著者
神谷 孝男 首藤 太郎
出版者
日本キャリア教育学会
雑誌
進路指導研究 : 日本進路指導学会研究紀要 : bulletin of the Japanese Society for Study of Career Guidance (ISSN:13433768)
巻号頁・発行日
no.1, pp.22-29, 1980-03-15

男子の勤労青少年224名を対象に、彼らが職場や職業生活にどのような希望や要求(欲求)を強くもっているか、現実に、そうした要求(欲求)はどの程度充足されているか、さらに、人生に何を求め、何に生きがいを感じているか、何のために働き、余暇はどのように活用しているかなどについて検討した。その結果、次のようなことが明らかになった。(1)「よい給与を得たい」と強く望んでいる者は79.0%にも達し、このほか、「よい労働条件の中で仕事をしたい」、「同僚とうまくやっていきたい」、「職場での生活は楽しくおくりたい」、「なんでもうちあけられる仲間がほしい」、「快適な作業環境で仕事をしたい」、「仕事は自信をもってやりたい」、「勤めには、遅れたり休んだりせず、まじめにやりたい」といった要求を強くもっている者は50%を超えている。(2)現実の職場や職業生活では、「勤めには、遅れたり休んだりせず、まじめにやっている」と肯定する者は77.6%に達し、このほか、「同僚とうまくやっている」、「上司を信頼している」、「なんでもうちあけられる仲間がいる」、「上司には懇切ていねいに指導してもらっている」と肯定する者は50%を超えている。しかしながら、「よい給与を得ている」と肯定する者は16.0%にすぎず、83.5%の者がこれを否定している。否定率の高い事項は、このほか、「現在の地位に満足している」、「職場における自分の将来に希望をもっている」、「仕事に能力や個性を発揮している」、「上司に好感をもたれている」、「同僚からたよりにされている」、「仕事に興味をもっている」、「職場の期待や要請に応えている」などである。そして、現在の職場や職業生活は「予想していたより悪い」と評する者が50.9%となっている。(3)人生に「よい友人・知人をもつこと」を求めている者が23.2%で最も多いが、人生に何を求めてよいか「わからない」という者も15.2%見られる。「目標をもち、それに向かって毎日努力している」という者は7.1%で、「何を求めてよいかハッキリしないが、毎日努力はしている」という者が37.5%で最も多い。なお、生きがいの対象については、何に一番感じているのか「わからない」という者が29.0%で最も多い。(4)「生計を維持していくため」に働いているという者が38.4%で最も多く、余暇は「趣味に打ち込んだり」、「仲間同士の交流を図ったり」、「ストレスの解消を図ったりすることに活用されることが多い。また、職場や職業生活に対してもつ要求の充足度が高い勤労青少年(要求「高充足群」)と要求の充足度が低い勤労青少年(要求「低充足群」)とを比較した結果、次のようなことが明らかになった。(1)「目標をもち、それに向かって毎日努力している」という者は要求「高充足群」の方に、「なんとなく、毎日を送っている」という者は要求「低充足群」の方に多い。人生に「よい友人・知人をもつこと」を求めている者は要求「高充足群」の方に、人生に何を求めてよいか「わからない」という者は要求「低充足群」の方に多い。なお、生きがいを何に一番感じているのか「わからない」という者は、要求「低充足群」では42.9%にも達し、要求「高充足群」(16.1%)よりも多い。(2)学校時代、職業や職場に関する知識・情報を「与えてくれた」、卒業後、追指導を受けたことが「ある」という者は、要求「低充足群」より、要求「高充足群」の方に多く、かつ、仕事に対する考え方や心構えなどの指導を「受けた」と評する者は、要求「高充足群」の方に多い傾向がみられる。なお、全体的には、学校時代、職業や職場に関する知識・情報を「与えてくれた」という勤労青少年は29.9%、仕事に対する考え方や心構えなどの指導を「受けた」と評する者は33.9%、卒業後、追指導を受けたことが「ある」という者は23.2%にすぎず、今後、こうした指導の改善充実を図ることが期待される。
著者
石原 慶子
出版者
青少年問題研究会
雑誌
青少年問題 (ISSN:09124632)
巻号頁・発行日
vol.40, no.11, pp.p26-32, 1993-11
著者
大国 真彦
出版者
青少年問題研究会
雑誌
青少年問題 (ISSN:09124632)
巻号頁・発行日
vol.44, no.9, pp.10-15, 1997-09
著者
山田冨美雄
雑誌
青少年問題研究
巻号頁・発行日
vol.48, pp.1-16, 1999
被引用文献数
1
著者
滝 充
出版者
青少年問題研究会
雑誌
青少年問題 (ISSN:09124632)
巻号頁・発行日
vol.46, no.10, pp.10-15, 1999-10
著者
宗像 恒次
出版者
一般社団法人日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.37-46, 2002-01-01
被引用文献数
1

