著者
高橋 咲江 長谷川 忍 柏原 昭博
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.470, pp.35-40, 2009-02-28

就職活動中の学生にとって,自分の専門性と類似した社会人がどのような就職活動を行ってきたか,また入社した企業に対してどのような考え方を持ち,活躍の場を得ているのかといった経験情報を参考にすることはキャリアプランを描く上で重要になる.こうした経験情報を得る手段の一つとして,学生は着目している企業の社員訪問を行うが,パーソナルコネクションを駆使し,アポイントを取って有用な情報を得ることは地理的・時間的制約が非常に大きい.本研究では大学生とそのOB・OGをメンバとした,経験情報の共有によるパーソナルコネクション構築のためのSNSの開発を行った.本SNSは,OB・OGと就職活動中の学生間のパーソナルコネクションの構築を支援し,メンバ間でOB・OGの就職活動中や入社後の経験情報の共有を図る機能を有している.ケーススタディの結果,本SNSによってOB・OGからの経験情報の提示が促進され,学生は就職活動に有用な経験情報が得られることが示された.
著者
蒋 再興 江村 裕介 檜垣 泰彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LOIS, ライフインテリジェンスとオフィス情報システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.450, pp.173-178, 2011-02-24
被引用文献数
1

実際の履修データをもとに,履修漏れ回避と授業選択の効率化,そして学生白身が存在を知ることのなかった「興味がある授業」との出会いの機会提供を目的として,協調フィルタリングを用いた授業推薦システムのプロトタイプ開発を行った.情報検索分野におけるF尺度を用いた評価により,推薦する授業の妥当な表示件数を確認し,また,授業推薦システムに関するアンケートを行った結果,90%のユーザーが「興味がある授業」を発見できたと回答した.授業の推薦順位が上がるにつれ嗜好一致率が増加する傾向を示したものの,その一方で上位の推薦授業における嗜好一致率が理論値より低い値を示し,システムが満たすべき要件の一部に問題点が残った。
著者
岡野 郁子 松原 行宏 岩根 典之 中村 学
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.336, pp.7-12, 2005-10-08
被引用文献数
1

本研究では, 学習者がより体験的に学習できるように簡易視点変更機能を数学分野におけるVR型学習支援システムで使用することを検討している.簡易視点変更機能とは身体動作に連動し, 3次元空間内を自由に移動し, 観察することができる機能である.没入感, 臨場感, 操作感といったVRの特徴とこの簡易視点変更機能を利用し, 数学分野の空間図形における学習支援システムを提案する.
著者
横谷 哲也 小口 和海 川手 竜介 亀井 美里 下笠 清
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.4, pp.31-36, 2009-04-09

イーサネットは、従来LAN用途として適用されてきたが、その経済性と高速性から通信事業者が運用する広域ネットワークに適用されるようになってきた。この際に必要となる機能に帯域保証がある。NGN等でQoS保証を必要とするサービスの普及が予想され、この場合にイーサネットでも帯域を保証することが必要となる。本報告では、帯域保証技術について動向をまとめ、イーサネットに適用する際の問題点について論じる。
著者
小西 秀明 岡埜 靖 山村 一之 唐沢 直子 板矢 剛一 熊谷 淳子 江守 道明 相京 隆 平出 貴久
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. FTS, フォールトトレラントシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.658, pp.9-15, 2002-02-15

LSIのテストで高い縮退故障の検出率を得るためには,スキャン設計された回路についてデターミニスティックなテスト生成手法を用いるのが一般的である.しかし,回路規模が増加すると,テストデータ量も増加し,これがテストコストの増加につながる.テストデータ量を減らすためにはBIST手法が有効であるが,故障検出率が十分でなかったり,テストポイント挿入が必要だったりする.本研究では,テスト生成技術とBIST技術を応用し,テストコストを削減する新手法を提案する.本方法を実際の回路に適用した結果,高い故障検出率を維持しながらも,テストデータ量とテスト時間を約1/10に削減することができた.
著者
外山 純一 安藤 惇 田村 健 北崎 充晃
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.383, pp.113-117, 2009-01-12

