著者
口野 直隆 浜口 夏帆 大島 一二
出版者
桃山学院大学総合研究所
雑誌
桃山学院大学経済経営論集 = ST.ANDREW'S UNIVERSITY ECONOMIC AND BUSINESS REVIEW (ISSN:02869721)
巻号頁・発行日
vol.63, no.4, pp.35-69, 2022-02-17

In this paper, we have examined the potential for overseas expansion offood service companies in Japan that are suffering from market contractionand other factors. Specifically, I focused on Saizeriya from a group of majorfood service companies that have been expanding their business relativelysteadily, and studied what specific factors have enabled them to expandtheir business.From the earnings analysis, it was found that Saizeriya has beenexpanding its stores relatively steadily in China, Taiwan, Hong Kong, andSoutheast Asia. The reasons for this are as follows.(1)Store developmentand profitability in Asia and future issues, (2) foodstuff procurementstrategy, and(3)labor management strategy.In the following sections, we will examine how Saizeriya has used thesestrategies to expand in the restaurant markets of China, Taiwan, HongKong, and other countries, and discuss the key points of the overseasstrategies of Japanese restaurant companies.
著者
安齊 クレア 的場 やすし 椎尾 一郎
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2015論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, pp.372-377, 2015-09-18

ペットの飼い主にとって,外出中のペットの様子は最も気がかりな要因のひとつである.そこで本研究で は,遠隔地から自宅の猫の様子をビデオ画面で確認しつつ,猫じゃらしを遠隔操作するシステムを開発し た.本システムの大きな特徴は,猫が猫じゃらしを捕まえると操作者の手にひっかかれた感触が伝わる点 である.操作者はマウスと一体化した痛み伝達デバイスを操作することで,遠隔地の猫じゃらしを操作し つつ,猫の反応に応じて痛みが伝わる.実際の猫の反応に連動した痛みによるフィードバックがあること で,ペットとの臨場感あふれる遠隔コミュニケーションを実現した.
著者
赤堀 渉 平井 辰典 森島 繁生
雑誌
研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC) (ISSN:21888914)
巻号頁・発行日
vol.2015-EC-38, no.8, pp.1-6, 2015-12-04

本稿では,字幕付き映像における視線移動の少ない字幕配置法を提案する.従来の画面端に固定された字幕では,映像で視線が集中する領域と字幕が離れている場合に視線移動が増えるため,映像を満足に鑑賞することができなかった.既存研究では,映像内容の理解度の向上のために動的に字幕を配置したが,字幕なし映像のどこに視線が集まるかを考慮していないため,字幕に視線が誘導され映像を集中して鑑賞することができなかった.そこで本研究では,字幕付き映像における新たな字幕配置方法を提案する.提案手法では,字幕なし映像に対して視線が集中する領域と字幕が重なることを避けるため,複数人の視線情報を測定し映像において視線が集まりやすい領域を算出する.その後,鑑賞者の字幕に対する認知的な負荷を考慮するため,字幕配置のルールとして注目される領域の下部に固定して字幕を配置する.また,評価実験により提案手法の有効性を示した.
著者
江藤 裕之
出版者
国士舘大学21世紀アジア学会
雑誌
21世紀アジア学研究 = Bulletin of Asian Studies (ISSN:21863709)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.75-94, 2019-03-20

はじめに1.シンガポールとマレーシアの英語環境2.香港の大学における英語教育と英語学習支援おわりに――日本人の英語を考える
著者
Haidn Oskar J.
出版者
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
雑誌
宇宙航空研究開発機構特別資料 = JAXA Special Publication (ISSN:1349113X)
巻号頁・発行日
vol.JAXA-SP-13-017, pp.17-51, 2014-03-31

東京大学ロケット・宇宙機モデリングラボラトリー(社会連携講座)シンポジウム (2013年9月20日. 東京大学武田ホール), 東京
著者
後藤 政幸 荒巻 輝代 芳原 達也 ゴトウ マサユキ アラマキ テルヨ ホウバラ タツヤ MASAYUKI GOTOH Teruyo Aramaki Tatuya Hobara
雑誌
和洋女子大学紀要. 家政系編
巻号頁・発行日
vol.42, pp.29-37, 2002-03

ミネラルウォーター,茶,果汁飲料等の500mlペットボトル飲料は「リキャップできる」,「携帯に便利」等の特性により,室内・外を問わず生活の種々の場面で多く飲用されている。しかしこの利便性に伴う飲用習慣が細菌増殖を引き起こし,ひいては衛生学的な問題が生じると懸念する。著者らは実験的にペットボトル飲料に実際の飲用習慣に近似した内容の細菌汚染をさせ,その飲料水中の細菌数の変化を観察して衛生学的な問題を検討した。5種の小型ペットボトル飲料(ミネラルウォーター,茶,果汁飲料,乳酸飲料,スポーツ飲料各1種)に唾液と手指で汚染させた生理食塩水を定量的に加え,15℃および36℃の温度条件下で2,5,10,20時間保存した試料について一般細菌と大腸菌群の菌数を測定した。結果,一般細菌に関しては,ミネラルウォーターと茶の場合,15℃および36℃共に2時間保存以後,時間の経過に伴い菌数は増加した。増加傾向は高温保存の方が大きかった。また,2時間保存の時点で飲料水水質基準に不適合となった。これらに対して果汁飲料,乳酸飲料およびスポーツ飲料は接種した細菌数が2時間保存以後,減少する成績が得られた。菌数の減少は時間の経過に従い大きくなる傾向を示し,特に両温度条件共に果汁飲料の2時間保存時に顕著であった。大腸菌群は,5回測定中2回の36℃保存のミネラルウォーターと茶の場合にだけ検出されたが,他の試料からは検出されなかった。特に,ミネラルウォーターの20時間,茶の10時間と20時間保存時に大腸菌群数の増加は著しかった。以上の成績から,小型ペットボトル飲料をリキャップに伴う数回の口付け飲用や野外への携帯で不潔に取り扱う等,日常の飲用形態で利用した場合,飲料水の種類によっては飲料水水質基準の細菌項目に対して不適合となる飲料水を摂取する可能性があり,衛生学的に問題となることが判明した。