管理/監督不良などに分類される. これらの事例の中には, 基本的知識の欠如や手順違反/不良によるものが相当数見られた. さらに, 大部分の事故は単独の原因ではなく, 複数の原因が重なって発生している. また, 酸素を安全に取扱うために必要な最低限の事項についても述べ, 関係する文献類については本資料の末尾に示した.
著者
水野谷 憲郎 Norio MIZUNOYA
雑誌
淑徳短期大学研究紀要 = Bulletin of Junior College of Shukutoku (ISSN:02886758)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.81-94, 2013-02-25

前紀要にて、東大寺南大門仁王像の迎角は確かに存在し、その迎角を想定して当初より造像されていると述べた。しかし、それは実証的根拠に乏しいものであった。この度美術院より「東大寺南大門金剛力士像修理報告資料写真」をお借りすることができた。それらの資料写真が見せる東大寺南大門仁王像の各部位が有する傾斜角を調べた結果、迎角があると結論するとともに前紀要で想定した傾斜角度はさらに急激であり、仁王像は当初より東西に向かいあう立ち位置にあったと判断した。
著者
XING Yuqing 政策研究大学院大学 / National Graduate Institute for Policy Studies
出版者
GRIPS Policy Research Center
雑誌
GRIPS Discussion Papers
巻号頁・発行日
vol.22-12, 2023-03

Chinese processing exports use imported intermediates more intensively than its ordinary exports. The share of processing exports in the Chinese exports to high income countries is much higher than that to low income ones. That heterogeneity suggests that the domestic value added of Chinese processing exports differs from that of the ordinary exports, and the domestic value added of Chinese bilateral exports should vary across its trading partners. In this study I estimate the domestic value added of Chinese processing exports, ordinary exports, total exports and bilateral exports to 150 countries from 2004 to 2018, giving consideration to the heterogeneity. The estimates indicate that the domestic value added of processing exports was 30.1% in 2004, about 55 percentage points lower than that of ordinary exports. From 2004 to 2018, the domestic value added of total Chinese exports rose from 54.5% to 63.7%. However, the significant disparity in the domestic value added between processing and ordinary exports was persistent during the period. The domestic value added of Chinese exports also varied significantly across 150 trading partners. In 2004, it ranged from 39.5% to 84.1%. Generally, Chinese exports to developing countries were embedded with higher domestic value added than that to developed countries. Compared with the Chinese domestic value added reported by the OECD TiVA, the estimates of this study are 20 percentage lower on average.
著者
蜂谷 充志 関本 幸治
出版者
常葉大学造形学部
雑誌
常葉大学造形学部紀要 = Tokoha University, Faculty of Art and Design research review (ISSN:21884366)
巻号頁・発行日
no.15, pp.47-55, 2017-03-01

概要: 現代美術研究教育において、写真による表現研究を授業プログラムとして取り扱う過程で導出された、表現理論と教示方法の事例に基づき、一考察としてまとめた。