著者
田中 敦
巻号頁・発行日
2012-12-05
著者
原田 季栄 半田 哲夫 橋本 正樹 田中 英彦
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.53, no.9, pp.2130-2147, 2012-09-15

従来のアクセス制御は,主体であるアプリケーションとそれがアクセスしようとするファイルなどの客体の組合せによってアクセス可否を判断していた.そのためアプリケーションの処理の内容およびアクセスを認めることにより情報システムに与える影響を考慮することができなかった.本稿では,アプリケーションが実行される状況に基づき,各アプリケーションが行おうとしている処理の内容を考慮することができるアクセス制御方式について提案する.提案方式を用いることにより,不正アクセスや誤操作などによるリスクを軽減することが可能となる.本稿では,提案システムの概念と実現方法について紹介し,そのLinux上の実装であるTOMOYO Linuxにおける評価結果を報告する.
著者
田中 奈保
出版者
早稲田大学史学会
雑誌
史觀 (ISSN:03869350)
巻号頁・発行日
no.162, pp.1-18, 2010-03-25
著者
田中 堅一郎
出版者
日本社会心理学会
雑誌
社会心理学研究 (ISSN:09161503)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.13-26, 2000

The purpose of the study was to create a Japanese version of Pryor (1987) "Likelihood to Sexual Harassment scale" (LSH scale) and to assess its reliability and determinants. The scale meas ures differences among individuals regarding their likelihood of carrying out sexual harassment. Japanese male undergraduate students (N=192) completed questionnaires on the LSH scale and sexual attitudes (i.e., sex role stereotyping, adversarial sexual beliefs, sexual conservatism, and acceptance of interpersonal violence). The results of principal component analysis and alpha coefficients showed the high reliability of the scale. Japanese male participants who had hostile attitudes to women produced high scores of the LSH scale. In addition, the LSH scores were higher in male participants who evaluated as trivial, rather than severe, behaviors that considered as sexual harassment in Japan and who anticipated sexual attraction to be women's sex role.

1 0 0 0 折伏

著者
田中 智学
出版者
真世界社
雑誌
真世界
巻号頁・発行日
vol.3, no.6, pp.2-3, 1952-07
著者
木内 幹 田中 直義 村橋 鮎美 三星 沙織
出版者
共立女子大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2005

醗酵食品の嗜好性に対する食文化の一端を明らかにすることを目的として、東南アジア各地で大豆醗酵食品の製造・利用方法を調査し、試料中の風味物質を分析した。食品中に存在する細菌のフロラを解析して、それらの風味物質が生産される過程を推測し、応用の可能性を検討した。調査地は、カンボジア東北部(平成18年2月)、ミャンマー・シャン州東北部(18年10月)、ラオス北部(19年10月)であった。カンボジアには「シエン」と称される大豆醗酵食品が製造・利用されている。シエンは醗酵させた大豆を高濃度の食塩水に入れて1週間以上熟成させる方法で製造される調味料である。これまでの文献にシエンの報告は認められない。ミャンマーには「ペーポ」と、ラオスには「トゥアナオ」と称される大豆醗酵食品が製造されている。いずれも醗酵させた大豆に食塩とトウガラシを主成分とする調味料を添加し、熟成させることで製造されている。調査と分析により、カンボジアとラオスとの間に製造、利用方法に大きな差異のあることが明らかになった。今後は、この地域を詳細に調査したい。ペーポから分離された細菌を用いて新規糸引き納豆の開発を行った。採集した試料29点から同定によりBacillus subtilisを得て、そのうちの42株を蒸煮大豆に生育したコロニーの糸引きから納豆菌として選別した。分離菌の生育最適温度は33℃〜45℃まで広範囲であった。納豆製造試験で10株を選別した。それらの菌株を用いてわが国の納豆は異なる軟らかい納豆などを作ることができた。カンボジアのシエンから134株を分離してスクリーニングを行い、さらに納豆の製造試験を行って10株を選抜した。Bergey's Manual of Systematic Bacteriology第2巻に準拠した同定の結果、白色を呈しコロニー表面がしわ状で、好気性有胞子桿菌であり、それらはいずれもBacillus subtilisであった。
著者
中岡 美華 是津 耕司 白田 由香利 田中 克己
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.178, pp.55-60, 2004-07-08

