著者
高畠 聖 牟田 修
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, pp.270, 2012

OFDMシステムでは送信信号のピーク対平均電力比(PAPR)が高いため、<br>電力増幅器における非線形歪みおよび電力効率の低下が問題となる。<br>この問題に対処するには、増幅器の非線形歪み補償技術とPAPR抑圧技術を<br>併用することが重要となる。本論文では、電力増幅器の非線形歪み影響下の<br>OFDMシステムにおいて、位相制御によるPAPR抑圧と適応プレディストータ<br>を併用する非線形歪み軽減技術について検討する。<br>位相制御によるPAPR抑圧として部分系列伝送(PTS)方式を採用し、<br>電力効率の改善に適した位相制御規範について評価検討する。
著者
Thi Thi Zin 小林 郁雄 椎屋 和久 Pyke Tin 堀井 洋一郎 濱 裕光
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2020年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第73回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.254-255, 2020-09-18 (Released:2021-01-20)

高齢化、大規模化する現代の畜産で、24時間365日にわたり家畜の健康管理を適切に行い、異常や変化に留意し続けながら経営を継続することは容易ではない。本研究開発では、家畜生産性の改善と地域活性化の実現を目的とする牛のモニタリングシステム構築に必要な要素技術の開発を行った。ここでは、牛の栄養状態の指標となるBody Condition Score (BCS)を自動評価できる画像解析システムおよび定期的に牛のBCS評価のため経時変化モニタリングシステムの開発について発表する。
著者
山縣 亮太 山田 洋明 花本 剛士 矢田 智春 稗田 祥正 藤原 宗
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.140, 2014

植物工場における植物育成用光源としてLED照明が使用されつつある。しかし、植物工場の従来のLED駆動電源システムでは、LEDの温度変化による順方向電圧の変化を考慮した制御が行われていない。そのため、LEDの温度上昇に伴い、LEDを駆動するシステムでの損失が増大することが課題であった。この課題を解決するために、本論文では、LED高速点滅機能を搭載した温度フィードバックタイプの新たな電源システムを提案する。提案システムでは、植物育成に適した高速点滅機能を有しており、消費電力も従来のシステムに比べ大幅に削減できる。実験により提案システムの有用性を確認したので報告する。
著者
松田 宗二 辻 峰男 蛭子 譲治 浜崎 真一
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成20年度電気関係学会九州支部連合大会(第61回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.283, 2008 (Released:2010-04-01)

誘導電動機のベクトル制御において電流制御はトルク制御に直接影響するため非常に重要であり,その高性能化が求められている。しかし,電流PI制御を行う際,d,q軸が相互干渉し,制御性能が劣化する問題点がある。そこで本研究では,電流PI制御の高性能化を目的として,等価的にd,q軸の干渉を相殺し,各成分を独立に制御する電流の非干渉制御について,速度センサ有り,速度センサレスの各ベクトル制御による有効性の比較・検証を行った。さらに,Jinhwan Jung氏,Kwanghee Nam氏により提案されている直接PI制御とクロスカップリングPI制御を組み合わせた非干渉制御の有効性について検証を行った。
著者
都 安奈 金田 純也 松田 鶴夫
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2020年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第73回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.373, 2020-09-18 (Released:2021-01-20)

高齢者や患者へのリハ支援としての太鼓を使った音楽療法では、バチを振る動作(移動量)により身体機能の賦活を行い、音楽によって脳が活性化し表情として現れることが確認されている。しかし、機能回復の評価は理学療法士と作業療法士の主観により決定されており、可視化を可能としたシステムが不足している。本研究では上記問題を解決するために、音楽療法を行なっている被験者の表情解析と、バチの移動量を工学的に評価可能なシステムの構築を行なっている。本報告では、3軸加速度センサを用いたバチの移動量獲得に関わる検討ならびに可視化、ファイル保存を可能とする機能を追加し実際のデータ解析を行ったので紹介する。
著者
王 超陽 賈 墨林 陳 奎廷 馬場 孝明
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成24年度電気関係学会九州支部連合大会(第65回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.349, 2012-09-14 (Released:2014-12-17)

