著者
池田 博
出版者
筑波大学
雑誌
筑波フォーラム (ISSN:03851850)
巻号頁・発行日
no.68, pp.42-45, 2004-11

私は第44次南極地域観測隊地学担当越冬隊員の機会を得て2002年11月28日より2004年3月27日まで1年4ヶ月の長期出張期間の内、1年2ヶ月間を南極昭和基地での越冬生活を経験しました。一般社会とはまったく隔離された生活を経験 ...
著者
園山 繁樹 柘植 雅義 洪 イレ 酒井 貴庸 倉光 晃子
出版者
筑波大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2016-04-01 (Released:2016-04-21)

本研究では、知的障害特別支援学校に在籍する児童生徒の不登校について、主に次の2つのことを目的としている。第1に.知的障害特別支援学校における不登校児童生徒の実態を調査研究から明らかにする。第2に、知的障害特別支援学校において不登校になっている児童生徒の事例検討から、再登校や社会適応に向けた支援の在り方を明らかにするとともに、校内・校外における支援体制作りを提案する。平成29年度は主として以下の研究活動を行った。1.平成28年度に実施した知的障害特別支援学校を対象とした質問紙調査(不登校児童生徒の在籍状況や支援体制を明らかにするために、知的障害特別支援学校すべて(計865校)に質問紙を送付し、回収した)のデータを分析し、平成29年9月開催の日本特殊教育学会第55回大会でポスター発表した。現在、その詳細をまとめた論文を学術雑誌に投稿中である。2.知的障害特別支援学校において不登校になっている児童生徒の事例検討については、上記1の調査協力校10校を対象に実地面接調査を行い、不登校の児童生徒の状況の詳細、支援体制、具体的支援についてまとめた。その結果の概要については、平成30年9月開催の日本特殊教育学会第56回大会でポスター発表する予定である。3.知的障害児童生徒の不登校に関する先行研究のレビューを行い、その結果まとめた論文を学術雑誌に投稿中である。不登校の知的障害児童生徒を対象にした先行研究の数は非常に少ないことが明らかになった。
著者
金川 哲也
出版者
筑波大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01 (Released:2014-04-04)

ポンプの中を流れる水中において、しばしば、衝撃波という「危険な」波が形成される。これを、ソリトンという「安全な」波に変換できれば、ポンプの損傷を抑制することが可能となる。本研究の目的は、この革新的技術開発のための理論的基盤の創成にある。気泡流中において、水中音速1,500 m/sを超えて伝播するという、水の圧縮性の効果が招く高速伝播圧力波を用いて、ソリトン遷移した衝撃波をポンプ内から速やかに逃がすという着想に基づき、高速伝播圧力波の非線形伝播の理論解析および数値解析を行った。今後、本理論の実験的検証研究や、次世代のポンプへの実装を目指した産学連携研究といった、さらなる進展が期待されるだろう。
著者
島田 雅晴 小野 雄一 長野 明子
出版者
筑波大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2016-04-01 (Released:2016-04-21)

本研究は、投稿型料理レシピサイトCookpadを用いた初の言語学的研究である。特に、レシピの名づけ(日本語での料理名)に英語の前置詞が生産的に使用されている事実に着目し、言語処理、言語理論、言語接触の視点から複合的に分析することを試みる。具体的には、(Q1)前置詞がCookpadの名づけでどの程度使用され、通時的変化は観察されるのか、(Q2)日本語の当該名詞句構造が生成統語理論でどのように説明することができるか、(Q3)日本語と英語の言語接触について、どのようなことがわかるか、という3つの問いに取り組むことで、新たな学際的研究領域の構築を目指すものである。平成28年度は、まず、これらの問いに取り組むための基盤固めとして、Cookpad Dataを分析・整理するための体制づくりを行うことにしていた。これについては小野を中心にサーバ構築等を進め、機器類が整備された。さらに、リサーチ・アシスタントや大学院生も加わった形で研究を進めていくやり方も確立した。また、平成28年度は前年度からのものも含め、研究成果を学会で発表し、専門家からのフィードバックを得たり、研究者のネットワークを構築する足掛かりを得ることが目標とされていた。これについては、島田と長野が2016年5月に「Food and Culture Translation第2回国際会議(FaCT 2)」(イタリア)で、2016年8月に「欧州英語学会第13回大会(ESSE 2016)」(アイルランド)で共同発表を行い、2017年3月には「言語処理学会第23回年次大会」(茨城県つくば市)で島田と長野が共同研究を、小野がリサーチ・アシスタント、大学院生とともに研究発表を行い、多くの知見を得た。小野は同月、アメリカの国際会議でも関連する内容を発表した。
著者
大谷 奨
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009 (Released:2009-04-01)

