著者
田崎 潔志 藤田 毅 黒野 繁 松本 勝哉
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.406-408, 2010

Webコンテンツ管理システムWikiは誰でも自由に編集ができ、簡単な構文で整形されたWebページを作成できるため、グループ内の協調作業に有効である。我々はグループ内だけでなく、複数のグループ間でも強調作業が円滑かつ容易に行えるように階層型の役割機能と日時と場所によるアクセス制御機能を持つ独自のWikiグループ管理機能を開発した。我々はこの機能が研究室内及び研究室間で効果的であると考え、論文作成、タイムカード、活動状況記録などの研究室用の機能を追加した。また、各研究室を一つのグループとして複数の研究室のページを同一Wiki上に設置し、有用性を評価するための実験を行った。
著者
堂薗 賢 田中 大平 原田 昌治 池上 知顯 光木 文秋
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成25年度電気関係学会九州支部連合大会(第66回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.449, 2013-09-13 (Released:2016-01-17)

近年,固体試料にレーザーを照射し,生成プラズマの発光分光分析により試料中の元素組成分析を行う,レーザー誘起ブレークダウン分光法(LIBS)が注目されている.さまざまな形状の試料でも簡便に短時間で元素分析が行えるといった長所があるが,一方,従来の原子吸光分析(AAS)や蛍光X線分析(XRF)などと比較して,定性分析での精度が低く,また検出感度が低いなどの課題がある.本研究では小型の分光器を用いたLIBSにより,合金,酸化物などの元素分析を行い,分析結果をXRFによる測定結果と比較し,LIBSの定性分析、定量分析の精度改善について検討を行った.
著者
鈴江 亮介 芹川 聖一 山脇 彰 楊 世淵 張 力峰 宮田 康平 高橋 俊太
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成23年度電気関係学会九州支部連合大会(第64回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.275, 2011-09-26 (Released:2013-03-05)

近年、地球温暖化による気温上昇により夏の気温が年々上昇している。それに伴い夏は昼夜問わずエアコンで室温を下げ、体感温度を調節している。しかし、エアコンは室外では使用できないため、体感温度を調節することができない。そこで本研究では、ペルチェ素子を用いた体感温度調節装置を提案する。ペルチェ素子とは、電流を流すことにより一方の面で熱を吸着し、もう一方の面で熱を発散する素子である。ペルチェ素子で水を冷却し、その水をポンプで循環させる。そして冷えた水から媒体を介して首周りに当てることで体感温度を下げることができる。これにより、室外でも体感温度を調節することができる。
著者
中村 みなみ 乙武 北斗 吉村 賢治
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成28年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第69回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.290, 2016-09-21 (Released:2018-02-16)

観光客が興味をもつ観光ルートを作るためには、巡る観光地に何らかのストーリー性があることが望ましい。本稿では、観光地の案内文を使ってストーリー性がある観光ルートを作成するために必要な観光地のグルーピング手法について提案する。文書のグルーピング手法としてはTF/IDFを使って文書をベクトル化したうえで、類似度を計算する手法がある。しかしながら、TF/IDFに基づくベクトル空間では軸の直交性が保証できないため、グルーピングの精度が低下する原因となる。本稿では、Word2Vecに基づく単語の分散表現を利用してこの問題を改善する手法を提案する。
著者
望月 大輔 大谷 誠 渡辺 健次
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.167-168, 2010

近年、パスワードを要求するウェブサイトの増加により、一度の認証処理によって複数のサーバ上のアプリケーションが利用可能になるシングルサインオンの需要が増えつつある。その中でもShibboleth認証によるシングルサインオンが増えてきている。しかし、既存のウェブメールシステムではShibboleth認証に対応できなかった。本システムは、Shibboleth認証により、シングルサインオンに対応するウェブメールシステムを開発した。
著者
黒岩 真幸 田中 久治 堀 良彰 大谷 誠
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成26年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第67回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.231, 2014-09-11 (Released:2016-02-10)

近年,スマートフォンやタブレットなどの普及や,動画配信サービスの充実によりトラフィックが増加している.また,セキュリティの脆弱性を狙った攻撃も少なくない. 一方,近年,SDNという概念が注目されている.これはソフトウェアによってネットワーク全体を制御しようという考え方である.そのSDNの標準の技術の1つにOpenFlowがある.OpenFlowを用いることで,プログラミングによってパケットの制御が可能になる.本研究ではOpenFlowによるパケット制御と,パケットを可視化するパケットアートシステムの開発を行った.これにより,ネットワークの状態を把握,また攻撃を検知することができる.
著者
外園 洋輝 湯ノ口 万友 塗木 淳夫
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.521-521, 2013

