著者
香取 照臣 泉 隆 高橋 寛
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌. D, 産業応用部門誌 = The transactions of the Institute of Electrical Engineers of Japan. D, A publication of Industry Applications Society (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.116, no.1, pp.79-87, 1995-12-20
参考文献数
5
被引用文献数
2

The route guide sign system is one of the route induction system in the road traffic. However, there are cases that some addresses are unfit in the network, on regard to addresses among the route guide sign boards. Sometimes, this system is not kind for drivers. We study for the optimization of the above route guide sign system.<br>One of evaluation methods of route guide sign system is the method using drive simulator. An overall evaluation can be done by using the drive simulator, but each driver's subjectivity are included in the evaluation results.<br>In this paper, we propose the new method of objective evaluation using conditions of appropriate induction addresses for optimization route guide sign system. There are three conditions, induction considering each lines, induction considering direction at crossing point, and continuation of induction addresses on route guide sign board. And we suggest the method to improve these system using the result of its evaluation.<br>Finally, we show an example of above evaluation method and improvement to the route guide sign system at the Northwest CHIBA area.
著者
香取 照臣 泉 隆 高橋 寛
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌. D, 産業応用部門誌 = The transactions of the Institute of Electrical Engineers of Japan. D, A publication of Industry Applications Society (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.115, no.2, pp.157-164, 1995-01-20
参考文献数
8
被引用文献数
3

The route guide sign system is one of the route induction system in the road traffic. However, there are partially miss-match notation in the network because it includes contradiction in each notation addresses.<br>Under these background, we are going to study on the method of notation addresses decision for the route guide sign boards, and will evaluate its network.<br>In this paper, we describe the methods of evaluation for the route guide sign system and detection of stray crossing points in a network, using the induction route by drive-simulation. In the method of evaluation, we use the standard induction routes. The standard induction routes are imaginative one by route guide sign system. By comparing the standard route's distance with the result of drive simulation's one, evaluation values are calculated and stray crossing points are detected.<br>By using this method, the route guide sign systems are evaluated in quantity, and the wrong route guide sign boards are likely detected.<br>Finally, we show an application example of this evaluation method and detection of the stray crossing points for the route guide sign systems at the Northwest CHIBA area.
著者
小澤 友香 青木 俊夫 加藤 謙之 今泉 隆次郎 島村 昌幸 佐藤 修正 田畑 哲之 由田 和津子 作田 正明 綾部 真一
出版者
日本植物生理学会
雑誌
日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.235, 2010

縮合型タンニン(CT)はアントシアニン生合成の中間体であるフラバン-3,4-ジオールとその誘導体フラバン-3-オール(カテキン類)の重合体で、抗菌作用や昆虫に対する防御作用、食品成分として健康増進に役立つなど、様々な生理活性が注目されている。発表者らはCT生合成調節機構の解明を目的として、アントシアニンとCTがともに欠失しているマメ科モデル植物ミヤコグサ(<I>Lotus japonicus</I>)の<I>viridicaulis1</I>(<I>vic1</I>)および<I>vic2</I>変異体を解析している。昨年の本大会では<I>VIC1</I>がbHLH型転写因子をコードすることを発表した。今回、<I>vic2</I>遺伝子のポジショナルクローニングを行い候補遺伝子の塩基配列を調べたところ、WD40リピートタンパク質をコードするシロイヌナズナの<I>TTG1</I>オルソログの354番目の塩基にナンセンス変異が見つかり、翻訳産物のWD40リピートドメインが欠失していることが推定された。野生型遺伝子を用いて<I>vic2</I>の相補実験を行ったところ、アントシアニンとCTの蓄積が確認された。リアルタイムPCRによる発現解析の結果、<I>vic1</I>および<I>vic2</I>変異体ではジヒドロフラボノール4-還元酵素とアントシアニジン合成酵素をコードする遺伝子の転写物レベルが大きく低下し、相補株では回復しており、VIC1とVIC2がこれら酵素遺伝子の調節因子であることがわかった。
著者
赤松 大輔 小泉 隆平
出版者
近畿大学 心理臨床・教育相談センター
雑誌
近畿大学心理臨床・教育相談センター紀要 (ISSN:24349933)
巻号頁・発行日
no.5, pp.1-12, 2021-03-15

[要旨]本研究では,昼間定時制高校の新入生を対象として,彼らの自尊感情の高さと変動性に関する検討を行った。118名の生徒に4月,7月,11月にわたる3時点の縦断調査を行った。相関分析の結果,自尊感情のレベル(3時点を通した自尊感情の平均的な高さ)と変動性(3時点にわたる自尊感情の個人内の変化の大きさ)の間には,統計的に有意ではなかったものの,理論的に妥当な負の相関(r = -.14)が示された。また,自他の情動を適切に認識し,調整する能力である情動知能との関連も検討した。その結果,状況対処や感情制御にかかわる情動知能は,自尊感情のレベルと有意な正の相関(r = .58)を,自尊感情の変動性と有意な負の相関(r = -.30)を示した。この結果から,状況対処や感情制御にかかわる情動知能が,自尊感情の高さと安定性に寄与する可能性が示唆された。考察では,教育場面において子どもの自尊感情のレベルと変動性の双方を支えるうえで,情動知能に着目した教育的支援の在り方の重要性について議論した。
著者
平泉 隆房
出版者
金沢工業大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