本研究は、高等専門学校制度発足時に展開された各地方の誘致運動を検討することで、設置場所が確定してゆく過程と地域住民が誘致に奔走するメンタリティを明らかにしようとするものである。その際、国立学校設置に際し地域住民がその費用を支払うという地元負担の問題も合わせて検討した。誘致運動には、高等教育機関の設立という単純な要望に加え、自分たちの地域が国家的に重要な場所であることを国立高専の設置によってオーソライズさせようとする傾向を確認することができる。その競争が地域間で激しくなれば、それだけ国立機関設立に地元負担が伴うという問題は潜在化していったといえる。
著者
鷲谷 花
出版者
筑波大学
雑誌
文学研究論集 (ISSN:09158944)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.25-32, 2001

1. ゆがめる文化/育てる文化 児童文学評論家の管忠道は、戦後に発表された「児童文化の現代史」において、近代以降の日本における児童文化の発展史を、〈子どもをゆがめる文化〉と〈子どもを育てる文化〉の闘争の歴史として捉えている。 ...
著者
竹下俊郎
出版者
筑波大学
巻号頁・発行日
1998

筑波大学博士 (社会学) 学位論文・平成10年1月31日授与 (乙第1344号)
著者
李 志炯
出版者
筑波大学
雑誌
文学研究論集 (ISSN:09158944)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.51(146)-72(125), 2001

はじめに 島崎藤村の『新生』は、従来、〈告白〉文学として扱われることが多かった。その理由は、藤村が、姪こま子との近親相姦の関係をこの作品によって公表した、と読者が受け取ってきたからに他ならない。 ...
著者
石井 正己 大道 明 合田 浩二 曽根 睦子 高橋 宏和 濱本 悟志 丸浜 昭
出版者
筑波大学
雑誌
研究報告 (ISSN:10091860)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.181-217, 1991

本校では、ここ3~4年生徒の問題行動が以前に比べて増加してきた。その多くは成長過程における一過性のもので、それほど根が深いとは思われないが、懸念されるのは、暴力行為と累犯の増加とである。従来、問題行動に対する対処の方法として、自宅謹慎等の「処罰」と担任(団)を中心とする生活指導を行ってきた。 ...
著者
赤祖父 哲二
出版者
筑波大学
雑誌
筑波英学展望 (ISSN:02886383)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.29-40, 2001

1 筑波山には三回ほど登った。いや、ケーブル・カーに乗っていき、山頂から下界を見下ろしたことがある。残念ながら眺望は麓の学園都市どまりであって、関東平野を一望することはできなかった。天気のせいばかりでなく、視力のせいだった。遠景と近景が同時によいというわけにはいかないらしい。 ...
著者
小笠原 喜康
出版者
筑波大学
巻号頁・発行日
2001

筑波大学博士 (教育学) 学位論文・平成13年6月30日授与 (乙第1747号)
著者
池田 裕
出版者
筑波大学
雑誌
筑波大学地域研究 (ISSN:09121412)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.1-17, 2002-03

秋のアフリン渓谷, 10月ともなると,シリア北部のアフリン渓谷には秋の空気が強まり,シリア・トルコ国境検閲所の山あい-その名もバーブ・エル・ハワ「風の門」という-を通って流れ込んでくる風も徐々に冷たくなってくる。アイン・ダラ遺跡は「風の門」の北およそ50㎞,シリア第二の都市レッポの北西70㎞地点にある(図1)。遺跡丘(テル)の西側 ...