著者
加藤 のぞみ 小沼 純一 生島 美紀子 沖 あかね 高木 雅也 奥平 一 林 淑姫 Nozomi Kato Jun'ichi Konuma Mikiko Ikushima Akane Oki Masaya Takagi Hajime Okudaira Shu ji Lin
出版者
東京音楽大学付属図書館
雑誌
ライブラリーレポート (ISSN:21884706)
巻号頁・発行日
no.2, pp.3-17, 2014

シンポジウム主催:東京音楽大学付属図書館、オーケストラ・ニッポニカ開催日時:2013年12月7日 (東京音楽大学付属図書館5階)総合司会:林淑姫
著者
中島 美紀
出版者
昭和大学薬学雑誌編集委員会
雑誌
昭和大学薬学雑誌 (ISSN:18847854)
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.129-141, 2013-12

タバコの主成分であるニコチンには依存性があり、喫煙者は体内のニコチン濃度を一定に保とうとして喫煙する。体内に摂取されたニコチンがそのまま尿中に排泄されるのは10%程度であり、ニコチンの体内からの消失には肝臓における代謝が大きく寄与している。主な代謝経路はCYP2A6によるコチニンとそれに続くトランス-3'-水酸化コチニンへの酸化反応である。また、ニコチンとコチニンは主にUGT2B10によりN-グルクロニドへ、トランス-3'-水酸化コチニンは主にUGT2B17によりO-グルクロニドへ代謝される。ニコチンの代謝能には大きな個人差や人種差が認められ、CYP2A6、UGT2B10やUGT2B17の遺伝子多型に起因するところが大きい。特に、酵素活性を低下または欠失させるCYP2A6遺伝子変異型を有するヒトでは、ニコチンの消失半減期が延長し、代謝プロファイルも大きく変化する。CYP2A6遺伝子変異は喫煙習癖性や発がん感受性に影響を与えることも示されている。日本人は欧米人や韓国人に比べてニコチン代謝能が低く、その要因としてCYP2A6欠損型および変異型の遺伝子頻度が高いことが大きいが、食事や環境など非遺伝的要因も関わっている。CYP2A6の発現はエストロゲン受容体、酸化ストレス応答転写因子NF-E2 related factor 2、プレグナンX受容体などの転写因子によって調節されており、その転写活性化機構もニコチン代謝能の個人差や性差の原因となっている。禁煙補助剤としてニコチンガムやニコチンパッチを使用する際、ニコチン代謝能が低いヒトではニコチンの血中濃度が高くなり、有害作用が現れる可能性があり、注意が必要である。(著者抄録)
著者
福野 梓 鶴 浩幸 生島 美紀 山田 潤
出版者
公益社団法人 全日本鍼灸学会
雑誌
全日本鍼灸学会雑誌 (ISSN:02859955)
巻号頁・発行日
vol.56, no.4, pp.628-635, 2006-08-01 (Released:2011-03-18)
参考文献数
15

【目的】置鍼刺激は仮性近視や眼精疲労の改善に有用であり、毛様体筋緊張低下、縮瞳、脈絡膜血流増加などの作用を有する。今回、置鍼刺激が網膜感度閾値に及ぼす影響について検討した。【方法】屈折異常以外に眼科的疾患を有しない健康成人11例11眼 (平均年齢27.8歳±7.1、平均±標準偏差) を対象とした。鍼刺激は仰臥位にて両側の合谷、太陽、上晴明穴に10分間の置鍼術を行った。鍼刺激前後における網膜感度閾値をハンフリー視野計のBlue on Yellow視野プログラムを用いて測定し、感度低下の際に指標となるMean deviation (MD) 値と中心窩閾値とについて比較検討した。また、視野測定時間の変化を評価した。同一症例における10分間の安静仰臥位を対照とし同検討を行った。【結果】鍼刺激前後、安静前後におけるMD値や中心窩閾値に変化はなく、両群間にも有意な差は検出できなかった。しかし、安静仰臥位後の視野測定時間は有意に延長したが (14.9±20.1秒, p<0.05) 、鍼刺激後では有意な変化がみられず、逆に3.6±56.9秒短縮した。測定時間が5秒以上短縮した被験者は鍼刺激群に有意に多かった (p<0.05) 。【考察】健康成人に対する鍼刺激ではハンフリー視野計で検出できる程度の網膜感度閾値変化はみられなかった。測定時間延長には感度測定時のばらつきに対する閾値再測定や固視不良が密接に関連しており、鍼刺激による網膜感度の維持、眼精疲労の減少、集中力の持続などが示唆された。
著者
伊丹 君和 安田 寿彦 豊田 久美子 石田 英實 久留島 美紀子 藤田 きみゑ 田中 勝之 森脇 克巳
出版者
滋賀県立大学
雑誌
人間看護学研究 (ISSN:13492721)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.11-21, 2006-03-31
被引用文献数
2

