著者
中島 秀雄
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
やどりが (ISSN:0513417X)
巻号頁・発行日
no.152, pp.2-28, 1993-02-25
著者
入佐 剛 大田 元 山﨑 浩司 内之倉 俊朗 竹島 秀雄
出版者
一般社団法人 日本脳卒中の外科学会
雑誌
脳卒中の外科 (ISSN:09145508)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.210-215, 2018 (Released:2018-07-06)
参考文献数
14
被引用文献数
1 1

Eagle's syndrome presents with a series of symptoms caused by an elongated styloid process and/or the ossification of part of the entire stylohyoid ligament. Symptoms of the classic type are caused by factors such as irritation and compression of the lower cranial nerve, sore throat and dysphagia, facial pain, and neck pain. The other rare type is caused by compression or dissection of the carotid artery, causing a transient ischemic attack or stroke. This report describes a case of Eagle's syndrome with cerebral infarction caused by internal carotid artery (ICA) dissection, treated with endovascular revascularization of the ICA and surgical resection of the styloid process. A 51-year-old woman presented with sudden onset of right hemiparesis and aphasia. Magnetic resonance imaging revealed left ICA occlusion. Endovascular recanalization therapy for the ICA occlusion was initiated, and recanalization with thrombolysis of the cerebral infarction (TICI) grade IIb was achieved. Carotid artery dissection with intraluminal thrombus was observed at the extracranial portion. Computed tomographic angiography on day 6 revealed the dissected ICA compressed by the elongated styloid process. On day 24, the elongated styloid process was resected extraorally, and successful decompression of the ICA was achieved. ICA dissection caused by an elongated styloid process has been reported frequently. Eagle's syndrome is rare but is one of the important diseases to consider in the differential diagnosis of extracranial carotid artery dissection.
著者
福原 淳示 住友 直方 谷口 和夫 市川 理恵 松村 昌治 阿部 修 宮下 理夫 金丸 浩 唐澤 賢祐 鮎沢 衛 麦島 秀雄
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.40, no.Supplement4, pp.28-33, 2008-11-30 (Released:2013-05-24)
参考文献数
10

15歳,女性.3歳時にWPW症候群と診断され,6歳時より動悸を自覚,7歳時に当院でカテーテルブレーション(RF)を行い,顕性の右室後中隔ア副伝導路(RPSAP)を介するorthodromic房室回帰性頻拍(AVRT)で,RFに成功した.13歳時に再度動悸を訴えた.心臓電気生理学的検査(EPS)ではISP1μg/分投与下の右室高頻度刺激で頻拍が誘発された.頻拍は減衰伝導を有するRPSAPを順伝導するantidromic AVRTであり,頻拍中の心室最早期興奮部位への通電でRPSAPの途絶に成功した.通電直後一過性に2:1房室ブロックを認めたが1:1伝導に回復したため,1分間の通電を加えRFを終了したが,その後II度房室ブロックが再出現した.約3カ月後に房室ブロックは自然に消失した.Antidromic AVRTを起こした機序として副伝導路に対する通電により,副伝導路もしくはその周辺組織に減衰伝導特性を与えた可能性が示唆された.房室ブロックを起こした機序としては,後中隔部位への通電がcompact AV nodeに影響を与えたことが考えられた.同部位へのRF時には,His束との距離のみならず,わずかな心電図変化にも細心の注意が必要と思われる.
著者
中島 秀雄
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
蝶と蛾 (ISSN:00240974)
巻号頁・発行日
vol.42, no.3, pp.195-205, 1991-10-15