近年、最適問題を高速に解く方法の一つに、遺伝的アルゴリズムは提案されてから、多くの応用分野において幅広く使われている。しかし、この手法は収束速度が遅いという問題がある。これを解決するため、本研究ではパラメータを自動調整する手法を用いた改良遺伝的アルゴリズムを提案する。この改良遺伝的アルゴリズムは、交叉率と突然変異率のパラメータを自動調整させることにより、収束速度を上げるという新しい手法である。さらに、例として一般的な遺伝的アルゴリズムとこの改良遺伝的アルゴリズムで実現したそれぞれのFIRフィルタを比較し、提案手法による結果がより良いことを示す。
著者
木下 雄斗 中藤 良久 平川 凛 中司 賢一 河野 英昭
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, pp.257, 2019

<p>走行中の電車内では走行音や人の話し声など様々な雑音が存在するため、アナウンス音声がマスキングされることで聞きとりづらくなるという問題がある。本研究では、周囲の話し声を雑音とみなし、電車内アナウンス音声を分離することで聞き取りを改善することを目的として、スピーカから出力されたアナウンス音声と生の音声の間の音響的特徴量の差を解析した。その結果、スペクトル重心・スペクトルロールオフといった音響的特徴量が、スピーカから出力された音声は減少することがわかった。</p>
著者
仲 雄星 山形 幸彦
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2019年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第72回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.33, 2019-09-19 (Released:2020-01-20)

近年、農産物の海外輸出が拡大するのに伴い、船舶輸送における長期の鮮度維持方法の探索が精力的に進められている。その一手法としてコンテナ内に設置した電極に高電圧を印加するシステムが有り、その海外輸送試験では通常のコンテナに比べて、より長期の鮮度維持が可能であることが示されている。本研究では、様々な電極形状を有した電場貯蔵コンテナ内の電場シミュレーションを行った。解析に用いたコンテナはの直方体で,電極に+5.0 kVを印加した際の電場分布,電位分布を求めた.コンテナ隅部での電場強度は数V/cmと低く,コンテナ内の電場分布の均一化が重要であるが示された.
著者
橋本 慎史 市田 大樹 徐 鉉雄 内田 儀一郎 板垣 奈穂 古閑 一憲 白谷 正治
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.23, 2014

Siは太陽光発電市場の90%以上を占めている代表的な太陽電池材料である.1、2世代型太陽電池研究を主導したSi太陽電池はSi量子ドットをもとにして、次世代型太陽電池への可能性を示している。Siの量子特性は以前研究から証明されたにもかかわらず、多重励起子生成の実現と太陽電池への応用は相変わらず非常に難しい課題である.本研究では,Si量子ドットとポリマーを用いて有・無機ハイブリッド太陽電池を研究した.ポリマーの割合調節を通じてエネルギーバンドをコントロールして、Si量子ドットのバンドギャップに合わせたバンド構造から電荷の抽出が改善された高効率有・無機ハイブリッド太陽電池を作製した。
著者
齊藤 燎 相川 勝 井上 健太郎 山森 一人
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 2019年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第72回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.368, 2019-09-19 (Released:2020-01-20)

近年、ネットワーク機器に対する攻撃は増加傾向にあり、攻撃を検知する手法としてNIDSが注目されている。NIDSに関して機械学習と組み合わせた研究が行われており、京都大学に設置されたハニーポッドへの通信をもとに作られたデータセットKyoto 2016 Datasetが多田らによって発表されている。機械学習において、学習に用いるデータに偏りがあると、識別精度も偏る傾向があり汎化性能が低下してしまう。汎化性能を上げるためには、学習用のデータは偏りなく、冗長性が無いデータが望ましい。本稿ではKyoto 2016 Datasetにおける冗長性と同一特徴量異ラベルデータについて報告する。
著者
田中 祐輔 矢田部 塁 中村 真悟 小野寺 武 都甲 潔
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, pp.89, 2012

