著者
Sato Jun J. Ohdachi Satoshi D. Echenique-Diaz Lazaro M. Borroto-Páez Rafael Begué-Quiala Gerardo Delgado-Labañino Jorge L. Gámez-Díez Jorgelino Alvarez-Lemus José Nguyen Son Truong Yamaguchi Nobuyuki Kita Masaki
出版者
Nature Publishing Group
雑誌
Scientific Reports (ISSN:20452322)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.31173, 2016-08-23
被引用文献数
30

The Cuban solenodon (Solenodon cubanus) is one of the most enigmatic mammals and is an extremely rare species with a distribution limited to a small part of the island of Cuba. Despite its rarity, in 2012 seven individuals of S. cubanus were captured and sampled successfully for DNA analysis, providing new insights into the evolutionary origin of this species and into the origins of the Caribbean fauna, which remain controversial. We conducted molecular phylogenetic analyses of five nuclear genes (Apob, Atp7a, Bdnf, Brca1 and Rag1; total, 4,602 bp) from 35 species of the mammalian order Eulipotyphla. Based on Bayesian relaxed molecular clock analyses, the family Solenodontidae diverged from other eulipotyphlan in the Paleocene, after the bolide impact on the Yucatan Peninsula, and S. cubanus diverged from the Hispaniolan solenodon (S. paradoxus) in the Early Pliocene. The strikingly recent divergence time estimates suggest that S. cubanus and its ancestral lineage originated via over-water dispersal rather than vicariance events, as had previously been hypothesised.
著者
塚田 学
巻号頁・発行日
2013-11-25

欧州電気通信標準化機構(ETSI)での標準化活動を始めるための手引と、東京大学の申請手続きのメモ

2 0 0 0 OA 表紙

出版者
北海道大学大学院文学研究科 = Филологический Факультет Университета Хоккайдо
雑誌
ツングース言語文化論集
巻号頁・発行日
vol.46, 2009-12-31

サン・テグジュペリ著; ノーラ・ガリ ロシア語訳; アレクサンドル・A・カンチュガ ウデヘ語訳; 津曲敏郎編集, 星の王子さま : ウデヘ語・ロシア語対訳版 = Ница принцэ = Маленький принц : На удэгейском языке. 北海道大学大学院文学研究科, 2009, 179p, (ツングース言語文化論集 = Исследования по Тунгусоведению, 46).
著者
酒井 才介 小寺 剛 荒木 大惠 中澤 正彦 石川 大輔 中沢 伸彦 神代 康幸
出版者
Institute of Economic Research, Kyoto University
雑誌
KIER Discussion Paper
巻号頁・発行日
vol.1507, 2015-07

リーマンショック以降、金融政策がゼロ金利制約に直面する中で、財政政策の役割が再び注目されている。財政政策の効果については、標準的なRBCモデルやニューケインジアンモデルでは政府支出ショックに対して民間消費が減少してしまい、Blanchard and Perotti (2002) 等による実証結果と矛盾することが知られている (「政府支出パズル」)。政府支出と民間消費の関係について、Karras (1994)、Okubo (2003)、Iwata (2013) 等は、政府消費が民間消費の限界効用に影響を与えるモデルを構築し、政府消費と民間消費との間に補完性 (エッジワース補完性) があるとの実証分析を行っている。また、Fiorito and Kollintzas (2004) はヨーロッパ各国のデータを用いて、政府消費のうち医療等のメリット財の支出が民間消費との間に強い補完性があることを示している。日本における政府消費については、今後高齢化に伴い医療や介護等の社会保障支出 (メリット財支出) が大きく増加することが見込まれており、上記の先行研究を踏まえれば、エッジワース補完性を考慮した上で政府支出の効果を分析する意義は大きいと考えられる。本稿では、廣瀬 (2012) のモデルに非リカード的家計、政府投資の社会資本効果、政府消費と民間消費のエッジワース補完性を導入したDSGE (Dynamic Stochastic General Equilibrium) モデルを用いて、日本の政府支出増加の効果を実証的に分析する。特に、政府消費についてはメリット財支出と公共財支出に区分し、それぞれの支出を増加させた場合の政策効果の違いを検証する。MCMC (Markov Chain Monte Carlo) 法によるベイズ推定の結果、Fiorito and Kollintzas (2004) と同様、メリット財支出の増加が民間消費に対して正の影響を与え、メリット財支出をGDP比で1%増加させた場合の乗数が1を上回ることを示す。本稿の分析は、エッジワース補完性の存在が「政府支出パズル」の解決に向けて一定の示唆を与えること、また政府支出の類型によって経済変数への影響が異なることを示している。
著者
成田 崇矢
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
2013-01

制度:新 ; 報告番号:甲3864号 ; 学位の種類:博士(スポーツ科学) ; 授与年月日:2013/3/15 ; 主論文の冊数:1 ; 早大学位記番号:新6232
著者
王 旭東
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
2011-02

制度:新 ; 報告番号:甲3329号 ; 学位の種類:博士(工学) ; 授与年月日:2011/3/15 ; 早大学位記番号:新5633
著者
酒井 規史
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
2011

制度:新 ; 報告番号:甲3401号 ; 学位の種類:博士(文学) ; 授与年月日:2011/7/20 ; 早大学位記番号:新5723
著者
Clercq Lucien
出版者
北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院 = Research Faculty of Media and Communication, Hokkaido University
雑誌
メディア・コミュニケーション研究 (ISSN:18825303)
巻号頁・発行日
vol.69, pp.33-70, 2016-03-25