背景 高齢化が進む中で人間の基本的な生活行動に看護支援が必要な人々が増加するとともに、看護者の腰痛も多発する状況にある。前報では、下肢の支持性が低下した人に対する移乗サポートロボットを用いての立ち上がり動作実験を行い、サポートを受ける人の身体負担が少ないロボットの動きについて検証を行った。その結果、深く前傾しロボットに伏臥して立ち上がる方法で筋疲労は比較的低く、胸部や腹部など身体に密着する側に改善を加えれば有効にロボット活用できる可能性が示唆された。研究目的 本研究では前報に引き続き、下肢の支持性が低下した人を対象とした移乗動作実験を行い、看護者が移乗動作をサポートする場合に、サポートを受ける側とサポートする側の両者にとって安全・安楽・自立を考慮した方法について検証することを目的とした。方法 1.対象および研究方法2004年10月、以下の実験および調査を実施した。被験者は、健康な平均的体格の20歳代の女子4名とした。実験は、看護現場で移乗方法として広く用いられている患者の両足の間に看護者の片足を入れて移乗する方法(「中足法」とする)と、前報で比較的有効な移乗サポートロボットであると検証されたロボットの動きに近い患者を前傾にして看護者の背部に乗せて移乗する方法(「背負い法」とする)を取り上げて移乗動作を行った。分析は、表面筋電図測定装置(SX230)を用いて各被験筋について筋積分値を算出して両者の比較を行った。また、同被験者に対して、安全・安楽・自立の観点から主観的反応調査を行った。2.倫理的配慮 対象は研究の趣旨に同意した者のみとし、研究参加に同意した後でも、いつでも辞退可能であること。また、プライバシーの保護についても文書と口頭で伝えた。結果 移乗サポートを受けた患者側の実験・調査結果をみると、中足法を用いた場合では、特に上肢に苦痛を感じており、動作時6秒間の筋積分値を比較しても上肢の筋活動が高いことが明らかとなった。一方、背負い法を用いた場合では、苦痛は比較的感じていないものの安全性・安心感・自立性の面では低値を示していた。また、移乗サポートを行った看護者側の結果では、中足法を用いた場合に腰部への負担が大きく、背負い法を用いた場合に上肢・下肢に負担が大きいことが認められた。結論 以上より、下肢の支持性が低下した人に対する移乗動作では、看護現場で広く行われている中足法はサポートを受ける側とサポートする側の両者において身体的負担は大きいものの、安全性・安心感・自立性の面からは有効であると考えられた。一方、背負い法では身体的負担は比較的低いものの、サポートを受ける患者側の安心感は低いことが明らかとなり、それぞれの移乗法の課題が示唆された。
著者
久留島 美紀子 本田 可奈子 豊田 久美子
出版者
滋賀県立大学
雑誌
人間看護学研究 (ISSN:13492721)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.93-96, 2005-03-31

