著者
前田 浩邦 山肩 洋子 森 信介
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.113, no.214, pp.37-42, 2013-09-12

料理は複数の材料に対しそれぞれ加工を加えたり,混ぜ合わせたりしながら,一つの料理を作り出していく流れ作業である.よってこれまでも,レシピの表現形式のひとつとして,作業フローグラフが用いられてきた.従来も,レシピテキストを半自動でフローグラフに変換する研究が行われていたが,これらの研究で対象としていたレシピは,プロの料理人や編集者により製作されたものであり,すでに規格がある程度統一されているため,ルールを適応することが比較的容易であったと考えられる.一方,Web上で最も多いのはCOOKPADや楽天レシピに掲載されているようなユーザ投稿型のレシピであるが,これらのレシピは表現の自由度が高く,従来型のルールにあてはめることが困難である.そこで本研究では,投稿型のレシピテキストをフローグラフに変換する際のデータフォーマットを提案する.さらに,特徴的であった事例を複数紹介する.
著者
中田 衛樹 岡田 一馬 山崎 裕司 山崎 生希 山崎 倫 大森 貴允 冨岡 真光
出版者
高知リハビリテーション学院
雑誌
高知リハビリテーション学院紀要 (ISSN:13455648)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.13-16, 2015-03-31

認知症を合併した重症片麻痺患者に対し,逆方向連鎖化の技法を用いた寝返り・起き上がり動作練習を実施した.寝返り動作は介入セッション,起き上がり動作は8セッション目に動作が自立した.介入中,身体機能および認知機能の改善は認められなかった.介入後,速やかに起居動作が自立したことから,認知症を合併した重症片麻痺患者に対する今回の動作練習は,有効に機能したものと考えられた
著者
長谷川 亜樹 藤原 康広 森本 元太郎 平野 秀典 沖本 憲明 泰地 真弘人 船津 公人
出版者
公益社団法人 日本化学会・情報化学部会
雑誌
ケモインフォマティクス討論会予稿集 第38回ケモインフォマティクス討論会 東京
巻号頁・発行日
pp.50-51, 2015 (Released:2015-10-01)
参考文献数
9

創薬プロセスの初期段階における、仮想スクリーニングの対象となる仮想化合物ライブラリでは、新規骨格を持つ化合物を豊富に含みかつそれらが合成可能であることと、そこから有用な情報を効率良く取り出せることが重要である。我々は、主要な人名反応から抽出した構造変換規則を繰返し適用することにより、一千万化合物の化学構造から重複の無い17億の仮想化合物の化学構造を生成した。これら全ての仮想化合物は合成経路情報によって結ばれ、合成戦略の検討材料を提供することが可能となる。更に我々は、これらの化学構造と合成経路情報に、記述子及びフィンガープリントを付加してデータベースを構築し、部分構造、類似性、及び物性値に基づく検索機能を実装した。今後はライブラリに含まれる化合物の特性をケミカルスペースにおいて把握するための可視化技術の開発・高度化を進め実効性に富む仮想化合物ライブラリを構築していく。
著者
工藤 理一 西森 健太郎 鷹取 泰司 常川 光一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MoMuC, モバイルマルチメディア通信 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.682, pp.105-110, 2005-02-24

近年、周波数帯域を広げずに高速伝送を実現するMIMO(Multiple Input Multiple Output)-OFDM伝送が注目を集めており各機関で様々な検討が行われており、中でも固有ベクトルを用いた送信指向性制御を用いたEigenmode SDM(E-SDM)が、受信局での演算負荷を減らし、理論的に最大の伝送容量を実現する技術として知られている。しかし、ハードウエアを用いて実環境において、誤り訂正を含め広帯域で行った伝送実験の報告はされていない。そこで我々は最大100MHzという広帯域で動作可能な4×4MIMO-OFDM伝送特性評価装置を試作し、実環境においてE-SDMによる通信を行った。本報告では、屋内無線LANを想定し、802.11aをもとに作成したフレームフォーマットを用いて、E-SDMによる伝送品質改善効果をBERにより明らかにする。
著者
西森 健太郎 工藤 理一 鷹取 泰司 常川 光一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MoMuC, モバイルマルチメディア通信 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.682, pp.99-104, 2005-02-24

近年, 周波数帯域を広げずに高速伝送を実現するMIMO(Multiple Input Multiple Output)-OFDM伝送が注目を集めており各機関で様々な検討が行われているが, ハードウエアを用いた実環境における検討を行った例はあまり見られない.そこで我々は100MHzという広帯域で4×4MIMO-OFDMの伝送特性評価が可能な装置を試作した.本報告では, 本装置の概要と屋内実環境における測定結果を示す.また屋内無線LANを想定した環境において誤り率特性を評価することで, 本装置を用いた場合に達成可能な周波数利用効率を明らかにする.