本研究では,バーチャル環境による新たな知見から運動制御の解明を目指している.そこで我々は,触覚デバイスとバーチャルリアリティを用い,運動に重要な情報である視覚と触覚の計測が可能なバーチャル環境による立体視把持運動システムを構築した.視覚の遅延が把持と重さの知覚へ及ぼす影響を調査した.視覚遅延把持運動実験から,視覚遅延が物体を重く感じさせる事が分かった.しかし,把持力,把持力の変化率に変化は見られなかった.これは,重さの知覚と把持運動は別々に制御されていることを示唆している.
著者
丸田 要 永井 秀利 中村 貞吾
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成24年度電気関係学会九州支部連合大会(第65回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.357, 2012-09-14 (Released:2014-12-17)

Non-negative Matrix Factorization(NMF)は,索引語文書行列を二つの行列の積に分解することで文書分類を行う.従来のNMFにおける局所最適解では必ずしも文書同士の類似性を反映した結果は得られない.そこで,本論文では,単語を要素とする文書ベクトル同士の類似度とクラスタの関連度を要素とする文書ベクトル同士の類似度の差のノルムを追加した新たな目的関数を定義する.新たな目的関数により,NMFの局所最適解において類似度の高い文書同士が同一のクラスタに分類されるように改良する.定義した目的関数を最小にする新たな更新式を適用した改良NMFにおいて評価実験を行う.
著者
吉末 竜也 中村 一男 劉 暁龍 長谷川 真 徳永 和俊 御手洗 修 図子 秀樹 花田 和明 藤澤 彰英 出射 浩
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.1-2, 2011

核融合発電では、プラズマの位置・形状制御が重要である。九州大学のプラズマ実験装置QUESTで扱うプラズマは上下方向に引っ張られるため縦長となる。そのため、垂直方向にプラズマが不安定である。これを安定化するために、高速で応答する電源が必要となる。本研究では、逆電圧を考慮して、IGBTとフリーホイールダイオードを組み合わせたものを逆直列に繋ぎ、1つのスイッチとする。それらを合計6個用いて、3相‐単相変換を行うマトリクスコンバータとする。それを、FPGAと組み合わせて入力側力率を1にし、出力電圧を任意波形に変換する実験等を行う。高速・高効率で動作し、高調波の少ない電源をQUESTに適用するために検討していく予定である。
著者
井上 ひかる 鹿嶋 雅之 佐藤 公則 渡邊 睦
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.499-499, 2014

近年、家や建物のドアは、一般的に物理的な鍵を用い、施錠、開錠を行っている。またドアの開閉時には、人間がドアノブを握り、操作するのが一般的である。本稿では、ドアノブをスマート化し、物理的な鍵の代替として、握掌画像を用いるものである。現在、入室管理として、暗証番号の入力を用いるシステムが存在するが、その行為自体、ドアの開閉とは無関係で、余分な行為となる。また、物理的な鍵を使用する場合、紛失すればその意味をなさなくなる。本稿では、人間が行う自然な行為=ドアノブへの把持行為の中で、開錠が可能となる握掌画像認証に基づいた個人認識システムを開発した。数名の実験で、握掌画像による個人識別の可能性を確かめた。
著者
伊集院 八郎
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成23年度電気関係学会九州支部連合大会(第64回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.546, 2011-09-26 (Released:2013-03-05)

集積回路の素子サイズがナノスケールに迫ると、素子の動作を古典的に解釈することは困難になるが、そこで現れる量子効果を積極的に利用する量子デバイスの開発や量子的なリソースによる情報の処理によれば、従来の素子や処理では成し得ない領域への進出が可能になる。しかしながら、量子効果デバイスの特性解析や量子計算アルゴリズムの遂行を手軽に行うことは一般に困難とされるので、量子効果デバイスの基本的な特性の解析および最小qubitの量子レジスタに対する量子フーリエ変換に限定して、解析や変換を表計算ソフト上で行えるようにした。これによって、量子効果や量子アルゴリズムについての理解を深められるようにする。
著者
井上 卓朗 鹿嶋 雅之 佐藤 公則 渡邊 睦
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.548-548, 2014

近年,スポーツ界では公平な判定や試合分析のために,動画像が用いる競技も増加してきている.しかし,武道競技の自動判定システムは開発されておらず,審判の主観や死角での予測的な判定などにより誤判定が発生してしまう.本研究では,武道の中でも「空手」に注目し,競技者の攻撃が有効打であるかを,動画像処理により自動検出を行うことを目的とする.そこで,防具を着用した競技者に有効打となりうる基本的な動作を行ってもらい,その様子をビデオカメラで撮影し有効打の検出処理を行う.その結果,基本動作による有効打の検出を行うことができた.これにより,空手競技における主観性を除いた検出を行うことができることが示唆された.
著者
佐古 健太郎 藤尾 光彦
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.150-150, 2009

オプティカルフロー推定とは,時間的に連続した画像列から画像の速度場を求め,速度ベクトルから物体の運動を検出する手法であり,主にパターン理解,コンピュータビジョン,あるいは他の画像処理技術において利用されている.しかし,オプティカルフロー推定は画素の輝度値から移動物体の動きを推定するため,輝度変化の小さい動画像からは推定が困難であるという問題がある.本研究では,モルフォロジー演算の一つであるHit-Miss変換を用いて,移動物体を推定するオプティカルフロー推定手法を提案する.オプティカルフロー推定手法の一つであるブロックマッチング法と比較し,その性能を検証する.
著者
吉岡 隆宏 松木 裕二 森 周司 植草 理
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成20年度電気関係学会九州支部連合大会(第61回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.23, 2008 (Released:2010-04-01)

