2 0 0 0 OA 駿国雑志

著者
阿部正信 編
出版者
吉見書店
巻号頁・発行日
vol.8冊, 1912
著者
川田 剛
出版者
税務研究会
雑誌
International taxation (ISSN:02890054)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.127-129, 2015-01
著者
小野 泰介 曽根 龍太 井田 剛史 平野 廣和 佐藤 尚次
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集A1(構造・地震工学) (ISSN:21854653)
巻号頁・発行日
vol.70, no.4, pp.I_169-I_174, 2014 (Released:2014-07-15)
参考文献数
15

東北地方太平洋沖地震において,上水道配水施設での矩形貯水槽の破損被害が多数報告され,多くの場合,壁面が破壊されている.このような貯水槽の被害は,やや長周期地震動により励起されたスロッシング現象(液面揺動の励起)が原因の一つとされている.そこで本論文では,実機貯水槽を大型振動台で加振実験を行い,壁面に作用する力を圧力計を用いて計測すると共に,加振方向の変化,加振時間の変化と加振振幅の変化によりスロッシング挙動が貯水槽壁面に与える影響を検討した.この結果から,加振方向角45°の場合に動液圧の作用力で貯水槽の隅角部ならびに天井付近が構造的に弱点となる可能性が高いことを把握した.
著者
鈴木 貞美
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日本研究 (ISSN:09150900)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.187-214, 2010-09

日本の一九二〇年代、三〇年代における(狭義の)モダニズム文藝のヴィジュアリティー(視覚性)は、絵画、写真、また演劇等の映像だけではなく、映画の動く映像技法と密接に関係する。江戸川乱歩の探偵小説は、視覚像の喚起力に富むこと、また視覚像のトリックを意識的に用いるなど視覚とのかかわりが強いことでも知られる。それゆえ、ここでは、江戸川乱歩の小説作品群のヴィジュアリティー、特に映画の表現技法との関係を考察するが、乱歩が探偵小説を書きはじめる時期に強く影響をうけた谷崎潤一郎の小説群には、映画的表現技法の導入が明確であり、それと比較することで、江戸川乱歩におけるヴィジュアリティーの特質を明らかにしたい。それによって、日本の文藝における「モダニズム」概念と「ヴィジュアリティー」概念、そして、その関係の再検討を試みたい。
著者
田渕 哲也 佐野 真澄 岡田 正
出版者
津山工業高等専門学校
雑誌
津山工業高等専門学校紀要 (ISSN:02877066)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.55-60, 2006
被引用文献数
1

In a rapid spread of using the Internet, we developed a system of assistance for Website construction by using open source software. The open source software can use without charge and also its stability and security are no less than commercial software. In this paper, we describe the mechanism of this system and consider advantages of using open source software.
著者
犬塚 康博 イヌズカ ヤスヒロ INUDZUKA Yasuhiro
出版者
千葉大学大学院人文社会科学研究科
雑誌
千葉大学人文社会科学研究 (ISSN:18834744)
巻号頁・発行日
no.28, pp.228-236, 2014-03-30

『志段味古墳群』(2011年)は、名古屋市教育委員会が計画する「歴史の里」のために実施された発掘調査等の報告書である。同書には、リテラシーの過失が複数認められた。ヘーゲルを参照するとき、同書の意味は「経験と歴史の断絶」にあることが仮説され、文化財保護の断絶、諸学との断絶に概括できるいくつかの徴証がこれを支持した。区画整理によって、地域の生活世界の経験と歴史が物質的、精神的に断絶されてゆくなか、古墳群を再編するのが「歴史の里」である。『志段味古墳群』の断絶性がこれを拘束し、さらに神話的世界の「尾張氏」が援用されてこの断絶を糊塗する。ここに、歴史のサブカルチャー化が予感されるとともに、天皇制を内面化した敗戦前の歴史の再演もが想起された。『志段味古墳群』のいわゆる「非科学的な考古学」は、現在の安倍政権等による、対中国を頂点とした戦争機運醸成ならびに戦争体制整備としての中央集権強化と同期するのである。
著者
冨岡 華代 北野 文理 北田 善三
出版者
日本食品化学学会
雑誌
日本食品化学学会誌 (ISSN:13412094)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.88-93, 2015

Cyanogenic glycoside, amygdalin (AM) and its degradation products, benzoic acid (BA) and benzaldehyde (BAL) in rose family plants were measured utilizing high performance liquid chromatography (HPLC). Liqueur was cleaned in an InertSep NH<sub>2</sub> cartridge, and other samples were cleaned in an InertSep C18 cartridge and an InertSep NH<sub>2</sub> cartridge. The three components were not detected in any sarcocarp. AM was detected in seeds of loquat, apricot and cherry in the range of 1.35〜28.80 mg/g, and BAL was detected at 0.48 mg/g in seeds of apricot. AM and BA were detected at 0.83 mg/g and 0.10 mg/g in tea processed from loquat seed.
著者
森田 深雪
出版者
日本赤十字広島看護大学
雑誌
日本赤十字広島看護大学紀要 (ISSN:13465945)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.11-18, 2012