脳波を用いたブレインコンピュータインタフェースでは,定常視覚誘発電位(SSVEP),事象関連電位(P300),および事象関連同期/脱同期(ERS/ERD)などの特徴的脳波が用いられている.これまでに,SSVEPを用いてステアリング操作を行うドライビングシミュレータを開発した.さらに,速度制御を実装するために,運動想起時のERD/ERSに着目し,その基礎実験と実装検討を行った.その結果,9日間の学習によって,反側半球の運動野で顕著な運動想起ERDが見られた.ERDによる速度制御を実装したドライビングシミュレータを開発し,実際に制御可能なことを示した.
著者
岩蕗 寛康 岩田 明彦 吉安 一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EE, 電子通信エネルギー技術 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.45, pp.53-58, 2005-05-06

PFC(パーフルオロコンパウンド)ガス分解用の高出力マグネトロン駆動用電源を開発した。開発した電源(定格5kV, 1A)は, フルブリッジインバータと倍電圧整流回路で構成されている。まず非線形な負荷特性を持つマグネトロンの電流と電力について解析を行った。その結果, マグネトロン出力に線形化リアクトルを入れることにより, マグネトロンの電流と電力をパルス幅に対してほぼ線形に制御できることを示した。この解析を基に, 線形化リアクトルを持つマグネトロン駆動用電源を試作し, 3.5kWまでのマグネトロン出力を連続的に制御できることを実証した。
著者
吉田幸司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EE, 電子通信エネルギー技術 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.327, pp.1-8, 1999-09-22

スイッチング電源において,ピーク電流を一定に保つピーク電流制限モード過電流保護回路を行うとき,入力のインピーダンスが大きいと,入力電圧の減少(増加)→デューティ比の増加(減少)→入力電流の増加(減少)→入力電圧の減少(増加)なる正帰還が働き,異常発振する現象が見られる.ここでは,LCπ型フィルタを入力に有するフルプリッジコンバータを例に取り,過電流保護状態での正帰還ループを解析し,実験結果と照合することにより特性を明らかにした.また,ランプ補償により異常発振を抑える方法の提案を行い,良好な特性が得られた.ランプ補償を用いると異常発振対策のために入力フィルタを大型化する必要は無くなる。
著者
山路 剛 金 春峰 石原 好之 戸高 敏之 坂口 和彦 内藤 和文 橋口 伸樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EE, 電子通信エネルギー技術 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.337, pp.19-24, 2006-11-03
被引用文献数
8

本稿では,非接触給電システムにおいて並列共振と倍電流整流方式を適用した場合の諸特性について報告する.非接触給電に用いられるトランスの1次側と2次側の間には大きなgap(5mm)を挟み物理的に分離されているため,トランスの結合が悪く大きな漏れインダクタが存在する.トランスの2次側に並列接続したコンデンサとトランスの漏れインダクタは並列共振を行い,更に整流回路には倍電流整流方式を適用することにより高い出力電圧変換率と電力が得られる.解析及び実験結果により,入力24V,出力24V/2Aの試作器において各スイッチのZVS動作と76%の効率が得られたことを確認した.
著者
津川 知朗 長谷川 剛 村田 正幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.658, pp.1-6, 2005-02-10
被引用文献数
2

本稿では, データ転送のためのパケット以外に計測用パケットを必要としないインラインネットワーク計測によって得られる計測結果を用いて, 従来のTCPよりも優先度の低いデータ転送を実現する新たなバックグラウンド転送方式を提案する.具体的には, 送信ホストと受信ホスト間のネットワークパスの利用可能帯域に関する情報をインライン計測によって取得し, その計測結果を基に送信側TCPが持つ輻輳ウィンドウサイズの上限値を動的に設定する.ネットワーク状態を高い精度で推測して輻輳制御を行うことによって, 従来提案されてきたラウンドトリップ時間を指標として早期にネットワーク輻輳を検知する方式とは異なり, 輻輳を発生させることなくバックグラウンド転送を行うことができる.シミュレーションによる性能評価を通して, 提案方式がフォアグラウンドトラヒックへの影響度や帯域の利用率に関して従来のバックグラウンド転送方式よりも優れた性質を持つことを示す.
著者
宮林 穎夫 船田 哲男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.94, pp.7-12, 2001-05-18
被引用文献数
1

