著者
瀬渡 賢 青木 篤人 田代 真一 田中 学
出版者
一般社団法人 スマートプロセス学会 (旧高温学会)
雑誌
スマートプロセス学会誌 (ISSN:2186702X)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.28-32, 2017
被引用文献数
4

In order to perform stable pure argon MIG welding, duplex current feeding MIG welding has been developed. In the previous experimental study, higher droplet temperature and deeper weld penetration were obtained in the duplex current feeding MIG welding compared with those of the conventional MIG welding. However, the similar effects are considered to be realized also by the conventional MIG welding with short wire extension through increase in welding current. In this paper, basic characteristics of the duplex current feeding MIG welding were compared with those of the conventional MIG welding with the short wire extension. Consequently, it was found that the duplex current feeding MIG welding achieved the deeper weld penetration without an undercut unlike in the case of the conventional MIG welding with the short wire extension.
著者
Phan Huy Le 田代 真一 湯地 敏史 房野 俊夫 鎌田 憲嗣 田中 学
出版者
一般社団法人 溶接学会
雑誌
溶接学会全国大会講演概要
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.376-377, 2017

In this presentation, oxide layer removal process in EP period of AC TIG welding is observed by the high-speed camera. From this experiment, the distribution and velocity of cathode spot are reported.
著者
水野 芳子 田中 学 西村 あをい Mizuno Yoshiko Tanaka Manabu Nishimura Awoi 東京情報大学看護学部 Faculty of Nursing Tokyo University of Information Sciences
巻号頁・発行日
vol.23(1), 2019-09-30

高等教育機関に学ぶ学生の障害観に関する研究の動向を明らかにし、看護基礎教育における教育方法の検討及び課題についての示唆を得ることを目的に、文献検討を行った。「障害観」「障害者観」「学生」をKey wordsとして医学中央雑誌及び国立情報学研究所のデータベースを利用し文献検索を行い、該当した文献の研究内容の比較検討を行った。対象論文は15編であり、研究者の専門分野は多岐に渡っていた。研究内容から教育方法として、重症心身障害児(者)との接触・援助体験や事前学習、対象の反応の意味や特徴を把握できるような臨地実習指導の工夫が示唆された。
著者
田中 学
出版者
一般社団法人 溶接学会
雑誌
溶接学会誌 (ISSN:00214787)
巻号頁・発行日
vol.73, no.2, pp.113-118, 2004-03-05 (Released:2011-08-05)
参考文献数
34
被引用文献数
12 13
著者
松田 昇一 棚原 靖 田中 学 中山 友裕
出版者
一般社団法人 溶接学会
雑誌
溶接学会全国大会講演概要
巻号頁・発行日
vol.2018, pp.374-375, 2018

TIG溶接は溶接面の欠陥発生が少なく,耐食性や靱性に優れているが,溶け込みが浅い欠点がある.そこで我々は,外部磁場を用いてTIG溶接の溶け込み制御を試みた.本研究では外部磁場が溶融池の流れおよびビード形状におよぼす影響を報告する.
著者
川上 浩良 田中 学
出版者
首都大学東京
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

地球温暖化防止、持続的な経済成長を両立させる観点から、即効性が高く我が国をはじめ先進諸国で積極的に研究が進められている二酸化炭素(CO2)回収・貯蔵(CCS:Carbon Dioxide Capture and Storage)へ応用可能な、次世代型CO2分離膜を検討した。CCSの実現のため、特にCO2透過性を飛躍的に向上させる革新的CO2分離膜を検討した。本研究では、(1) 超高CO2拡散性、高CO2溶解性を示すナノスペースを有する新規表面精密制御ナノ粒子の合成、(2) ナノ粒子含有複合膜の超薄膜化 について研究し、新規粒子の合成と薄膜の方法論を明らかにした。
著者
山崎 圭 柳 圭一郎 泉谷 瞬 鈴木 励一 中村 一生 上田 裕司 上園 敏郎 田代 真一 田中 学
出版者
一般社団法人 溶接学会
雑誌
溶接学会全国大会講演概要
巻号頁・発行日
vol.90, pp.90-91, 2012-03-15
被引用文献数
2

