著者
山口 正洋 薮上 信 中田 浩一 荒井 賢一 板垣 篤 板垣 喜一 斎藤 昇 布田 孝一 渡辺 光春 高橋 洋 田母神 隆 桜田 幸雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MW, マイクロ波
巻号頁・発行日
vol.97, no.342, pp.7-12, 1997-10-27

多層プリント配線板によりシールディドループ構造の平面形コイルをアレイ化することにより, 電子回路近傍の電磁ノイズマッピング装置を開発した。パルスモータによる可動装置を用いることで0.1mm刻みの高分解能計測を実現し, 直交する2つの磁界検出コイルを用いることにより磁界の強度および方向を2次元ベクトルとして測定できるようにした。
著者
山口 正洋 薮上 信 中田 浩一 荒井 賢一 板垣 篤 板垣 喜一 斎藤 昇 布田 孝一 渡辺 光春 高橋 洋 田母神 隆 桜田 幸雄
出版者
公益社団法人日本磁気学会
雑誌
日本応用磁気学会誌 (ISSN:18804004)
巻号頁・発行日
vol.22, no.4, pp.849-852, 1998-04-15
被引用文献数
3

We developed a near-field magnetic noise mapping system by using a shielded-loop type coil array. High-resolution(01.mm)two-dimensional magnetic field vector detection was realized. We demonstrated a noise map of the loop antenna, microstrip line, and printed circuit board of a personal computer.
著者
松本 淳 久保田 尚之 藤部 文昭 林 泰一 山本 晴彦 財城 真寿美 寺尾 徹 村田 文絵 高橋 幸弘 山下 幸三 赤坂 郁美 遠藤 伸彦 森 修一 釜堀 弘隆 高橋 洋 山根 悠介 大塚 道子 遠藤 洋和
出版者
首都大学東京
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2011-11-18

日本を含むアジア諸国における紙媒体や画像での日降水量データや台風経路等をデジタル化したデータセットを作成し、モンスーンアジア域における降雨強度の長期変化を解析した。その結果、日本では1930年以降、東北日本を中心に降雨強度が大きくなっていた。フィリピンでは1950年以降の夏季には強雨の増加傾向が、冬季には西海岸で乾燥の強化傾向がみられた。1940年代以前の傾向はこれらとは異なり、近年の変化傾向は数十年スケールでの変動の一部とみられる事、エルニーニョと地球温暖化の影響の両方の影響を受けている可能性が高い事がわかった。中部ベトナムでも近年の傾向と1940年以前の傾向に違いがみられた。
著者
酒井 治己 高橋 洋 松浦 啓一 西田 睦 山野上 祐介 土井 啓行
出版者
独立行政法人水産大学校
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

ミトコンドリアDNA全塩基配列に基づき、フグ目の硬骨魚種中での系統類縁関係,フグ目内系統類縁関係,及びトラフグ属内系統類縁関係を明らかにした。さらに,AFLP解析によりトラフグ属主要9種の雑種解析を行なった。トラフグとカラスフグを除く各種は明瞭に識別でき、さらに複数マーカーによって雑種の判別も可能で、解析したほとんどの雑種個体(47個体中46個体)が雑種第一代であった。種判別の可能なAFLPマーカーに基づき、それを特異的に増幅するプライマー開発に向けて研究を継続中である。
著者
高橋 洋子
出版者
新潟大学
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2010

〈目的〉家庭における調理が減少している今日において、料理を手作りすることにどのような教育的意義があるか、心理学的アプローチに重点をおいた検討を試みた。すなわち、調理という行為が単に「生きていくための生活技術」にとどまらず、「自信をもって生きていくための精神力の形成に寄与するもの」であることを示し、心身共に健全な次世代の育成に寄与しうる提言を行うことを目的として、本研究を行った。〈方法〉子どもの精神的発達を量る指標として、バンデュラが提唱した自己効力感という概念に着目し、アンケートの項目に特性的自己効力感尺度(成田ら1995)を取り入れた。2008年以降に3回実施したアンケート調査(対象は小学生・小学生の保護者・大学生、合計n=388)の回答をもとに、調理に関する因子間の関連、ならびに調理に関する諸因子と自己効力感との関連を分析した。さらに、共分散構造分析を用いて、調理が自己効力感の形成に寄与している状況をモデル化して示すことを試みた。〈結果〉調理行動・調理意識・調理の現状という潜在変数を設定し、アンケートから実際に観測された幾つかの変数も用いて様々なパス図を試作して共分散構造分析を行い、調理に関する諸因子と自己効力感との関連を構造的に説明しうるモデルを模索したものの、GFI(適合度指標)が0.9以上となるモデルを構築するには至らなかった。引き続き、有用なモデルを構築することを目指して、テキストマイニングの手法を用いてアンケートの自由記述回答を分析し、モデルを構成する要素(変数)となる概念を抽出する試みを継続することとした。
著者
高橋 洋一
出版者
ファクタ出版
雑誌
ザ・ファクタ
巻号頁・発行日
vol.6, no.6, pp.24-26, 2011-06
著者
御厨 貴 翁 邦雄 飯尾 潤 牧原 出 金井 利之 清水 唯一朗 菅原 琢 高橋 洋
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

1990年代は、戦後の日本政治の転換点として、長く記憶される10年となろう。特に、内閣と省庁に関しては、90年代前半には自民党の下野と政権交代、後半には省庁改革と内閣機能の強化が図られ、大きく変容を遂げることとなった。本研究では、こうした変化の背景や原因のみならず、その帰結に至るまでを、オーラル・ヒストリーと省庁人事の研究、ならびに多分野の専門家との共同研究によって複合的に明らかにした。
著者
高橋 洋平 井上 晋一郎 島崎 研一郎
出版者
植物化学調節学会
雑誌
植物の生長調節 (ISSN:13465406)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.135-143, 2008-12-19

気孔は一対の孔辺細胞から構成され,光によって開口し植物ホルモン(アブシシン酸,ジャスモン酸など)によって閉鎖し,植物と大気間のガス交換を調節している.孔辺細胞はシグナルとして作用する青色光をフォトトロピンを介して受容し,化学情報への変換,細胞膜H^+-ATPaseの活性化,内向き整流性K^+チャネルによるK^+の取り込み等の過程を経て気孔開口を引き起こす.一方,孔辺細胞はアブシシン酸や二酸化炭素を受容し,多くの情報伝達体からなるネットワークを通して,細胞膜陰イオンチャネルを介したイオンの遊離によって気孔閉鎖を誘発する.気孔の開口および閉鎖に関与する情報伝達因子,それらを制御する蛋白質リン酸化反応,さらに,独立した経路と考えられた気孔開口と閉鎖の両経路間のクロストークの解明が進んでいる.