背景 近年、コンピュータの普及により、基礎看護教育において、マルチメディアの導入が盛んに行われるようになっている。我々は、DVカメラとパソコンを使用し、グループ単位で映像を撮影、編集し発表するグループワークを導入するにあたり、その操作方法についての説明会を実施した。目的 説明会・グループワークに関するアンケート調査を実施し、今後の説明会の内容構成の資料とする。方法 本学部一学年の学生62名を対象に、操作方法の説明会を行い、グループワーク終了後、説明会に関するアンケート調査を実施した。得られたデータは統計的に処理した。結果 説明会には33名(54.1%)の参加があった。教員2名で対応したことにより、学生からの質問を受けやすく、また進行状況に合わせての説明となったので、録画、編集ならびに保存の一連の作業を全て行うことができた。アンケートの結果、12名(36.4%)が説明内容を「わかりやすい」、19名(57.6%)が「ややわかりやすい」と回答した。また、説明会がグループワークでの作業に役立ったかについては、「役立った」20名(62.5%)、「やや役立った」12名(37.5%)であった。「あまり役立たなかった」、「役立たなかった」の回答はなかった。結論 説明会の参加者は33名と約半数であったが、学生から積極的な質問が出た。また、アンケート結果より、説明内容のわかりやすさ、グループワークの作業への有効性の両方で高い評価を受け、説明内容が妥当であったことが示された。
著者
長島 美紀
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
2010

制度:新 ; 報告番号:甲3089号 ; 学位の種類:博士(政治学) ; 授与年月日:2010/2/17 ; 早大学位記番号:新5356
著者
大島 美紀 粟屋 幸一 藤井 隆之 小泊 好幸 桑原 正雄
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.49, no.5, pp.412-419, 2000
参考文献数
16
被引用文献数
2

Chlamydia pneumoniae感染の急性気管支炎や気管支喘息の発症, 増悪における関与を検討した.対象は1週間以上咳, 痰が持続した当科外来患者131例(急性気管支炎患者(AB)60例, 気管支喘息患者(BA)71例)とコントロールとしての健常人(NP)20例とした.血清を用いてChlamydia抗体価をELISA法にて測定し, 喀痰細菌検査を行った.抗体保有例はAB88.4%, BA73.3%, NP60%でABが有意に高率であった.IgA抗体価はABが, NPおよびBAと比較して有意に高値であった.急性感染例はAB20%, BA15.5%, NP10%で有意差は認めなかったC.pneumoniae急性感染症例のうち急性気管支炎例では58%, 気管支喘息例では36%がS.pneumoniaeとの混合感染であった.以上より, C.pneumoniaeは急性気管支炎の発症に関与している可能性が示唆された.また急性気管支炎と気管支喘息のC.pneumoniae急性感染症例のなかで高率に細菌(特にS.pneumoniae)との混合感染を認め, 症状の増悪に関与していると考えられた.
著者
加藤 のぞみ 小沼 純一 生島 美紀子 沖 あかね 高木 雅也 奥平 一 林 淑姫 Nozomi Kato Jun'ichi Konuma Mikiko Ikushima Akane Oki Masaya Takagi Hajime Okudaira Shu ji Lin
出版者
東京音楽大学付属図書館
雑誌
ライブラリーレポート (ISSN:21884706)
巻号頁・発行日
no.2, pp.3-17, 2014

シンポジウム主催:東京音楽大学付属図書館、オーケストラ・ニッポニカ開催日時:2013年12月7日 (東京音楽大学付属図書館5階)総合司会:林淑姫内容:経過報告「オーケストラ・ニッポニカ十年の活動の中で考えたこと、感じたこと」 / 加藤のぞみ発表日本人作品演奏と演奏譜――「オーケストラ・ニッポニカ・アーカイヴ」の意義 / 小沼純一神戸女学院大学「大澤壽人プロジェクト」について / 生島美紀子日本人作品上演と楽譜の所在――オーケストラ・ライブラリアン会議での討議から / 沖あかね全音レンタル楽譜事業と課題 / 高木雅也オーケストラ・ニッポニカの経験から / 奥平一
著者
横井 毅 山本 優衣 柴田 文佳 鈴木 美紀恵 島田 典招 若杉 隆伸 山木 光男 山守 育雄 中島 美紀 山崎 浩史
出版者
The Japanese Society for the Study of Xenobiotics
雑誌
薬物動態 (ISSN:09161139)
巻号頁・発行日
vol.15, no.supplement, pp.126-127, 2000 (Released:2007-03-29)
参考文献数
3

