著者
宮武 正彦 難波 栄一 片桐 俊幸
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.16, no.68, pp.1-6, 1992

11μm厚の薄手テープ、情報ビット波長0.47μm、トラックピッチ12.7μm、A6版カセッ トサイズで2時間の記録再生ができる1/2インチHD-ディジタルVTRの開発試作を行ったので、そのテープフォーマットとメカに関して報告する。 ここでは、目標諸元についての基本方針、VTRの諸元、テープフォーマットについて説明し、次に11μm厚の薄手テープに対応したメガデッキの構造と特徴、径40mmの小型ドラムの構造、高性能FeTaN磁気ヘッドの構造と特性、さらにソフトウェア制御を採用し、回路規模と消費電力を低減したシステム・サーボについて述べる。
著者
宮武 正明
出版者
こども教育宝仙大学
雑誌
こども教育宝仙大学紀要 (ISSN:18847617)
巻号頁・発行日
no.2, pp.109-115, 2011

「これまで詳細が伝えられていない中国残留孤児・婦人の帰国後の生きざまを、こども教育宝仙大(東京)准教授で前松山東雲女子大准教授の宮武正明さんが5月9日、都内で開かれる「社会事業史学会第11回大会」で紹介する。宮武さんは元東京都職員、福祉事務所のケースワーカーとして1967年から日中国交正常化までの5年間、日本国籍のない残留孤児・婦人らの自立支援にかかわった。都はこうした人たちの受け入れを67年に始めたが、その記録は、帰国後に学んだ夜間中学校教師の記録にとどまっている。「国交回復後も"脱生活保護"がかなわなかった人たちを日本がどのように迎えたかを紹介することで、戦争の悲惨さを訴えたい」と話している。」 『愛媛新聞』2009.4.18 「人」欄、NHK土曜ドラマ「遥かなる絆」放映初日の日に掲載
著者
香川 靖雄 西沢 正豊 鈴木 実 宮武 正 浜本 敏郎 後藤 公彦 本永 英治 泉川 寛元 平田 晴男 海老原 昭夫
出版者
Center for Academic Publications Japan
雑誌
Journal of Nutritional Science and Vitaminology (ISSN:03014800)
巻号頁・発行日
vol.28, no.4, pp.441-453, 1982 (Released:2009-04-28)
参考文献数
33
被引用文献数
164 230

Japanese are unique among the peoples of developed count-ries in having a high intake of eicosapentaenoic acid (C 20:5) from fresh fish and this may in part contribute to their low incidence of cardiovas-cular diseases. Mass spectroscopic analyses of eicosapolyenoic acids (C 20:3, C 20:4 and C 20:5) were carried out on the serum of aged persons living on Kohama island in Okinawa and known to have the lowest incidence of cardiovascular diseases in Japan. All but 4 of the 77 persons examined (73.94±7.81 years old) led active fishing-farming lives. The total amount of eicosapolyenoic acids in the serum of persons on Kohama island (46.77±7.46 mg/ 100 ml) was higher (p<0.001) than that in people on mainland Japan, owing to the higher intake of fresh fish (147.7g/day). A positive correlation (p<0.01) was found between serum C 20: 5 concentration (6.82+2.54 mg/100 ml) and high density lipoprotein concentration (55.38±13.83 mg/100 ml). In addition, there were positive correlations (p<0.01) between serum C 20: 3 concentration (6.58+1.61 mg/100 ml) and total cholesterol (188.60±32.30 mg/ 100 ml), and triglyceride and skinfold thickness. The blood pressure level (p<0.01), incidence of abnormal ECG (p<0.05), and salt intake (6.2-8.3g/ day) estimated from urinalysis, were all lower than the average figures for Japanese of similar ages. No persons examined showed Q-wave on ECG. The percentage of smokers and drinkers were similar for Kohama island and mainland Japan.
著者
永野 敬子 勝谷 友宏 紙野 晃人 吉岩 あおい 池田 学 田辺 敬貴 武田 雅俊 西村 健 吉澤 利弘 田中 一 辻 省次 柳沢 勝彦 成瀬 聡 宮武 正 榊 佳之 中嶋 照夫 米田 博 堺 俊明 今川 正樹 浦上 克哉 伊井 邦雄 松村 裕 三好 功峰 三木 哲郎 荻原 俊男
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.111-122, 1995-02-25 (Released:2009-11-24)
参考文献数
16
被引用文献数
1 1

近年の疾病構造の欧米型への移行が指摘される中, 日本人における痴呆疾患の割合はアルツハイマー病の比率が脳血管性痴呆を越えたともいわれている. 本邦におけるアルツハイマー病の疫学的調査は, アルツハイマー病の原因究明に於ける前提条件であり, 特に遺伝的背景を持つ家族性アルツハイマー病 (FAD) の全国調査は発症原因の究明においても極めて重要であると考える.私たちは, FAD家系の連鎖分析により原因遺伝子座位を決定し, 分子遺伝学的手法に基づき原因遺伝子そのものを単離同定することを目標としている. 本研究では日本人のFAD家系について全国調査を実施すると共に, これまでの文献報告例と併せて疫学的検討を行った. また, 日本人のFAD家系に頻度の高いβ/A4アミロイド前駆体蛋白 (APP) の717番目のアミノ酸変異 (717Va→Ile) をもった家系の分子遺伝学的考察も行った.その結果, FADの総家系数は69家系でその内, 平均発症年齢が65歳未満の早期発症型FADは57家系, 総患者数202人, 平均発症年齢43.4±8.6歳 (n=94), 平均死亡年齢51.1±10.5歳 (n=85), 平均罹患期間6.9±4.1年 (n=89) であった. APP717の点突然変異の解析の結果, 31家系中6家系 (19%) に変異を認めた. また各家系間で発症年齢に明らかな有意差を認めた. 1991年に実施した全国調査では確認されなかった晩期発症型FAD (平均発症年齢65歳以上) 家系が今回の調査では12家系にのぼった.FADの原因遺伝子座位は, 現在のところ第14染色体長腕 (14q24.3; AD3座位), APP遺伝子 (AD1座位) そのもの, 第19染色体長腕 (19q13.2; AD2座位), 座位不明に分類され, 異なった染色体の4箇所以上に分布していることとなる. 日本人のFAD座位は, APPの点突然変異のあった6家系はAD1座位であるが, 他の大部分の家系ではAD3座位にあると考えられている. 今回の解析結果より, 各家系間の発症年齢に差異があることからも遺伝的異質性の存在を示唆する結果を得たが, FAD遺伝子座位が単一であるかどうかを同定する上でも, 詳細な臨床経過の把握も重要と考えられた.
著者
宮武 正幸
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.44, no.6, pp.281-288, 1971-06-30 (Released:2012-11-20)
参考文献数
20