著者
古田 朱美 フルタ アケミ
雑誌
流通經濟大學論集
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.35-39, 1999-01

万葉時代(8世紀)は狩猟や漁獲,採集,の生活から農耕を中心とする時代に変わり,また,同時に中国の食文化を模倣し,吸収する時代でもあった。欧米では,今さかんに日本食は健康食であり,長寿食であると見直されている。その日本食の原点は万葉食ともいわれる。では,その万葉食とは何かを探り,また,中国との食文化の交流をみてみたいと思う。
著者
後藤 健斗 水丸 和樹 坂本 大介 小野 哲雄
雑誌
研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI) (ISSN:21888698)
巻号頁・発行日
vol.2022-UBI-76, no.28, pp.1-8, 2022-11-01

“天使と悪魔” は道徳的ジレンマを表現する方法として用いられる.本研究では,天使と悪魔の関係をロボットで再現し,ジレンマ状況の中で人間の自制心,意思決定や行動がどのように変化するかを調査する.ロボットの条件を Neutral,Angel,Devil とし,実験参加者を Neutral-Neutral 群と Angel-Devil 群に分け,紙にアルファベットを書き続けるというタスクを行ってもらうことで,タスクの継続時間から 2 つの群の自制心を比較した.その結果,Angel-Devil 群のほうが有意にタスクの継続時間が長くなった.また,Godspeed によるロボットの印象評価を行ったところ,擬人化や好ましさの項目においてロボットの条件間で有意差が確認された.実験後アンケートでは,ロボットが Angel と Devil の役割を果たすことができたと考えられる回答がみられた.
著者
川濱 悠 勝間 亮
雑誌
2017年度 情報処理学会関西支部 支部大会 講演論文集 (ISSN:1884197X)
巻号頁・発行日
vol.2017, 2017-09-15

各ノードが360度カメラを搭載するセンサネットワークでは、カメラを用いて周囲ノードが放つ光の方角を計測することで、相対的なノード位置推定が可能である。実機実験を行い、位置推定精度をGPSと比較した。
著者
大鐘 勇輝 榎堀 優 梶 克彦
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.145-157, 2023-01-15

医療技術の発達による寿命の延伸と,これにともなう高齢化によって介護業界の人手不足が社会問題となっている.高齢者介護施設では日常生活の介助のほかに,健康維持を目的とした活動量の把握・管理が求められる.そこで本研究では,車椅子使用者を対象とした低コストなモニタリング手法を目指し,BLEビーコンを用いた自走・介助の判別および,活動量の推定手法を提案する.BLEビーコンから発信される電波は,距離の二乗に反比例して減衰するため,受信機との距離によって受信電波強度は変化しやすい.そこで,介助者に取り付けたBLEビーコンの受信電波強度が,各シチュエーション(介助者がいない,介助者が車椅子を押す,介助者が近くを通る)によって異なる特徴を,自走・介助の推定に,車椅子の車輪に取り付けたBLEビーコンの受信電波強度が,車輪の回転によって変化する特徴を,活動量の推定に用いた.評価の結果,自走・介助の推定は93.0%の精度で,活動量推定の指標となる車輪回転数の推定は100.0%の精度で推定できた.
著者
池間 里代子 イケマ リヨコ
雑誌
流通經濟大學論集
巻号頁・発行日
vol.42, no.3, pp.21 (291)-26 (296), 2008-01
著者
山口 さずか
雑誌
東京女子大学言語文化研究 (ISSN:09187766)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.56-69, 2010-03-01

This article focuses on traditional Japanese color terms and is an inquiry into the color`purple' and related color terms as used in Japan. Although purple is an intermediate color, it has held an important meaning in Japan since ancient times, and traditionally unique names were assigned to each variation of the color purple. In this thesis, 35 traditional colors classified as variations of purple were selected, and research was done to determine how present day Japanese people would describe these colors.The results of this research have revealed that the traditional Japanese categorization of these colors differs from the way in which present day Japanese categorize these colors. Even colors which at one time were clearly identified and classified together are now described in a variety of differing terms by modern Japanese people and are no longer recognized as unique colors in their own right. Additionally, color tones which were considered bright in ancient times tend to be described as darker colors by present-day people.
著者
河田 健二 板野 敬吾
出版者
中国学園大学/中国短期大学
雑誌
中国学園紀要 = Journal of Chugokugakuen (ISSN:13479350)
巻号頁・発行日
no.20, pp.29-36, 2021-06-16

音楽は人類の歴史の中で古くから存在し,現代においても日本人の生活に密着し親しまれている。また,音楽は視聴して楽しむだけでなく,儀式や宗教的な場で演奏されることもある。明治時代以降,日本では西洋音楽の存在を知るところとなり,広く楽曲視聴が普及してきた。ただし,現在ではその市場は徐々に縮小している。その理由はCD等,レコードショップ等で以前から販売してきたものや,「待ちうた」等のサービス販売が低迷してきたからである。 一方,ストリーミングによる楽曲の聴取が2013年頃から売上を伸ばしてきた。現在では,音楽コンテンツ市場全体を下支えしている状況にある。このようなストリーミングサービスが盛んになった背景には,インターネット回線の高速・大容量化とスマートフォンの普及があると考えられる。顧客層の嗜好の変化もあり,音楽コンテンツ市場は大きく変化することとなったのである。
著者
水川 侑
出版者
専修大学社会科学研究所
雑誌
社会科学年報 (ISSN:03899519)
巻号頁・発行日
vol.49, pp.271-282, 2015-03-10