著者
佐野 孝 濱野 裕希
出版者
日本スポーツマネジメント学会
雑誌
スポーツマネジメント研究 (ISSN:18840094)
巻号頁・発行日
pp.2022-005, (Released:2022-12-12)
参考文献数
45

This study aimed to examine the effectiveness of the online examination system for grasping the psychological state of players in university sports club by clarifying the relationship between the psychological state and competition performance, and the transition of the state. During the month and a half before the target game, we conducted two tests on one track and field club to compare the scores of players who improved their records and those who did not, and examined changes in scores. As a result, the players who were able to break their own records had high patience and effectiveness in improving their performance at the start of the season. However, the endurance was significantly decreased at the second measurement. Additionally, the team's performance in the target game was better than in last three years. These findings suggest the effectiveness of grasping mental states in mental health care and team management.
著者
門脇 悟志 畑 正 廣瀬 寛 大石 潔 飯田 哲史 高木 正志 佐野 孝 保川 忍
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌D(産業応用部門誌) (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.124, no.9, pp.909-916, 2004 (Released:2004-12-01)
参考文献数
21
被引用文献数
7 7

The improvement of adhesion characteristics is important in electric motor coach. We have already proposed the anti-slip/skid re-adhesion control system based on disturbance observer and sensor-less vector control. The effectiveness of the proposed method has been confirmed by the experiment and the numerical simulation using the tested bogie system of electric motor coach.Then, we apply the proposed method to the actual electric multiple units, which is Series 205-5000. In the experimental results of Series 205-5000, this paper discusses that the proposed anti-slip/skid re-adhesion control system has the desired driving wheel torque response. Moreover, this paper proposes the evaluation method of re-adhesion control test results.
著者
坂本 恵 佐野 孝治 村上 雄一
出版者
福島大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

ベトナム人技能実習生の権利擁護に取り組む日本国内の労働組合、弁護士ネットワーク、国際交流協会からの聞き取りを行い、権利擁護施策の最新情報を得た。また、韓国・台湾・オーストラリアにおける外国人労働者受け入れ施策を調査し、最新の動向を得た。ベトナム調査を実施し、帰国した実習生、その家族、支援者らからの聞き取り調査を行い報告書にまとめることができた。
著者
内田 萌菜 金 学正 前田 真吾 佐野 孝志 米澤 智洋
出版者
日本ペット栄養学会
雑誌
ペット栄養学会誌 (ISSN:13443763)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.101-106, 2019-10-10 (Released:2019-10-31)
参考文献数
19

伐採した竹林の有効活用法として、孟宗竹に存在する乳酸菌と竹表面の多孔性による消臭効果が注目されている。本研究では竹粉末を添加した飼料がイヌの糞の臭気に影響を及ぼすか、さらにそれに乳酸菌が関与しているかを検討した。臨床上健康なビーグル犬6頭を実験に供した。洗浄した竹材を平均粒度300 µmで粉砕して密封し、嫌気発酵により乳酸菌を豊富に宿した竹粉末(湿竹粉)、もしくは竹粉末を加熱し、真空吸引法にて乾燥させ、生きた乳酸菌のいない竹粉末(乾竹粉)を餌重量に対し重量比で3%混和した餌を実験犬に投与した。糞便の臭気強度は北川式ガス検知器によるアンモニア、硫化水素そしてメルカプタン濃度の測定および10人のパネラーによる官能試験にて評価した。その結果、湿竹粉、乾竹粉投与群のいずれにおいても、投与7日後には糞臭気中メルカプタン濃度の低下とともに、官能試験による臭気強度、快不快度の有意な改善が認められた。湿竹粉と乾竹粉の投与群間に有意な差は認められなかった。以上の結果より、竹粉にはイヌの糞便の臭気を改善する作用があること、その作用は竹粉中の生きた乳酸菌が主要因とは考えにくいことが示された。
著者
門野 敏彦 重森 啓介 弘中 陽一郎 佐野 孝好 藤岡 慎介 境家 達弘 杉田 精司 黒澤 耕介 大野 宗祐 松井 孝典 中村 昭子 荒川 政彦 近藤 忠 藪田 ひかる
出版者
産業医科大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

高出カレーザーを用いてサブミリメートルサイズの弾丸および平板飛翔体を加速した.従来の加速方法ではこのサイズの飛翔体は秒速数kmまでしか加速できなかったが,本研究では秒速10km以上(最高秒速60km)に加速することに成功した.この技術を使って岩石標的に対して超高速度衝突実験を行い,衝突によって発生する高圧状態での岩石物質の状態方程式,高圧から解放後に発生する蒸気の組成や熱力学状態,クレーターサイズ,放出破片,クレーター深部の状態,など,これまで全く実験的データの無かった未知領域での知見を数多く得ることが出来た.
著者
佐野 孝昭 吉田 朋美
出版者
群馬大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2004

