著者
中本 菜桜美 小刀稱 知哉 池部 実 吉田 和幸
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成25年度電気関係学会九州支部連合大会(第66回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.441, 2013-09-13 (Released:2016-01-17)

大分大学のネットワークにおいて22番ポートに対する攻撃が多く観測されており,その対策が重要である.本研究室では22番ポートのTCPコネクションの接続状態を監視し,各コネクションのパケット送受信回数に注目して22番ポートに対するパスワードクラッキング攻撃を検知する「SSHパスワードクラッキング攻撃検知システム」を開発・運用してきた.しかし,現在の検知基準では検知漏れが発生している.そこで本論文では,検知システムのログを解析してSSHコネクションの特徴を判断することで検知基準を検討し,検知漏れの改善について述べる.
著者
津曲 亮介 芝 浩二郎
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成25年度電気関係学会九州支部連合大会(第66回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.333, 2013-09-13 (Released:2016-01-17)

囲碁棋譜自動生成システムとは、棋譜を自動的に生成・記録、またそれらを視覚的に表すことを目的としたものである。本研究では我々がこれまで開発してきたシステムで用いるカメラの歪み補正および、補正が行われた画像に対する碁盤座標の検出の改良について報告する。従来のシステムではカメラの歪み補正をカメラごとに手入力の値を用いておこなっていた。そこで、カメラの歪み補正のパラメータを碁盤交点から算出し自動で歪みを補正する手法およびその際使用した碁盤交点から19×19の碁盤座標を検出する手法を報告する。さらに、これらの手法を既存のシステムに実装し評価をおこなった結果を報告する。
著者
有働 龍一 木次 克彦 北園 優希 山脇 彰 芹川 聖一
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.485-486, 2010

駆け込み乗車等により、列車ドアに体の一部や持ち物等が挟まれる事例が多発している。その場合、そのまま発車すると事故に繋がる恐れがある。現在は、駅員の目視による確認等で防止しているが、これらは人間の判断であるため完全ではない。そこで本研究では、レーザ光と受光素子を用いた列車ドアによる挟み込み事故防止システムを提案する。レーザ光をドアの中央上部から下に向けて照射し、ドア下に設置された受光素子で受光する。ドアに物体が挟まった場合、受光素子に照射されるレーザ光が物体で遮断されることで、物体の挟み込みを検知することができる。これにより、目視で確認できない部分も確実に検知し、事故を防止することが可能になる。
著者
柿木 稔男 山口 仁
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成21年度電気関係学会九州支部連合大会(第62回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.331, 2009 (Released:2011-01-20)

小型軽量で永久磁石を組み込んだ省エネルギー型の常電導磁気浮上装置の開発をおこなっている。電磁石の鉄心を分割した分割鉄心のヨークに永久磁石を組み込んだ複合構造を採用しているので、案内力が大きく急カーブ走行時に大変有利である。さらに永久磁石により大部分の吸引力が賄えるので、省エネルギーで浮上安定状態を保持することが可能である。本論分では応用範囲を広げるため、従来の直流電源を二次電池に代替することでコードレス化し、その際の安定浮上時における荷重変化時の浮上特性及び案内力特性等の実験結果について報告する。
著者
柿木 稔男 山口 仁
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成20年度電気関係学会九州支部連合大会(第61回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.190, 2008 (Released:2010-04-01)

小半径軌道を走行可能な小型軽量で省エネルギー型の常電導磁気浮上装置の開発をすすめている。電磁石の鉄心を分割した分割鉄心のヨークに永久磁石を組み込んだ複合構造を採用しているので、案内力が大きく急カーブ走行時に大変有利である。さらに永久磁石により大部分の吸引力が賄えるので、省エネルギーで浮上安定状態を保持することが可能である。起動時や軌道不正等の変動時に対する吸引力及び案内力は直流電源より供給するが、安定浮上した後はほぼ永久磁石による吸引力のみを使用するので、使用電力を小さくできる。本論分では安定浮上時において荷重を変化させた際の浮上特性及び案内力特性についての実験結果について報告する。
著者
小糸 陽介 坂田 聡 上田 裕市
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成21年度電気関係学会九州支部連合大会(第62回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.128, 2009 (Released:2011-01-20)
被引用文献数
1