近年,ブロードバンドネットワークの家庭への普及と情報教育の推奨により,幼少者も検索エンジンを利用するようになった.しかし,今日のWeb情報検索では,検索の時点で欲しい情報を表す正確なキーワードを知っている事,自身の求めているモノに対する一般抽象化されたキーワード表現ができるようになっている事が前提とされ,幼少者の情報収集は極めて困難である.本研究では,一般抽象化能力が未発達な幼少者のためのWeb検索手法を提案する.具体的には,幼少者がモノをその名前や記号よりも,そのモノが自らの生活圏のどの場面で見たのかということに対応づけて記憶している点を利用し,幼少者からの断片的な検索質問をもとに検索質問を修正する手法を提案する.
著者
滝瀬 竜司 田中 哲朗
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2012論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.6, pp.159-162, 2012-11-09

現在の将棋プログラムの多くは入玉が絡む局面の扱いを苦手としているが,トッププロに勝つためには,入玉が絡む局面を正しく扱い「自玉が入玉したら宣言勝ちを目指す」,「敵玉の入玉を正しく阻止する」将棋プログラムの作成が不可欠だと考えられる.本稿ではオープンソースの将棋プログラム bonanza 1) で入玉した局面から学習することにより入玉後評価関数を作成する試みをおこなった.その結果,入玉後評価関数を用いて元のbonanza と対戦させたところ,勝率を上げることができた.
著者
宮下 由香里 市川 清士 田中 竹延
出版者
公益社団法人 東京地学協会
雑誌
地学雑誌 (ISSN:0022135X)
巻号頁・発行日
vol.116, no.3-4, pp.380-386, 2007-08-25 (Released:2009-11-12)
参考文献数
13

The Tachikawa fault, which is the only active fault in the Tokyo Metropolis, is expected to be the source of shallow intra-plate earthquakes in the future. We performed additional trenching surveys at the northwestern part of the fault to obtain the paleoseismological parameters for evaluating earthquake potential caused by the fault. Trench wall observation, radiocarbon dating, and tephra analyses constrained the last surface-rupturing event at the Tachikawa fault between about 13, 700 cal yBP and 12, 800 cal yBP. The vertical separation of the event is estimated to be more than 2.6 meters.
著者
北山 太一 吉田 修 田中 正躬 久世 益治 広川 栄助
出版者
泌尿器科紀要刊行会
雑誌
泌尿器科紀要 (ISSN:00181994)
巻号頁・発行日
vol.8, no.11, pp.663-672, 1962-11

1. Twenty-two cases of foreign bodies in the bladder or u rethra were experienced at the Department of Urology, Kyoto University during past four years and four months. 2. Statistical study was made on 691 cases of foreign bodies in Japan s o far reported. It was concluded that recently foreign bodies such as suture materials were f requently seen in the patients who underwent gynecologic operation.
著者
田中 紀子
出版者
公益社団法人 日本栄養・食糧学会
雑誌
栄養と食糧 (ISSN:18838863)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.175-180, 1982-06-10 (Released:2009-11-16)
参考文献数
20
被引用文献数
1 1

正常時にはほとんど利用されないとされる尿素がたん白欠乏時にどのように利用されるか, そしてそのとき, 腸内細菌がどのように関与するかを低たん白食としてカゼイン食で飼育したラットについで検討し次の結果をえた。1) ラットを低たん白食で2週間以上飼育すれば小腸内ウレアーゼ活性の増加により多量の尿素をアンモニアに分解する能力を有する傾向のあることがわかった。2)15N尿素を投与すると投与後2時間目より48時間目に至るまで標準たん白食飼育ラット (対照) に比べ低たん白食飼育ラットの血漿たん白に尿素由来の15Nの高い取り込みが有意に見られ, たん白欠乏時には尿素が体たん白合成に利用されることが示唆された。また血漿たん白構成アミノ酸に取り込まれた15Nは低たん白食飼育ラットで著明に高かった。各アミノ酸の中で最も取り込みが高かったのはNEAAで次にEAA, Lysであった。3)15N尿素投与後1時間目の門脈血血漿遊離のLys, EAA, NEAAに15Nの高い取り込みが低たん白食飼育ラットで見られた。このアミノ酸への15Nの高い取り込みは抗生物質投与により強く抑制されたことから, 尿素からアミノ酸への合成には腸内細菌が大きく関与しでいると思われる。4) 以上のことから単胃動物のラットについてたん白欠乏時には多くの尿素がアンモニアに分解され, それは腸管から吸収される一方, 一部のアンモニアは腸内細菌によりアミノ酸に合成され肝臓に運ばれ, いずれも体内でたん白質に合成される経路のあることが示唆された。おわりに終始ご懇篤なご指導, ご鞭撻を賜わりました兵庫医科大学吉村寿人名誉教授ならびに堀清記教授に厚くお礼申しあげます。