本論文では, 我々が提案する帯域フィルタ対(BPFP)バンクを利用する方法(BPFP法)やBPFPバンクとニューラルネットワーク(NN)を組み合わせた方法(BPFP-NN法)において, 耐雑音性の向上策として, パワースペクトルの周波数方向の傾斜を3値化するための閾値をBPFP内に導入する. 白色雑音やピンク雑音を付加した実音声に対して, BPFP法, BPFP-NN法による有声/無声判定およびピッチ抽出がどのような性能を示すかを, 変形相関法などの既存の方法と比較し検討する. 実験の結果,BPFP法, BPFP-NN法は変形相関法などと比べて遜色のない有声/無声判定付きピッチ抽出法であることがわかった.
著者
白井 匡人 三浦 孝夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.113, no.214, pp.77-82, 2013-09-05

本研究ではオンライントピックモデルを用いた文書ストリームの分類手法を提案する.文書ストリームではクラスの特徴が動的に変化するため,特徴の変化に応じて適応的に分類基準を変更する必要がある.また,ニュース記事のようなストリームデータでは,話題のバーストにより発生する話題が大きく変化する.オンライントピックモデルによりクラスごとの動的学習を行い,クラスの出現確率に事前分布を設け出現確率を学習することで文書ストリームの分類を行う.
著者
手塚 博久 中村 幸博 茂木 学 永徳 真一郎 瀬古 俊一 西野 正彬 武藤 伸洋 阿部 匡伸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LOIS, ライフインテリジェンスとオフィス情報システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.272, pp.129-133, 2009-11-05
被引用文献数
11

近年の携帯端末の小型化・各種センサの搭載により,ユーザの様々なライフログを用いてサービスを提供するシステムの実現が現実味を帯びている.現在のライフログ活用サービスは,個人のライフログと情報をマッチングさせるものが主流であるが,複数人のライフログを活用し,協調フィルタリングや集合的知識の抽出を行うことで,利用者の知識拡大や新たな発見をもたらすサービスの提供が可能となる.複数人のライフログを活用するためには,利用者が安心してライフログを提供できるための開示制御機能を含めたローカルシステム,大量のライフログを蓄積し処理するためのセンタシステムを組み合わせることが有効である.本稿では,ライフログを利用するために必要なシステムアーキテクチャに基づくシステム構築を行い,ユーザ状態を把握するフィールド実験を行った結果について報告する.
著者
渡邊 隆彌
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. US, 超音波 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.283, pp.17-22, 2007-10-18

SAWエラスティックコンボルバは、スペクトラム拡散通信方式におけるCommunicationsやSatellite Navigation Systemsにおける重要な信号処理プロセッサである。スペクトラム拡散方式は、変調信号の秘匿性、妨害波・干渉波排除能力、測距能力を有していることから究極のナビゲーションシステムとして、さらにはCDMA通信へ適用されるようになっている。この理由はデバイス面から見ると、同期捕捉がSAWコンボルバで簡単に実現できるようになったことが大きい。具体的には、SAWコンボルバは、受動素子で性能が安定しており拡散方式によって使用が限定されず、高速に拡散符号の変更ができ、高速移動体間情報系にも適用できることにある。CDMA通信やSatellite Navigation Systemsから要求されるシステム仕様に関するSAWエラスティックコンボルバを材料、デバイス構造、システムシュミレーションから検討し、帯域幅10MHz、相関時間100μsのSAWコンボルバアレーを提案している。
著者
杉田 薫 黄 子〓 横田 将生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LOIS, ライフインテリジェンスとオフィス情報システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.113, no.43, pp.101-104, 2013-05-09

