著者
木下 繁夫
出版者
独立行政法人防災科学技術研究所
雑誌
防災科学技術研究所年報 (ISSN:09186441)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.124-125, 1999-10-30

広帯域強震観測及び制震制御用として有効な負帰還式変位計の開発を試みた.負帰還回路に二重微分回路とユニティ・カップラ回路による補償回路を組み込むことにより,理論上,0.01Hz〜100Hzの帯域を有する変位計が得られることを導出し,実機製作を行った.実機においては,0.05Hz〜100Hzで動作することを確認した.
著者
五十嵐 高志 山田 穰 小林 俊市 清水 増治郎 納口 恭明
出版者
独立行政法人防災科学技術研究所
雑誌
防災科学技術研究所年報 (ISSN:09186441)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.114-115, 2001-10-30

(1)資料収集に基づく災害分析:1999年冬季および2000年冬季に発生した雪氷被害の人身事故について解析を実施して、地域の特徴を得た。(2)重力滑走方式による雪輸送技術の研究:雪輸送中、重力滑走シュート内に閉塞(つまり)を生じた時の対策として、シュート内に水を流すことにより閉塞を解除する方法についての室内実験を実施した。(3)被覆状況別の日射反射率推定に関する研究:積雪期間の気温上昇に及ぼす影響を、枝葉温度の測定より明らかにした。
著者
堀 貞喜 石田 瑞穂 青井 真 井上 公 大久保 正 岡田 義光 小原 一成 笠原 敬司 木村 尚紀 熊谷 博之 汐見 勝彦 関口 渉次 根岸 弘明 野口 伸一 松本 拓己 山水 史生 藤原 広行 功刀 卓 浅野 陽一 関根 秀太郎 廣瀬 仁 松原 誠 安逹 繁樹 伊藤 喜宏 針生 義勝 松林 弘智 松村 稔 宮川 幸治 山品 匡史 坂無 雅子 雷 楓 伊東 明彦 岩田 知孝 ト部 卓 川勝 均 木下 繁夫 工藤 一嘉 纐纈 一起 佐藤 春夫 佐藤 比呂志 武井 恵雄 中尾 茂 平田 直 平原 和朗 堀家 正則 松澤 暢 山北 聡 綿田 辰吾 山野 誠
出版者
独立行政法人防災科学技術研究所
雑誌
防災科学技術研究所年報 (ISSN:09186441)
巻号頁・発行日
vol.15, pp."I-12"-"I-16", 2004-09-06

地震調査研究推進本部の総合基本施策(「地震に関する観測、測量、調査及び研究の推進についての総合的かつ基本的な施策(平成11年4月23日)」)、及び調査観測計画(「地震に関する基盤的調査観測計画(平成9年8月29日)」、「地震に関する基盤的調査観測計画の見直しと重点的な調査観測体制の整備(平成13年8月28日)」、「地震に関する基盤的調査観測等の結果の流通・公開について(平成14年8月26日)」)等に基づき、高感度・広帯域地震観測施設と強震観測施設を整備し、観測網の維持・管理・運用を行う。これら基盤的観測網と防災科研の在来地震観測網から得られるデータの収集・処理を行い、気象庁、大学等のデータと合わせて蓄積・流通・公開を行う。また、防災科研が海外に整備した観測施設についても、円滑な維持・管理とともに、観測方式の高度化を行いつつ、データの収集・処理・蓄積・公開を行う。さらに、各観測網から得られるデータを用いて、高度な地殻活動のモニタリングを実施し、地震活動状況の推移を判断するための研究成果を創出する。
著者
小杉 健二
出版者
独立行政法人防災科学技術研究所
雑誌
防災科学技術研究所年報 (ISSN:09186441)
巻号頁・発行日
vol.12, 2001-10-30

雪氷防災実験棟内に駅ホームの屋根模型を設置し、降雪装置を用いて雪庇の発生条件及び成長の形態について調べた。雪庇の形成は、雪質に依存することがわかった。すなわち、樹枝状雪を用いた実験では雪庇が形成されたが、球状の雪では雪庇はほとんど形成されなかった。
著者
佐藤 篤司
出版者
独立行政法人防災科学技術研究所
雑誌
防災科学技術研究所年報 (ISSN:09186441)
巻号頁・発行日
vol.12, 2001-10-30

2月上旬頃におけるオウトウ(=サクランボ)'佐藤錦'の凍害は、-15℃以下で8時間以上遭遇すると花芽の枯死が発生することが明らかになった。また、-20℃の低温遭遇では、花芽の枯死に加え、樹体生育に悪影響を及ぼすほどの凍害発生が確認された。
著者
納口 恭明 井口 隆
出版者
独立行政法人防災科学技術研究所
雑誌
防災科学技術研究所年報 (ISSN:09186441)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.94-95, 2000-10-30

(1)崩壊土砂の堆積状況調査大規模崩壊による流下物の堆積状況調査から岩屑流の流動機構の解明を目指して,飯綱火山・黒姫火山を対象地域に選び,山麓に分布する岩屑なだれ堆積物を空中写真判読等により分布状況の調査を行なった.(2)模擬実験ピンポン球実験を斜面の底面の条件を変えて継続するとともに,10mスケールの斜面上で発泡スチロール粒子を用いて同様の実験を行い,実際の堆積物との比較から相似則の導出と確認を行なう.
著者
納口 恭明 田中 耕平
出版者
独立行政法人防災科学技術研究所
雑誌
防災科学技術研究所年報 (ISSN:09186441)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.94-95, 1999-10-30

(1)崩壊土砂の堆積状況調査大規模崩壊による流下物の堆積状況調査から岩屑流の流動機構の解明を目指して,ニュージーランドのエグモント火山の岩屑なだれを対象地域に選び,空中写真判読等により堆積物の分布状況の調査を行なった.(2)模擬実験ピンポン球実験を斜面の底面の条件を変えて継続するとともに,10mスケールの斜面上で発泡スチロール粒子を用いて同様の実験を行い,実際の堆積物との比較から相似則の導出と確認を行なう.
著者
小杉 健二
出版者
独立行政法人防災科学技術研究所
雑誌
防災科学技術研究所年報 (ISSN:09186441)
巻号頁・発行日
vol.12, 2001-10-30

南極氷床上で形成される球状の雪の塊(雪まりも)の形成機構に関連し、吹雪中における雪の塊の形成条件を雪氷防災実験棟を用いて調べた。樹枝状の新雪を用いた実験で、風速が吹雪発生臨界をわずかに越えた時に雪の塊が形成された。
著者
小杉 健二 佐藤 篤司
出版者
独立行政法人防災科学技術研究所
雑誌
防災科学技術研究所年報 (ISSN:09186441)
巻号頁・発行日
vol.12, 2001-10-30

風が斜交する場合の防雪林の効果を検討するため、雪氷防災実験棟の風洞において、道路と林の模型を用いた吹雪実験を行った。防雪林と風のなす角を変化させた実験を行い、防雪林の吹雪防止効果の角度依存性を明らかにした。