Operophteraは日本に6種分布している.そのうち,Operophtera brumata(LINNAEUS)は旧北区に広く分布しており,日本でも全国的に広く産することが知られていた.そして,その近縁種のO. fagata (SCHAR-FENBERG)はヨーロッパに分布し,brumataに比べて♂の前翅長が大きく,黄白色で光沢があり,♀においても前翅長が大きいことで明確に識別されていた.私は,日本の各地の多数の個体を採集して調べて行くうちに,日本のものにも♀の前翅に大小の差があることに気づき,fagataの分布の可能性を考慮して再検討した.しかし,ヨーロッパの2種の雌雄を入手して比較したところ日本のものは外観および交尾器にbrumata, fagataとは明瞭な差異が認められ,別種と判断できた.さらに,日本に生息しているものを交尾ペアを重点的に比較した結果,2種含まれている結論に達したので,これらを新種として記載した.Operophtena brunnea NAKAJIMA, sp. n. コナミフユナミシャク(新称) ♂の前翅長は14-17mm.外観はbrumataに似る.触角の中央部から先端の各節は短い.前翅は灰褐色から暗褐色で中横線,外横線,亜外縁線は波状に走る.翅の色は変化に富むが,brumataのように赤みを帯びることはない.♀の前翅長は1-3mm.体は暗褐色で前翅は非常に小さい.♂交尾器はbrumataに似るが,valvaの幅は狭い.Cornutiは長短2本の針状の突起からなり,brumata, fagata,もう一種の新種のvulgarisに比べて短い.♀の交尾器ではsignumを欠く.一方brumataは2個,fagataでは1個生じる.北海道,本州,九州に分布し,各地で採集されている.関東地方でみると,低山地に多いが,中禅寺湖(1,300m)などがかなり高標高の地域まで産するOperophtera vulgaris NAKAJIMA, sp. n. オオナミフユナミシャク(新称) ♂の前翅長は16-22mm.触角は中央部から先端の各節で長く,前種との良い区別点となる.前翅長は変化に富むが一般にbrumata, fagata, brunneaに比べて大きい.前翅の色も変異があるが,灰白色から灰褐色である.Brunneaとは個体変異を含めてみると,外観で区別することは困難であるが,本種では中横線が前縁の近くで外側にくの字状に切れ込み,真っすぐ前縁に向かううbrunneaとの区別の目安になる.♀の前翅長は3-5mm.Brunneaに比べて前翅が大きい.Fagataに似るが前翅がやや幅狭い.♂交尾器のvalvaはbrumata, fagataに比べて幅狭い.Brunneaに非常によく似ており,valvaの形状で区別するのは困難である.Cornutlはbrunneaに比べて長いのでこの点で区別できる.♀交尾器のsignumは1個生じる.その形状は小さい突起が多数集合するが,その数には変化があり,突起がほとんど無く板状になるものもある.本種は北海道,本州に広く分布し,前種との混生地も多い.そして,垂直分布は関東地方でみると500m位の低山から1,500mの亜高山帯まで産する.多摩湖(150m)では本種は生息しない.高尾山山頂付近(480m)ではbrunnea, vulgarisともいる.
著者
柳田 慶浩 中島 秀雄
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
蝶と蛾 (ISSN:00240974)
巻号頁・発行日
vol.50, no.2, pp.63-78, 1999-03-30 (Released:2017-08-10)
参考文献数
16
被引用文献数
2

The moth fauna of the Ogasawara (Bonin) Islands was surveyed from March 22 to March 29, 1998 on Chichi-jima I., Haha-jima I. and Ani-jima I. A total of 101 species including 12 unrecorded species is listed.

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著者
國島 秀雄
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
地理 (ISSN:21851697)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.245-248, 1939-04-14 (Released:2010-03-19)
参考文献数
1
著者
國島 秀雄
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
地理 (ISSN:21851697)
巻号頁・発行日
vol.1, no.3, pp.446-450, 1938 (Released:2010-03-19)
参考文献数
1
著者
國島 秀雄
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
地理 (ISSN:21851697)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.290-294, 1938-07-01 (Released:2010-03-19)
参考文献数
1
著者
國島 秀雄
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
地理 (ISSN:21851697)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.132-136, 1938-04-01 (Released:2010-03-19)
参考文献数
1
著者
阿部 百合子 住友 直方 大熊 洋美 福原 淳示 市川 理恵 平井 麻衣子 中村 隆広 松村 昌治 金丸 浩 七野 浩之 鮎沢 衛 陳 基明 麦島 秀雄
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.44, no.SUPPL.2, pp.S2_64-S2_68, 2012 (Released:2013-09-18)
参考文献数
8

背景:抗真菌薬には種々の副作用が報告されている.抗真菌薬使用後QT延長に基づくtorsade de pointes(TdP),無脈性心室頻拍(VT),心室細動(VF)に対し静注用アミオダロンの効果が認められた小児例を報告する.症例:15歳,男児.再発急性リンパ性白血病(ALL)の化学療法後の骨髄抑制期間に深在性真菌感染をきたし,抗真菌薬であるアムホテリシンBリポソーム製剤(L-AMB)を投与した.L-AMBの副作用と考えられる低カリウム血症を認め,補正を行ったが低カリウム血症が続いた.その後,真菌感染の増悪を認めたため,アゾール系抗真菌薬であるボリコナゾール(VRCZ)の追加投与を行った.VRCZ投与6日後から副作用と考えられるQT延長を認め,7日後からTdP,無脈性VT,VFをきたした.抗真菌薬の副作用と診断し,薬剤を変更して,さらなる低カリウムの補正を行い,メキシレチン,プロプラノロール,ニフェカラント,リドカインを投与したがVT,VFのコントロールは非常に困難であった.その後,アミオダロン1.6mg/kgの単回静注したところ,TdP,VTは停止し,アミオダロンの持続静注を開始したところVT,VFはコントロールされた.VT,VFは消失したが,抗真菌薬の変更を余儀なくされ,真菌感染の増悪を招き死亡した.結語:低カリウム血症を認めた場合に,ボリコナゾール(VRCZ)などQT延長を認める可能性のある薬剤の使用には注意が必要である.このような場合,アミオダロンの使用には注意が必要であるが,一部の症例では有効と考えられた.
著者
月本 一郎 塙 嘉之 高久 史麿 浅野 茂隆 上田 一博 土田 昌宏 佐藤 武幸 大平 睦郎 星 順隆 西平 浩一 中畑 龍俊 今宿 晋作 秋山 祐一 櫻井 實 宮崎 澄雄 堺 薫 内海 治郎 黒梅 恭芳 古川 利温 山本 圭子 関根 勇夫 麦島 秀雄 矢田 純一 中沢 真平 小出 亮 加藤 俊一 金子 隆 松山 秀介 堀部 敬三 小西 省三郎 多和 昭雄 筒井 孟 高上 洋一 田坂 英子 植田 浩司
出版者
一般社団法人 日本血液学会
雑誌
臨床血液 (ISSN:04851439)
巻号頁・発行日
vol.31, no.10, pp.1647-1655, 1990 (Released:2009-03-12)
参考文献数
14
被引用文献数
3