1 0 0 0 OA 研究ニュース

著者
藤森 淳 酒井 広文 宮原 ひろ子 横山 祐典 小林 修 青木 秀夫
出版者
東京大学大学院理学系研究科・理学部
雑誌
東京大学理学系研究科・理学部ニュース
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.10-14, 2008-09

半導体スピントロニクス材料の複雑な磁性/気体分子の向きを揃える新手法を開発/樹齢2000年の屋久杉を使って太陽活動の歴史を探る/樹齢2000年の屋久杉を使って太陽活動の歴史を探る/水中での有機合成における革新的技術を開発/鉄系新高温超伝導体の理論を提唱
著者
石森延男 編
出版者
修文館
巻号頁・発行日
vol.尋常 1・2・3学年用 1(風俗篇) (まんしうの子供), 1939
著者
森本 昭憲
出版者
日本キャリア教育学会
雑誌
進路指導研究 : 日本進路指導学会研究紀要 : bulletin of the Japanese Society for Study of Career Guidance (ISSN:13433768)
巻号頁・発行日
no.5, pp.16-22, 1985-03-31

本研究は小学校2、4、6年生児童を対象に、職業選択の過程ではたらく職業認知の構造を明らかにしようとした。職業選択の基準として、一つは自己の欲求や興味・関心といった、いわば主観的な希望の程度を手かかりとした。もう一つは、現在の学習評価をとおしてみた将来の職業の遂行予測といった自己の能力と職業情報を考慮した、いわば客観的な職業遂行予測の程度を手かかりとして、職業をどのようにとらえているか、またその差異をとらえようとしたものである。その調査の分析結果は次のとおりである。1.小学校児童に、「どの程度やりたいか」といった希望から職業をとらえさせたところ、社会的評価と結びつきやすい「職業機能水準」あるいは「興味の水準」を中心とした側面から職業を認知していた。特にそれは高学年で顕著であった。2.小学校児童に、「どの程度やれるか」といった。自己の学習評価をとおして職業の遂行予測から職業をとらえさせたところ、「職業機能水準」あるいは「興味の水準」を中心とした側面ではなく、「職業興味」を中心とした側面から職業を認知しているようだ。その職業は、身近に接することができたり、容易に見聞したりすることの機会の多い職業であり、職務内容が比較的わかりやすい職業であると考えられた。3.「希望職業」および「遂行予測」のいずれからしても、「男子志向の職業」、「女子志向の職業」といった性による因子が抽出された。性による職業認知のしかたは、小学校低学年段階から顕著にみられ、以後一貫していた。
著者
中森 広道
出版者
日本大学社会学会
雑誌
社会学論叢 (ISSN:0582933X)
巻号頁・発行日
no.170, pp.39-49, 2011-03
著者
穂森 繁弘 鎌田 実 佐々木 康夫
出版者
公益社団法人日本船舶海洋工学会
雑誌
西部造船会会報 (ISSN:0389911X)
巻号頁・発行日
no.82, pp.199-208, 1991-09-04

It has been becoming general that an axial vibration damper is installed on the crankshaft of long-stroke diesel engines in order to minimize the axial excitation forces transferred to the hull through the thrust bearing. But the report that the axial excitation force increased at MCR in spite of the establishment of the damper has been occasionally presented, and besides the fact that peak to peak value (P-P) of the stress fluctuation at crank pin fillet increased in some cases as compared with P-P of the case without the damper has been confirmed as a result of full scale measurement. Therefore, the authors developed the new evaluation system for the vibration and the crank pin fillet stress of the crank shaftings with the axial vibration damper, and introduce the details in this report. In this system, the natural vibration and forced vibration are evaluated by means of a complex eigen value solution. The calculated results of the axial vibration response and crank pin fillet stresses have been compared with the measured ones, and the both show a fairly good agreement respectively.