著者
伊藤 聖樹 松本 幸正
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
日本都市計画学会中部支部研究発表会論文集 (ISSN:24357316)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.25-28, 2021 (Released:2021-10-05)
参考文献数
3

リニア中央新幹線は最短で2037年に東京-大阪間の全線が開通予定となっており,三重県へも駅の設置が予定されている.目的地までの移動時間短縮は時間的余裕を生み,観光においても訪問箇所数の増加や範囲の広域化が期待される.そこで本研究では,リニアの全線開通が三重県での観光行動にどう影響するかを把握するため,まず,現在の三重県の人気エリアをSNS投稿データから抽出した.次に,WEBアンケートの結果に基づき,リニア全線開通後の観光地間の関連の強さを算出し,想定される周遊ルートを明らかにした.その結果,リニア全線開通後の三重県内の周遊ルートとしては,伊勢,鳥羽,志摩の組み合わせが最も選ばれることになった.また,広域周遊する場合,大阪や奈良,京都も訪問先として選ばれる可能性があることもわかった.他にも,東京在住者は熊野への周遊が増加する可能性が,大阪在住者は名古屋まで観光範囲が広がる可能性も示唆された.
著者
依田 八治 中山 一栄 遊佐 智栄 佐藤 重男 福田 三五郎 松本 幸蔵 中川 雅郎
出版者
公益社団法人 日本実験動物学会
雑誌
実験動物 (ISSN:00075124)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.7-11, 1976 (Released:2010-08-25)
参考文献数
24
被引用文献数
1 3

種々の動物におけるBordetella bronchisepticaの分布を知る目的で, 過去10年間にわたりマウス, ラット, スナネズミ, ゴールデンハムスター, モルモット, ウサギ, イヌ, ネコ, カニクイサルの呼吸器について本菌の検索を試みた。その結果, マウス, スナネズミ, ゴールデンハムスターはいずれも陰性であったが, 他の動物種からはすべて本菌が分離された。すなわち, ラットでは7/25 (28.0%) コロニーから菌が分離され, これらのコロニーにおける陽性個体の検出率は10.0~61.3% (平均50.0%) であった。モルモットでは22/60 (36.7%) コロニーが本菌に汚染し, 各コロニーにおける陽性個体の検出率は6.7~58.2% (平均18.3%) を示した。ウサギの場合は被検個体の由来によって検出率に大きな差がみられ, 一般農家から集めたウサギでは3.0%が陽性であったのに反して, 実験動物として比較的大きな規模で生産されたコロニーでは51.5~77.2%の高い陽性率を示した。イヌ, ネコは一般家庭で愛玩動物として飼育していたものを検査の対象にしたが, 前者では12/226 (5.3%) 匹, 後者では4/126 (3.2%) 匹より本菌が検出された。サルについては, 健康な動物の気管で3/48 (6.3%) 匹が陽性であったが, 肺病変を有するものについて病変部の培養を行ってみると16/39 (41.0%) 匹より本菌が分離された。
著者
松本 幸男
出版者
一般社団法人 日本調理科学会
雑誌
調理科学 (ISSN:09105360)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.92-96, 1982-06-20 (Released:2013-04-26)
参考文献数
3
著者
松本 幸夫
出版者
一般社団法人 日本数学会
雑誌
数学 (ISSN:0039470X)
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.158-175, 1995-05-15 (Released:2008-12-25)
参考文献数
80
著者
松本 幸久
出版者
日本比較生理生化学会
雑誌
比較生理生化学 (ISSN:09163786)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.11-20, 2008 (Released:2008-04-10)
参考文献数
53
被引用文献数
1 1

学習や記憶は,動物が環境に適応するために必要な脳の基本機能といえる。学習・記憶の神経機構の解明は神経行動・生理学分野における重要課題の1つであり,これまでに様々な動物種を用いた研究が進められている。筆者は,行動学や感覚生理学の材料として馴染みのあるフタホシコオロギが,高度な匂い学習・記憶能力を持つことを行動実験的に明らかにした。本稿では筆者の研究によって得られた知見を中心に,コオロギの匂い学習と記憶について紹介する。まずは,古典的条件付けにより匂い学習が容易に成立することを示す。次にコオロギの匂い学習・記憶能力のうち,1)記憶保持能力,2)記憶容量,3)状況依存的学習能力について紹介する。そして,炭酸ガス麻酔処理や薬物の投与によって,コオロギの記憶が性質の異なる4つの記憶の相に分けられることについて述べる。
著者
松添 直隆 川信 修治 松本 幸子 木村 宏和 圖師 一文
出版者
日本生物環境工学会
雑誌
植物環境工学 (ISSN:18802028)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.115-122, 2006 (Released:2007-06-01)
参考文献数
26
被引用文献数
8 4