音響・音声特徴量から音素レベルまで複数階層の音声特徴ベクトルを抽出し、それらを融合した統合化音声画像表示システムが開発された。本システム機能を継承するものとして、音声障害者のプロソディ訓練における韻律特徴表示の実現が期待される。特に、話速パラメータは発話機能評価における要因の一つであることから、連続音声の特徴ベクトルを用いたモーラ分割手法とモーラ速度・平均話速の推定アルゴリズムを先に報告した。本稿では、速度推定に更なる改良を加えると共に、推定された話速パラメータをピッチ、有声・無声、インテンシティなどの他の韻律要素と共にリアルタイム表示するシステムを試作したので報告する。
著者
森脇 淑也 田中 和明
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成24年度電気関係学会九州支部連合大会(第65回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.403, 2012-09-14 (Released:2014-12-17)

Rubyは、他のプログラミング言語と比較して、動的型付け(データ型の指定や宣言が不要)や豊富なライブラリなどの特徴があり、動作の本質的な部分に不必要なコードを書く必要がほとんどないためプログラムが理解やすく、効率的に書くことができるプログラミング言語である。しかし、メモリ使用量が多いため、既存のRubyでは組み込みシステム開発に用いることができない。そこで、開発中の組み込みシステム向けRuby(軽量Ruby)を用いることで開発効率を上げることを目的とする。現在は、軽量RubyをFPGAというPC上で回路の書き換えが可能なLSI上で動作させることで、開発効率の向上についての検証を行っている。
著者
三原 勇治 来嶋 秀治 山下 雅史
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成22年度電気関係学会九州支部連合大会(第63回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.22-24, 2010 (Released:2012-02-24)

本研究では,マルコフ連鎖モンテカルロ法を用いて迷路をランダム生成することを試みた.ここで扱う迷路は一般的な正方形型迷路であり,ループはない.各マスを一つの頂点とみなすと,迷路は正方格子グラフの全域木に対応する.したがって,迷路のランダム生成は格子グラフ上の全域木のランダム生成に対応する.格子グラフ上の全域木全体を状態空間とし,定常分布が一様分布となるマルコフ連鎖を構築することで,全域木を一様ランダム生成する.また,マルコフ連鎖の収束時間について,計算機実験の結果を示し,考察を与える.
著者
黒木 竜馬 坂本 眞人 古谷 博史
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成24年度電気関係学会九州支部連合大会(第65回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.154, 2012-09-14 (Released:2014-12-17)

エンターテインメントの分野では正確さよりも速度やリアルタイム性が重要である場合が多い。一方、物理シミュレーションでは精度が要求される。すると、計算精度を上げるために数値計算法のタイムステップを小さくし、質点を増やさなければならない。その結果、計算量が膨大になり、リアルタイムシミュレーションは現実的ではない。さらに、実行速度はハードウェアに依存するため時間軸とのずれが懸念される。そこで、本論文では、時間軸を一致させた非リアルタイムシミュレーションを提案し、難しいとされる布を対象とした3DCGアニメーションを試みた。
著者
生野 貴洋 片山 喜規 伊良皆 啓治
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成23年度電気関係学会九州支部連合大会(第64回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.47, 2011-09-26 (Released:2013-03-05)

複数の信号が混合した信号から統計的に独立な成分を抽出する方法として、独立成分分析(Independent Component Analysis : ICA)がある。ICAは、さまざまな分野で研究がおこなわれており、音源分離や脳波解析の分野への応用が進んでいる。特に、脳波解析においては生体に起因するアーチファクトや外部電源等のノイズの除去に利用できることが知られている。本研究では、ICAを用いた脳波に含まれるアーチファクトの除去手法を提案する。ICAによって抽出された独立な成分のうち、アーチファクト成分を選択、除去し、その後アーチファクト以外の成分を用いて脳波の再構築を行う。