著者
糸田 孝太 渡邊 紀文 武藤 佳恭
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

本研究では実試合データの映像及びトラッキングデータから,パスが行われているシーンを各フレーム毎に分析し,ロジスティック回帰によりモデルを構築した.さらに本モデルをRobocup2Dシミュレーションエージェントに実装することで,パス行動の予測を行った.
著者
張 丘平 前川 廣太郎 延原 肇
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

現在,P2P電子貨幣ビットコインは,経済,金融などの方面から議論がなされており,インターネット上で注目を集めている.本研究は,投資家にとって有益な情報として,ビットコイン為替相場の長期的傾向を反映できる指標作成を目的とする.そのため,ビットコインシステムの公開型トランザクション履歴に対する統計的解析を行い,ビットコインシステムの実際の使用状況を直観的に把握できる可視化を実現する.
著者
岡島 知也 田中 一晶 中西 英之
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

コミュニケーションに必要とされる眼球動作を再現する様々な遠隔操作ロボットが開発されているが,ロボットの生成した視線が操作者のもののように感じられるかは未だ明らかではない.我々は,視線を提示する眼球ロボットと遠隔地にいる対話相手の映像とをスクリーン上で合成する遠隔対話システムを開発した.このシステムを用いて,ロボットの自動生成した視線が対話相手のものであるかのように感じられるという見通しを得た.
著者
早川 将史 平岡 敏洋 野崎 敬太 川上 浩司
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

先行研究において,潜在的衝突リスクに基づいて右腿下部へ触力覚情報提示を行 うシステムを提案し,早めの減速準備行動が促されることを確認した. しかし,長期使用時に,システムに対する依存や煩わしさによる受容性が低下する恐れがある. これらの問題を解決するために,本研究では,安全運転評価結果に基づいてドライバに提示する触力覚情報を変化させるシステムを提案する.
著者
坂本 佑樹 高橋 達二
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

ReynoldsによるBoidsモデルの提案以来、様々な角度から群れモデルの研究が行われてきた。また、近年の動画解析技術の向上により、現実の動物の群れの中にスケールフリー相関、相転移等の概念が新たに発見された。しかし、これらを踏まえた上での各モデル間の比較検証は十分ではない。本研究では既存のモデルについて比較分析を行った。
著者
三浦 寛也 長尾 確 平田 圭二
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

ディスカッションマイニングとは,会議における活動を複数メディアで記録し,そこから再利用可能な知識を抽出するための技術である.音楽理論とは,音の時系列を構文解析する技術である.本研究の目的は,音楽理論GTTMの手法を用いて議論を「構文解析」することである.本稿では,議論タイムスパン木の生成方式について計算機上に実装する手法を提案し,プロトタイピングシステムの有効性について検討する.
著者
中村 友昭 西原 成 長井 隆行 船越 孝太郎 長坂 翔吾 谷口 忠大 岩橋 直人
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

本稿では,マルチモーダル情報によって構築される物体概念と,人の発話を教師なしで形態素解析することで切り出される単語から,ロボットによる語意の獲得を行う.ロボットは,言語などの初期知識を持たないことを想定しているため,音声認識では必ずしも正しく人の発話を認識できるとは限らない.そこで,本稿では物体概念と同時に言語モデルも学習することで,認識誤りの影響を低減し,概念・語意の獲得が可能であることを示す.
著者
数原 良彦 鈴木 雅大 戸田 浩之 鷲崎 誠司
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

ユーザの移動履歴を用いて移動手段を判定するタスクでは,区間に対して付与された移動手段の正解ラベルと教師あり学習を用いて移動手段を判定する分類器を生成する従来手法があった.しかし,正解ラベル作成はコストが高く,現実的には大量の正解ラベルの利用は困難である.本研究では,少量の正解ラベルと正解ラベルが付与されていない移動履歴データを用いて半教師あり学習の枠組みで分類器を学習する手法を提案する.
著者
亀田 尭宙 加藤 文彦 神保 宇嗣 大向 一輝 武田 英明
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

生物多様性や環境の問題において共有するべき生物情報は様々な分野に関わる。本研究では、生物情報を共有する Linked Open Data 基盤として構築を進めてきた LODAC Species へ、生物多様性に関する重要なデータである絶滅危惧種情報の統合を行った。和名や学名を手がかりとして効率的に情報を統合できた一方、統合に工夫が必要な種も見られた。これらの現状と課題について報告を行う。
著者
森長 誠 松井 孝典 月岡 秀文
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

2013年の報告で,複数の測定点におけるジェット戦闘機騒音の録音データを基に, F-15, F-4, T-4 の分類をニューラルネットワークおよびSVMによるモデルで行った.本稿では,特徴ベクトルの精査に力点を置き,具体的には周波数特性の時間変化情報のパラメータ化,主成分分析を用いた高次元データの圧縮を行った。さらに,最適学習機械の選定を行った。
著者
土井 樹 池上 高志
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