Recombinant human granulocyte colony-stimulating factor (rG-CSF), produced by Chinese hamster ovary cells, was administered in 69 chemotherapy-induced neutropenic pediatric patients (pts) with malignant tumors. Each pt received two cycles of the same chemotherapy and had neutropenia with absolute neutrophil counts (ANC) <500/μl in the first cycle. Initiating 72 hours after termination of chemotherapy in the second cycle, rG-CSF (2 μg/kg/day) was given subcutaneously or intravenously to each pt for 10 days. rG-CSF significantly increased ANC at nadir; 72±14 vs. 206±40/μl (data in the first cycle vs. data in the second cycle, respectively), and reduced the period of neutropenia with ANC<500/μl; 9.7±0.6 vs. 5.1±0.6 days, and the period for restoration to ANC≥1,000/μl after initiation of chemotherapy; 25.5±0.6 vs. 17.5±0.9 days. rG-CSF did not affect other components of peripheral blood. The number of days with fever ≥38°C was significantly reduced by rG-CSF treatment. Neck pain and lumbago were observed in one pt, polakysuria in one pt, and elevation of the serum levels of LDH and uric acid in one pt, however these were mild to moderate, transient, and resolved without any specific treatment. We concluded that rG-CSF was effective in neutropenia induced by intensive chemotherapy for malignant tumors without any serious side effects.
著者
浅見 覚 高村 まゆみ 木村 由美子 鈴木 孝 麦島 秀雄 内倉 和雄
出版者
公益社団法人 日本分析化学会
雑誌
分析化学 = Japan analyst (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.46, no.12, pp.943-950, 1997-12-05
参考文献数
26

独自の流路系を持つカラムスイッチング高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により,レチノイン酸(RA)異性体である13-<I>cis</I>-RA,all-<I>trans</I>-RAと9-<I>cis</I>RAの相互分離を確立した.カラムスイッチングを用いることにより,カラム中に残る生体成分の洗浄が不要となり,カラム洗浄に要する時間が短縮された.又,流路中に独自の流路を加えたことにより,注入した試料を損なうことなく検出できるようになり,より良い感度と再現性が得られた.そのため,1サイクルが25分で生体成分中のRAの連続測定が可能となった.ピーク面積及び高さを用いた絶対検量線法では,共に200ngまでの間で直線の関係を示し,血中濃度を測定するのに十分な結果が得られた.又,メタノール標準試料で0.5~1.9%(<I>n</I>=10,0.26~0.37μg/ml),標準添加血清試料で0.8~2.2%(<I>n</I>=5,0.32及び0.37μg/ml)の再現性が得られた.これらのことにより,従来のRA血中濃度測定の方法よりも簡便性,操作性,再現性の向上が見られ,本法のRA血中濃度測定の有用性が示唆された.
著者
益子 貴行 小沼 憲祥 麦島 秀雄 松本 太郎
出版者
日本大学医学会
雑誌
日大医学雑誌 (ISSN:00290424)
巻号頁・発行日
vol.70, no.4, pp.197-202, 2011-08-01 (Released:2013-10-20)
参考文献数
14

