著者
島田 真琴
出版者
慶應義塾大学大学院法務研究科
雑誌
慶應法学 (ISSN:18800750)
巻号頁・発行日
no.10, pp.89-179, 2008-03

論説はじめに1.信託準拠法の決定基準に関する学説及び外国法2.通則法7条及び8条の意義及び解釈
著者
山地 哲朗 穂刈 治英 島田 正治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. US, 超音波 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.596, pp.63-67, 2002-01-18

近年、空間に仮想的な音源を創り出す音像定位技術についての研究が盛んに行われている。音像定位受聴試験はこの技術を評価するための重要な試験である。しかしながら、音像定位受聴試験の方法についての検討は十分ではない。本研究の目的は、音像定位受聴試験方法の確立である。本稿では、拡声受聴系に焦点をあて、音像の定位感と刺激の提示時間、断続の関係について検討を行った。その結果、提示時間が0.01sから0.3sの間では定位感が上昇し、0.3s以上では飽和すること、また断続により定位感が上昇することが確認された。
著者
植田 武 松井 紀久男 島田 英樹
出版者
一般社団法人 資源・素材学会
雑誌
資源と素材 (ISSN:09161740)
巻号頁・発行日
vol.121, no.9, pp.438-445, 2005 (Released:2007-02-24)
参考文献数
9

Increased opposition from environmental groups is severely restricting the operation and planning of large-scale surface mines in the world. Some projects of surface mining will have to be cancelled and downsized due to environmental issues. Under this social situation, the mining industry has started the campaign and the public relations for the importance of extracting and using coal resources in order to mitigate the protection. It has been recognized throughout the industry that planning is essential to minimize the effects of mining on the environment. Environmental management and rehabilitation are now integral parts of planning for mining.Mines have a finite life that ceases when the mineral has been fully extracted. During the life of mine, mining, especially surface mining, has the potential to have environmental effects that extend beyond the confines of the mine boundary. These include erosion with increases in sedimentation and turbidity in surrounding water courses and leaching of salts that also result in the reduction of water quality. These effects may range from minimal to quite severe and widespread, depending upon the physical and chemical properties of the overburden and reject materials, the climate and location of the mine, and its relationships with surrounding land uses. Rehabilitation of mines is aimed towards the projected future land-use of the area.This paper describes surface mining systems in Australia and then discusses the factors that should be considered in order to avoid potential environmental issues resulting from surface mining when developing a new surface mine.
著者
熊本 睦 島田 茂夫 飯田 敏幸
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.45, pp.97-98, 1992-09-28

人間のように融通のきく柔軟な理解や判断を計算機に持たせることを目的として,量的な判断常識を備えた人工知能の研究を進めている。量的判断には,与えられたデータの中での大小を判断する相対的な量的判断と,万人の共通する常識から大小を判断する絶対的な量的判断の2種類がある。相対的な量的判断については,量的判断知識を表現する概念知識と定量化知識,および,量的判断能力を実現する推論機構と定量化機構から構成される人工知能で実現した。絶対的な量的判断のためには,さらに,量的判断の基準となる常識的な数値(常識値)や,常識値間の関係(常識関係)が必要となる。本稿では,常識値や常識関係の表現モデルとそれらを用いた量的判断手法について述べる。
著者
佐藤 尚 近藤 邦雄 島田 静雄
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.49, pp.97-98, 1994-09-20

飯高茂は1980年代後半より、Prologの持つバックトラッキングとパターンマッチの機能を利用して、数学の世界を組み立てることを行ってきた。その中で群論電卓の作成が大きなテーマとして取り上げられている。群論計算システムとして、CAYLEなどの大規模なシステムがよく知られている。飯高の群論電卓は、これらのシステムとは異なり、群論電卓の作成を通して、群論を理解することに力点がある。このような小規模なシステムでも新しい定理を発見するための具体例の計算にも使えることができる。数学では、「ある構造をもつ数学的対象の間に、その構造を保つ写像を考えつつ議論を進めるのが基本である」と言われている。飯高の群論電卓では、同時に複数の群を扱うことが出来ないので、この基本に沿った計算を実行することが出来ない。本報告では、Prologにオブジェクト指向風の拡張を施し、それを利用して複数の群を扱うことの出来る群論電卓の概要を報告する。
著者
島田 英之 島田 恭宏 大倉充
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.47, no.12, pp.3392-3401, 2006-12-15
被引用文献数
4