人工気象器でイチゴ(品種:‘とよのか’と‘女峰’)を栽培し,イチゴの果実成分に与える夜温の影響を調べた.果実の成熟日数は23/10℃(昼間/夜間)で最も長く,23/20℃で最も短かった.果重は夜温が高いと減少した.糖含量は23/20℃で有意に少なかった.有機酸含量は,‘とよのか’では処理間差がなかったが,‘女峰’では夜温が高いと増加する傾向にあった.また,糖酸比は両品種ともに23/20℃で非常に小さくなった.全アミノ酸含量は品種間差が認められた.夜温の影響は各アミノ酸により異なり,アスパラギン,グルタミン酸およびアラニンでは23/10に比べ23/20で低くかった.還元型アスコルビン酸は夜温の上昇に伴い低下したが,酸化型アスコルビン酸は夜温による差異がなかった.アントシアニン含量は夜温が高くなると増加した.また,アントシアニンの構成比には夜温の影響はなかった.エラグ酸含量は23/10℃に比べ23/20℃で高かった.また,夜温の上昇によるエラグ酸含量の増加は,‘とよのか’に比べ‘女峰’で大きかった.
著者
松本 幸夫
出版者
東京大学理学部
雑誌
東京大学理学部廣報
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.13-14, 1980-07

教授会メモ/昭和55年度科学研究費補助金配分内定一覧/人事異動/外国人客員研究員/永年勤続者表彰/海外渡航者
著者
松本 幸 安達 知也 住元 真司 曽我 武史 南里 豪志 宇野 篤也 黒川 原佳 庄司 文由 横川 三津夫
雑誌
先進的計算基盤システムシンポジウム論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, pp.245-253, 2012-05-09

本論文では,82,944台の計算ノードをTofuインターコネクトと呼ばれる6次元の直接網で結合した「京」におけるMPI集団通信の高速化について述べる.従来のMPIライブラリには,トポロジを考慮したアルゴリズムが存在しないため,「京」のような直接網において性能を出すことができない.そのため,Trinaryx3と呼ばれるAllreduceを設計し,「京」向けのMPIライブラリに実装した.Trinaryx3アルゴリズムは,トーラス向けに最適化されており,「京」の特長のひとつである複数RDMAエンジンを活用することができる.実装を評価した結果,既存のトポロジを考慮していないアルゴリズムと比較して,5倍のバンド幅の向上を確認した.
著者
古川 浩平 松本 幸太郎 大石 博之 円田 竜太 井上 佳子
出版者
公益社団法人 砂防学会
雑誌
砂防学会誌 (ISSN:02868385)
巻号頁・発行日
vol.61, no.3, pp.15-26, 2008-09-15 (Released:2013-09-02)
参考文献数
12

In erosion control engineering field, various kinds of new techniques have been developed and briskly put into practical uses. Among these techniques, it is said that non-structural measures have been in demand lately. These measures contain many kinds of techniques and the terminology “non-structural measures" that are still not clear. Therefore, in this study, various kinds of non-structural measures which have been developed so far are reviewed, and the present technological development measures are analyzed in relation to social demands. As a result, practical needs on these measures, today and in the future, will be clarified. This paper's distinctive feature is its analysis based on the quantity of patent right registration, while in many preceding papers, major analyses used to be conducted based on the quantity of academic papers. Additionally, the questionnaire survey or the hearing investigation was executed to extract the problem that the erosion and torrent control field had, and it listened to engineer's opinion and manager's opinion at the technology development. From the result of this investigation, it turned out to be felt that the entrepreneurial strategy and the advantage of making to the patent are different.
著者
松本 幸一
出版者
九州国際大学
雑誌
教養研究 (ISSN:13410504)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.59-76, 2012-07
著者
松本 幸一 マツモト コウイチ Koichi Matsumoto
雑誌
教養研究
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.59-76, 2012-07
著者
松本 幸夫
出版者
東京大学理学部
雑誌
東京大学理学部弘報
巻号頁・発行日
vol.18, no.4, pp.11-12, 1987-03