本研究の目的は,在日韓国・朝鮮人(以下,在日)認知症高齢者の家族介護者がかかえるストレスの背景を明らかにすることである。在日認知症高齢者の家族介護者6人に半構成的面接を実施し,得られたデータについて記述的探索的に分析を行なった。その結果,在日認知症高齢者の家族介護者がかかえるストレスは【出口の見えない嫁・姑の家族関係】の中で【家父長的支配と忍従】を強いられながら,【在日の閉鎖的生活環境】での介護であること,そして【異文化ケアへの配慮のなさ】や【在日ゆえの介護保険サービスの利用しにくさ】が【朝鮮民族女性としてのプライドと,「在日」として生きる現実との葛藤】に関連してストレスを増大させていた。また,【介護に対する否定的認知】や【仕事と介護の両立】も介護ストレスの背景となっていた。
著者
小野玄妙 編
出版者
大東出版社
巻号頁・発行日
vol.第3巻, 1937
著者
冨岡 華代 高津 万結香 巽 美智 長谷川 絢 北田 善三
出版者
日本食品化学学会
雑誌
日本食品化学学会誌 (ISSN:13412094)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.15-20, 2014

A method has been developed for determining amygdalin (AM) and its degradation products, benzyl alcohol (BeOH), benzaldehyde (BAL) and benzoic acid (BA) in Chinese quince fruit utilizing high performance liquid chromatography (HPLC). A sample was extracted with 0.05 mol/L citric acid solution (pH2.2) and cleaned in an InertSep C18 cartridge and an InertSep NH<sub>2</sub> cartridge. The HPLC separation was performed on an Inertsil ODS-4 column using acetonitrile-0.01 mol/L phosphate buffer (pH2.0) (15:85) in the mobile phase. A UV monitor was used for detection. The effects during growth period on the amount of 4 components of sarcocarp and seed of Chinese quince was examined. AM content in seed increased proportionally each month. This increase was especially significant in seed retrieved in November. AM was detected in commercially available Chinese quince in the range of 0.03-0.06 mg/g sarcocarp, 0.21-1.75 mg/g seed. BA was not detected in any samples.
著者
松田 素二
出版者
日本文化人類学会
雑誌
文化人類学 (ISSN:13490648)
巻号頁・発行日
vol.69, no.2, pp.247-270, 2004-09-30

20世紀の最後の10年間、自由は、現代世界における究極的価値としての地位を独占するようになった。「個人の自由」は、個々の社会的行為を支配する最終審級となったし、政治や経済の自由化は、武力介入さえ正当化できる「正義」となった。こうした状況の出現に対して、それを自由のアナキズムと批判して、何らかの歯止めをかけようとする動きが出てくるのもうなずける。無制限な自由の膨張に対する、もっとも強力な歯止めは、共同体からの規制であった。諸個人を共同体の文脈に位置づけ直して、自由の行き過ぎを規制し、社会の秩序を回復するという志向は、自由主義に対する共同体主義として定立されてきた。この二つの志向のあいだの論争は、1980年代以降、コミュニタリアン・リバタリアン論争として知られているが、本論の目的は、こうした論争における共同体の議論の不十分点を、人類学的思考で補うことにより、個人の自由と共同体という問題構制にに、新たな視角から光をあてることにある。これまでの共同体に関わる議論には三つの不十分点があった。第一には、生活論的視点がまったく欠如していた点であり、第二には、共同体を固定的な実体として自然化するか、もしくは、それと正反対にたんなる構築物として言説世界に還元してしまう平板な認識図式にとらわれていた点である。第三には、こうした個と共同体のアポリアを解決するため考案された創発的連帯モデルの限界に無理解だった点もあげられる。そこで本論においては、共同体の内外で生成される生活組織の多層で変異する態様を明らかにする。それを通して、共同体の外延(境界)をそのままにして、生活の必要に応じてうちから融通無碍に変質していく過程を、ナイロビにおける社会秩序の生成を題材にして分析することを試みる。
著者
吉田 修平
出版者
Japan Association for Real Estate Sciences
雑誌
日本不動産学会誌 (ISSN:21859531)
巻号頁・発行日
vol.16, no.4, pp.112-118, 2003

This paper addresses a proposition on revision of the Fixed-term Building Lease Law and some comments on the papers by Prof. Tamada, Prof. Fujii and Mr. Ozawa carried on the Japanese Journal of Real Estate Sciences No16. Especially, it criticizes the interpretation method on the articles of "Notice of Termination" and the proposition of "Introducing the Rule Preventing from Vacating in Misery" in Prof. Fujii's paper. It also examines that "Reservation System on the Future Contract of Continuous Tenancy" does not cause favorable effects for promoting use of Fixed-term Tenancy