著者
松清 綾大 伊藤 淳子 宗森 純
雑誌
2020年度 情報処理学会関西支部 支部大会 講演論文集 (ISSN:1884197X)
巻号頁・発行日
vol.2020, 2020-09-11

動画共有サービスYouTubeにおけるチャンネルの人気度や認知度を示す指標としてたびたび利用される,チャンネル登録者数の予測をYouTubeDataAPIのデータをもとに機械学習によって行う.
著者
川島 慶子
出版者
化学史学会
雑誌
化学史研究 (ISSN:03869512)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.36-45, 2016-03-15
著者
青山 昌文 AOYAMA Masafumi
雑誌
放送大学研究年報 = Journal of the Open University of Japan (ISSN:09114505)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.47-54, 2012-03-22

本論文の目的は、フランスにおける芸術教育と生涯教育の現状とその歴史的基盤の研究である。 エコール・デュ・ルーヴルが述べているように、広範囲の一般の人びとに、芸術作品に関する学知と多様な研究方法と意味を開示することは、エコール・デュ・ルーヴルの1882年創設以来の使命の一つなのである。この精神においてこそ、エコール・デュ・ルーヴルの聴講生は、受講者数の制限はあるものの、正規学生向けの講義のうちの幾つかの講義に出席可能なのであり、作品を前にしての演習をも受けることができるのである。 このような公開の性格は、コレージュ・ド・フランスにおいても、注目すべきものである。 芸術は、ヨーロッパ市民社会において高い位置を占めており、芸術の社会的重要性が、芸術教育のこのような公開の性格の基盤をなしているのである。
著者
森 いずみ

2020年度卒業論文要旨, 情報科学部情報科学科
著者
中村 慎之介
出版者
東洋文庫
雑誌
東洋学報 = Toyo Gakuho (ISSN:03869067)
巻号頁・発行日
vol.104, no.3, pp.37-66, 2022-12-16

Goryeo was a country that existed on what is now known as the Korean Peninsula for 475 years, from 918 to 1392. For the sake of the prosperity and stability of the ruling dynasty, Goryeo focused on the establishment of close relationships with the Buddhist community, which provided assistance to the lay regime. The Buddhist community flourished under the royal patronage. The state preceptor (Kor. guksa) was the highest-ranking Buddhist monk in Goryeo, who was honored to be a teacher of the Goryeo king. The Goryeo Dynasty granted various privileges not only to the Buddhist monk who was appointed as guksa, but also to his disciples. Therefore, disciples lobbied for the nomination of their masters for the position of guksa. On the contrary, the dynasty was able to control the Buddhist community by bestowing favor upon it. This paper focuses on the practice of the complementary relationship between the Goryeo Dynasty and the Buddhist community: a royal family member who did not succeed to the throne become an ordained Buddhist monk of the Huayan 華嚴 sect, and after his death, he was immediately posthumously appointed to the position of guksa, the highest honorary position in the Goryeo Buddhist community. This practice was confirmed only in the eleventh–thirteenth centuries. This study traces, in as much detail as possible, the political process from Daegakguksa 大覺國師 Uicheon’s 義天 ordination (1065) to the conferral of the guksa upon Jing’eom 澄儼 (1141) over a period of about eighty years and thus approaches the aspect of the complementary relationship between the Goryeo Dynasty and Buddhist community. The results of the study revealed the following two points. (1) The disciples of Uicheon sought to inherit political influence based upon the blood relationship between Uicheon and the king. They also sought the additional conferral of the guksa, which entailed concessions. (2) Injong 仁宗 (r. 1122–1146), who was forced to establish a new relationship with the Buddhist community because of the rebellions of Lee Jagyeom 李資謙 and Myocheong 妙淸, made Buddhist monks from the royal family to join Huayan, Zen 禪, and Weishi (or Faxiang 法相) sects, aiming to use them as intermediaries in the establishment of a dominant structure in the Buddhist community. In other words, this practice was established because of the coincidence of interests between Injong and the disciples of Uicheon.
著者
薊 理津子
雑誌
江戸川大学紀要 = Bulletin of Edogawa University
巻号頁・発行日
vol.29, 2019-03-15

本研究では,宝塚歌劇団(通称タカラヅカ)のファン心理について,日本人ファンと海外ファンとを比較することを第1 の目的とし,また,約25 年前に上瀬(1994)が実施した,日本人を対象としたタカラヅカファンの心理に関する研究結果と,本研究の結果とを比較することを第2 の目的とした。結果,タカラヅカの日本人ファンについては上瀬(1994)とほぼ同様の結果が得られ,日本人ファンがタカラヅカに抱いているイメージや求めているものは時代によって変化していなかった。一方,海外ファンは日本人ファンと同様に舞台の華やかさ,美しさ,男役のかっこよさに魅力を抱いているという共通点もあったが,タカラヅカ独特の世界感および文化を好んでおり,また,男役を理想の男性像と重ねているという相違点が示された。
著者
梅山 香代子
出版者
東洋学園大学
雑誌
東洋学園大学紀要 = Bulletin of Toyo Gakuen University (ISSN:09196110)
巻号頁・発行日
no.10, pp.125-136, 2002-03-15

