著者
米津 啓子 佐々木 博幸 長尾 剛司 中尾 潤一 西原 雄次 正木 伸城 黒木 聖司
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
年次大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2003, pp.353-354, 2003

This paper reports about CubeSat that is developing at SokuUniversity. Shooting the photos of earth and transmission of our song to ground station are the main mission. The operating frequency is in the amateur communication band. A UHF (f=430MHz) band will be used for the downlink, and a VHF (f=144MHz) will be used for the uplink. We've already developed TNC (Terminal Node Controller) for downlink at ARLISS2002. Feature of the Soka University Satellite is using FPGA (Field Programmable Gate Array) for control equipments. Advantages of using FPGA are design flexibility, small size, high speed processing and flight proven. You can have almost any logics in FPGA. Also you can have CPU in FPGA. There are reasons why we selected it for our CubeSat.
著者
望月 俊男 佐々木 博史 脇本 健弘 平山 涼也 久保田 善彦 鈴木 栄幸
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.319-331, 2013-11-20 (Released:2016-08-10)

ロールプレイはさまざまな分野の学習において,学習者の視点の拡大や転換を促進する強力な学習方法として知られている.本稿では,とくに複雑で非構造的な(ill-structured)問題状況下におけるコミュニケーションや意思決定についてロールプレイする上で,対面協調学習の中で人形劇を使うことで,これまでにない多様な視点からの洞察を促す可能性について議論する.複数の人形を操作して人形劇をすることで,演者である参加者と,直接演じている人形との間の心理的距離を作り出すとともに,多様な役割で演技をしやすくすることができる.本稿ではこれを理論的に示した後,人形劇のロールプレイによって演者がより現実的な状況を再現するように様々な役割を演じることを事例研究から示した.そして,そうした人形劇をロールプレイの媒介として利用する上で,学習支援テクノロジの可能性について議論した.
著者
佐々木 博史 黒田 知宏 真鍋 佳嗣 千原 國宏
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.7, no.3, pp.393-401, 2002-09-30 (Released:2017-02-01)
参考文献数
20
被引用文献数
2

The resent developments of the compact hardware have been realizing Wearable Computers. On the other hand, there are just a few studies of the input interface for wearable computers. However, most of those interfaces lack portability or are not comfortable in using it. This paper presents "Hand-Menu System", an innovative input interface for wearable computers, utilizing Augmented Reality techniques. This system gives the user a truly intuitive non-contact input interface with visual feedback and physical senses. This system lets a user to choose one of menu items superimposed on his five fingertips of a hand by simply touching it with a fingertip of the other hand.
著者
堀田 国元 佐々木 博
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.49, no.1, pp.57-62, 2011-01-01 (Released:2012-01-01)
参考文献数
10
被引用文献数
1 1

栄養価が高くヘルシーな食品として国際的にも受け入れられている納豆(糸引き納豆)は,大昔から明治時代まで,大豆を煮て稲藁苞に入れて保温し,稲藁の付着菌による自然醗酵に依存するという不衛生で不安定な方法でつくられていた.この方法に代わる近代的製造法が確立され,世に普及したのは,明治時代後半に澤村眞博士(東大農芸化学)が納豆は一菌種(Bacillus natto と命名)の働きによってできることを解明したことと,大正時代に半澤洵博士(北大農芸化学科応用菌学講座の開祖)が行なった実学的研究と普及活動によるところが大きい.半澤教授は,納豆菌の純粋培養と衛生的な容器を使用することが納豆を安定してつくるためのキーポイントと見抜き,経木(薄皮)を容器に用いる半澤式改良納豆製造法を確立した.そして,納豆容器改良会を組織し,また雑誌『納豆』を刊行して納豆製造業者を直接・間接に指導し,納豆博士と綽名された.さらに,半澤博士の指導を受けた三浦二郎氏(仙台市)が醗酵温度調節のために通気孔付きの納豆室(文化室と呼ばれた)を考案したことによって,安定した大量納豆製造の道が拓かれた.本稿では,以上の経緯について辿り,近代納豆の実現における応用菌学の貢献をクローズアップする.
著者
山本 豊 笠原 良二 平 雅代 武田 修己 樋口 剛央 山口 能宏 白鳥 誠 佐々木 博
出版者
一般社団法人 日本生薬学会
雑誌
生薬学雑誌 (ISSN:13499114)
巻号頁・発行日
vol.75, no.2, pp.89-105, 2021-08-20 (Released:2022-09-10)
参考文献数
9
被引用文献数
1

