著者
隼野 寛史 宮腰 靖之 真野 修一 田村 亮一 工藤 秀明 帰山 雅秀
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.79, no.3, pp.372-382, 2013 (Released:2013-05-31)
参考文献数
38
被引用文献数
1

1936~2007 年の網走湖産シラウオの漁獲量変動を調べた。シラウオは 1930 年代前半から網走湖に生息し,漁獲されるようになった。漁獲量は 1~94 トンの間で変動した。その変動には 1 年間隔の周期性が認められ,生活史に起因すると考えられた。漁期はじめの資源量は CPUE と稚魚密度により,36,763×103~487,590×103 個体と推定された。大規模な増水のあった年には降海が促され,不漁になる一方,翌年の親魚量は多くなった。親魚数と次世代資源の加入量には Ricker 型の再生関係が良く当てはまった。
著者
工藤 秀明
出版者
Brewing Society of Japan
雑誌
日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.90, no.2, pp.101-103, 1995

ワイン市場は, ボジョレーヌーヴォーの異常なまでの騒ぎが下火になると共に大きなトンネルに入ったまま抜け出せない状態が続いており, 抜本的な対策が望まれている。その方策の1つが, ワイン消費層の拡大を目指したローコストオペレーションの徹底による低価格ワインの市場投入であった。筆者にその決定までのいきさつ, オープンプライス出現の背景, その反響等について紹介していただいた。
著者
工藤 秀明
出版者
千葉大学経済学会
雑誌
経済研究 (ISSN:09127216)
巻号頁・発行日
vol.10, no.4, pp.165-192, 1996-03

In this paper, we analize the second volume of Marx's doctoral dissertation. As important branches of naturphilosophy are ones of atom, time, and heavenly bodies, Marx examines Demokritos' and Epikuros' views on each of these branches in detail. Sympathiz
著者
土肥 良秋 工藤 秀明 西野 朋子 藤本 淳
出版者
学校法人 産業医科大学
雑誌
Journal of UOEH (ISSN:0387821X)
巻号頁・発行日
vol.25, no.4, pp.409-417, 2003-12-01 (Released:2017-04-11)
被引用文献数
1

新生血管形成(広義の血管新生)機序は血管発生(vasculogenesis)と血管新生(angiogenesis, 狭義の血管新生)に大別される. 前者は未分化間葉細胞が既存血管周囲に索状に集積し, 血管内皮前駆細胞に分化しながら血管に編入する血管形成機序を指し, 後者は既存血管内皮細胞が増殖・遊走して血管発芽(vascular sprouts or endothelial buds)を示す血管形成機序を指す. 血管発生は胎生期の初期の新生血管形成に限られ, その後は血管新生のみが行われていると考える研究者が多かった. しかし, 近年, 成体の末梢血中に血管内皮前駆細胞が存在することから, 成体でも血管発生が行われることが証明され, 目下, 新生血管形成機序の見直しが行われている.
著者
川村 静児 中村 卓史 安東 正樹 坪野 公夫 沼田 健司 瀕戸 直樹 高橋 龍一 長野 重夫 石川 毅彦 植田 憲一 武者 満 細川 瑞彦 佐藤 孝 佐藤 修一 苔山 圭以子 我妻 一博 青柳 巧介 阿久津 智忠 浅田 秀樹 麻生 洋一 新井 宏二 新谷 昌人 井岡 邦仁 池上 健 石徹白 晃治 市耒 淨興 伊藤 洋介 井上 開輝 戎崎 俊一 江里口 良治 大石 奈緒子 大河 正志 大橋 正健 大原 謙一 奥冨 聡 鎌ヶ迫 将悟 河島 信樹 神田 展行 雁津 克彦 木内 建太 桐原 裕之 工藤 秀明 國森 裕生 黒田 和明 郡和 範 古在 由秀 小嶌 康史 小林 史歩 西條 統之 阪上 雅昭 阪田 紫帆里 佐合 紀親 佐々木 節 柴田 大 真貝 寿明 杉山 直 宗宮 健太郎 祖谷 元 高野 忠 高橋 忠幸 高橋 弘毅 高橋 竜太郎 田越 秀行 田代 寛之 田中 貴浩 谷口 敬介 樽家 篤史 千葉 剛 辻川 信二 常定 芳基 徳成 正雄 内藤 勲夫 中尾 憲一 中川 憲保 中野 寛之 中村 康二 西澤 篤志 丹羽 佳人 野沢 超越 橋本 樹明 端山 和大 原田 知広 疋田 渉 姫本 宣朗 平林 久 平松 尚志 福崎 美津広 藤本 眞克 二間瀬 敏史 前田 恵一 松原 英雄 水澤 広美 蓑 泰志 宮川 治 三代木 伸二 向山 信治 森澤 理之 森脇 成典 柳 哲文 山崎 利孝 山元 一広 横山 順一 吉田 至順 吉野 泰造
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理学会講演概要集 (ISSN:13428349)
巻号頁・発行日
vol.61, no.1, 2006-03-04
著者
工藤 秀明
出版者
政治経済学・経済史学会
雑誌
土地制度史学 (ISSN:04933567)
巻号頁・発行日
pp.144-153, 1999-09-30

It was around 1970 when the environmental problem became an object of public concern. Since then, many economists have tried to apply their principles to the problem and "environmental economics" has become a new field of economics. But the problem has become serious and now "the global environmental problems" are threatening the global ecology with destruction. We should ask whether economics has appropriate conceptual system to understand the relationship between nature and human beings, and to create a new economic paradigm. It seems that in Marxian Economics we need to reexamine the whole work of Karl Marx from the newer point of view, and to reorganize the system of "Critique of Political Economy" in order to be able to solve the contemporary environmental problem fundamentally.
著者
工藤 秀明
出版者
千葉大学
雑誌
千葉大学経済研究 (ISSN:09127216)
巻号頁・発行日
vol.11, no.3, pp.329-373, 1996-12-04

The third part of 'Okonomisch-philosophische Manuscripte' includes one meaningfull and mysterious paragraph, in which the most important idea of young Marx seems to be represented. It is as follows. 'Wir sehn hier, wie der durchgefuhlte Naturalismus oder Humanismus sich sowohl von dem Idealismus, als der Materialismus unterscheidet und zugleich ihre beide vereinigende Wahrheit ist. Wir sehn zugleich, wie nur der Naturalismis fahig ist, den Akt der Weltgeschichte zu begreiten'. We try to decode the paragraph through elucidating the total context of 'Kritik der Hegelschen Dialetik und Philosophie uberhaupt'.
著者
工藤 秀明
出版者
千葉大学
雑誌
千葉大学経済研究 (ISSN:09127216)
巻号頁・発行日
vol.11, no.4, pp.507-533, 1997-03-05

In the last paper, we tried to decode one meaningfull and mysterious paragraph in the third part of OKONOMISCH-PHILOSOPHISCHE MANUSCRIPTE through elucidating the total context of 'Kritik der Hegelschen Dialektik und philosophie uberhaupt'. In this paper, we try to make clear the whole context of the third part mentioned above, focusing on the key sentence saying that 'die Gesellschaft ist die vollendete Wesenseinheit des Menschen mit der Natur, die wahre Resurrektion der Natur, der durchgefuhrte Naturalismus des Menschen und der durchgefuhrte Humanismus der Natur'. Though this work, we will be able to understand the importance of 'Nature' in the first 'Kritik der politischen Okonomie'.