これまで多くの科学は,ある現象における要素の個性を考えないようにし,より基礎となる一般法則に注目することで偶発的要素を減らす努力をしてきた.しかし我々の生活階層では個性に依存する現象が極めて多いことに気がつく.こういった個性に依存するような現象を考えたい.そこで我々は社会性昆虫の代表であるミツバチに着目し「個」の行動とその「社会の雰囲気」がどういう風に関係しあっているかについて解析を試みた.
著者
Muhammad Fadlil Attamimi Muhammad 阿部 香澄 中村 友昭 長井 隆行
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

知能ロボットが実環境で行動するためには,物体や動き,場所など様々な概念とその関係性を獲得する必要がある.本稿では,多層マルチモーダルLDA を用いた物体,動き,場所,人物の概念形成及び統合を行い,さらに語意を獲得する手法を提案する.相互情報量を用いることで単語と概念の結び付きを獲得し,教示発話における概念の発火順を学習することで,観測データに対する文章生成を実現することを考える.
著者
鈴木 信雄 津田 和彦
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

これまでに提案したトピックモデルを使った習慣行動の抽出手法に関する評価を行ったの で報告する.手法の適用先として、通信と交通に関する質問応答サイトのテキストデータ を用いた。さらに、トピックモデルと構文解析手法との比較評価も行った。

1 0 0 0 OA 2045年問題

著者
松田 卓也
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

未来学者カーツワイルは2045年頃にコンピュータの能力が全人類を上回る技術的特異点がくると予言している。世界の覇権を握る技術が20世紀は航空機、ロケット、核兵器であったとすれば、21世紀のそれはコンピュータ、人工知能、ロボットである。人工知能の役割と進歩、それにともなう世界の変化を2014年から2045年にかけて予測する。
著者
萩原 良信 稲邑 哲也
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

ロボットの汎用的な物体認識の構築には,物体の見え方に関する学習が不可欠である.しかしながら,場所や時間に関するコストの高さから十分な学習データを準備する事が困難な場合がある.本研究では,仮想環境においてこれらの物体の見え方の変動を効率的に獲得し,ここで得られた画像データベースから計算した画像変換フィルタを実環境のロボット視覚に応用する事で,未知の物体の見え方を予測して認識する方法を提案する.
著者
若杉 徹 高橋 勲男
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

医療の対費用効果を向上させるために、我々は処方箋発行の自動化を実現する検討を開始した。医薬品には複数の適応症を有するものが存在し、それらを患者の症状に応じ適切に選択することは難しい。そこで調剤履歴から PLSA とNMFのハイブリッド手法を用いて、適応症が複数ある医薬品に対してどの適応症で調剤されたのかを推定する手法を提案する。
著者
草田 裕紀 水田 孝信 早川 聡 和泉 潔 吉村 忍
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

本研究では人工市場を用いて高頻度取引を行うマーケットメーカーが株式市場の出来高に与える影響の分析を行った。近年高頻度取引や代替市場の増加による株式市場の複雑化が指摘されており、本研究では2市場間の出来高シェアの関係に着目してマーケットメーカーの影響を検証した。検証の結果、マーケットメーカーのスプレッドはマーケットスプレッド以下の値でも2市場間の出来高シェアの変化に影響を与えることを明らかにした。
著者
樋川 暁 小川 雄平 森 雄一郎 山口 高平
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

我々はこれまで,目的の異なる複数のオントロジーを関連付けすることにより,知識,振舞い,身体性,組込みソフトウェアの次元の異なる領域を統合し,対話と動作の連携,および異機能ロボット連携によるHRIを実現してきた.本研究では,より意味的な関係性に基づくHRIを実現するために,聴覚・言語情報に加え,人間の振舞いに表れる非言語情報を利用した,マルチモーダルオントロジーロボットの実現を目的とする.
著者
西野 正彬 安田 宜仁 湊 真一 永田 昌明
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

本稿ではPersonalized PageRank (PPR) を高速に計算する方法について述べる.PPRを計算するためには隣接行列を対象とする行列の乗算を繰り返し実行する必要があるが,グラフが大規模になると乗算にかかる計算コストが膨大になる.提案手法は隣接行列をゼロサプレス型二分決定グラフ (ZDD) を用いて圧縮した形で表現し,行列の乗算に必要な演算回数を削減することによって高速化を実現する.
著者
森嶋 厚行
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

本講演では,クラウドソーシングシステムの実現に必要な要素機能を提供するクラウドソーシングプラットフォームCrowd4Uについて紹介する.Crowd4Uの特徴は,非営利・公益・学術のためのクラウドソーシングプラットフォームであると同時に,その上でのクラウドソーシングプロジェクトやCrowd4Uプラットフォーム自体が研究の対象となっており,高度クラウドソーシング技術の実験場として利用可能な事である.