戦後,日本が米国から受けた影響のなかでも刑事訴訟に関するものは大きいものであった。大日本帝国憲法から日本国憲法へと変化する中で,人権尊重が根本原理とされ,戦前はほとんど無視されていた刑事被告人や被疑者の人権を保護することが重要視された。これに基づいて制定された新刑事訴訟法と相俟って,日本における刑事訴訟は,人権尊重を基調として新たに出発することになった。 現在,日本国憲法で保障されている刑事事件の被疑者,被告人の権利は,合衆国憲法修正条項に由来するが,運用の面ではそれぞれの社会状況の応じて異なっている。第一に,陪審制度を原則とする米国では,法廷における口頭弁論を中心とするため,被疑者,被告人の反論の場を確保することを重要視する。これに対して,陪審制が根づかず,書面が中心となっている日本の裁判においては,被疑者の身柄の拘束や証拠収集,自白の信頼性などに厳しい要件を課している。 第二に,運用面で見れば,敗戦という事実によって米国主導で導入された憲法による人権保障は,日本国民にその精神が容易に理解され得ず,その理解のためには,一層の努力を要する。これに対し,米国では社会の拡大に伴い,根強い人種問題を抱えることになり,アメリカ合衆国憲法制定当時には予想しなかった事態が刑事訴訟の面でも問題とされるようになった。 それぞれの国の実情に応じて人権の保障を充実行くことが要請されている。
著者
国立女性教育会館
出版者
国立女性教育会館
巻号頁・発行日
2009

はじめにI 基幹的な指導者の資質・能力向上 1 女性関連施設・団体リーダーのための男女共同参画推進研修 (1)女性関連施設管理職コース (2)団体・リーダーコース 2 女性関連施設に関する調査研究II 喫緊の課題にかかる学習プログラムの開発・普及 1 地域活性化に向けた男女共同推進に関する調査研究 2 家庭教育・次世代育成支援指導者研修 3 女性のキャリア形成支援推進研修 4 配偶者からの暴力等に関する相談員研修 5 男女共同参画のための研究と実践の交流推進フォーラム 6 女子中高生夏の学校~科学・技術者のたまごたちへ~ 7 配偶者からの暴力被害者支援基礎セミナー 8 配偶者からの暴力被害者支援応用セミナー 9 配偶者からの暴力被害者支援管理職セミナーIII 調査研究の成果や資料・情報の提供 1 男女共同参画に関する統計の調査研究 2 女性教育情報センターの運営 3 女性情報ポータルの整備充実 4 女性アーカイブの構築V 国際貢献、連携協力の推進 1 アジア太平洋地域の女性リーダーエンパワーメントセミナー 2 女性の教育推進セミナーII 3 国別研修<ナイジェリア> 4 女性のエンパワーメント国際フォーラム 5 人身取引の多面的防止・教育・啓発に関する調査研究IV 学習支援事業等 1 NWEC男女共同参画プログラム 2 国立女性教育会館におけるボランティアの活動 3 社会教育実習生受入事業
著者
金子 直矢 李 忠翰 阿部 博 岡田 和也
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:21888787)
巻号頁・発行日
vol.2023-IOT-60, no.18, pp.1-8, 2023-03-08

移動体通信機能を備えたコネクティッドカーが普及しつつあり,将来的に通信機能を活用した様々なサービスの登場が期待される.その 1 つとして挙げられる自動車の遠隔運転では,従来運転者が車内で知覚していた視聴覚情報を,遠隔地にいるオペレータへ低遅延かつ安定的に伝送しなければならず,特に視覚情報である映像は,オペレータが主として運転操作に用いるため欠かせない.しかし,移動体通信は自動車の走行位置および時間によって信頼性,可用帯域,遅延が動的に変化するため,通信品質が保たれず遠隔運転の中断に繋がる可能性がある.遠隔運転の中断を抑制するために,通信品質の劣化を早期に検知または推測し,品質劣化エリアの回避,映像品質の制御を通した要求帯域の低減や,他の通信手段への切り替え等の手法が必要である.既存研究では移動体通信回線情報を用いて,可用帯域の予測および予測結果に基づく映像品質制御手法を提案している.本報告では,公道を走行中の自動車から移動体通信回線を用いて遠隔地へ映像を伝送する環境で,通信品質,映像品質および移動体通信回線情報の採取を行い,自動車走行環境における通信・映像品質劣化の推測可能性を検討する.