著者
入谷 亜希子
出版者
東京大学大学院教育学研究科
雑誌
東京大学大学院教育学研究科紀要 (ISSN:13421050)
巻号頁・発行日
vol.45, pp.1-9, 2006-03-10

This paper tries to demonstrate how and why the working class got high literacy before the formation of public educational system, and also to clarify the significant meaning of execution as educational place. For example, chapbooks or reading matters which educated people and raised their literacy came not from school but from the place of execution that played a role of amusement. This explains how reading matters had helped the working class to get reading ability before 1870 (Elementary Education Act).
著者
北田 沙也加
出版者
一般社団法人 日本発達心理学会
雑誌
発達心理学研究 (ISSN:09159029)
巻号頁・発行日
vol.27, no.3, pp.212-220, 2016

<p>年少児(4歳児)・年長児(6歳児)に物の永続性課題(あり得る現象とあり得ない現象)を見せ,不思議に思ったかの評定と驚きの表情を基に,各現象を不思議に思うかどうかを調べた。その際,あり得ない現象の前に「魔法の国」の話をする魔法群を設定し,統制群と比較した。あり得る現象に対する評定や表情変化に有意な年齢差は見られなかったが,あり得ない現象に対しては評定に有意な年齢差が見られ,年少児より年長児の方があり得ない現象を見てより不思議だと思っていた。魔法群と統制群に有意な差は見られず,物理概念に及ぼす魔法の影響は見られなかった。また,物理概念と空想/現実を区別する能力との相関を調べたところ,空想的な絵の判断とあり得ない現象の評定に関連が見られたが,年齢を統制すると関連は見られなかった。つまり,現実世界と空想の世界の認識がまだ曖昧である年少児は,魔法の概念にかかわらずあり得ない現象もあり得ると思う傾向が強いが,年長児になると魔法の概念にかかわらず,あり得ない現象を現実世界のこととして認識し,不思議に思うようになることが示唆された。</p>
著者
柳田 邦玲雄 松本 武 岩岡 正博
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会大会発表データベース
巻号頁・発行日
vol.127, 2016

我が国には山間部,平地を問わず, 各地に山の神のための祭事,行事,儀礼,習慣など(以下,祭行事)が多様に存在する。人びとの信仰する山の神と生業とに関する研究では,林業と山の神との考察には至っていない。そこで,林業者の集団である森林組合において山の神はどのように信仰されているか,山の神のための祭行事の内容や山の神の特徴を通して明らかにすることを目的として,近畿地方にある89の森林組合を対象に電話調査を行った。その結果,88組合からデータを得て(回答率98%),所在地にマッピングし地域性の有無を明らかにした。88組合中32組合で祭行事が行なわれており,そのうち26組合には山に入らないという習慣があり,25組合には行事があった。また,祭行事を年に2回行う組合が5組合あった。祭行事の実施月は,5月にだけ行う1組合を除くと,11月,12月,1月の冬期であった。そのうち2組合では冬期と4月の年に2回行い,3組合では冬期に2回行っていた。祭行事の実施日は,奈良県,和歌山県の組合では7日,滋賀県,京都府,兵庫県の組合では9日であり,南部と北部に分けられた。山の神に「山の神」以外の名前はなかったが,21組合では女性格の神であった。
著者
高橋 成
出版者
[西郊民俗談話会]
雑誌
西郊民俗 (ISSN:09110291)
巻号頁・発行日
no.236, pp.23-26, 2016-09
著者
森 泰博
出版者
関西学院大学
雑誌
商学論究 (ISSN:02872552)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.135-146, 1999-03
被引用文献数
1
著者
角 博文 奈良部 忠邦 齊藤 新一郎
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review (ISSN:18820875)
巻号頁・発行日
vol.3, no.3, pp.3_44-3_51, 2010-01-01 (Released:2010-10-01)
参考文献数
16
被引用文献数
1 2

CMOSイメージセンサ(Complementary Metal Oxide Semiconductor Image Sensor)は近年,ディジタル一眼レフカメラや,携帯電話,そしてビデオカメラにも搭載されるようになってきた.CMOSイメージセンサは,CCD(Charge Coupled Device)と比較し,その高速性と低消費電力を特徴として今後ますますの普及が期待されている.昨今のカメラの高画質化,高機能化等の性能向上は,キーデバイスであるCMOSイメージセンサに依存するところが大きい.本稿では高画質の中でも特に重要な特性であるノイズの発生原理と評価技術について解説し,高機能及び高画質化としての高速撮像技術について概観する.
著者
Polutov Andrey V.
出版者
海人社
雑誌
世界の艦船
巻号頁・発行日
no.642, pp.110-118, 2005-05