長期に引きこもる青少年の家族関係には, 親を必要とすることで認められようと依存する本人と, 本人に必要とされていることで認められようと共依存する両親の相互補足的構造がある.親子ともども, 無条件に愛されなかった申告なトラウマが世代間伝達されており, 愛情飢餓感が強く顕在あるいは潜在化したストレス行動特性の強さで測定できる.SATイメージ療法は再誕生, 再養育イメージの変換法によって, 両親が本人に無条件の愛情を示せるパーソナリティに変容できるよう支援しつつ, 本人にも同じ支援をとるものである.SATイメージ療法の効果は, 大脳皮質の酸素濃度, 行動特性, IgA, 副腎皮質ホルモンなどの変化, 行動変容の記録を用いて評価することができる.
著者
雷 秀雅 堂野 佐俊
出版者
山口大学
雑誌
研究論叢. 芸術・体育・教育・心理 (ISSN:02860597)
巻号頁・発行日
vol.52, no.3, pp.9-25, 2003-01-31

現代社会は、一億総ストレスとも呼ばれるように、我々の身の回りには多様な心理的なストレスが満ち溢れている。こうしたストレスは大人社会のみならず、学校や家庭をはじめとする子どもの世界にも同様の大きな影響を及ぼしてきている。特に、自我の確立に向けて発達し苦悩する思春期の子ども達にとっては、それが持つ意味は多大である。今日、社会的課題ともいわれる思春期の青少年の行動や生活態度に関する指摘の背景には、彼らをめぐる心理的なストレスの影響があることも考慮されるべき重要な視点である。本研究は、思春期の心理的ストレスの実態とその要因について明らかにすることを目的とした。ストレスの状況に関しては、頻度と強度、及び対処行動の三つの側面から測定した。対象として、中国及び日本における思春期の子ども517名を用い、日常生活でのストレスについて質問紙により調査を行った。こうした分析に基づき、これら思春期のストレスに影響を及ぼす要因についての検討も試みた。
著者
長板 光男 野村 正彦
出版者
千葉大学
雑誌
千葉大学教育学部研究紀要 (ISSN:13482084)
巻号頁・発行日
vol.54, pp.25-30, 2006-02-28
被引用文献数
1

現代社会で青少年の置かれた状況は,物質的に豊かになった反面,ストレスと戦いながら生きていくことが求められる。また一方では,夜型社会の到来で生活が不規則になりがちである。本研究において,大学生を被験者として睡眠と疲労感に関する実態調査を行なったところ,朝の疲労感や意欲のなさを訴える姿が浮かび上がってきた。筆者らはこの実態をふまえ,内分泌ホルモンである唾液中コルチゾール,メラトニンの生理的指標からELISA法でサーカディアンリズム障害の分析方法の確立をめざした。サンプル数は少なかったが,本研究で開発したプロトコールで十分分析できることが確認された。さらに生理的指標のみならず心理的指標との組み合わせでリズム障害を判別する方法を提起した。いずれにしても身体のリズム性に留意し,朝の疲労感のない生活がストレスへの対処上も重要であると思われる。
著者
石宮 克教 Ying Zhinong 高田 潤一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.622, pp.61-64, 2006-02-22

5バンド(GSM850/900/1800/1900/UMTS)に対応し、かつコンパクトな折り返しダイポールを提案する。折り返しダイポールの寸法パラメータを変えることにより、周波数を調整し5バンドに対応した。現在市場に出ている4バンド(GSM900/1800/1900/UMTS)アンテナよりも高さを低く抑えることが出来た。本稿ではアンテナ構造を述べた後、特性についてシミュレーション結果と実測結果の比較を示す。