仏像の製造を依頼する場合,既存の仏像の写真をもとに注文することが一般的であるため,多大な時間と労力が必要となる.この時間と労力の削減ため,仏像の顔画像を対象とした検索法について検討を行った.本手法は印象表現および感情表現に対して被検索画像に評価値を与えるため,(1)印象表現および感情表現に対する仏像サンプル画像への主観評価,(2)主成分分析による仏像のサンプル画像の分類,(3)印象表現および感情表現を象徴する平均顔画像の生成,(4)平均顔画像と被検索画像との相関値の算出を行う.本手法を仏像サンプル画像92件,被検索画像607件に適用し,評価値により画像を配置した結果,印象表現や感情表現による仏像画像検索の実現化に向けた感触を得た.
著者
宮田 篤人 岩橋 直人 槫松 明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.520, pp.87-92, 2001-12-13

本稿では, 人との自然な言語コミュニケーションの基盤となる相互信念を, ロボットが発話理解過程を通して学習する方法について述べる.本方法では, 相互信念は, 複数の信念と, 各信念が人と共有されている確信の強さを示す重み付けによって, 表現される.学習される相互信念は, 音韻, 語彙, 文法, 行動コンテキストの影響, およびその他の非言語的な信念からなる.実験により, はじめは簡単な言語知識しか持たないアームロボットが人と言語と行動を介したインタラクションを通して相互信念を学習し, 断片的であいまいな発話を状況に応じた相互信念を用いて適切に理解して行動できるようになることを示す.本方法は, 人とロボットのインタラクションにおいて, 言語処理と身体性を反映した認知処理の融合を実現しており, より自然なコミュニケーションの実現のための新しいフレームワークを提供するものと考えている.
著者
岡村 俊亮 椋本 介士 和田 忠浩
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. USN, ユビキタス・センサネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.242, pp.119-124, 2012-10-10

船舶衝突警報システムは,船舶が,岸壁或いは他の船舶に異常接近した際に警報を発し,操舵者に衝突回避を促すシステムである.本稿では,WSN(Wireless Sensor Network)端末のRSSI(Received Signal Strength Indicator)測定機能を利用した小型船向けの安価な衝突警報システムを提案する.また,動的に変化する対象物との距離を,RSSI系列から漸近的に推定するためのアルゴリズムを提案する.このアルゴリズムを用いた衝突警報システムの性能は,水上実験結果から得られた電波伝搬モデルに基づくシミュレーションにより評価される.
著者
山口 裕史 寺地 重巡 高橋 文穂 奈倉 理一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.573, pp.63-65, 2005-01-14

地球環境観測として人工衛星を用いた観測の重要性が認識されてきた.人工衛星による観測では, 観測対象を広く, 長期的にかつグローバルに観測でき, 人工衛星が搭載する高分解能カメラにより, 三次元情報を抽出することが出来る.本稿では, 多方向撮像による複数枚のステレオ画像から三次元解析を行う手法として, 不可視領域を少なく, 対応点検出精度の向上を図るとともに, 雑音が存在する場合での三次元情報抽出の精度向上について検討をする.
著者
秋山 一宜 藤井 邦浩 金内 正臣 渡辺 稔也 高橋 和秀 谷川 延広
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TM, テレコミュニケーションマネジメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.706, pp.1-6, 2003-03-07
被引用文献数
13

IPサービスの提供においては、ユーザ嗜好に合わせたサービス仕様の提供、ユーザによる柔軟なサービス仕様の変更、サービス要求頻度増加等に伴うハードウェア投資コストの抑制が求められる。本稿では、IPサービスを実現するためのフ゜ラットフォームとして、サービス仕様をパーソナライズ化し、容易に拡張することを可能とした分散データ駆動型アーキテクチャについて提案し、本アーキテクチャの内部処理方式を検討した結果を示す。また、本アーキテクチャに基づいたサービス例として、広告配信サービスを示す。
著者
田村 武志 宮本 貴朗 傍島 邦穂 小島 篤博
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.98, no.156, pp.93-98, 1998-06-26
被引用文献数
5

パソコンを利用した低コストで簡易なマルチメディア遠隔講義システムを構築した。このシステムは、講師像の他に、ビデオ、プレゼンテーションソフト(PowerPoint)による文字・図表の表示、手書き文字、書画カメラによる実物提示ができるものである。また、講義中に講師が各メディアの切り替えを一つの操作画面で簡単にできる操作環境ソフトを開発した。このソフトを実装することによりマルチメディアを駆使した効果的な講義ができるようになった。