近年,ITS技術を用いて交通事故を防止する研究が盛んに行なわれている.我々のグループでは「居眠り運転防止システム」の構築を目指し,研究を進めている.本研究では,運転中の眠気による,前方刺激に対する反応時間の変化,及び反応時間と先行車への衝突確率の関係を明らかにするために,夜間の運転場面を想定した視覚条件において様々な覚醒状態での反応時間を測定した.覚醒状態の指標として,開眼率(峯山,2006),脳波,眠気の主観評価を用いた.以上の結果から,異なる覚醒状態での反応時間の理論分布を推定し,先行車への衝突確率を求めた.
著者
久保田 寛之 興 雄司 渡邉 博文 大海 聡一郎 楊 雨
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成22年度電気関係学会九州支部連合大会(第63回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.663-664, 2010 (Released:2012-02-24)

我々が開発した固体色素レーザー描画法は、描画的手法で簡易に曲面上にでもDFB色素レーザー導波路が構築可能である。今回、その特徴を利用し、マルチモードのプラスチック光ファイバーのコア表面上に複数本のレーザーを実装した。屈折率をコアよりもわずかに大きく設計すると同時に、レーザー出射部を切り落とし型の端面ではなくテーパー化することで、発振光をコア部に再度結合することが可能となる。本研究では、ファイバーの曲率によりレーザーの波長が変化することを利用して、多元曲げセンサーの観点から開発をおこなった。光ファイバーを曲げたときに内側と外側では波長の変化が異なるため、曲率や曲げた方向も判別可能となる。
著者
内布 直毅 友永 千晴 横田 光広 太田 喜元 藤井 輝也
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成24年度電気関係学会九州支部連合大会(第65回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.427, 2012-09-14 (Released:2014-12-17)

セルラー移動通信において静止環境や歩行程度の低速移動環境下での通信が急増している。このような環境下では自ら走行する場合とは異なり、周囲の環境変化によって伝搬変動を受ける。屋内環境下で端末が静止している場合に周囲の環境変化を与えるパラメータ(人)を直接考慮できる新たな伝搬モデルが提案されている。提案モデルでは、運動体である人を直径の2次元円盤(円柱)とし、端末に到来する電波を完全に遮断し、すべてを吸収する「完全吸収体モデル」を仮定している。 本報告では、人物が存在する場合の電波減衰特性についての実験結果と数値計算との比較と検討を行う。
著者
古幡 篤基
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成25年度電気関係学会九州支部連合大会(第66回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.374, 2013-09-13 (Released:2016-01-17)

今日では、デジタルサイネージがリアルタイムに地域に適した情報配信が可能で高い広告効果を持つことから注目されている。その仕組みとしてはネットワークにより監視サーバと常時接続されており、各端末へのコンテンツ更新管理を行うというものである。ここで、移動体内にデジタルサイネージを持ちこむことを考える。その場合、監視サーバとサイネージ装置のネットワーク接続が常に確立された状態ではない。そのため、コンテンツ配信が正しく行われない恐れがある。そこで本研究では、この問題の解決のために、安全なコンテンツ配信プロトコルの提案を行っている。現段階ではコンテンツ配信のためのプロトコルの考案、試作が終わった状況である。
著者
川述 文比古 高野 茂 岡田 義広
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.40-40, 2008

本論文では画像の複雑さを表すフラクタル次元に基づく類似画像検索システムを提案し、フラクタル次元の画像検索への有用性を調査する。このシステムは、画像の領域分割を行い、各領域ごとにフラクタル次元を測定する。その領域の色分布とフラクタル次元に基づく画像間の類似度を提案する。 画像を領域分割する段階において混合フラクタルの基準を用いることにより、各領域の適切な特徴を抽出することが可能である。実験では、ユーザがインタラクティブに質問可能な類似画像検索システムを構築し、提案手法の有用性を検証する。
著者
橘 弘智 久保田 真一郎 山場 久昭 高塚 佳代子 岡崎 直宣
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成26年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第67回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.566, 2014-09-11 (Released:2016-02-10)

多くの大学で,ICカード化された学生証(以下,IC学生証)を利用した出席管理システムが採用されている.本学でもIC学生証の導入を機にこの種のシステムが開発されたが,高価な専用ICリーダーが必要であり,それ程使われていないのが現状である.そこで,入手が容易なAndroid端末をICリーダーとして使用できる出席管理アプリを開発した.本アプリはNFC機能を搭載したAndroid端末で動作するため,リーダー用デバイスが別途必要なく,携帯性にも優れる.実際の講義で本アプリが使用され,教員により運用面に関するレビューが行われたので,今回はそれをもとに改善した点を中心に報告する.