我々はHPVの癌遺伝子蛋白の発現に伴い、Rb蛋白機能調節にあたるp16蛋白がヒト子宮頚部異形成や子宮頚癌において過剰発現していることを報告した(Am J Pathol,1998)。今回、このp16抗体を細胞診液状化検体(モノレイヤー標本)にも応用し、p16の免疫染色が、細胞診標本上で腫瘍細胞の同定にきわめて有用であること報告した。(Cancercytopathol,2004)。この検討ではHSIL以上の病変を検出する手段として、PCR法によるHPV検出よりも、p16免疫染色法はより高感度かつ特異性の高い検査方法であることが明らかであると同時に、現在行われているPap法による形態学的な異型細胞同定法を補助する手法としても有用である。また、p16と同様に細胞周期調節蛋白の一つで、G2チェックポイントに働く蛋白である14-3-3sigma蛋白についても同様の検討を行ったところ、異形成から扁平上皮癌、および腺癌にいたるまで広く高発現していることが明らかになった(Pathol Int,2004)。これはp16とともに14-3-3sigmaが子宮頚癌・異形成のすぐれたマーカーになる可能性を示唆していた。同様に、頚部病変とともに採取される可能性の高い内膜病変での14-3-3sigmaの検討を行なったところ、14-3-3sigmaは進行内膜癌に過剰発現していることも明らかとなる一方、分泌期正常内膜腺にも14-3-3sigmaの発現が認められ、内膜腺細胞を含む頚部検体の14-3-3sigmaの評価には注意が必要であると考えられた(Pathol Int,2005)。
著者
佐野 孝 國土 将平
出版者
日本行動計量学会
雑誌
行動計量学 (ISSN:03855481)
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.173-185, 2020 (Released:2021-04-21)
参考文献数
30

The aim of this study was to understand the movement difficulty in squat vault to examine the order and content of instructions given for the technique. Participants comprised of 241 children (116 boys and 125 girls) from 5th and 6th grades. Each participant performed squat vaults while their movements were observed and recorded from the left and front side. The movements were assessed using the observation criterion while the difficulty parameters and ability estimates were obtained by applying the partial credit model of Item Response Theory. From this data, the relation between ability estimation value and achievement of the technique, and order of the instruction contents were examined. The research conclusions were as follows:1) The evaluation based on the observational evaluation criteria reflects the difference in the degree of achievement of the skill.2) Considering the movement difficulty in squat vault, we can teach the skill in the following order: “weight transfer by arm support,”“hip rise by bouncing crossing,” “throwing arms forward and crouching forward,” “majestic jumping and stable landing,” and “turning back to backward rotation.”
著者
佐野 孝志 仁多見 俊夫 酒井 秀夫
出版者
森林利用学会
雑誌
森林利用学会誌 (ISSN:13423134)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.34.37, 2019-01-31 (Released:2019-03-08)
参考文献数
10

本研究は林業界の課題となっている竹林の放置・荒廃の問題に着目し,その利用によって地域資源として再生を図るべく,竹から乳酸発酵竹粉を製造する高性能機械を開発した。製造された竹粉は,300-400μm程度の粒度で,内部に多孔質を持ち,竹由来の乳酸菌が生息する。この乳酸発酵竹粉を農業資材としての効果の実証をし,売れる商品としてのビジネスモデルを構築した。機械の製造能力300tに対し,年間50t の製造販売で,販売価格を現在の市況価格300 円/kg を200 円/kg に下げても136万円の粗利となる。年間100t になれば年間747万円の粗利で,約2年で機械費1500万円が回収出来ることになる。竹林伐採(1次)・竹粉製造(2次)・竹粉販売(3次)の6次産業化を実践し,将来は工業製品までの用途開発を進めて,バイオマス活用の新事業創出による地域活性化に役立つ可能性があり,開発した機械はトラック搭載してモバイル機構化し,林道上で竹粉化処理も検討に値する。
著者
廣瀬 重信 佐野 孝好
出版者
独立行政法人海洋研究開発機構
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

惑星形成の舞台となる原始惑星系円盤の物理状態、特に円盤ガスの乱流状態と温度分布を正しく知ることは、惑星形成プロセスを理解する上で重要である。本研究では、輻射磁気流体力学方程式の直接数値計算によって、円盤ガスの乱流を解像しつつ、輻射輸送も解くことにより、温度を含む原始惑星系円盤の構造を無矛盾に求めた。特に、中心星近傍における有効温度と面密度の関係を求めることにより、そこで起こり得る水素電離に伴う熱不安定性を明らかにした。
著者
松下 義則 佐野 孝幸 元田 武文 谷口 朗子 フセイン セイエド・イクラム
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. FTS, フォールトトレラントシステム
巻号頁・発行日
vol.98, no.293, pp.141-146, 1998-09-22

DSP開発環境において、我々が用いた設計開発環境の支援ツールの中で、機能・論理検証を支援するツールの概略を紹介し、その有用性に関して検討する。そのツールの内容は、内部信号・レジスタをDPSの実行サイクル毎にログと比較し、不一致の場合に適切なエラーレポートを作成する、というものである。また、このDSPコアに導入されたテスト手法に関して報告し、その有用性あるいは問題点に関して検討する。テスト手法の内容は、PSAとフィードバックモードによるある種の自己診断機能である。