- 著者
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野中 紘士
秋山 純一
中嶋 正明
- 出版者
- 理学療法科学学会
- 雑誌
- 理学療法科学 (ISSN:13411667)
- 巻号頁・発行日
- vol.23, no.2, pp.285-289, 2008 (Released:2008-06-11)
- 参考文献数
- 26
遠心性収縮による持久トレーニングが骨格筋の持久性改善に効果があるかを検討した。ICR雄マウスをコントロール群(CONT),上り走行群(求心性収縮,+16 °,UR),水平走行群(0°,LR),下り走行群(遠心性収縮,-16 °,DR)に分けた。走行運動は15 m/分で20分間とし,時間を10分/週で延長した。走行は6回/週で5週間行い,大腿四頭筋の解糖系酵素,酸化系酵素を測定した。解糖系酵素はCONT に比べ,UR,LRで上昇し,DRは変化しなかった。酸化系酵素はCONTに比べ,UR,LR,DRで上昇した。遠心性収縮による持久トレーニングは,嫌気的代謝に効果はないが,好気的代謝には効果があることが示唆された。