亜鉛めっき鋼板の重ねすみ肉溶接を対象としたガスシールドアーク溶接において、気孔発生量に及ぼす溶接姿勢、電流、電圧等の影響を報告する。また、気孔発生メカニズムについて、アーク直下におけるガス放出に着目し、観察結果から考察する。
著者
田中 学 渡辺 隆行 伊佐 太磨喜 西脇 英夫
出版者
社団法人プラズマ・核融合学会
雑誌
プラズマ・核融合学会誌 (ISSN:09187928)
巻号頁・発行日
vol.82, no.8, pp.492-496, 2006-08-25
被引用文献数
3

本稿では,最近の科学技術の進歩に合わせて新展開を見せるアーク放電を利用した溶接および溶射技術に関する最新動向について述べる.アーク溶接では,電極,アークプラズマ,および溶融金属をトータルシステムとして同時に解く数値解析シミュレーションを用いた複雑な溶融池形成現象を定量的に予測した計算例を紹介するとともに,パルスレーザ照射による光電効果を利用した溶接アーク作動中タングステン電極の実効仕事関数の測定についても紹介する.また,溶接や切断用の新しいエネルギー源として開発された可搬式スチームプラズマジェットを紹介し,作動ガスと熱陰極の冷却を同時に兼ね備えたスチームジェットの有効性を示すとともに鋼板の切断やフロンの廃棄物処理などその適用例も述べる.一方,溶射プロセスでは,対向2電極(ツインカソード型もしくはツインアノード型)プラス1電極から構成される新提案のトーチを採用することにより実現された小型・軽量の可搬式プラズマ溶射装置の開発について紹介する.小型化による消費電力の低減化および小型トラックへの装置搭載が可能になった利点とともに,現場での溶射施工の有効性を紹介する.
著者
伊藤 宏之 中山 治彦 藤田 敦 石和 直樹 池原 瑞樹 田中 学 山田 耕三 野村 郁男 野田 和正 亀田 陽一 密田 亜希
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
雑誌
気管支学 (ISSN:02872137)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.132-135, 2000
参考文献数
6

症例は34歳男性。5年前に近医で右肺野の腫瘤陰影を指摘され, mucoid impactionを伴ったcystic brochiectasisと診断された。1999年3月, 健康診断で胸部異常陰影を再度指摘され, 4月26日に当院を紹介受診した。胸部CTでは, 右B^6bを中心に経約4cmの気管支に沿って拡がる樹枝状の, 内部に一部空洞を伴った充実性腫瘤陰影を認めた。この空洞にcystic brochiectasisに特徴的所見とされるair fluid levelがないことから, 気管支鏡検査を行ったところ, B^6内腔を閉鎖する赤紅色の易出血性のポリープ状腫瘤を認め, 生検によりatypical carcinoidと診断された。6月10日, 右下葉切除およびR2a郭清を施行した。摘出標本の病理組織所見においても, B^6より出現した腫瘍が気管支を拡張しつつ, 長軸方向への気管支内発育をし, 樹枝状の形態をとっていたことが確認された。また画像上腫瘍内部に認められた空洞は, 腫瘍末梢の嚢状の拡張気管支であることが判明した。
著者
田中 学 井上 晃一
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.39-45, 1962-03-30

わが国の球根の生産上,また輸出のうえにも大きな障害になっているネダニに対し,適確な防除法を確立する目的で防除上必要な生態の研究および殺虫試験を実施した。防除について検討した結果は次のとおりである。<br>1 ユリほ場における球根ネダニの発生消長は,高温で降水量が特に多い時期に増殖が盛んになる傾向が認められた。それ以外の時期は一般にネダニの発生は著しくない。<br>2 球根内のネダニの生息部位を見ると,り病箇所の多い外側部が最も多く,次いで発根部,中間部,中心部の順となっている。<br>3 ネダニの発生と腐敗病との関係については,ネダニの加害のほうが二次的であると考えられる。<br>4 球根の掘り取り直後または植え付け前に球根を薬剤に浸漬処理した結果,浸透殺虫剤およびパラチオンを45°Cに加温浸漬した場合がネダニに対し最も効果が高い。しかし無加温で浸漬した場合は若干効果が低く,また浸漬時間を長くしても効果にほとんど差が認められない。<br>5 くん蒸処理ではメチルブロマイドが最もすぐれている。<br>6 浸漬処理およびくん蒸処理したユリ球根をほ場に植え付け,発芽およびそののちの生育状況を見たが薬害は認められない。しかしナイメットの粉衣は発芽障害が著しい。<br>7 ユリの立毛中における浸透剤の葉面散布および土壌灌注はネダニに対しほとんど効果がないようである。