4 0 0 0 書評

出版者
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
雑誌
アジア・アフリカ地域研究 (ISSN:13462466)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.125-141, 2015

伊藤正子・吉井美知子編.『原発輸出の欺瞞―日本とベトナム,「友好」関係の舞台裏』明石書店, 2015年, 216p.<BR>昼間 賢<BR><BR>森下明子.『天然資源をめぐる政治と暴力―現代インドネシアの地方政治』京都大学学術出版会,2015年,250p.<BR>見市 建<BR><BR>杉島敬志編.『複ゲーム状況の人類学―東南アジアにおける構想と実践』風響社,2014年, 382p.<BR>山口 亮太<BR><BR>Ferdinando Sardella. Modern Hindu Personalism: The History, Life, and Thought of Bhaktisiddhānta Sarasvatī. New York: Oxford University Press, 2013. xiii+342p.<BR>間 永次郎

4 0 0 0 OA 御馬印

巻号頁・発行日
vol.巻4,
著者
坪内逍遥, 渥美清太郎 編
出版者
春陽堂
巻号頁・発行日
vol.第6巻, 1922

4 0 0 0 OA 北越雪譜

著者
鈴木牧之 著
出版者
万笈閣
巻号頁・発行日
vol.初篇 巻之下, 0000
著者
外山 美樹
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.64, no.3, pp.317-326, 2016-09-30 (Released:2016-10-31)
参考文献数
30
被引用文献数
10

本研究の目的は, 楽観性と悲観性を独立に測定できる“子ども用楽観・悲観性尺度”を新たに作成し, それらの信頼性・妥当性を検討することであった。研究1より, “楽観性”と“悲観性”の下位尺度から構成される子ども用楽観・悲観性尺度10項目が作成された。また, 子ども用楽観・悲観性尺度の信頼性(内的一貫性と時間的安定性)と妥当性の一部(構造的な側面の証拠, 外的な側面の証拠)が確認された。さらに, 研究2より, 何らかのストレスフルな出来事を経験した後に, 楽観性が高い子どもはサポート希求や問題解決といった接近型のコーピング方略を用いる傾向が強く, そうしたコーピング方略を媒介して, 学校適応につながりやすいことが示された。一方で, 悲観性が高い子どもは行動的回避といった回避型のコーピング方略を用いる傾向が強く, そうしたコーピング方略を媒介して, 学校不適応や精神的不健康につながりやすことが示された。本研究の結果より, 楽観性と悲観性とでは独自の役割を担っていることが明らかになった。
著者
似鳥 藍子 馬場 志 山田 隆介
出版者
公益社団法人 埼玉県理学療法士会
雑誌
理学療法 - 臨床・研究・教育 (ISSN:1880893X)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.58-60, 2011 (Released:2011-03-30)
参考文献数
7

ギランバレー症候群(以下GBS)の予後は回復良好とされていたが,近年では回復が遅延するという報告がある。しかし,その回復遅延群とされた症例でも長期的なリハビリテーションの介入により,回復を認めているという報告もある。しかしながら,そのような個人の経過を追った症例報告は現在において少ない。今回,我々が経験した回復遅延群のGBSは,他院から当院へ転院した直後は身体機能は低く,基本動作においてはほぼ全介助であり,退院先は施設方向であったが,当院入院3ヶ月以降に著明な回復が認められ,自宅退院へ至った症例であった。転院初期の予測とは違う経過をたどった症例の経過を知ることができ,そして回復期リハビリテーションという限られた期間がある中では,回復期に限らず,長期的な介入な可能となるよう,退院後のフォローや地域・家族との連携の重要さを改めて知ることができた。
著者
高橋 莞爾
出版者
敬愛大学・千葉敬愛短期大学
雑誌
環境情報研究 (ISSN:0919729X)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.103-109, 2007-11

4 0 0 0 OA 恩讐の彼方に

著者
菊池寛 著
出版者
春陽堂
巻号頁・発行日
1925
著者
河崎ナツ 著
出版者
現人社
巻号頁・発行日
1932