近年,コンピュータにより高品質の毛筆書体をリアルタイムに筆記する研究例が報告されているが,現実の筆記環境と異なる方法で筆記するために,対話性が十分とはいえない.本論文では,筆者らが構築した仮想書道システムについて述べる.ユーザは,3 次元位置センサを内蔵した毛筆でスクリーン上に直接筆記し,実際の毛筆,仮想的な半紙や硯など,現実の書道とほぼ同じ作業環境のもとで,仮想的な書道を体験できる.毛筆が触れた場所に正確に筆跡を生成できるようにシステムをキャリブレーションし,実際の毛筆で筆記した筆跡の実測値に基づいて筆跡を生成する.これにより,毛筆が触れた場所に,実際に毛筆で筆記した場合と同じ太さの筆跡を表示できるので,手本をなぞる初歩的な書写練習も可能となった.また,毛筆の空間的な挙動をモニタし,墨の滴りや飛び散りなどの視覚効果も表現した.この結果,年齢を問わず簡単に操作でき,かつ多様な表現が可能なシステムを構築したので報告する.In recent years several methods to generate oriental calligraphic characters are proposed. However, because of unnatural way for drawing (e.g., drawing on a tablet with a pen) these methods are not enough to draw interactively. In this paper we propose a virtual calligraphy system with a real Chinese brush. While a user draws at a screen by Chinese brush with build-in six-degree-of-freedom sensor, the calligraphic handwriting is displayed at same place of drawing. Our system is calibrated by using actual survey of real handwriting and can display handwriting on a screen accurately, therefore the user can practice calligraphy. And also we expressed the situation of dripping and scattering effects of India ink from a brush. As a result any people can perform calligraphy easily with various expression by our system.
著者
田所 義晃 西島 正博 林 輝雄 根本 荘一 吉原 一 巽 英樹 島田 信宏 新井 正夫 鶴野 和則 飯島 美典 天野 広子
出版者
北里大学
雑誌
北里医学 (ISSN:03855449)
巻号頁・発行日
vol.18, no.3, pp.267-274, 1988-06-30

北里大学病院における1982年1月から1985年8月までの胎児超音波計測値を用いて,胎児Biparietal Diameter (BPD),及びFemur Length (FL)の標準発育曲線を作成した。さらに妊娠期間の推定についても検討を行った。計測値は各週数ごとにまとめ,平均値,標準偏差を算出した。これを3点移動平均法で平滑化し,高次回帰曲線で近似した。BPDの平均発育は,y=(-3.45)×10^<-4>x^3+(2.34)×10^<-1>x^2+(-2.31)x+(2.73)×10となり,FLの発育はy=(-2.76)×10^<-2>x^<-2>+(3.70)x+(-3.18)×10(y: 計測値(mm), x: 過数)と示された。また同じ方法を用いて計測値から妊娠期間を推定する回帰式を作成した。BPD, FLからの平均妊娠期間の予測は,それぞれy=(0.17)x10^<-1>x^2+(5.34)×10^<-1>x+(79.7), y=(0.18)×10^<-1>x^2+(1.43)x+(82.8), (y: 妊娠期間(days), x: 計測値(mm))と示された。また±1.5SDで規定される範囲を推定の幅とすると,妊娠中期では±1週,末期では±2週程度の誤差で妊娠期間が推定されることが示された。
著者
島田 康行
出版者
筑波大学文藝・言語学系
雑誌
文藝言語研究. 言語篇 (ISSN:03877515)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.43-56, 2000-10-20

明治39年に刊行された「現行普通文法改定案調査報告之-」(国語調査委員会編、以下「報告」と略称)の内容は、明治期のいわゆる普通文中、規範的な文法にはずれるいくつかの語法についてその史的変遷を示し、それらを文法上いかに位置づけるべきかを提案した、矢沢透の私案である。 ...