Troglitazone, a new oral antidiabetic drug, has been reported to cause idiosyncratic hapatitis in certain individuals. The mechanism for hepatic failure was investigated with comparison between troglitazone and its metabolites and other thiazolidinedions. Oxidation pathway of troglitazone to a qunone-type metabolite was catalyzed mainly by CYP2C8 and CYP3A4 in human liver microsomes. Inhibitory effects of troglitazone and its metabolites on drug oxidation activities of human CYPs were not potent. Autoimmune antigen was identified in patients with idiosyncratic hepatitis. Hepatic toxicity did not appear in troglitazone treated rats after modifications of sulfotransferase, gluclonosyl-trasferase, or glutathione S-transferase activities. Treatment of HepG2 cell lines with troglitazone and a quinone type-metabolite showed time- and concentration-dependent cytotoxicity. Troglitazone induced apoptotic cell death in HepG2 cells. Taking these results into consideration, the causal factor(s) for idiosyncratic hepatitis in human remained unclear.
著者
横井 毅 山本 優衣 柴田 文佳 鈴木 美紀恵 島田 典招 山木 光男 若杉 隆伸 山守 育雄 中島 美紀 山崎 浩史
出版者
The Japanese Society for the Study of Xenobiotics
雑誌
薬物動態 (ISSN:09161139)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.145-150, 2001 (Released:2007-03-29)
参考文献数
9
被引用文献数
1

Troglitazone, a new oral antidiabetic drug, has been reported to cause idiosyncratic hepatitis in certain individuals. The mechanism for the hepatic failure was investigated with comparison between troglitazone and its metabolites and other thiazolidinediones, pioglitazone and rosiglitazone. Hepatic toxicity did not appear in rats in troglitazone-administered study after modifications of sulfotransferase and glucuronosyltrasferase activities and glutathione concentration. Oxidation pathway of troglitazone to a quinine-type metabolite was catalyzed mainly by CYP2C8 and CYP3A4 in human liver microsomes. Inhibitory effects of troglitazone and its metabolites on drug oxidation activities of human P450s would not be potent, based on its low blood concentrations and high protein binding ratio. An autoimmune antibody against aldolase B was identified in two patients with troglitazone-induced idiosyncratic hepatitis. However, this antibody was also detected in some other hepatic diseases, in spite of no cases in health control subjects. Treatment of HepG2 cell lines with troglitazone and a quinone type-metabolite showed time and concentration-dependent cytotoxicity. Troglitazone induced apoptotic cell death in HepG2 cells characterized by internucleosomal DNA fragmentation and nuclear condensation. Taking these results into consideration, the causal factor (s) for idiosyncratic hepatitis in human remained unclear.
著者
中島 美紀
出版者
公益社団法人 日本薬剤学会
雑誌
薬剤学 (ISSN:03727629)
巻号頁・発行日
vol.76, no.2, pp.99-104, 2016 (Released:2016-09-01)
参考文献数
5
著者
中島 美紀
出版者
一般社団法人 日本不整脈心電学会
雑誌
心電図 (ISSN:02851660)
巻号頁・発行日
vol.26, no.3, pp.217-222, 2006-05-25 (Released:2010-09-09)
参考文献数
22
被引用文献数
1