我々は,従来の問題点を解消した迅速かつ高感度な新しい爆発物検知方法として,抗原抗体反応を利用し高選択性を持たせた表面プラズモン共鳴(SPR)センサを提案している.本研究の目的は,プラスチック爆弾の主成分として使われるRDX(Research Department Explosive : 1,3,5-trinitroperhydro-1,3,5-triazine)の高感度検出の方法の確立である.センサ表面に自己組織化単分子膜(SAM)を形成させ,デキストランアミンを介して,RDXの類似物質を固定化し,間接競合法を用いて測定を行った.その結果,RDXに対して100pptの検出限界を実現した.
著者
吉冨 聖也 石原 伸晃 宮内 肇
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, pp.94, 2013

近年、公共事業に競争原理を導入する動きが見られ、電気事業においても自由化が進行している。電力は需要と供給が常に釣りあっていなければならないが、電力自由化の促進により電力系統の運用が複雑化することが考えられる。そこで、本研究では電力貯蔵装置を有する電力貯蔵会社というものを想定している。電力貯蔵会社は、電力貯蔵装置にエネルギーを貯蔵し電力市場の価格差を利用することで収益を上げる他に、周波数調整や無効電力供給などのアンシラリーサービスを提供することでも収益を上げることができると仮定している。本報告では、それらの収益の中でも無効電力供給の価値と収益性について評価している。
著者
松尾 新太郎 常田 明夫
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.637-638, 2010

非同期CDMA通信やスペクトル拡散符号を用いた測位においては,非周期相関関数が重要である.電波を用いたCDMA通信において,2値のスペクトル拡散符号は,通常1と-1のバイポーラ符号として用いられるが,光通信などで用いられるオンオフキーング方式では,1と0のユニポーラ符号として利用する必要がある.ユニポーラ符号でCDMA通信を実現するために,バイポーラ符号の直交性を活かした光CDMA通信方式も提案されている.本稿では,非線形フィードバックシフトレジスタ(NSFR)から生成された直交符号のユニポーラ符号としての非周期相関特性を調べ,評価を行う.
著者
柿木 稔男 山口 仁
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.331, 2009

小型軽量で永久磁石を組み込んだ省エネルギー型の常電導磁気浮上装置の開発をおこなっている。電磁石の鉄心を分割した分割鉄心のヨークに永久磁石を組み込んだ複合構造を採用しているので、案内力が大きく急カーブ走行時に大変有利である。さらに永久磁石により大部分の吸引力が賄えるので、省エネルギーで浮上安定状態を保持することが可能である。本論分では応用範囲を広げるため、従来の直流電源を二次電池に代替することでコードレス化し、その際の安定浮上時における荷重変化時の浮上特性及び案内力特性等の実験結果について報告する。
著者
柿木 稔男 山口 仁
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.190, 2008

小半径軌道を走行可能な小型軽量で省エネルギー型の常電導磁気浮上装置の開発をすすめている。電磁石の鉄心を分割した分割鉄心のヨークに永久磁石を組み込んだ複合構造を採用しているので、案内力が大きく急カーブ走行時に大変有利である。さらに永久磁石により大部分の吸引力が賄えるので、省エネルギーで浮上安定状態を保持することが可能である。起動時や軌道不正等の変動時に対する吸引力及び案内力は直流電源より供給するが、安定浮上した後はほぼ永久磁石による吸引力のみを使用するので、使用電力を小さくできる。本論分では安定浮上時において荷重を変化させた際の浮上特性及び案内力特性についての実験結果について報告する。
著者
浦川 雄一 勝瀬 郁代 川島 達也
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成20年度電気関係学会九州支部連合大会(第61回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.154, 2008 (Released:2010-04-01)

私たちは少なからずカラオケを利用する機会があるが、中には上手にピッチを取れない人がいる。音痴の人でも正しいピッチで歌っているように聞こえるソフトウェアを作成する。MIDIを用いたカラオケシステムでは、音として出力するか否かにかかわらず、ボーカルパートの情報を記録しておくことができる。この情報から正しい音程を得る。MIDIを再生し、伴奏に合わせて歌唱してもらった音声の高さを実時間で正しいピッチに変換し出力する。ピッチ変換にはLPC分析合成を用いているが、合成時には、残差信号の代わりにオールパスフィルタによって駆動音源を作成している。この駆動音源のピッチをボーカルパートの音程で決定する。