The survey on the variety, amount and producing countries of crude drugs for medicinal use was conducted among member companies belonging to Japan Kampo Medicines Manufacturers Association in fiscal 2017 and 2018. The results showed that total amount of use and number of items of crude drugs were 25,326 tons of 263 items in 2017, and 26,391 tons of 264 items in 2018, respectively. Comparing production ratios among countries, Japan, China and the other countries produced 10.0%, 83.2% and 6.8% of total amount of use in 2017, respectively. Similarly, each ratio turned to 10.4%, 83.6% and 6.0% in 2018.
著者
斎藤 功 佐々木 博
出版者
筑波大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1986

近年, 山菜は自然食品の最たるものとして需要が増大している. 本研究は落葉広葉樹林帯(ブナ帯)で広範にみられる山菜の採取および山菜の促成栽培の実態を解明し, それに風土論的考察を加えることを目的としたものである.山菜の採取は, 伝統的にブナ帯の山村, とくに多雪地の山村で行われてきたが, 山菜の促成栽培はブナ帯の少雪地で多い. 山菜の促成栽培は, フキ, ワラビ, タラノメ, コゴミ等が行われるが, タラノメの促成栽培が典型であろう.本来, タラノメは春にとるものであるが, 促成栽培はそれを夏冬の12〜3月に採取するものをいう. 当初, 山からタラノキを切り, それを植木として温室内で栽培したものであるが, 促成栽培の普及につれて, タラノキを桑のように栽培するのがみられるようになった. 現在, タラノメのキの落葉後, 台木を切り, 一芽ごとに10〜15cmに切ったものを温室内のオガクズ床に伏せこみ, 12月下旬〜3月下旬にタラノメが7〜8cmに仲が〓ように栽培している.このタラノメの促成栽培は, ブナ帯で冬季出稼を止めさせるまでになったが, 栽培技術が容易なこと, ビニールハウスを転用できることなどで普及した. 当初, 〓境期の山菜としてタラノメは高価に販売されたが, その栽培の普及とともに価格が低下した.結論的にいえば, タラノメの促成栽培は, 生産基盤の脱弱性をもった風土産業といえよう.なお, 研究結果の詳細については, 別さつの研究成果報告書を参照されたい.
著者
望月 俊男 佐々木 博史 脇本 健弘 加藤 浩 鈴木 栄幸 久保田 善彦 舟生 日出男
出版者
専修大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究では、多様な人々が関わる問題解決場面における効果的な対話的コミュニケーションスキルを育成する学習環境の開発を最終目的とする。その教育方法としてのロールプレイをより効果的に実施するため、演技全体を見渡す俯瞰視点だけではなく、特定のアクターの視点(他者視点)から対話的コミュニケーションを振り返り、吟味できる3次元リフレクション支援システムを開発した。また、その教育方法を教師教育の授業実践において検討・開発した。授業実践を通して、他者視点と俯瞰視点を往還する中で、他者視点があったほうが、各立場を意識しリフレクションが促され、対話的コミュニケーションを深く検討できるようになることが見いだされた。
著者
本田 公韶 佐々木 博司 長田 稔 真恵原 悟 横瀬 宏
出版者
The Institute of Electrical Engineers of Japan
雑誌
電気学会論文誌B(電力・エネルギー部門誌) (ISSN:03854213)
巻号頁・発行日
vol.115, no.12, pp.1432-1437, 1995-11-20 (Released:2008-12-19)
参考文献数
4

The demand-supply imbalance on electric power system is absorbed by system frequency variations, before the LFC controls. Since frequency fluctuations are common in all linked blocks, demand-supply imbalance of one block is absorbed by another block too. Demand-supply imbalance arises in another block simultaneously, and is absorbed by the former block. These mutual supports have a direct effect on linkage power fluctuations. The size of this self-regulation is regarded as proportional to the size of frequency fluctuation and the ratio of the former to the latter is nearly proportional to the block capacity. But, at a short period variation range, there is a fear that such a proportional relation will be biased by linkage position. We analyze this point, and reached the following conclusions. First, we can prove the existence of self-regulation bias theoretically and point out that the bias has some effect on linkage power fluctuations at short period variation range. Second, we apply this analytical method to 4 blocks-linked system of Japan, and compare the theoretical value with measured one. The result indicates no correlation among demand fluctuations of those blocks which are presupposed for calculation of the theoretical values; among several blocks is found some ununiformity of the smallest unit size of demand power variations.