白山信仰と日吉(山王)信仰が、中世にどのように全国に広まっていったかを、現在の白山神社・日吉神社の分布図を作成し、それを参照しつつ検証した。中世前期までに成立した日吉社領が近江や北陸道を中心に全国に散在してみられ、その付近には現在でも多くの日吉神社が鎮座していることを確認した。白山神人と日吉神人、言い換えれば両信仰が対立することなく、協調して信仰圏の拡大につとめていたことも明らかとなった。なお、これらの勢力が、衰退した延喜式内社に入り込み、それぞれの地域の拠点としていた事例を多く検出することができた。あわせて、古代中世について、白山信仰に関するこれまでの研究史をまとめた。
著者
今泉 隆裕
出版者
桐蔭横浜大学
雑誌
桐蔭論叢 (ISSN:13413805)
巻号頁・発行日
no.36, pp.127-138, 2017-06
著者
伊福部 達 井野 秀一 泉 隆 川嶋 稔夫 高橋 誠
出版者
北海道大学
雑誌
試験研究(B)
巻号頁・発行日
1992

電子義手や機能的電気刺激およびテレイグジスタンス型ロボットや人工現実感などの分野では触感覚をどのように人間の皮膚にフィードバックさせたり呈示させるかが大きな課題となっている。本研究では、これらの課題に応えるために、材質感のような触覚の質に関する感覚がどのような物理的要因で規定されるかを心理物理実験を通じて調べ、触感覚をできるだけ忠実に呈示するシステムを提案した。また、水素吸蔵合金を利用したアクチュエータを利用し、触感覚ばかりでなく上腕に力感覚を呈示する装置の開発を行った。これらの呈示システムを感覚フィードバック型ハンドに組み込んで評価を行い、その有効性を確かめた。以下に、得られた結果を要約する。(1)表面粗さ、粘度および熱容量の異なる物体を指先で触れたとき、粒子径が30μmを境に「さらさら」感から「ざらざら」感に移行すること、粘度17dPa・sで「ぬるぬる」感が最大になること、皮膚温度の時間パターンが材質の識別の手がかりとなることが分かり、ペルチエ素子により皮膚温を可変にすることで、ある程度の材質感を呈示することができることを実証した。(2)物体を把持したときの「ずれ弁別閾」は20μm-30μmとなり、ずれ弁別閾には方向依存性があること、皮膚温が32℃のときに弁別閾が最も低くなることが分かった。水素吸蔵合金を利用したアクチュエータを設計し、アクチュエータを上腕に装着して力情報を呈示した結果、仮想物体の重量感を知覚させることができることが分かった。以上から、触感覚に関する多くの形容詞が表面粗さ、粘性及び温度の3つのパラメータで表現できる可能性が示された。今後は、本課題で得られた知見や技術を基に、感覚フィードバック型ハンドのための触感覚呈示システムを構築していきたい。
著者
本江 元吉 林田 晋策 井上 繁 小泉 隆司 川原 田肇
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
日本農芸化学会誌 (ISSN:00021407)
巻号頁・発行日
vol.41, no.12, pp.629-634, 1967 (Released:2008-11-21)
参考文献数
17
被引用文献数
5 4

(1)高濃度アルコール生成に対する米の有効成分は米蛋白質であるオリゼニンであった. (2)各種アミノ酸のうち,とくにトリプトファンとフェニルアラニンがアルコール発酵に有害であった. (3)トリプトフォールは非常に強い害作用を示した. (4)オリゼニンにはトリプトフォールを吸着する能力があった.
著者
宮川 裕介 泉 隆
雑誌
第77回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, no.1, pp.725-726, 2015-03-17

近年,インターネットの普及に伴い,e-Learningシステムが教育機関や企業で利用されている. 本研究では基本情報技術者試験を対象とした,学習者の学習意欲の向上を目的とするシステムの開発の一環として問題文の属性分析および種類別分類を行っている.これによって,学習者が苦手とする問題の種類や分野を推定し,学習評価のフィードバックを行うことで,学習意欲向上をはかる. 本報告では,形態素解析や構文解析を行うことで問題文から得られる形態素などを特徴量とし,問題文を種類・分野別に分類する手法について検討したので報告する.
著者
中沢 弘 和泉 隆志
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.62, no.601, pp.3719-3724, 1996-09-25
被引用文献数
4

This paper deals with fundamental research on the development of human-oriented CNC machine tools which allow workers to feel pride and pleasure in making full use of their abilities in manufacturing. As a step toward realizing human-oriented CNC machine tools, we tried to extend the sense of touch of workers by developing cutting a torque feedback handle through which workers can feel the rotational resistance corresponding to cutting torque. This system has been evaluated by inexperienced and skilled workers of engine lathes and CNC machine tools using the information integration method. The results show that use of the cutting torque feedback handle greatly improves workers, satisfaction when carrying out NC lathe work.
著者
笹山 雄一 小泉 隆 小黒 千足 神戸川 明 吉沢 英樹 Magtoon Wichian
出版者
日本水産學會
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.57, no.5, pp.851-855, 1991
被引用文献数
1 1

In the Brockmann bodies of the Medaka <i>Oryzias latipes</i> (Teleostei) calcitonin-like immunore-activity was detected immunohistochemically. Many cells in the endocrine tissue of the Brockmann body were stained positively by anti-salmon calcitonin antiserum and anti-eel calcitonin antiserum. Administration of the Brockmann body homogenate to rats caused significant hypocalcemia and hypophosphatemia. However, the calcemic potency of a Brockmann body was rather lower than that of the ultimobranchial gland of the Medaka itself.