日本の社会と、日本に統合される以前のアイヌの社会の関係は、領土をめぐる抗争と征服の長い歴史に特徴付けられる。その歴史の過程で、アイヌは北へ北へと追いやられ、それは1599年に松前藩の蝦夷地支配が徳川幕府により承認され、島の南西の和人地にその支配拠点が確立されるまで続く。幕府はしかし、二度にわたって蝦夷地の直接支配を行ってもいる。一度目は1799年から1821年まで、二度目は1855年から1867年までである。とりわけ二度目の時期は、やがて起きる蝦夷が島の植民地化を決定づけた時期でもある。明治時代になると、蝦夷が島は北海道と改称され、日本の国家の一部とされていくのである。それまで蝦夷は、松前藩主導の保 護の下に管理されるただの商業的支所にすぎず、松前藩の要求もまた、経済的なものに限定されていた。ところが江戸末期より、蝦夷は開拓すべき広大な領土となる。その資源は大規模に活用され、そこに暮らす人々は、未成熟な福祉国家の好意的な、しかし温情主義的でもある保護の下に置かれることになるのである。実際に、幕府による蝦夷の直接支配のさなか、異例の政治的措置がとられている。そこには国の負担による最新医療の提供も含まれており、それが頂点に達したのは、蝦夷地に居を構える日本人だけでなく、アイヌにも実施された天然痘に対する予防接種である。この措置は、同化を求める幕府の意志と、日本の近代の幕開きとを示し ている(江戸時代1600-1868)。この政策は、構造のうえでは儒教における「五徳」の論理と慈善的統治とに結びついている。生成しつつある帝国のメンバー全てが、この慈善的統治の恩恵を受けるべきものとされたのである。この政策はまた、徳川幕府の好意の受益者であるということは、その事実をもって、国の保護下にあることを意味するという考えを示してもいる。この政治的選択は、アイヌたちの自治にすぐさま影響を及ぼした。これ以降、胎動を始めた近代国家の周辺に位置するアイヌたちは、できるだけすみやかに同化させるべき分子とみなされるようになっていくのである。流行病や植民地化による激しい動揺を受けた他の社会文化的解釈(その幾例かは本論の考察の対象となるであろう)と同様、病に関するアイヌの文化的概念もまた壊滅的な変化を蒙り、それに伴い、二分され既にぐらつき始めていた社会文化的均衡はさらに脆いものとなった。徳川幕府にとっては、ロシア帝国による征服の脅威を前に、蝦夷の広大さとその防衛とは、兵站術上の重要な問題であった。幕府にとって、アイヌの援護を確保することが最重要であった。数の上では乏しいとはいえ、アイヌは北海道の風土を知悉していた。そしてなにより、アイヌはもっとも大切な交易相手であり、その交易の独占権はなんとしても保持せねばならず、またアイヌの労働力も欠かせないものになっていたためである。島の支配が松前藩から幕府へと移行した際のアイヌに対するこの態度変化は、それゆえ、アイヌの社会に対して重大な影響を及ぼすとともに、その政治的自立を著しく弱めるものであった。アイヌを是が非でも単一民族という幻影のなかに取り込もうとするこの意志は、形質人類学の研究を条件付け、その結果、アイヌは衰退期にあるばかりか、滅びゆくことを運命付けられた「民族」とみなされるようになっていく。これに対して、アイヌの速やかな適応能力は、彼らの行動様式がその内部に自己の崩壊の種を宿していたかにみえる反面、その復活の種もまた宿していたということを逆説的に示している。アイヌたちは破滅を避けるため、妥協的な適応戦略を見出していた。政治家ついで大学関係者たちにより、1960年代の社会運動の隆盛まで保たれていた、滅亡を運命付けられた人々という受動的なイメージとは程遠く、アイヌの歴史はむしろ、その卓越した抵抗の力、適応の妙、そしてあらゆる試練の末に、彼らの歴史を世界的な先住民族の網の目に結び付けたその生命力によって特徴付けられるのである。こうして、2008年に至り、アイヌは日本の先住民族として認められ、その文化の継承が保障されるに至ったのである。
著者
田中 亘
出版者
法学政治学研究科
巻号頁・発行日
2013-12-19

学位の種別: 論文博士
著者
大場 孝信 宮川 建二
出版者
上越教育大学
雑誌
上越教育大学研究紀要 (ISSN:09158162)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.359-367, 2001-10

最近,稔合学習の実施にともない野外観察が再び重要となってきた。しかし多くの高校では,地学の授業がなく,また受けたとしても実物をみたことがない,暗記するだけの授業が多かった。このため多くの中学校,小学校の教師にとって野外で大地の変動や岩石の説明をすることは難しい。一般的に知られている花崗岩も地域により,色,鉱物の量,鉱物の大きさなどが違っているため,花崗岩と思わない場合もある。このため多くの中学校,小学校の教師が間違った認識をもっていることがある。これらの間違いを少なくするため,登山の途中で見られる岩石を使って教育現場で使える岩石や火山についての自然観寮を考える観察路を開拓した。
著者
江上 能義
出版者
沖縄自治研究会
雑誌
自治基本条例の比較的・理論的・実践的総合研究 報告書No4 沖縄の自治の新たな可能性 自治研究講座
巻号頁・発行日
pp.148-325, 2004-04-08

平成15年度文部科学省科学研究費補助金基盤研究(B)(2) / 課題番号14320008 / 期間:2003年10月~2004年2月 / 場所:自治会館および琉球大学
著者
佐藤 義則
巻号頁・発行日
2016-07

研修: 平成28年度大学図書館職員長期研修 主催: 筑波大学 期間: 平成28年7月4日~7月15日 会場: 筑波大学春日エリア情報メディアユニオン2階情報メディアホール等