ハブ毒は強力な蛋白融解活性を有することが知られている.今回,ハブ毒静脈内投与による腸管絨毛傷害モデルマウスの作成を試みるとともに,このモデルを用いて腸管上皮再生における骨髄由来細胞の関与を検討した.各種濃度のハブ毒を C57BL/6 マウス尾静脈より投与し,用量―反応試験を行った結果,2.1 mg/kg ハブ毒投与によって,可逆性の腸管絨毛傷害を再現性よく惹起できることが明らかになった.次に GFP マウス骨髄細胞を移植したマウスに対し,ハブ毒を投与して腸管傷害を惹起し,再生絨毛上皮に存在する GFP 陽性細胞を組織学的に検討した.その結果, 再生上皮に存在する GFP 陽性細胞はハブ毒投与 3, 7 日後に有意な増加を認めた.骨髄由来で上皮細胞に分化したと考えられる (GFP 陽性CD45 陰性) 細胞もハブ毒投与後に一過性増加が認められたが,上皮細胞に占める割合は 1%以下であった.以上の結果より骨髄由来細胞は腸管絨毛傷害時の上皮再生過程に一部寄与する可能性が示唆された.
著者
大和田 守 有田 豊 神保 宇嗣 岸田 泰則 中島 秀雄 池田 真澄 平野 長男
出版者
国立科学博物館
雑誌
国立科学博物館専報 (ISSN:00824755)
巻号頁・発行日
vol.43, pp.37-136, 2006
被引用文献数
5

Six hundred and thirty-three moths in 46 families were collected in the Imperial Palace, Tokyo, ca. 115 ha. The survey was carried out from June 2000 to December 2005 by using a light, sugar bait and by ordinary day-time survey of adults and larvae. All the collecting data are given in the list, in which some noteworthy moths are commented in comparison with the records of such green tracts in the urban Tokyo as the Imperial Palace, Tokyo, 1996-2000 (Owada et al., 2000), the garden of the Institute for Nature Study, ca. 20 ha, 1998-2000 (Owada et al., 2001), the Akasaka Imperial Gardens, ca. 51 ha, 2002-2004 (Owada et al., 2005a) and the Tokiwamatsu Imperial Villa, ca. 2 ha, 2002-2004 (Owada et al., 2005b). The comparison of each result is shown in Tables 1 and 2. During a decade of survey period from 1996 to 2005, we observed the establishment and outbreak of a tortricid moth Cerace xanthocosma in the Imperial Palace, Tokyo, and the Akasaka Imperial Gardens (Owada et al., 2000, 2001, 2005a), and the details were summarized in the report of moths of the Tokiwamatsu Imperial Villa, Tokyo (Owada et al., 2005b). We became aware of the remarkable outbreak in the early spring of 2003, i. e., many nests made by the larvae of this tortricid moth were found on leaves of evergreen trees everywhere in the Imperial Palace and the Akasaka Imperial Gardens, Tokyo. This moth is bivoltine in Tokyo urban forests, adults fly in June-July and September. The outbreak of adult moths was observed in 2003 and 2004, but ended rapidly in the winter of 2004, when hibernating larval nests were mostly disappeared in the Imperial Palace. In 2005, the density level of adult moths backed to that in 2001-2001, a few or no moths were observed in each investigation of its flight periods. We had found and bread larvae of this polyphagous moth on the following 17 evergreen broadleaved trees in 11 families. Araliaceae: Fatsia japonica; Aquifoliaceae: Ilex pedunculosa; Caprifoliaceae: Viburnum odoratissimum var. awabuki; Eericaceae: Pieris japonica; Euphorbiaceae: Daphniphyllum himalaense; Fagaceae: Castanopsis sieboldii, Lithocarpus edulis; Lardizabalaceae: Extauntonia hexaphylla; Lauraceae: Cinnamomum camphora, Cinnamomum japonicum, Machilus thunbergii; Myricaceae: Myrica rubra; Oleaceae: Lingustrum japonicum; Theaceae: Camellia japonica, Camellia sasanqua, Camellia sinensis, Cleyera japonica. Most of lithosiine moths, Arctiidae, are lichen and algae feeders, and usually very common in any forests and grasslands. In the 1970-1980's, air pollution was very serious in Japan, and lithosiine moths, except for marshy moths of Pelosia spp., might have become once extinct in the Tokyo urban areas. From the 1990's onwards, air pollution was eased to some extent, and the flora of lichens and bryophytes began to restore in forests of city areas of Tokyo (Kashiwadani & Thor, 2000; Kashiwadani et al., 2001; Higuchi, 2001). In fact, some lithosiine moths were collected in the Institute for Nature Study, the Akasaka Imperial Gardens and the Tokiwamatsu Imperial Villa in 1998-2004, and they may already settle down in these forests. At the Imperial Palace, Tokyo, we were able to collect a female of Miltochrista abberans on 3 June, 2004, but we have collected none in 2005. It is quite likely that lithosiine moths will not settle down in the Imperial Palace grounds, which are the largest and richest the fauna and flora among large green tracts in urban Tokyo. This phenomenon may be one of the evidences of extinction of lithosiine moths in the urban Tokyo. There is a possible barrier, which obstructs the invasion of lithosiine moths to the Imperial Palace, that is, large moats completely surround the Palace. In larger moats, the longest width of water is ca. 100m, and is ca. 50m in smaller ones.