ニコチンは喫煙によって肺から吸収された後, 肝臓においてコチニンへと代謝され薬理作用を失う.この代謝反応を触媒しているのはCYP2A6である.ニコチンの代謝能には非常に大きな個人差が認められており, CYP2A6の遺伝子多型との関連が明らかになった.日本人では遺伝子全欠損型であるCYP2A64や, アミノ酸変異を伴うsingle nucleotide polymorphism (SNP) を有するCYP2A67やCYP2A610, またプロモータ領域にSNPを有するCYP2A69の変異型の遺伝子頻度が高く (2~20%) , これらの遺伝子型を組み合わせて2つもつ時, ニコチン代謝のpoor metabolizer (PM) となる.このようにニコチン代謝能の個人差の大部分はCYP2A6の遺伝子多型で説明できる.PMではニコチンの消失半減期が顕著に延長し, 体内からの消失が遅延する.CYP2A6の遺伝子多型は喫煙量および喫煙に関連する疾患リスクにかかわる可能性が考えられる.
著者
石田 英實 伊丹 君和 荻原 直道 中務 真人 栗田 祐 久留島 美紀子 山崎 信寿 堤 定美 国松 豊
出版者
滋賀県立大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2002

損傷、変形を受けた形態の復元は、人類学や考古学などで非常に重要である。しかし、その作業の主体はマニュアルであり、精度の高い修復には多くの時間と長い作業経験が不可欠であった。そのため本研究では計算機内に3次元構築した変形化石を,形態情報に基づいて客観的に修復.復元するシステムを開発した。特に本研究では、頭蓋骨など左右対称の骨について変形形態の復元手法を開発した。左右対称な骨では,正中矢状面内の特徴点は空間の同一平面上に、その他の左右で対になる特徴点は2点を結ぶ線分が正中矢状面と中点で垂直に交わる位置に、必ず存在する。しかし、土圧などにより化石が変形するとそのような幾何学的関係が失われる。このことに着目して客観的な変形復元を行う方法を考案した。具体的には、化石の3次元表面形状データと解剖学的特徴点の座標を取り込み、特徴点の位置を上述の幾何学的制約を満たすように移動させた。そして元座標から修正座標への非線形写像を薄板スプライン関数によって記述し、それを用いて化石の表面形状全体を変換することにより変形の除去を行った。本手法を応用して、中新世化石類人猿プロコンスルの変形頭蓋骨化石の復元を試み,光造形装置により立体モデルとして実空間に取り出した。化石化の過程で形態が受ける変形は,直方体が平行六面体になるような一種な変換ではなく、部位により歪みの大きさや方向が異なる非線形変換である。しかし、本手法によれば、そのような変形を受けている化石でも、その歪みを除去することができ、本手法の有効性を確認した。このように、CT等から得られるデジタル形状情報から仮想空間内で化石や骨の3次元構築を行い、それを計算機により数理的に復元して立体形状を作成するシステムは、生物の形態分析に必要不可欠な技術であり、当該分野の今後の発展に貢献するものとなる。
著者
長島 美紀
出版者
日本法政学会
雑誌
法政論叢 (ISSN:03865266)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.66-79, 2007

The Gender-based persecution is to inflict a mental and physical distress to someone because of a gender-based violence and harm to his/her life. It includes sexual violence, domestic violence, female genital mutilation, forced family-planning, discrimination against homosexuals, etc. Since mid-1990s, UN and western countries like Canada have taken up gender-based persecution as one reason to become a refugee. UNHCR (United Nations High Commissioner for Refugees) appealed to the member nations to considerably review refugee claimants fearing the gender-based persecution through the interpretation of "membership of a particular social group" which is one of the refugee recognition reasons. In response to this, the "Guideline on Women Refugee Claimants Fearing Gender-Related Persecution" wes issued by the Canadian Immigration and Refugee Board (IRB) in 1993. And other 5 countries (United States, Australia, England, South Africa, and Sweden) issued their guidelines related with the gender-based persecution. In Japan, reflecting with severe refugee recognition system, each gender-related case was rejected. Judges regarded "persecution" as private issue and no-applicable to refugee protection. Comparing with Japan, Canada has actively recognized claimants fearing the gender-related persecution. Canada has implemented a gender-sensitive refugee protection through a flexible interpretation of the term, "membership of a particular social group". Canada seems to collect an adequate information to judge the gender-related persecutions, and has a strong human-rights awareness. Japan, comparing with other industrialized countries, has a poor under-standing of the gender-sensitive protection. However, Japan needs to consider the possibility of application of this concept for achievement of non-discrimination refugee recognition system in Japan.